山日記275番(10.12.12天狗塚1812m快晴南風気温5度)
2010年12月12日(日)高松12.4/2.8徳島12.7/5.8
高松自宅(5:05)→R32→琴平→四国中央橋1度→大歩危橋→京上→三嶺タクシー→西山林道天狗塚登山口(8:20)
西山林道天狗塚登山口(13:36)→自宅(17:30)
コースタイム
登山口(8:35)→天狗峠(10:41)→(10:58)天狗塚頂上(11:34)→(11:46)天狗峠(11:56)→1476m峰(12:56)→登山口(13:26)
登山口から登山口累積上昇高度850m
登山口から登山口累積下降高度833m 気圧感応性高度計による
単独
1.出発
昨夜9時半に寝たら今朝3時半に目覚めて、後はうつらうつらしている内に4時半になり、起床した。薄手の下履きと長袖シャツとトックリ、黄色いダウンのいでたち。耳宛の付いた帽子と手袋は二つジャケットも持った。水分は1500mlsoyjoy四本ぜんざい三個食べ残しのチョコ半枚を持ち徳島県三好市の箸蔵で買った朝食用のイナリ寿司三個と助六寿司も持った。
全天快晴で北斗七星がよく見える。徳島県三好市の四国中央橋で気温1度、東の空が赤く染まっていた。大歩危橋経由、祖谷トンネルを越えても全く凍結しておらず、西祖谷道の駅でトイレ休憩し、和田小学校近くの崩れた道はきれいに修復され、京上まで順調である。西山林道に雪は無くスタッドレスタイヤは今日は不要。土捨て場に香川の見覚えのある車が止まり一人準備中であったのでこんにちはと声をかけて過ぎて行った。
天狗塚登山口には四台駐車中で、夫婦が出発準備中であった。この御夫婦からは下山時に自己紹介を受け僕も彼らに自己紹介した。すぐ横に停めてあった車の持ち主とは下山時に顔を会わすと、以前会った男性であった。
2.天狗峠まで
8時35分出発、今日はカメラが新しく重くて胸の前が気にかかる。間も無く土捨て場で会った男性が後ろから追いついてきた。会ったことがあるとすぐ分かった。彼も実に詳しく過去のことを話してくれた。ソニーのフルサイズ一眼レフを使っていて、大きいテレビの画面で見るとAPS-Cのカメラよりはるかにきれいな写真が撮れるとの話。ニコンのD700はどうも良くないとの話であれは買わないほうが良いと。
一ヶ月ぶりの山歩きと風邪で咳が出てすぐ疲れる。汗の出かたが異常に多く、1476m峰まで雑談の時間を入れて51分、気温1度、休憩なしでチョコをかじりながら進んだ。汗が出て帽子を脱ぎ腰ベルトに挟んでいたのがこの辺りで落ちたらしく、先の急坂を登るときに帽子が無いのに気付いた。
北斜面であり雪が凍りつきよく滑るので下るときは嫌だなと思いながら登った。トラロープのところはしっかり凍りつき、その上の方も溶けたのが凍結している。鼻水がいくらでも出てきて、しぶきをカメラのバッグにかけずに手鼻をかむのは困難であった。
天狗峠まで2時間ちょっと、丁度東から単独の男性が上がってきた。光石からお亀岩に来て天狗に行き、帰りは綱付森への途中から左へ降りるとのこと。
南から日が当たり、南風も温く、縦走路の凍結した雪は溶けかけている。牛の背のはるか向こうに笹ヶ峰が雪に覆われているのがよく見えるが、こちらの天狗塚手前の鞍部には点々と雪がわずかに残っているのみ。
3.天狗塚頂上
10時58分頂上着、快晴で南風5度。すでに四人が頂上に居た。少し霞んできて石鎚山系が見にくくなったが、剣山系は十分視程にある。御夫婦は単独男性と一緒に牛の背から砂防堰堤に降りることにして出発した。僕は登る途中帽子を落としたので、捜しながら下山するとして牛の背は遠慮した。高知の人は綱付森の向こうにある三角形の山は五位ヶ森だと教えてくれた。安芸の人で退職前だそうだ。帰って地図を見ると天狗塚の南にこの山と安芸市があった。
4.下山
助六寿司を七個中四個食べて高知から来た人に挨拶をしてから下山した。峠をすぎて地蔵の頭近くまで来て三嶺と西熊山を撮ってから、西山林道へ向かった。
寿司を食べてすぐ行動したので苦しくなった。こんなことは以前ちち山から大永山トンネルに向かったときにもあった。ツルツルすべり誠に歩きにくい。急坂の下の平坦地でゲッと吐くと寿司の一部が出てきた。落とした帽子は誰かが木の枝に掛けてくれていました。ありがとうございます。峠から1476m峰まで凍結のために一時間もかかった。その下では落ち葉が木の根っこを隠してよくすべりまた時間がかかった。結局5−6回は転んだ。
登山口に着くと男性があの時の人ですねと、話かけてきた。すぐ分かった。後で調べると2009年1月24日国見山で会い、2008年3月8日寒風山でも会った男性だ。今日は西熊山へ往復して雪山の準備をしたのだそうだ。朝早くは雲海がきれいで、見る間にその雲は晴れていったそうだ。そうこうしている内に砂防堰堤に下った御夫婦がアスファルト道を上がって来、帽子ありましたか、私グランンマー啓子ですと自己紹介された。
5.帰途
まだ日が高いが冬は一気に日が沈むので早く出たほうが良い。ふるさと林道の崩壊はまだ修復されてないようで通行禁止の看板が出ている。来た道を逆に走り、四国中央橋が11度、香川県のR32で右折し、混雑する高速の下を避けたつもりが却って混雑の中に突入して時間がかかった。帰宅時はすっかり暗くなっていた。
摂取水分約600ml、寿司四個とチョコレートだけ、帰りの車中でポカリをかなり飲んだ。体重55.0kg、夕食に水炊きを腹一杯食べて56.6kg。今日は思わぬ人と会って良い日であった。
帰りすぐシャワーを浴び、間もなく太志一家がやってきた。