山日記310番(剣山1955m 12.11.25(日))
平成24年11月25日久しぶりの山歩きは剣山に霧氷を見に行った。予想どおりに見られた。午前中早い頃は快晴であったがその内に三嶺のほうから雲がどんどん流れてきて、空気が霞んできた。予報どおりに天気は崩れてきた。
高松自宅(6:40)→穴吹4度→R438へ(7:53)→長瀬橋(8:05)3度→剣橋(9:33)→一宇1.9度→見ノ越(9:22) 96.2km マイナス1度
見ノ越(13:45)→一宇9.6度→R192へ(15:23)→穴吹13度→自宅(17:02)
コースタイム
登山口(9:40)→西島(10:32)→頂上(11:36)1度
頂上ヒュッテ(12:43)→西島(13:06)→登山口(13:31)
累積上昇高度580m
1. 久しぶりに山へ
4時に目覚めてまた寝て今度起きたら6時25分であった。急いで準備、長袖下着トックリシャツ、黄色いダウン、薄いタイツと冬用のズボン。朝食は昨日買ったブドウパンと牛乳、昼食は徳島脇町のコンビニで買った助六寿司5個詰め。羊羹soyjoyチョコレートも持った。車は3日前に自分でスタッドレスタイヤに交換してある。ナットを強く締めると来春交換するときにえらいのでゆるく締めている。今日はカメラとレンズ三本、計4kg弱。
もう明るい、行きかう車は多くスムーズに走れないが、国道317号に入ると快調であった。穴吹橋で4度、吉野川河口方面から朝日が射し、霧の立った吉野川の風景は良かった。貞光川に沿って上がっていくとやはりガスと日光がすばらしい。R438で霧氷を撮るために男性が三脚を道端で構えていたので、停まり伺うと先日は3日間石堂山の写真を撮りに通ったとのことであった。車には写真の機材がびっしりであった。彼は朝食のパンをかじりだした。ここからは塔ノ丸北面の霧氷はきれいに見えた。
夫婦池はまだ凍っていなく、R438の南面に出ると三嶺はくっきりで空気は完全に澄んでいたが、後に霞んできた。見ノ越の平面駐車場はほぼ満車で、この時期にこんなにあるとは思わなかった。しかし登山口から歩いて登るよりリフトに乗る人がはるかに多い。トイレはまだ開いて売店も営業していた。
2.西島まで
高度計は1400mにセットし、ストック一本帽子は耳宛の付いたのスパッツはなしで登りだした。剣神社の寒暖計はマイナス1度僕の西熊山で一冬越した寒暖計は4度、一冬越して狂ってしまった。すぐ上の階段道はこの時期は凍結していると思っていたが意外にも融けていた。ズボンの裾を汚しながら上がるとすぐに乾燥した道になった。朝日で霧氷が融けて氷になりピカピカ光っている。時々バサと落ちてくる。標高1600m地点は完全に葉がなく、道は広く見えて色彩もなし。帽子に汗がしみ込んで来て、石の階段道をヨッコラショと登り右に次郎笈が見え出した。空気はまだ澄んでいた。道横の草に霜がビッシリ付いている。西島まで52分、2―3人いただけで、案外すいていた。リフトで若者が4人上がってきたその横を通って再び上がりだした。途中2―3人の下山者とすれ違った。
3.頂上まで
ここから上は霧氷が多い。空は快晴から、東西に伸びる筋雲になってきた。西風が吹くたびにバサバサと霧氷が落ちてくる。東方ではヘリコプターが荷物をぶら下げて飛んでいた。R439の崩壊場所が見えてきだした。相当上の斜面から筋上に崩壊して簡単には修復できそうになく素人考えでは尾根の頂上から修復しないとだめみたい。
刀掛の松には誰も休憩していなく、真冬の感覚で霧氷を予想していたのでがっかりした。ヨチヨチ登り一の森の北面が見え出すとそれは一面の霧氷であった。さらに行くとヒュッテの北面も霧氷がビッシリであった。ヒュッテの寒暖計は1度、僕のそれは3度やはり1度が合っている。木道を風に逆らって頂上に向かうとベンチに一人男性が腰掛けているだけであった。遠くから撮影。2時間近くかかっている。
4.頂上
頂上の北斜面に下りるとカンバの木のきれいな霧氷が一杯であった。笹は枯れて黄色くなっていてその上に霧氷の付いた木が突き出している。次郎笈頂上の人がカメラで見え、塔ノ丸の人はチョット無理。あちこち歩き回り写真を撮った。風が強くベンチに置いたカメラケースが吹き飛ばされた。寒くなり雲海荘を風除けにして昼食にしようとしたがそこも風は結構強かった。仕方なくヒュッテの東側ですわり昼食。午前中リフトで上がってきた若者4人組みが丁度カップラーメンを食べているところであった。ヒュッテの食堂から何人かが出てきた。寒いのでカッパの上をとりだして着て下山を始めた。
5.下山
普段着でオーバーやジャンパーを着た人が何人か頂上を目指していた。今のような晴れた天気なら問題さなそうだが、突然悪天気になると道は凍りつき雪が降って大変なことになりそう。刀掛の松では5―6人が休憩中で、その横を通り西島に着いた。下るのは速い。
先に歩いていた人がリフトに乗ったので僕も続いてリフトに乗った。どう乗って分からなかったのでまごまごしていると係り員が、リュックを下ろして胸の前で持ってくださいと言ったのでその通りにした。
その少し前に若者3人組が西島から下りだしたが、見ノ越の駐車場で彼らが下りてきたところに出くわした、ということはあまり時間差はなかった。
6.帰途
見ノ越を出たのが13時45分、まだ駐車場は車が多くどんどん下山してきていた。一宇の温度計は9.6度。貞光川の紅葉を車を停めて撮りながら帰った。帰宅は17時2分。
今日は寒くて飲んだ水分は200ml位で寿司を4個食べただけ、ほんとにエネルギーを使っていない。体重55.1kgで食後55.9kg。夜大阪に行っていた哲郎一家がやってきて一緒に食事をして9時頃帰って行った。