第14回 徳島航空基地マラソン大会
新しい土地へ異動になると、鋭い嗅覚を働かせて、即座にマイナーなレースを開拓するピッグこと阿南支部長が、さっそくマイナーなレースの第2弾に参加した。
その名も徳島航空基地マラソン大会だ。青森時代に開拓した三沢基地の Misawa AB Race The Base Half-Marathon を彷彿とさせるレースだ。基地があるところは、どこもマラソンレースがあるのだろうか。
(幹事長)「それにしても、こういうマイナーなレースを、よく見つけてくるなあ」
(ピッグ)「こういうのは発掘するのも楽しいし、参加するのも楽しいですね」
僕もインターネットなんかで調べたりしているのだけど、なかなか見つからないのよねえ。
ともあれ、ピッグから報告記が届いたので掲載しよう。
2012年5月20日(日)、海上自衛隊徳島基地の基地祭のイベントである徳島航空基地マラソン大会に参加してきました。
当日は、曇天プラス微風で上々のコンディションでした。徳島空港の誘導路を利用したコースを走るため、木陰など望むべくもなかったため、天気が良くて暑くなるのを心配してたのですが、嵐の徳島マラソンから打って変わり、まさに天佑でした。会場運営面でも、さすが自衛隊!仕事としてきっちりと個々の役割を全うされておりました。特に選手控えスペースには、広々とした飛行機の格納庫があてがわれており、出走前まで体力の消耗ゼロで快適に過ごすことができました。
さて今回、参加した10キロのコース設定は、空港誘導路を利用した5キロコースを2回周回するもので、航空ファンの自分としては、素敵な離発着する旅客機を間近で見られるワクワクする環境でした。基地内のマラソンでは、過去にも青森での三沢基地マラソンに参加していますが、ここ徳島空港では、さすがに日本人ばっかりだろうなぁと思っていたら、結構、徳島在住の英語講師?らしき外国人も、ちらほらと見かけました。参加者は全体で1千人程度とのことでした。
待機場所でゆっくりと体力温存した後、スタート地点へは徒歩で移動し、10:00にスタート。10キロの気軽さから適当に真ん中あたりに位置取りしていたら、前方に徳島マラソンでみかけたキリンを頭をかぶっている方を発見しました。でかいのでとても目立って応援してもらいやすいけど、すごく走りにくそうです。よほどの実力者ではないかと感じました。スターターは、基地のお偉い方と思われます。運動会用の空砲ピストルでのスタートだったのが残念。もう少し自衛隊らしい演出(大砲で“ドカン”とか・・・)があったら嬉しかったですが。というわけで、徳島マラソンのような混雑もなく、淡々とスタートしました。
走り始めて早々に、2mくらいの巨大な米国人?が程よいスピードで走っており、風除けには非常にありがたい存在だったのでコバンザメの如く、しっかりと後ろに付かせてもらいました。しかし、しばらくすると米国さんのスピードにちょっと物足りなさ感じるようになり、次はサッカー愛好会?らしきランシャツの走行フォームがとてもきれいで安定した走りをみせる兄さんにペースメーカーを代わってもらいました。
目標は、50分を切ることでしたが、途中の給水で立ち止まることもなく、1周目が終わり、コースの様子も把握できたので気持ちに余裕をもって2周目に入りました。
終盤、8キロ時点で40分40秒と目標達成には、きわどい残り時間となりましたが、ゴールが見えてくると力が湧くもので、なんとか49分25秒でゴールできました。
結果は、男子の順位では168位となり、自分としては、まずまず満足な内容となりました。
帰る前にせっかくなので、基地内の食堂に立ち寄りに「名物海軍カレー」食べなきゃソン!ソン!なんてありましたが、ご飯つぎ放題の日替わりメニューを食べました。
さらには普段はとても入りにくいと思われる徳島航空基地の記念館に立ち寄り、戦時中の資料などを見せてもらいました。終戦近くに沖縄を包囲する米艦隊に対して徳島基地から低速の練習機で特攻を敢行したとのことで、当時の悲壮感が伝わってきました。ないない尽くしで追い込まれた状態であったにせよ、もう少し成功の見込める性能の良い飛行機に乗せてあげられなかったのかと、思わざるを得ませんでした。
最後に子供向けコーナー近くでブルーインパルスのポスターと海上自衛隊特製?団扇をお土産にもらって帰りました。(ええ年して、ちょっと嬉しかったです。)
(幹事長)「阿南健康マラソンでは惜しくも1km5分を切れなかったけど、今回は1km5分を切ってるじゃない」
(ピッグ)「コンディションが良かったですからね」
(幹事長)「またマイナーなレースがあったら、ぜひ一緒に参加しようね!」
〜おしまい〜
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