山日記303番(12.03.20 大滝山946m 曇り 気温5度)
2012年3月20日(火)春分の日 高松13.6/2.1
香川県高松市塩江町上西の大屋敷橋近くの苫尾口から大滝山へ
高松自宅(7:53)→登山口(9:04)40.5km
登山口(13:20)→高松自宅(14:36)40.8km

コースタイム
苫尾口(9:16)→横道(9:30)→苫尾峠(10:13)6度→大生峠(11:07)5度→大滝山(11:48)→大生峠(12:29)6度→大生口(12:54)8度→苫尾口(13:12)

登山口から頂上まで累積上昇高度624m
登山口から頂上まで累積下降高度129m
登山口から登山口まで累積上昇高度657m
登山口から登山口まで累積下降高度643m
気圧感応性高度計による
単独

1. 出発、登山口まで
 天気予報では曇り時々晴れでだいたいそれが当たっていた。5時10分目覚ましが鳴ってそれを消してまた寝た。結局起きたのは7時前で、昨日イオンで買ったブドウパンとコーヒを食して急いで準備して出発した。今日は携帯電話を持つ係りであるのであまり遠くに行かないほうが良い。予報では寒いとのことで、薄手の下ばきに冬用のズボン、長袖シャツトックリ、黄色のダウンを着た。水分は1280mlぜんざい一個板チョコ一枚soyjoy3本チロルチョコ3―4個と国道193号横のコンビニで買ったムスビが三個入ったムスビ弁当を持った。
 
 国道から南を見ると高曇りであるが阿讃山脈はガスはなくまあまあの山登り日和。塩江で右折し内場ダムに来ると何の色彩もなく冬の景色で見栄えがしない。県道の右の民家に日の丸が立っていて、そういえば今日は春分の日で我が家の日の丸忘れた。バス停のところで左折し谷川に沿って上がって行ったが、今頃はキャンプに来る人もなく誰にも会わずに大屋敷橋近くまで来た。道横の広くなった所に車を停めスパッツを着用してストックは一本、帽子はまだ耳宛の付いたのを被りカメラは胸にぶら下げで出発した。

2.大滝山まで
 ここに来たのは昨年の秋以来、苫尾口出発が9時16分ジグザグと上がり横道に間も無く出てそこからまたジグザグと上がって行った。落ち葉は色が失せてしまい全く見栄えがしなくて、その中に鮮やかな緑の苔が生き生きとしているのが目に付いたので早速写真に撮った。携帯がチャンチャラチャンチャラとなって相手不明のメールが来たがどう確認するか方法が分からないので放置した。その内また携帯に職場から電話があり立ち止まり息を整えて対応した。
 今日は脚の調子がよく疲れないのは先週剣山に登ったから。枯れた栗のイガを二つ並べて撮影。最後の狭い尾根を歩いて苫尾峠に着いた。苫尾口から標高差は320mで57分かかった。気温6度、左方に階段道が続いている。猪が掘った穴があちこちにたくさんあった。
 
 阿讃縦走路に入りいくつもの峰を上がり下りして東に向かった。落ち葉はよく踏まれて砕け、色はほとんど灰色、右は徳島県、吉野川平野は樹木に邪魔されて見えない。香川県側も同じ。
 男性二人がベンチに座り込んでガスを出し食事の準備中のところを越え、昨年天空の写真を撮ったところでまた同じ構図で撮影したが青空、紅葉もなし。風もなく寒くもなく水平道を歩いている限り汗も出ない。大生峠まで苫尾峠から約1時間、まだ大滝山までは道のりがある。ここのベンチにオリンパスのカメラのレンズキャップが放置されていた。誰かの忘れものだろうが、後で善意の二人からあなたの物ではないかと尋ねられた。
 
 夫婦らしい二人が向こうから来て大生峠から下りられますかと聞くので右折すると県道に出ますよと返事した。途中ムスビを一個食べただけ。城の丸にある新しい石塔を見ると下のほうに八十八箇所逆打と書いているのを発見、それはここに88番大窪寺の石仏があり以後順に大滝寺に向かい数字が小さくなっていくということ。
 ここのブナ林は香川県では有数の見所で、紅葉と新緑の頃はきっと見ごたえがあるはず。右の林越しに吉野川平野が見え出し、その向こうに高越山もあるはずだが樹木が邪魔で同定できない。香川県側は遠方に平野らしいのが見えるだけ。ブナ林を越えブナ峠に来たが今日は大滝寺へは行かずそのままやや左寄りの大滝山の頂上に向かった。それは香川県の平野が見えるかもとの期待からだったが、何も見えなかった。登山口から累積上昇高度は624m、累積下降高度129mでかなりデコボコした道であった。石楠花が何株かあった。

3.下山
 一応西照神社へ出てから引き返した。道横のベンチに座り込み残りのムスビを二つ食べてしまった。薄日が射し出して暑くなってきた。大生峠の手前で往路で追い越したガスバーナーの男性がベンチの上にキャップ忘れていますよと僕に忠告した。他の人のですから置いときましたと返事した。
 大生峠で右折しようとした時西方から多人数の声がして彩色のウエアを来た人たちが出現。小学生と思われる女の子はピンク、緑、赤のストキング上着手袋巻きスカートを着用し、お父さんは赤ちゃんを背負子で背負い現れた。これほど賑やかなパーティは珍しい。このお父さんが例のレンズキャップを持って忘れてますよと追いかけてきた。これほど優しい人がいるのは嬉しい。この後2組計約10人とすれ違い大生口に12時54分着、県道を18分歩いて苫尾口に帰った。周回3時間56分。

4.帰途
 帰りは速い、市外ではまだ道は混んでなくて高松市内までは順調であったが春日町辺りから混みだした。摂取したのは小さいムスビ弁当と水分280mlだけ、この時期は暑くも寒くもなく省エネ登山。体重55.4kg夕食後55.9kg。