山日記228番(09.03.15石堂山1636m快晴無風気温4度 登山口から登山口2時間9分)
2009年3月15日(日)快晴無風気温4度高松14.1/2.3度徳島121.5/3.6度
家(5:54)→穴吹1度→R192(6:47)46.0km→半田0度→三加茂町(7:21)→桟敷峠(7:55)81.8km→Uターン(8:45)
→R192(10:05)→石堂神社(11:20)155.1km
石堂神社(16:10)→R192(16.55)23.5km→穴吹(17:11)36.7km12度→清水峠8度→家(18:15)82.4km
コースタイム
石堂神社(11:30)→白滝分岐(12:50)6度→(13:39)頂上(14:15)4度→石堂神社(15:59)4度
登り2時間9分 累積上昇高度533m
下り1時間44分
単独
1. 出発
予報では今日は快晴で温暖昨夜は冷え込みが強いとのこと。昨夜10時に寝たら今朝は興奮して朝3時半に目覚めてまた眠ろうとしたがうつらうつらしているうちに5時になった。今日は魔法瓶に湯は入れずガスバーナーをもって行くことにした。一応冬支度をしてカップラーメンsoyjoy5本薄皮饅頭4個羊羹、一個180Kcalのゼリーパック2個チョコを準備。水500ml茶1380mlも持った。
今日の目的は矢筈山で徳島県三加茂から落合峠を目指す予定。しかし脇町に出たとたん雪を冠った徳島の山々が見えてまずいと思った。穴吹ではすでに東方からは太陽が出ており明々として間もなく春分だとの雰囲気が漂っていた。しかし気温は1度でしっかり寒そう。初心を貫くつもりで気温0度の半田を過ぎ旧の三加茂町役場から県道三加茂東祖谷線をとった。桟敷峠でチェーンを装着し一台分の古い轍がある道を落合峠に向かった。だんだん雪が深くなり落合峠に至るまでも無く車の腹が雪を擦るようになり8時45分Uターンした。周りの山は霧氷がびっしり付いていた。二週間前にはこんなに雪は無かったはずだがどうなっているのか。
このまま帰るわけにもいかず石堂山に行くことにした。半田まで引き返し大惣へ向かい石堂神社へ着いたのが11時20分。神社前では屈強な犬二匹と猟師が一人準備中であった。イノシシ猟であるとすぐ分かった。この犬は500m離れているイノシシを匂いで鑑別して追い出してくるそうだ。仲間の猟師に無線で登山者が一人登ることを連絡してくれたが黄色いジャケットを着て稜線を歩くので撃たれることはないと思った。トイレで排便。ストック一本を持ち11時30分に出発した。
2.頂上まで
尾根を直登している猟師のふみ跡があったのでそれに従った。新雪が10cmくらい。尾根で一人猟師が構えているのに会った。無線で僕が行くことをすでに知っていて、石堂山ですか気をつけてと言ってくれた。四等三角点付近は以前来たときは草ぼうぼうであったが全て枯れて視界が良くなっている。日が射しこみ樹林帯でも結構明るく風も無く暑くなってきた。気温は6度。冬用の帽子と手袋があつくろしくなった。
30貫はありそうな黒い巨大な動物(きっとカモシカ)が僕の目の前から斜面をドドドと走って逃げていった。カモシカはおっとりしているものだと思っていたが向こうはびっくりして逃げていったようだ。動物の走る力強さはほんとにすごい。鹿なんか高い尾根まで数歩で駆け上ってしまう。尾根道で今度は4-5cmの黒いねずみを発見した。チョロチョロ走り回り逃げていった。無事に冬を越してよかった。左前方に見える矢筈山は大量に雪を被りとてもこちらからは行けそうにない。
高度が上がると霧氷が出てきだした。日に当たり大粒の雨の様にパラパラと降ってくる。北斜面に残り南斜面のは全て落ちている。遠く下から聞こえる片川のゴウゴウという水音と霧氷の落ちる音、真っ青な空と日の光で贅沢の極み。
白滝山まで100mの道標は地面に落ち、そこを過ぎ間も無くお塔石に来た。雪のお塔石は初めて。笹は刈り払いされていて歩きやすかった。
3.頂上
頂上まで2時間9分、気温4度快晴無風。小木にまだ霧氷が付き、モミの木には十分の霧氷が付いている。雪が融けかけて座る場所がなく、仕方なく石柱に尻をかけて昼食を食べた。サガリハゲ山の右方に天狗塚と牛の背が見えるが雪はない。高知はかなり暖かいようだ。今日の快晴温暖な天気で天狗塚はきっと賑わっていることだろう。今日の雪では矢筈山からは誰も来られず、石堂山からだれか来るかなと思っていたが誰も来なかった。
4.下山
下山途中に花粉症が強くなり、猛烈にクシャミと鼻水が出だした。日に当たる所は雪が溶け登山道に水が流れている。急斜面ではよく滑りそこを過ぎると雪がクッションになり歩きやすい。太陽が低くなり気温が下がってきたようで樹林帯で4度。石堂神社着が15時59分で猟師の車は帰った後。神社前の雪はかなり溶け水溜りになっている。
半田川の水量は多く雪解けの水は威力がある。讃岐で冬場これほどの水が流れるのはあり得ないこと。
5.帰途
穴吹で気温12度清水峠で8度、日が永くなり夕方6時前でもまだ太陽が出て明るい。17時59分自宅着、すぐチェーンを水洗いし靴とスパッツも洗った。
カップラーメンチョコゼリーパック一個soyjoy一個水500ml茶380mlを摂取し体重55.3kg、夕食後56.2kg。久しぶりの山登りと睡眠不足で疲れ、9時過ぎに寝た。暑くて帽子を脱いでいたので日に焼けて顔がピリピリし手も日焼けした。