山日記277番(11.01.03剣山1955m 晴れ弱風気温マイナス4度)
2011年1月3日(月)高松10.0/1.4徳島8.8/0.6
高松自宅(6:15)→穴吹マイナス1度→R438へ→ナガセ橋マイナス1度→見ノ越(8:57)96.4km
見ノ越(13:42)→ながせ橋7度→R192(14:59)39.9km→穴吹7度→高松自宅(16:35)95.9km
雪山を見に行った
コースタイム
見ノ越(9:18)マイナス3度→西島(10:12)→(11:15)頂上(12:22)マイナス4度→西島(12:58)→見ノ越(13:28)マイナス1度
登山口から登山口まで累積尿賞高度617m
登山口から頂上まで累積上昇高度588m 気圧感応性高度計による
単独
1. 出発
今日は曇りの天気予報だったが5時過ぎに目覚ましで起きてみると満天の星で、これは予報ははずれだなと思った。R438は除雪をしているだろうと見当をつけて剣山へいくことに決定。厚い下ばきと冬用のズボン、長袖シャツとトックリ、黄色いダウンを着用、ジャケットと合羽の下、手袋は二つ持った。アイゼンとストック、スコップは車に。ガス、アルミのウドン、水分1000mlシュークリーム一個、羊羹4個、チョコ一枚、ぜんざい一個も持った。
香川県さぬき市の多和付近を走行していると薄暗い風景の中木々一面に霧氷が付いているのに気付いた。脇町のサンクスでイナリ寿司三個を朝食用に買い、R438に入ったところで道端に停車してこれを食した。穴吹はマイナス1度、R438のながせ橋もマイナス1度、剣橋では道端に雪が凍りつきすっかり冬景色であった。つづろう堂から上は雪は深いが除雪は完全で何の困難もなく走れた。夫婦池横でトイレ休憩し、今日はしっかり雪は固まっている南面のR438を走り見ノ越に付いた。
2.頂上まで
アイゼンはリュックへ入れ、ストック一本で出発。剣神社の温度計はマイナス3度、木の階段道は全て雪に隠れて滑ることを除けば歩きやすい。カメラが結構重くていつもより速度が遅い。背後の丸笹山の雪が朝日をうけて眩しいくらいに輝いている。標高1600m地点は明るく、1日2日と相当の人数が歩いているらしくトレースは完全。西島駅の少し下で西に次郎笈、三嶺がはっきり見えた。西島まで54分。
すぐに尾根道をとり霧氷の中を刀掛の松へ向かった。男性が二人降りてきて話をすると、昨日は晴れの予報だったが、この付近はガスばかりで、今日は予報がはずれ晴れになったと。刀掛の松を越えて少し上がると、単独の男性に出くわした。すぐ誰か分かったし、向こうもすぐに僕が誰か分かった。昨年の2月20日にここで会ったキヤノンのEOS5DMarkUを使っている人で、今日もそのカメラを持ち、さらに大きい望遠レンズをつけた一眼レフをザックにいれ、さらに1.8Kgの三脚をリュックに付け、撮影機材だけで5-6kgはあろうかというカメラマンであった。二度も同じところで会うのは何かの縁で、僕の四国の山日記の名刺を渡した。別れを告げてヒュッテ横を通り、一人が先を行く木道を歩いて頂上標識に着いた。1時間57分かかった。
3.頂上
日が射し風は弱く気温はマイナス4度、塔ノ丸次郎笈の雪が眩しく、その奥寒峰から矢筈山まで雪に覆われているのがすぐ近くに見える。単独の男性に来年用の謹賀新年の膜を持った写真を次郎笈をバックにして撮ってもらった。後で見ると木道の雪が一部溶けて黒く木が出ているのは見苦しくて少し残念。
北斜面に降りて、霧氷と遠景の山の写真を撮っていると、その男性もやってきていろいろと撮っていた。ここはきれいな所なのに全く人が来ていない。南東を見上げると青空と霧氷、西は霧氷と山々でしっかり撮った。手袋を外すとやはり手が痛くなる程度の寒さであった。
木のベンチに腰掛けて、アルミウドンをガスでつくり、餅も入れて食べてから下山にかかった。ヒュッテの温度計は一つはマイナス5度、もう一つはマイナス6度。ここから小さく尖った焼山寺山、吉野川下流の徳島市の眉山も見え、高越山はガスの中であった。頂上で1時間以上もくつろいだ。
4.下山
ヒュッテは1月4日の午前まで開いているので今日はまだこの時間でも上がってくる人が多い。アイゼンを付けたので随分楽に歩ける。気温が上がっているらしく、黄色のダウンを着ていると暑くなり前のジッパーを開けて降りた。西島でカメラをぶら下げ、三脚をリュックにつけた男性を見かけ、てっきり下りているのだと思っていたが、それでは行ってきますと言って彼は上がって行った。
剣神社の温度計は1度、その石階段では10人以上の団体がこれから登るところであった。下山は1時間6分、あっと言う間であった。
5.帰途
少し早いが帰途に着いた。南面R438の雪は融け始め、夫婦池まで来るとさすがにしっかり雪はあり、スキー場横でもしっかり雪はあった。凍結していないのでスタッドレスタイヤの威力は十分発揮できる。ながせ橋は7度、穴吹は7度、清水峠は6度で、ながお道の駅でトイレ休憩し家着は16時35分、帰りは随分時間がかかった。
摂取した水分は約300ml、ウドン餅を食べ、帰宅時55.8kg夕食後56.2kg、かなり日に焼け顔が黒くなった。