山日記244番(木曽駒ケ岳2956m伊那前岳2883m宝剣岳2931m三ノ沢岳2847m)
2009年9月25日(金)26日(土)
行き
家(5:11)→吹田JCT(7:23)209.9km→名神養老SA(8:45)341.6km→小牧JCT(9:15)383.4km中央道へ→駒ヶ根SA(10:31)503.9km→駒ヶ根IC(10:39)507.1km→菅ノ平BC(10:56)(513.2km)
帰り
菅ノ平BC(13:25)26度→小牧JCT(14:51)126.1km32.5度→吹田JCT(16:32)300.1km28.5度→京都29.5度→垂水JCT(17.11)367.5km27.5度→家(19:21)510.7km
コースタイム
9月25日(金)
千畳敷駅(12:35)→乗越浄土(13:20)→(14:03)木曽駒ヶ岳(14:15)→宝剣山荘(15:00)
9月26日(土)
宝剣山荘(6:33)→和合山2911m(6:52)→宝剣山荘(7:05)→宝剣山→三の沢岳分岐(8:10)→(9:35)三の沢岳(10:16)→千畳敷分岐(11:46)→駅着(12:14)
1. 出発
大鳴門橋を渡っている時に日の出、帰りにはここを渡っている時に日没となった。山陽道中国道名神道中央道みんな快調に走れた。デジカメの電池がきれそうで養老SAでアルカリ電池の予備を購入、ついでにトイレ休憩。駒ヶ根SAで給油38.30L、ついでに宝剣山荘に電話して空きを訪ねると上手く今夜の予約をさせられた。一ヶ月前は駒ヶ岳SAまで505.1kmで給油38.03L、ほとんど変わらない。駒ヶ根ICから菅ノ平BCまで緩やかに上がっている広い舗装道1.5km、何百台も置ける駐車場で代金は何日置いても400円だった。
2. 駒ケ岳
菅ノ平BCから11時10分発のバスでしらび平まで30分、20分間隔でロープウエイが出ているので12:00に乗れた。観光客9登山者1くらいの割合。7分乗って標高2613mのホテル千畳敷に接した駅に着いた。すぐ昼食のカレーライス、米飯の量が多すぎる。食堂は大きく客は少なめ。曇り、時々薄日が射し気温14度、長袖下着とカッターシャツで丁度よい。千畳敷カールは紅葉の盛り。遊歩道は観光客で溢れ、説明版を見ながら向こうを見ると坂がジグザグと上がっているのであれが八丁坂だなとすぐ分かった。
12時35分遊歩道から出発。NHK教育TVで田部井淳子さんとルー大柴さんの趣味悠々番組でここが取り上げられていたのが、今日ここを選んだ一つの理由。もう一つの理由は休みが短いので簡単に登れる山であること。
遊歩道、登山道の両脇には緑のロープが張られていて、これは駒が岳、中岳、伊那前山まで続いていた。木道が完全で真上から日が当たり汗をかきながら、女性3人組みのすぐ後を登っていった。彼女らとは翌日偶然一緒に宝剣岳を登ることになった。乗越浄土まで45分、だだっ広い土広場で観光客がたむろしている。
右手に見える山を指差してあれが駒ケ岳ですかと聞くと、向こうですと反対側の山を指差された。右手は伊那前岳2883m、左手は中岳で駒ヶ岳はその向こうだそうだ。あとで考えると手前に和合山1911mがあるので見えていたのは和合山に違いない。
時間があるので駒ヶ岳へ。ここから向こうは観光客はいなくなり、宝剣山荘の前から裏へ周り花崗岩の転がる登山道を行くと中岳、その向こうにやっと駒ヶ岳があった。ちょこと盛り上がった岡のようできれいな山には見えなかった。
後ろから猛烈な勢いでサブザックの男性が追いついてきた。彼とは今夜同室になり翌日は三の沢岳の尾根道で会うことになる。頂上が14時03分、5-6人いるだけ。だだっ広いところできれいだとは思えない。その男性は引き返し夕食までに伊那前山を往復するのだそうだ(翌日往復したが半時間であった、しかしそれは和合山2911mだったかも)。
