山日記221番(天狗塚1812m)
2008年12月31日(水)雪強い北風 マイナス5度 高松9.1/2.4徳島9.1/3.5
家(5:31)→清水峠(6:11)31.0km→県道261号(7:18)75.3km→発電所(7:22)77.3km→小島峠85.6km 0度→R439(8:20)94.8km→天狗塚登山口(8:47)104.6km
天狗塚登山口(14:46)→京上0度→大歩危橋(15:59)36.4km→吉野川橋(16:33)62.3km3度→琴平(17:00)86.9km→猪鼻峠2度→家(17:58)124.5km
コースタイム
登山口(9:10)→1476m峰(10:07)マイナス1度→(10:50)急坂の下(10:55)マイナス5度→天狗峠(11:37)→(12:10)頂上(12:25)マイナス5度→天狗峠(12:55)→アイゼン脱急坂の下(13:27)→1476m峰(13:54)→登山口着(14:33)
登り3時間00分
下り1時間38分
累積上昇高度878m
累積下降高度854m
1140mに高度を設定して登り下山した時には1164mを示していた。
単独
1. 出発
曇りのち晴れの天気予報であったが山はきっと曇りか雪のはず。しかし少しだけでも晴れるときがあるかもしれないと良いほうに期待し雪山へ行った。目覚ましで5時10分に起き、薄い下ばき冬用のズボン、長袖シャツとトックリシャツ、ダウンジャケット、靴下二枚を着用、オーバージャケットと合羽の下、手袋2組を持ち、帽子は耳覆いのついたの。パンを焼きジャムを付け牛乳一箱、茶880ml湯500mlポカリ200ml、蕎麦カップ一個脇町で買ったイナリ3個の弁当、羊羹soyjoy4本、ゼリーパック二個、チョコレート数個。ストック二本、ピッケルも車に積んだ。
星空のもと出発した。脇町が6時半頃で吉野川の下流が赤く染まり始めていた。穴吹の道はしの温度計は3度。いつものように貞光ゆうゆう館でトイレ休憩をして国道438号を走り、ながせ橋の温度計が0度を示しているところを通り一宇の伊良原で県道261号に入った。高度が上がると雪が積もりだし小島峠までは何とかチェーンなしで登ったが、ここでチェーンを装着し峠を下った。
いやしの温泉郷で三人組みが大きいリュックを背負い歩き出していたのは、きっと三嶺での泊まりだろう。ふるさと林道に轍はなく8時47分にいざり峠登山口に着いた。雪がしんしんと降っており、このままでは林道の帰りの雪の深さが危惧された。
2.天狗峠まで
ストック二本を持ちオーバージャケットを着てアイゼンはリュックに入れて9時10分に出発した。雪で滑り歩きにくい。1476m峰まで57分、ここで緩んだ右の靴紐を占めなおした。スパッツを外しズボンをまくり上げ面倒だ。右前方に牛の背が見えるはずだがガスばかり。林の中でも雪が降ってきて、ジャケットを着ざるを得ないので暑い。霧氷が出てきだしたが、バックが灰色の曇り空で見栄えがしなかった。
急坂のふもとで小休止しゼリーパック200Kcalを一個食べ、アイゼンをつけた。樹林帯を抜けると北風が強くなり、笹原の樹木の霧氷は北に伸びている。一瞬ガスが晴れて峠の上の青空が見えたのが今日唯一の青空であった。峠の道標が見え出し峠まで2時間27分。誰の足跡もなくすぐに天狗塚に向った。右からの北風が強く帽子の耳覆いで耳を覆いジャケットのフードを被った。
3.頂上
鞍部の大岩で風を避けて、あぶらのためか全く凍っていないイナリ寿司三個を立ち食いし、また天狗を目指した。峠から頂上まで33分。気温マイナス5度で北風が強い。ガスが飛んだ時牛の背が見えただけで、峠や地蔵の頭は全く見えなかった。横から飛んでくる雪のツブテが顔に当たり痛いだけ。
4.下山
縦走路に付いているはずの踏跡は数十分の間にもう消えて無くなっていた。北からの吹雪がジャケットにあたりパリパリいい、帽子にまで霧氷がつきだした。峠まで帰ったが周囲は何も見えずすぐに西山林道目指して下った。高度が下がるとガスが薄くなり、遠方の笹原や霧氷の付いた木々が見え出した。ボトルの口で茶が凍り、そこをストックの先でコツコツ砕きやっと冷え切った茶を飲んだ。急坂を下りアイゼンをつけたところで今度はアイゼンをはずしたが、そこから登山口に着くまでに雪で隠れた木の根っこを踏んで5回もころんだ。これだけ転ぶと木の根っこと下り坂に怨みが湧いてくる。その内登りで着いた自分の足跡を踏むと滑らないことを発見した。
峠から登山口まで1時間38分、やはり雪で歩きにくい。初めに1140mに設定した高度計は1164mを示していて、これは低気圧がやって来ているようだ。林道の雪は幾分融けて朝より薄くなっていて、車の腹を擦る心配は全くない。
5.帰途
いやしの温泉郷から小島峠越えはチェーンが要るようで、それなら京上、大歩危橋経由が速いだろうと考えてR439の三嶺タクシーに出た。大晦日で国道32号は車が少なく順調に走れ、高松市内もいつもの夕方に比べると大幅に車が少なかった。
摂ったものはイナリ寿司3個チョコ4−5個ゼリーパック1個、茶200ml、羊羹1個だけの低カロリー量であった。
帰宅後54.9kg夕食後55.8kgで風にあたり唇がぱさぱさしている。