山日記307番(12.10.07 屋島292m 晴れ後雨 26.0/15.8)
2012年10月7日 (日)
香川県高松市屋島中町の二つが池の少し上から屋島北嶺先端の遊鶴亭まで往復
何時間も歩くのは今年5月大滝山へ行って以来5ヶ月ぶり、腰の手術をしてから2か月ぶり
コースタイム
遍路道(登山道)出発12:50→南峰尾根(13:14)→三角点(13:23) →(14:35)遊鶴亭(14:50)→南嶺(15:24)→遍路道(登山道)着(16:20)
3時間半無事に歩けた

1.登り口から南嶺
 先週屋島に自転車を持ち込み周遊したり少々歩いたりして体に異常がないことを確認していたので今日は下から歩いてみることにした。昼食を食べてから、小さいリュックにペットボトルの茶350ml、とレンズを入れ、仕事用と私用の携帯、硬貨約600円、車の免許証は内袋に入れた。靴はやや狭いアゾロで下山時にはやはり右足の小指が痛くなった。カメラは胸に吊るようにした。いつもの車で2つが池の間を上り遍路道の端に駐車した。10台近くの車が辺りに停まっていた。
 
 カメラとレンズが3kgはある。遍路道を兼ねている登山道を登り始めるとやはり息が上がって来た。下りてくる人数人とすれ違いいつもの地蔵さんのところまで来、そこで右へ入り林の中の急坂に入った。南嶺の尾根まで距離は短いが太陽が直に射しいつもここでは大汗をかく。岩場を2つ越え、朽ちた大木が横たわっていたところではその大木は切断され、その歩きやすくなっているところも超えて、平坦な樹林帯を少し歩いて南嶺の尾根道に出た。左右の木に葉が繁茂しているので道は狭く感じる。
 
 橙色の服を着た数人が何か作業をしていたので近寄ってみるとそれはイノシシ捕獲の籠を設置しているところであった。少し歩くとまた捕獲の籠を発見した。給水塔の近くに三角点があったのでそれを目印にして歩き発見、近づくとイノシシ捕獲中侵入禁止の札をぶら下げたトラロープがあった。危険でもないので入り込み少し右に一等三角点を発見した。以前よりも周辺の草がかられて見つけやすくなっていて南嶺292.1mの標識が付けられていた。
 少し行くと四国霊場84番札所屋島寺の山門、ちょうど編み笠を着た遍路さんが入ったところ。急に人が多くなり境内を横切り談古嶺まで来た。人が極端に少なくなった。右に五剣山を見ながら北嶺をめざした。庵治石を切り出した跡が真っ白で何か痛々しい。

2.北嶺
 後ろからランニングの数人が追い越して行った。彼らとは南嶺でも遭遇し、以後も2-3回は会った。大柄な女性は筋肉隆々でおまけに日に焼けて真っ黒。このあたりを何周もしている。ハゼの葉が紅葉しかけてあちこちにドングリが落ちていた。昔は松の木はたくさんあったのに今は全く見かけず朽ちた立木もなかった。途中見晴らし台が二カ所にあるが空気が霞んで高松市街はよく見えなかった。周りがウバメガシばかりになって、北嶺先端の遊鶴亭まで1時間45分。小豆島も近くの男木島、女木島(鬼が島)も霞んでいた。リュックを下ろすと結構背面は湿りシャツもしっとりして、相当汗をかいていた。
 白い波をひいて舟がたくさん行き来しているのでそれを撮った。茶を飲んで少し休んでから引き返した。

3.引き返し
 北嶺は人が極端に少ない。曇ってきて雨が降りだした。足早に歩いて何嶺まで30数分、山上駐車場は8割がた埋まり水族館は観光客でにぎわい展望所は子供連れ家族で満杯であった。ここでは子供がたくさん見られる。乳母車に乗った赤ちゃんも多い。
 雨雲の間から索状に日光が射し地面を照らし出している。西では琴平の象頭山、南では阿讃山脈の大川山がかろうじて見えた。また大粒の雨が降ってきたので茶屋の軒下にみんな逃げ込んだ。小降りになったのでまた歩き出しそのうちに雨は止んでしまった。舗装した遍路道を下って車に帰った。16時20分でちょうど3時間30分後、脚はどうもない。新しいレンズはよく写る。我が家も窓まではっきり写る。