山日記220番(天狗塚1812m)
2008年12月20日(土)曇りガス強風 2度 高松14.5/2.4徳島14.3/2.8

家(5:40)→清水峠(6:21)31.0km→R192(6:41)45.8km→県道261(7:26)75.2km→R438(8:04)94.7km→天狗塚登山口(8:25)104.4km
登山口(13:30) →R438(14:37)29.1km→R192(15:02)47.3km→家(16:27)103.0km

コースタイム
登山口(8:41) →(9:27)1476m峰(9:33)2度 →(10:49)天狗峠(10:58)1度 →(11:21)天狗塚(11:27)2度→天狗峠(11:52)1度→1476m峰(12:46) →登山口(13:17)

登り2時間40分
下り1時間50分
累積上昇高度924m
累積下降高度912m 気圧感応性高度計による
単独

1. 出発
 天気予報では快晴温暖で南から暖かい空気が流れ込んでくるとのこと。今日は南から空気が流れ込んでくるのが予想以上に強大だった。瀬戸内と太平洋側では大きな違い。目的は西熊山であったがすぐ天狗塚に変更された。
 5時10分に目覚ましが鳴り少し遅れて起床。薄いパッチ夏用のズボン、長袖シャツとトックリシャツ、ダウンジャケット、靴下二枚を着用、オーバージャケットと合羽の下、手袋2組を持ち、帽子は耳覆いのついたの。パンを焼きジャムを付け牛乳一箱、茶880ml湯500mlポカリ200ml、うどんカップ一個脇町で買ったイナリ3個の弁当、羊羹soyjoy4本、ゼリーパック二個、チーズケーキ一個を持った。ストックは二本。
 
 快晴の中出発、脇町を走行中、吉野川の河口方面の空が赤く染まり始め穴吹では道はしの温度計は0度。吉野川から霧がもうもうと立ち何も見えない中貞光ゆうゆう館で小休止しR438号経由、途中で右折し県道261号に入った。小島峠では黒いパイプで流れてきた水が桶から溢れて凍っていたが道は安全であった。いやしの温泉郷は誰も居らず寒々としており、ここは素通りして林道を8km走り天狗塚登山口に着いた。車は僕のだけ。

2.天狗塚頂上まで
 運転している時からあくびが出て眠かったが、登り始めるとやはり馬力がでない。1476m峰まで41分でここまではまあまあであった。ここでゼリーパックを一個食べオーバージャケットを着元気が出た。さらにチーズケーキも半分食べ、坂道で上向きに寝転がり休憩した。
 だんだん雪が多くなり、その上凍っているので樹林帯の上のほうではストック二本が有用であっ た。アイゼンは車に置いてきたが、持っていてもきっと着用しなかっただろう。

祖谷山系は晴れているが、南の牛の背、天狗塚の上はガスばかり。ここで西熊山は却下された。 樹林帯を越えると笹原の小木に南向きに霧氷が発達していた。この南風で出来た霧氷で冬の風とは違う。
 天狗峠まで2時間3分強風で気温1度、ここでイナリ寿司三個を食べて体力を回復しガスが切れたとき頂上が見えその途端アドレナリンがどっと分泌され元気が出て天狗頂上へ行くことにした。南風は強く体が揺れる程度でジャケットの帽子を被った。南風で左の鼻の穴が詰まった。寒さで鼻水がでて、熱いうどんでも鼻水が出るような敏感なアレルギー性の鼻です。

3.頂上
 頂上まで2時間35分で随分時間がかかった。気温2度、鞍部より風は弱い。南の低い谷は澄んで見えるが、見えない風が斜面に沿って昇ってくると突然霧が発生して白い塊が発生する。そして北側へ飛んでいく。こんな現象を飽きずに見てから下山した。

4.下山
 下りは滑りそうでどうしても腰が引けてしまうが、転ぶことはなった。しかし尾根道で突風で体が北側によろめき立て直そうにもまた強風が来て自由が利かなくなりいっそ転んだほうが良いと思い、転んでしまった。石鎚山の前社ヶ森の売店のすぐ上の階段を下っていてアイゼンの最後の歯が横木にかかり転んで3-4回転したこと、石堂山で下山中神社近くで石に乗った落ち葉を踏んで前のめりに転んだことを思い出した。転ぶ時はほんとうに見事に転ぶものです。他人が見ていると滑稽に見えるはず。
 
天狗峠から下っていると登って来る夫婦と会った。天狗まで行ったんですか、上は風が強いですか、雲ですかと聞くので強風で何も見えませんよと答えると、夫が妻にもう帰るかと言い、妻はこんなに雪があるとは思わなかったと言った。
 樹林帯に入ってジャケットを脱いだ。高度が下がると寒峰、烏帽子山、落禿、落合峠、サガリハゲ山、矢筈山が対面に見えた。駐車場には徳島ナンバーの車があった。往復4時間36分。

5. 帰途
 来た道を逆に走り、県道261号に入る手前で橋の橋脚の補強工事をしており、コンクリミキサー車がのくまで待機。県道261号、国道438号、国道192号、国道193号経由で清水峠へ行き右折し高松へ帰った。帰り穴吹は気温13度。久しぶりに県道261号を通ったが、小島峠の南側は大きい穴がたくさんあいて道が随分荒れている。香川は快晴であった。
 摂ったものはイナリ寿司三個、ゼリーパック一個、チーズケーキ一個、茶300mlの省エネ山登りで、せっかく持っていった湯は使わなかった。二週間ぶりの雪山歩きで疲れ、帰宅後体重は54.9kg、食後55.8kg。