山日記302番(12.03.11剣山1955m 強風マイナス6度 曇りガス)
2012年3月11日(日)高松12.4/1.5徳島13.7/2.8
高松自宅(5:19)→穴吹0度→貞光R438(6:20)剣橋(7:00)78.1km→一宇温度計マイナス1.3度→見ノ越(7:59)96.3km
見ノ越(13:06)→一宇8.7度→貞光R192(14:35)39.9km→穴吹10度→高松自宅(16:03)95.9km
コースタイム
見ノ越登山口(8:15)マイナス6度→西島(9:21)マイナス5度→頂上ヒュッテ(10:27)→頂上(10:34)マイナス6度→下山(11:54)→見ノ越(12:55)2度

1. 出発、見ノ越まで
 朝3時前に目覚めてまた寝て今度起きたら5時前で、起床。真冬の装束とした。厚い下ばき、靴下は二枚着用、湯は500ml水分780mlカップラーメン一個チョコ一枚soyjoy二個シュークリーム一個、昨日買った大きいブドウパンと牛乳は朝飯用で、昼食用には徳島脇町のコンビにで助六寿司の小さいのを買った。
 朝起きると快晴で星が輝き天気予報は当たっていた。準備中に車の暖気運転をしてすぐに出発した。信号は赤点滅はしてなくてしっかり赤いのが点灯している。まだ車はすくなくて順調に走り貞光まで1時間、脇町で東の空が赤くなりもう日の出。高越山に雪が積もっているので山中に入ると相当雪が積もっていると想像したら、その通りであった。ながせ橋で0度、つるぎ橋を越え少し行くと一宇の路上温度計がマイナス1.3度を示していた。天気予報の通り今日は寒い。
 
 つづろ堂には雪はぱらぱらで、ここからジグザグと上がっていくと徐々に雪が出てきだした。除雪はしていなくて轍はしっかりありそれはたぶん昨日登った車の跡だろう。とにかく旧スキー場まで行って、その向こうで腹を擦りだせば車をすてて歩いて行こうと決心。
 腹を擦ることもなく無事夫婦池まで来て写真を撮り、ついでに横のトイレを拝借した後車に帰っているとトヨタのエスティマらしい車が来て、どこへ行くんですかと聞くので見ノ越と答えると、剣山ですかとまた聞くのでそうですと答えた。たぶんこの人たちは後で刀掛の松で会った三人連れだろう。
 遠方は霞んで三嶺の頂上はガスに覆われてこれから天気が悪くなる様子であった。見ノ越の立体駐車場に車をいれ身づくろい、いきなりアイゼンを付けピッケルも持ちカメラバッグは胸前に吊った。

2.頂上まで
 8時15分少し近道をして登山口の手前から出発。剣神社の寒暖計はー8度だがこれは少し低めの表示。木道は完全に雪に隠れて2-3日前の讃岐の雨がここでは雪であったのだろう。昨日つけられた踏跡は完全でとくに歩くのに苦労はなかったが三週間ぶりの山歩きで脚に力が入らない。西島下の岩階段を登り右に次郎笈が見え出し、いつもの様にこの風景を撮った。やはり三嶺はガスに隠れて、これから天気が崩れてきそうであった。
 西島まで1時間6分、随分時間がかかった、脚力が落ちている。トレーニング室で一週間に10kmから15km走りたまにaeroclimbで30分山登りトレーニングをしても全く効果なし。ここでチョコを食べ風が強くなったのでオーバージャケットを着、職場に携帯で電話し仕事を確認してからまた登りだした。後から数人上がってきた。
 
 尾根道を上がり途中右からの道と合流するところで単独男性と挨拶をして前後して登った。刀掛の松付近で中学生の子と母が上がって来、話を伺うと先の男性とは家族とのこと。その女の子は2年前に日本百名山を踏破して、新聞に載り、山と渓谷社からも取材が来たそうだ。そう言えば香川の小学生が百名山を踏破したというニュースがあったことを思い出した。昨年は一家で68山に登ったそうで、彼らは山一家。
 1か月前よりは雪は少なくて笹が出て雪景色の美しさは劣る。雲があり空気がガスって青空もさえない。夏のトラバースをとり頂上ヒュッテに着いた。2時間12分かかった。後は雪の積んだ木道を歩いていると、大きいカメラを持った男性と一緒になり話を伺うと、カメラに懲り今日は6X7判は置いてきたとのこと。しかし交換レンズは何本かリュックに入れており、三脚もリュックに付けている。今日はMark U で今付けているのは24-105mmのLレンズ。

3.頂上、ヒュッテ横
 頂上まで2時間19分、頂上にはすでに5―6人。すでに次郎笈、塔ノ丸までガスに覆われ強い西風で凍った雪が顔にあたり痛い。写真を撮りヒュッテまで退却した。広場の木のベンチの雪をのけ腰掛けて助六寿司の昼食、せっかく湯を持ってきたので冷たい茶に湯を入れ温くして飲んだ。
 僕の左にカメラ男性がすわり、今日は松山から来て単身赴任で四国の山をあちこち登っているとの話が出た。それはあのHPの人であるとすぐ分かりHP持ってますかと聞くと持っていますとの返事であった。愛媛ナンバーの車があったけどそれですかと聞くそうですとの返事。やはりその人はのんびり山歩さん。百名山一家が右、その右にまたいつも見ているHPの管理者さん。百名山一家の主人は三人の顔をHPに出しても構わないと言ったのであらためてここでもう一度写真を撮らせてもらった。
 マイナス6度ではじっとして寿司を食べていると寒くなり下山することにした。一応みんなに挨拶して別れた。

4.下山
 ヒュッテ横に一時間居たことになった。かなり天気が悪くなりガスが濃くなり塔の丸が見えにくくなった。西島まで下ると小雪が降りだし、ここで気温は0度程度、寒暖計がリュックの網ポケットに入っているので少し高めかもしれない。途中のんびり山歩さんに追い越され、その後百名山一家に追いつかれた。剣神社の寒暖計は1度を示しているが低めの出るので2度くらいか。見ノ越駐車場に着いたのは12時55分で頂上ヒュッテから1時間1分要した。

5.帰途
 百名山一家が先に出たので、手を振って挨拶してから僕も出発した。途中陽に輝く霧氷が凍りついた枝を写真に撮っているとのんびり山歩さんが手を振りながら横を通り過ぎた。一宇の温度計は8.7度で朝より劇的に高くなっている。穴吹が10度、清水峠が9度で天気は良かったが香川に入ると急に天気は悪くなっていて長尾道の駅でトイレ休憩したときには雨が降り出し、県道10号を走っている時にはザーザー降りになった。
 帰宅は16時3分見ノ越から3時間かかっている。今日摂取したのは助六寿司5個板チョコ1枚水分約300mlだけ。55.1kgから食後56.0kgまで回復した。顔は雪焼けではや黒くなり突っ張っている。脚力が確実に落ちている。