3.宝剣山荘
15時丁度に宝剣山荘に帰った。部屋は13号の4番、階段ベッドの部屋であった。横になっていると例の速い男性が対面のベッドに帰ってきて、話が始まった。今69歳、百名山を登り、各都道府県の最高峰を三つ残して登り、25kgのリュックを背負って北アルプスを今夏縦走し、高松の支店長だった昔石鎚山で雪に会い遭難しかかった話を延々と1時間半聞かされた。その上昔胃潰瘍で胃を2/3切除したそうで、胃を切っても山登りはできるのかと驚いた。今回の目的は三の沢岳の三角点をみるためだそうだ。
夜はガスがでてさらに雨も降ってきた。夕食を食べて7時半には寝てしまった。10時、朝3時に目覚めて起床は5時40分、いびきをかくのが二人いた。朝食は6時。
4.宝剣岳
曇り朝焼けの中、和合山2911m伊那前岳2883mを往復(後で考えると本当に伊那前山2883mまで行ったのか自信が無いが、確かに一番高い所は越えて向こうへ行った)。北アルプスの槍ヶ岳が小さいながらはっきり同定できる。山荘から20分、気温マイナス1度で風が気持ちよい。取って返し宝剣山に向かい、すぐに30分前に出発していた女性の団体と昨日の三人組みに追いついた。
何ヶ所か鎖がついていて1時間でこの岩場を越えた。団体にガイドがついていて彼に山の名を聞くと気持ちよく答えてくれた。左下方、伊那側に紅葉の千畳敷カールが見え、右、西に御岳さんと乗鞍岳、北西遠方に槍ヶ岳穂高連峰小さくが見える。
5.三の沢岳
千畳敷三の沢岳分岐で彼女らは休憩、8時10分僕はそのまま三の沢岳へ向かい、白い砂と花崗岩の誰もいない道を下っていった。ここからは緑のロープがなくなりやっと登山道の感じになってきた。ハイマツの中を下っていると例の69歳の男性がはやから上がって来た。10時に頂上を下り出したとのことで速い。結構登り下りがありしんどい道程だ。後ろから男女二人組が追い越していった。3人とすれ違い9時35分に頂上に着いた。
気温5度薄日で大きい岩盤に上向きで寝ていると気持ちがよい。木曽御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰、槍ヶ岳の槍が見えていたがだんだんガスが出てきたので10時16分下山にかかった。10数人の登山者とすれ違い上り下りを繰返し、11時46分千畳敷への分岐に帰った。
6.下山
観光客に中に突入し、ロープウエイ駅まで28分。客が多いために9分間隔で運転しており、12時14分に駅に着いて同18分に乗った。しらび平ではすぐバスにのり13時08分に菅ノ平BC到着。満席だったので隣の人は臭かっただろう。登山準備をしている人に上はどうでしたかと聞かれたのでガスばかりでしたよと答えた。
宝剣山荘でもらった鶏肉から揚げ昼食を木のベンチに座り食べてから、帰途に着いた。
7.帰途
13時25分出発、近くの駒ヶ根SAで土産を買い後は妙にすいている高速をパトカーに注意しながら飛ばした。菅ノ平26度小牧JCT32.5度吹田JCT28.5度京都29.5度垂水JCT27.5度、すっかり秋になった。西に行くほど晴れてきた。大混雑の津田SAで軽食、ガソリンをいれて帰宅した。午後7時21分。
合羽カーディガンダウンジャケット長い下着上下靴下、soyjoy餡入り餅ゼリーパック二個水分1500mlを持っていったがこれらで十分であった。
この近辺はこの時期箱庭山登りの感じであった。ゆっくり知らないところを歩けて良かった。帰宅食事後で56.3kg。行き38.3Lで503.9km1、3.16km/L 帰り38.89Lで510.7km、13.13km/L平均時速95.0km。