山日記320番(13.12.09(日)丸笹山1712m)
平成25年12月8日(日)今期初の簡単に登れる、今年3月以来の丸笹山を見に行った。曇り気温マイナス4度。登り口は徳島県美馬郡つるぎ町一宇になる。
この日の気温高松13.7/6.9度 徳島13.2/7.8度

高松自宅(3:05)→清水峠(3:47)34.7km→R438へ(4:18)59.5km→剣橋(4:48)81.7km→
一宇2.6度→登山口(5:22)97.5km
登山口(9:06)→R192へ(10:08)→清水峠(10:49)→自宅(11:38)93.3km
コースタイム
登山口(5:23)→マイナス4度(6:30)頂上(8:28)0度→登山口(9:01)マイナス1度

1.出発まで
 昨夜9時に寝たら今朝2時40分に自然に目覚めた。外を見ると星が少し見えたので、天気予報のとおり快晴になりそう。すぐ準備をした。長袖下着、トックリシャツ、黄色のダウンを着、下は薄い下着と冬用のズボン、靴下は歩く距離が短いので厚手の靴下だけで、五本趾用ははかない。帽子は冬用の耳宛の付いたの。茶は250mlと280mlの二個、チョコレート二枚、羊羹二個、チロルチョコ数個を持った。徳島の脇間で助六寿司を購入する予定。アイゼンは持たない。カメラとレンズ三本、三脚も持った。靴は秋に底を張り替えたLowa、修理後初の使用。何も食べずにすぐ出発した。3時5分。

2.登山口まで
 家を出るとすぐにライトをつけた車が2台現れた。代行と書いていたので昨夜飲んでいた人が今帰ってきた様子。この時間は朝仕事をはじめた人と昨夜仕事を終えた人の両方が見られる。県道10号を順調に走り、途中で右折したがどうもいつもと様子が違う。時間も20分しか走っていないので右折が早すぎたことに気付いた。引き返して改めて県道10号から13号に入った。清水峠まで車に会わず、国道193号でも2―3台に会ったのみ。脇町のいつものセブンイレブンに入ると、店員は一人で客は居らず、棚の品も少ない。うまい具合に助六寿司が一箱だけ残っていたのでそれを買った。
 
 脇町の道横の温度計は5度。国道192号を飛ばして国道438号に入った。山腹の街灯が真っ暗な中に白く高所まで光っていてきれい。国道だけあって街路灯が設置されて安全に走れるが、これは山中に入るまで。ながせ橋が4度、一宇桑平の温度計は2.6度。桑平橋を過ぎると完全に真っ暗。第一ヘアピンでは空に星が見えていたが、だんだんガスがかかってきた。第四ヘアピンを過ぎると道端に雪が現れた。日陰では道路上の雪が完全に凍結していた。当車は12月3日にスタッドレスに換えている。今日は牽引用のロープは持っているが、スコップとタイヤチェーンは乗せていない。
 目の前に白いガスが流れてきて、間も無く登山口に着いた。5時22分。夫婦池の様子は真っ暗で分からなかった。

3.頂上まで
 日の出までに頂上に着きたいのですばやく準備をした。しかし左のスパッツのチャックが壊れてしまい不調。昔使っていた黒のスパッツの片方をくるまに積んでいたはずで、それを捜すとあった。うまい具合にそれは左用であった。右は赤、左は黒ということになった。オーバージャケットはリュックにしまい、ストックは先のゴムをとり鉄芯を出して一本持ち、当然ピッケルはなし。
 5時23分出発。荷物は全部で9-10kgくらいのはず。久しぶりで歩くのがしんどく、最初の階段道がえらい。速すぎる。速度を落としふらふらしながら薄い雪道を上がって行った。踏み跡は完全についていて、ヘッドライトの明かりで十分に確認できる。道横の木には霧氷が付いている様子。樹林帯を抜けて笹原に出ると、周りがなんとなく明るくなってきた。空に星は全く見えない、ということはガスの中。

4.頂上
 頂上に着いたのは6時30分、一時間ちょっとかかった。気温マイナス4度、西風が冷たく、リュックを下ろすと背中がスーと寒くなり急いでオーバージャケットを着込んだ。周囲がやや明るくなったが剣山も塔の丸も赤帽子山もガスのために全く見えない。しばらくするとガスが薄くなり東の雲の切れ目から日光が射してきたが、それも長続きしない。頂上標識に霧氷が付いていた。周囲の樹木には来春の準備の芽が着いていて、それにもちゃんと霧氷が付いている。何の木か分からないが赤い実が着いている樹木があった。三脚を使ってこれらを撮っているとすぐ時間が経ってしまう。
 だんだんガスが晴れてきて塔の丸が見えだし、東の山の稜線越しに日光が射して幾筋にも光線が見えるようになった。さらに待っていると剣山と次郎笈の中腹、三嶺の中腹も現れた。赤帽子山の南側には雲が湧き上がっていた。あれこれ写真を撮っている内に空腹になり助六寿司のイナリを3個食べた。唇が寒さで痺れて上手く動かない、手袋を脱ぐと手が痺れて動かない、やっぱり氷点下。剣山、次郎笈、三嶺の頂上は最後までガスに隠れたままであった。後4-5時間ここにいれば快晴の風景が見られたであろう。2時間もここにいたので下りることにした。気温は0度まで上昇していた。

5.下山
 8時28分下り始めた。笹原の雪はすっかり融けているが樹林帯の中はまだ過日降った雪が残っていた。下り坂も登山靴だけで十分安全。写真を撮りながら30分で下りてしまった。

6.帰途
 夫婦池の横で車を停めていると今日初めてワンボックスカーがやって来て登山口の方へ向かった。9時過ぎに車を出し、R438を下ったが今の冬期では上がって来る車も2-3台であった。帰宅は11時38分で二時間半かかった。10月下旬に左下肢がまた不調になり、それが回復するのに3週間かかったが、今日の山歩きでは特に違和感はなかった。