山日記219番(次郎笈1930m剣山1955m)
2008年12月7日(日)快晴 次郎笈−3度剣山−2度 頂上ヒュッテ−5度高松8.1/−1.4徳島8.7/0.6
家(5:39)→清水峠→穴吹マイナス3度→貞光ゆうゆう館→R438→一宇マイナス4.4度→見ノ越(8:30)97.1km
見ノ越(14:34)→一宇0.8度→R192(16:15)40.3km→穴吹6度→清水峠2度→家(17:35)95.7km
コースタイム
見ノ越(8:51)マイナス8度→西島(9:50)マイナス4度→(10:10)東屋(10:14)マイナス7度→次郎笈峠(10:46)→(11:28)次郎笈頂上(12:02)マイナス3度→(12:57)剣山頂上(13:29)マイナス2度→頂上ヒュッテマイナス5度→見ノ越(14:20)
次郎笈まで2時間37分
剣山まで4時間6分
周回5時間29分
累積上昇高度849m
累積下降高度809m 気圧感応性高度計による
単独
1. 出発
今日の天気予報は快晴で寒いとのことで第一候補は三嶺、第二は天狗塚、第三は次郎笈。目覚ましで5時10分に起き、薄いパッチ冬用のズボン、長袖シャツとトックリシャツ、ダウンジャケット、靴下二枚を着用、オーバージャケットと合羽の下、手袋3組を持った。パンを焼きジャムを付け牛乳一箱、茶780ml湯500ml、うどんカップ一個脇町で買ったムスビ弁当の小さいの、羊羹soyjoy4本、バナナ二本、ゼリーパック一個、乾燥プラム一袋も持った。ストックは二本。
快晴の星空の中を出発した。だんだん東の空が赤くなり空が白んでき、脇町に来ると高越山に雪が積んでいるのが見え、これでは小島峠越えは無理だなと思った。穴吹はマイナス3度、貞光ゆうゆう館でいつものように休憩しR438に入った。菅生への県道261号分岐ではためらいもなく直進し見ノ越を目指した。先日の雪で周辺の山は白くなって、一宇の温度計はマイナス4.4度を表示し、道も雪が凍りつき四駆が滑り出しつづろ堂の少し上のチェーン装着場でチェーンをつけた。今期初で約5分で両輪に装着。ここから約12km、轍が付いているので何の困難もなく見ノ越に着いた。
気温はマイナス8度、我が車を入れて4台、僕を追い越した一台の三人が準備中であった。水洗トイレは閉鎖されその横に簡易トイレが二つ設置されていたが、中から鍵がかからなかった。
2.次郎笈まで
アイゼンとオーバージャケットはリュックに入れストック二本で、先行する三人組みに続いて8時51分に出発した。剣神社の少し上で三人組みが写真を撮っている間に追い越し、リフト下のトンネル向こうで夫婦が休憩していたのでお先に失礼した。10本爪のアイゼン跡が西島駅まで続きさらに刀掛コースに向かっていた。三嶺から祖谷山系まで全て見えた。日が当たり温くここで気温はマイナス4度であった。2週間前と同じくトラバースをとり次郎笈峠を目指した。動物の足跡が登山道を示してそれを追いながら歩いていると、突然その足跡が崖を下っているので気をつけないと転落しそうになる。
東屋が10時10分、ここでテーブルの雪を払いリュックを置き、朝食後4時間たったのでムスビの間食をした。茶もムスビも半分凍りパサパサで何の味もしなかった。日の当たらない寒い霧氷の中を歩いていると、突然尾根のすぐ上に太陽が顔を出し霧氷がキラキラ光りだした。絶好の被写体だと思って撮ったが写真では何やら分からなかった。
次郎笈峠にある標識と向こうで光っている太平洋が見え出した。ここまで1時間55分。尾根道に出ると日が当たり温くなった。2週間前とは大違いで全てが見えた。踏み跡はなく時に動物の足跡があるのみ。三嶺へのトラバース分岐を過ぎ霧氷の中を急登し前衛部に出た。
次郎笈まで2時間37分。気温マイナス3度北からの微風、頂上の雪はほとんど融けていた。ここを中心に周囲360度に雲が遠方を取り囲んでいる。土佐湾とさらに西の足摺岬が見えた。笹ヶ峰、寒風山はきっとたくさんの人でにぎわっていることだろう。三嶺は真っ白でどのくらいの人が登っているだろう。誰もいなかったのでカップウドンを食べ記念写真を撮り時間をすごした。
3.下山
12時2分下山にかかった。急な下りもストック二本で難なくクリアし、尾根道経由で西島へのトラバース分岐に来た。剣山へは、ハイシーズンには人が数珠なりのところを直に日を受け汗をかきながらの登りであった。12時57分剣山頂上着、日が当たり気温マイナス2度、遠方に人が2−3人見える。360度見渡せる。北には大山が見えているはずだが同定はできない。高松市街、徳島市の眉山らしい山も見えた。頂上ヒュッテに何かの新しいアンテナが立っていた。
13時29分ここを去った。刀掛の松コースをとり雪で滑りながら下りると速い。西島駅経由見ノ越まで51分。丁度朝僕が追い越した3人組みが帰り支度をしているところで、次郎笈へ行ったんですかと聞かれたので、あー行きました、と返事した。見ノ越ではマイナス1度で天気予報の通り今日は気温が上がってきた。周回は5時間29分で完結した。久しぶりの山歩きでその上雪があって疲れた。
4.帰途
帰りのR438の南面では道から湯気が立ち雪はほとんど融けていたが、夫婦池から下の北面ではまだまだ雪は凍りついていた。
つづろ堂の少し上でチェーンを外し、気温6度の穴吹、気温2度の清水峠を経由して順調に帰宅した。今日は快晴で視界は完璧でよかった。
摂ったものはカップウドン一個と湯300ml、ムスビ一個、バナナ一本、茶350mlで、夕食後体重は55.9kg、日に当たった顔が引きつる。