山日記312番(寒風山1763m13.01.02(水)
晴れのち曇り雪 気温マイナス4度 高松12.3/3.5 松山12.5/5.3 高知9.6/-1.2
平成25年1月2日今年初の山歩きは霧氷のきれいな寒風山へ行ったが、今日は強風で霧氷は落ちてしまいもう一つであった。登山口は高知県吾川郡いの町桑瀬の旧寒風山トンネル南口。
高松自宅(5:47)→西条IC(7:28)113.0km→R194(7:46)へ→一谷(8:09)→登山口(8:35)148.6km
登山口(14:04)→一谷(14:47)→西条IC(14:58)36.8km→高松中央IC(16:25)141.3km→自宅(16:41)147.7km
コースタイム
登山口(8:48)→桑瀬峠(9:44)マイナス2度→(11:13)頂上(12:05)マイナス4度→桑瀬峠(13:01)マイナス2度→登山口(13:42)0度
登山口から登山口まで累積上昇高度900m(低気圧のせい)
登山口から登山口まで累積下降高度888m 
登山口から頂上まで累積上昇高度849m(あちこち歩き回っている、低気圧)
気圧感応性高度計による
1.今年初の山歩き、登山口まで
 天気予報では今日は暖かく明日から冷え込むとのこと。昨夜9時半に寝たら今朝4時に目覚め後はうつらうつらしている内に5時の目覚ましが鳴った。朝起きると下弦の月が南中して天気はよさそう。湯を沸かして500ml魔法瓶にいれ、茶は780ml、小カップラーメン、チョコレレート多め、羊羹、soyjoy、シュークリームを持ち昼食は西条市のコンビニで助六寿司を購入する予定。いつもと同じパターン。
 オーバージャケットも準備した。アイゼン、ピッケル、ストック、スコップ、スパッツは車にある。朝食は12月31日に買っておいたクルミパンと牛乳を車を運転しながら食した。今日は交換レンズは一本だけリュックに入れた。道は濡れて昨夜雨が降ったようでやはり気温は高い。
 
 高松中央ICから高速へ乗り時速80から90で走った。猛烈に眠くなり豊中ICの手前でPAに入りひと眠りした。愛媛に入り左側を見ると山の頂上付近は白くなっているので霧氷は付いている。西条市のコンビニで助六寿司を購入しようとしたが売り切れていたのでイナリ寿司を買った。そこでトイレ借用。
 寒風山トンネルを抜けて高知に入っても道に雪はなかった。後から香川ナンバーのパジェロが付いてきていたので先に行ってもらった。この男性は先に登山口に着き準備していたが出発は僕の方が早かった。しかし後から猛烈な速さで僕を追い越して行った。後で会わなかったので伊予富士に行ったのかも知れない。お腹の調子が悪くなり林道の閉鎖された支線に歩いて入り込みまた用足し。駐車場には10台くらいが既に停まっていた。高知の軽四の横に停めて準備をしていると、その男性がどこへ行きますかと聞くので、寒風山と返事した。彼は昨日は寒風山に行ったので今日は伊予富士だと言った。

2.桑瀬峠まで
 ジャケット、アイゼンはリュックに入れカメラは胸にぶら下げ高度計は1100mにセットして出発した。早速急登が始まり後ろから陽が当たり汗が流れだした。道は雪が積んでいるが踏み跡は完全で歩きやすかった。汗がカメラに落ちかかり操作ボタンにいくつもかかった。塩がかかるとまずい。高知と香川の男が追い越して行った。暑くて帽子は脱いでカメラバッグにかけて歩いたが帽子が邪魔して足元が見えずに歩きにくい。向こうに尾根と白骨樹が見え、右折して緩徐に高度を上げチョコを食べながら桑瀬峠に着いた。チョコを少量食べるだけで力が湧いてくる。峠は誰もおらず愛媛県側から風が強く吹き気温マイナス2度。雪が積んでいるがまだ笹が見える。日が当たり前衛峰がクッキリ見える。すぐ頂上へ向かった。

3.頂上まで
 笹原の中の道はまだ雪に埋もれるほどではなく、笹はまだ見えている。折れて枯れた幹だけが立っているモミの木を右に見て小木地帯に来た。霧氷は融けて透明に凍りつき、後ろからの太陽光で七色に光っている。風で氷がカラカラと澄んだ音を出している。これを写真に撮りたかったが望遠レンズがないので無理。望遠レンズは重いので今日は持っていない。ますます風が強くなりジャケットを着用した。
 
 左前方の小峰に2-3人いるのが順光でよく見える。あとでこの小峰に行ってみよう。高度を上げると霧氷が出てきだした。前衛峰の岩に多量の巨大なツララが付いている。狭い尾根道は雪が少なく枝に頭が当たるほど上がっていない。小峰に上がると絶景、下の道には登山者はいなかった。階段をいくつか登り鞍部に来た。ここでアイゼンを履くかと思っていたが凍結していなくて、ロープも設置されて難なく通過できた。ここは今日最高の強風地域であった。ジグザグ登り笹原のトラバースに出た。団体が大声で何か叫んでいるが、内容は不明。頂上下でジャケットのフードを被った男性とすれ違い頂上に着いた。

4.頂上
 曇り気温マイナス4度強風。2時間25分かかった。すでに団体が記念写真を撮っていた。僕の来年用の謹賀新年の写真を伊予富士瓶ガ森を背景に撮ってもらった。南側の斜面に下りてカップラーメンを作り、いなり寿司も取り出して昼食にした。ちょうどここに祠があり賽銭も置かれていたがゴミは目につかなかった。この付近は強風から守られて霧氷が完全に残っていた。少し斜面を下って霧氷の写真を撮った。瀬戸内海側から雲が流れてきてだんだん曇ってきた。なかなか写真を撮るチャンスがなかった。笹ヶ峰ちち山冠山も日が当たらずくらい。ズーと向こうの平家平は結構雪が多そうで真っ白に見える。
 団体は裏寒風への道途中でうどんを作り食べるとのことで移動していった。来てくださいと誘ってくれたので顔を出そう。

5.下山
 下のトラバースを見ると一人上がって来ている。12時5分下山開始。頂上下で茶色の犬が上がって来たので頭をなでてやると嬉しそうに寄ってきた。すぐ後に男性がやってきて、誰かいますかと聞くので南斜面に一人いますと返事した。団体が登った坂を上り彼らを見ると食事をしているようで、遠方から写真を撮っただけで僕は下りた。この時間になるともう上がってくる人はいなくて、誰にも会わずに桑瀬峠に着いた。気温マイナス2度で朝と同じ、周りが暗くなり雪が降ってきた。冷たい茶を飲みジャケットを脱いだ。後はジグザグの道を道なりに歩いて登山口に着いた。
 瓶が森林道に入って雪投げをしているアベックがいて、駐車場でソリ遊びに興じている多分二家族がいた。まだ車は10台くらいあった。気温0度。ちょうど朝の高知の男性が帰りしたくをしていたので、伊予富士は何人いたか聞くと4人との返事であった。

6.帰途
 高知のプラドがきわめてゆっくり林道を降りていたので途中で追い越して一の谷に着いた。西条ICで高速に乗りトラック一台を追い越しただけで、他の車には全て松山発高松行の高速バス二台にも追い越されて高松に着いた。途中豊浜SAでトイレ休憩し、今日は二割引きのアイスクリームを食べた。SAは客でごった返していた。帰宅は16時41分。
 小カップラーメンいなり寿司、チョコを食べただけ。水分は350ml位摂った。腰を反らすと左の股関節付近が鈍く痛む。体重55.2kg、食後56.1kg。顔が黒くなった。