山日記309番(12.11.03(文化の日)烏帽子山1670m)
平成24年11月3日昨年に続いて紅葉を見に東祖谷の烏帽子山に行った。すでに登山口には香川ナンバーのプラドが停まっていたが持ち主には会わず、この真っ盛りの紅葉は自分一人の借り切りであった。
高松自宅(5:55)→清水峠(6:38)→穴吹9度→貞光ゆうゆう館(7:25)→三加茂(7:41)→桟敷峠(8:14)→登山口(8:32)90.0km
登山口(13:11)→R192へ(15:05)→R193へ(15:30)→清水峠16度→高松自宅(16:41)88.9km

コースタイム
登山口(8:46) →広葉樹林帯へ(9:37)→尾根へ(10:11)→(10:54)頂上(11:28)→尾根から右へ(11:58)→杉林へ(12:31)→登山口(13:04)


1.今日は山へ、登山口まで
 昨日は8時半から18時半まで昼食時間20分を挟んでしっかり仕事をして頭が興奮していたので、昨夜は9時半にレンドルミンを半錠飲んで寝た。今朝は7時間後の4時過ぎにちゃんと目覚めたがまた寝て今度は目覚ましの音で5時過ぎに起きた。長袖下着とトックリシャツ黄色いダウンを着て、足は靴下二枚下は夏用のズボンだけ。羊羹チョコsoyjoyを持ち茶は1280ml、昨日生協で買ったブドウパンと牛乳は朝食で昼飯は後で脇町のサンクスで五個入りの助六寿司を買った。カメラとレンズも持った。2週間前の瓶が森で温度計が壊れたので、西熊山で一冬越した、白いプラスチックがやや黄色くなっているやや大きめの古い温度計をリュックに付けた。曇り空であったが、そのうち晴れるだろうと希望的観測をして出発した。信号は赤点滅であった。
 
 貞光の警察署でいつも見ていた、おい小池の指名手配のポスターはやはり取り除かれていた。ゆうゆう館でトイレ休憩、人が多く多分剣山方面へ行くのだろう。三加茂でR192から左折して山へ入っていった。桟敷峠を越えると突然携帯の電波が途切れてこれは烏帽子山の頂上まで続いた。この付近はまだ紅葉が始まったばかり。ダムには水が少ない。まだ朝で日光がなく紅葉は全くさえない。

2.登山口から頂上
 登山口には香川のプラドがすでに駐車していたが、頂上往復の間に誰にも会わなかったのでこの人は周回しているに違いない。ストック一本で出発した。すぐに分岐があり左は落合峠へ右は烏帽子山、かなりの急坂。赤黄の落葉が多くてふわふわした中を上がって行った。
 すぐに杉林に入り、薄暗く中間層の広葉樹が一様に黄色に紅葉していた。ここからは急坂がズーと続きトラロープも設置されていた。この付近では黄色い落ち葉だけで赤い葉はなかった。50分歩いて広葉樹林帯に入った。標高は1361m。朝日が射すようになり明るくなり落ち葉が黄色と赤の混合になった。黄色の世界でこれを僕一人が占有している。登山路は右端にあるが左まで行って写真を撮りながら上がって行った。またトラロープが出てきてそれをつかみ急坂を上った。朝日が当たりきれいな紅葉が向こうに見えるので近づいて撮ろうと接近するとそれほどでもないことが常である。遠景だからきれいに見える。
 
 斜面を登り切り尾根に着いたのが11時11分標高1484mで、北西からの風が強くなった。ここからは紅葉は少なくなった。もう終わり。笹が深く緩やかな登り道を進むと残り雪が出現、霧氷まで出てきた。気温6度。笹が胸まであり下に倒れ掛かっているので上がるのに苦労する。道が水平になり左後方に矢筈山が見えだした。それは北斜面はびっしり霧氷が付いていた。天狗峠の北斜面もきっと霧氷が多いだろうと想像した。尾根に出てから頂上までは結構時間がかかる。

3.頂上
 頂上まで2時間8分、1670mだが気圧感応性高度計では1682mでいままで累積上昇は607m。晴れ微風気温7度。南からの太陽を受けて寝そべっていると暖かくなり気持ちがよい。南にススキ越しに三角形の天狗塚が見える。天気がよく今日は天狗地域は多くの人で賑わっているだろう。西端の断崖に行くと下の谷は今が紅葉真っ盛り、西方の石鎚山系は雲の中。どちらからか誰か来るかなと思っていたが誰も来なかった。食事をするには早いので羊羹とsoyjoyを食べ一休みして下山した。

4.下山
 頂上は温いが尾根に出ると北西の風が強く、手がかじかんでくる。尾根から右折し斜面に入ると風が止み、また紅葉の真ん中に突入。上から見ると紅葉が目の先にあり晴れてきているので本当にきれい。トラロープをつかみ下り、また右往左往して写真をとり広葉樹林帯を過ぎ杉林に入った。二本目のトラロープで下りほとんど下山した。
 右膝の外側が痛くなり、しっかり伸びなくなった。屈伸するとしばらく痛みが取れまた痛くなった。こんなことを繰り返して登山口に着いた。累積下降は607m、朝のプラドはまだあった。

5.帰途
 深渕の道端で大きい三脚を立て望遠で紅葉を撮影している人がいた。相当入れ込んでいるようでカメラはニコンのD3であった。深渕の公園の広場は紅葉はまだ早い、撮ろうとしたが雲が日光を邪魔して移動するのをかなり待ったが結局晴れなかった。桟敷峠から見える山肌のススキはきれい。桟敷峠を越えると突然携帯電話の電波は三本立つ。
 山肌が崩壊して道路工事をしていて40分も待った。その間に助六寿司の昼食をし、車は6台溜まり内4台は香川ナンバーであった。R192を走っていて道端の家に日の丸が掲揚されていた。今日初めて見た。帰って掲揚しよう、朝忘れていた。結局帰宅したのは16時41分、90km走るのに3時間30分もかかった。