山日記225番(09.02.07笹ヶ峰1860m 登山口から登山口7時間24分)
林道大座礼線登山口から笹ヶ峰、ちち山トラバース、ちち山別れ、一の谷分岐、林道の周回
2009年2月7日(土)薄日後快晴弱風気温0度 高松10.9/0.1徳島10.5/1.1高知14.9/1.8松山13.5/1.5
家(5:10)→高松中央IC→西条IC→R194→寒風山トンネル、一の谷館→林道→林道大座礼線→登山口(7:55)
登山口(16:34)→舗装路へ(16:47)3.0km→R192(17:01)10.0km→家(19:29)151.0km
コースタイム
登山口(8:38) →尾根6度→樹林帯を抜けた(10:05)→(10:20)休憩(10:25)→(11:21)頂上(12:22)気温0度→もみじ谷分岐(12:48)→(13:53)ちち山別れ(14:07)3度→一の谷分岐(14:25)→(14:49)休憩(15:16)→林道(16:02)→車で登山口へ(16:24)
登り2時間43分
下り3時間40分
累積上昇高度866m
累積下降高度872m
総勢6人
1. 出発
NHK半井小絵さんの天気予報では今日は快晴で温暖。今2月8日(日)午前10時過ぎ、NHK総合TVで四国スペシャル「剣山いのち輝く四季」が放送されている。
朝4時50分にセットしていたが4時40分に自然に目覚めてすぐ湯を沸かし魔法瓶に入れた。シャツトックリシャツ、ダウン、下履きと冬用ズボン、手袋二組、ピッケルストック、オーバージャケットアイゼンスノーシューを準備した。カップラーメン、soyjoy4本薄皮饅頭3個チョコゼリーパック2個湯500ml茶1000mlも持った。これはいつもの通り。朝食は昨日買ったサンドイッチを車中で食す。
高松中央ICから高速に乗り大野原ICで一時停車、西条市の加茂川河川敷で今治のYさん達一行と落ち合い、寒風山トンネルを抜けすぐ鋭角に左折し林道を上がって行った。が予想以上で雪は全くなかった。途中で右折し林道大座礼線に入り約3km走り登山口に到着。車一台をさらに奥約3kmの下山口まで置きに行った。
2.頂上まで
車を置きに行っている間に女性3人はすでに出発しており、僕も含んで男性2人は少し遅れて8時38分にさらにもう一人はまた遅れて出発した。ストック二本を持ちアイゼンはリュックの中スノーシューは車の中、赤いスパッツのチャックが壊れていたので、以前全く同じ箇所が壊れて片方だけ車に積んでいた黒いスパッツを着用。右は赤左は黒のいでたち。
真っ直ぐ北に向って最短距離を行き、太陽が右後から当たりかなり暑くダウンを脱ぎついでにゼリーパック1個を食べた。気温6度でそのうち樹林間に左に寒風山右に冠山が見え出した。ここからみると寒風山は結構高くて雪が多い。温い割には空気が澄んでいる。樹林帯では登山道に雪が融け残り少しズボッと入り時に滑るがアイゼンは不要。樹林帯の上の方で先行する女性陣に追いついた。笹原の道で女性たちが突然座り込み休憩を始めたので僕も一緒に休憩。ここで乾燥無花果をもらった。西方に石鎚山が見え東かなたに祖谷山系、塔ノ丸剣山次郎笈三嶺、雪原となっている牛の背が見える。筒上山の右のはるか奥に冠雪を持つ山がみえるが、それはいしずみ山だと教えてくれた。帰って調べると石墨山1456m。
笹ヶ峰南面の雪は凍結はしてなく、古い一人分の踏跡がかすかに残り深くはないが踏み抜き歩きにくいが靴だけで十分。風が冷たくなりシャツ二枚の上にダウンを着込んで頂上に着いた。
3.頂上
頂上まで2時間43分、晴れ気温0度西風で手袋を脱いでも手は痛くならない。真冬の大陸性高気圧に比べると少しは霞んでいるが西は石鎚山東は剣山次郎笈まで見え、特に牛の背の白い雪が目立っている。このところは湯は準備しても使っていなかったが、今日は久しぶりに湯でカップラーメンを作り食べ、さらに薄皮饅頭がデザート。巻き寿司も一個もらった。
昨年寒峰で会った二人組が着きさらに寒風山からの単独男性が来た。寒峰の男性は話しているうちにだんだん記憶が蘇ってきた、というのはあの口調に特徴があったから。来年の年賀状用の虎の絵の付いた謹賀新年の垂れ幕を持ち写真を撮ってもらったが、これは今日のような順光風が弱い雪が多い青空の条件が要る。女性は立派な弁当を食べていたが作って持ってこようという執着に感心する。
4.下山、一の谷分岐まで
尾根を東に行くと一人分の踏跡が付いている。雪は膝下まで、6人もいるのでどこでも平気で行ける。一人で尾根から南の斜面に向って降りると雪はかなり融けて浅く適当に締まり簡単にトラバースでき、もみじ谷分岐に着いた。一人分の踏跡はちち山に向って上昇し、1時間後には南斜面のトラバースに帰っていた。ここのトラバースは雪が滑り道そのものが斜めで木枝が倒れかかりきわめて歩きにくい。
樹林帯を抜けると冠山がそこに見え北東に赤石山系が近くに見え出した。いつものことで前赤石、赤石、エビラ山がどれかの話になるとよくわからなくなる。
ちち山別れが13時55分気温3度弱風で快晴、一人分の踏跡は中7番に向って下っている。高度が下がり縦走路は雪も浅くなり間もなく一の谷への分岐に付いた。
5.林道まで
右へ鋭角に下り道があり、これは登り途中笹ヶ峰南斜面から右前方はるか向こうに見えていたあの道であった。どんどん下り予想外の所で全員小休止、多くは座り込んでコーヒー、紅茶の時間。座り込んでの休憩が多いようだがこれが普通でしょうか。僕も紅茶のお相伴にあずかりました。
樹林帯を下ったが霧氷は全くなし、そのうち谷川に出会いしばらくして林道に出た。16時24分。これまで累積上昇は866m累積下降は872m。この下山道は新緑の頃はきっときれいでしょう。
林道は融けてビチャビチャ、数分歩き車に乗車定員を超えたかの人数がアクロバットのように乗り込み、約3kmを走り登り口に帰った。
この周回路は初めてでgoodでした。
6.帰途
融けた大座礼線を3.0km走り舗装した林道に出てR194、西条IC,高松中央ICを経由して家に帰った。今日は巻き寿司、乾燥無花果、紅茶、トマトのおすそ分けをいただき腹一杯になり体重は55.2kg、夕食後56.2kg。雪焼け日焼けで首だけが白い。