はオススメランクだよ♪
★ NEBULA -ECHO NIGHT-





 NEBULA 
- ECHO NIGHT -


ソフトタイトル NEBULA -ECHO NIGHT-
対応機種 PS 2
ジャンル 3Dリアルタイムホラーアドベンチャー
発売会社 FROM SOFTWARE
発売日 2004.1.22 ★★★★☆
ウリ?文句 2044年、月面。全てはあの事故から始まった。 切ないホラー♪
関連もの エコーナイト (PS) エコーナイト#2 (PS)

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ちょこっとストーリー (^_-)…☆
私の名前はリチャ−ド・オズモンド。婚約者であるクラウディア・セルファーとアメリカの郊外で生活している。数日後の彼女の誕生日に私たちは宇宙旅行をし、その宇宙で式を挙げるのだ。永遠に続く宇宙で永遠の愛を誓い合おうと。当日2人を乗せた旅客機は宇宙へと旅立った。それまで順調なフライトを続けていた機体が突然大きく横揺れをおこすと機体の一部は破損し、月面の不時着を余儀なくされた。宇宙服の着用方法が映像で流れ始める中機体の後部から巨大な破壊音が聞こえてきた。不時着に失敗し後部が損壊したのだった。乗客の誰もが死を覚悟したことだろう。私は掌の感触だけでクラウディアの存在を確認する。その時衝突音とともに凄まじい衝撃が私を襲った。そして私の意識は闇に包まれていった。どのくらい眠っていたのか。我に返り辺りを見渡すと乗客の姿も彼女の姿もなかった。彼女の座席にはペアリングが置き去られていた。機内の窓から外には大きな建物が見える。みんな建物に移動したのだろうか。クラウディアに逢いたい、そして真意を確かめたい。「私もあの建物に行こう・・・そしてクラウディアを見つけ出そう」
(*^-'*) 楽しいところ♪ (*'-^*)
期待していたエコーナイトシリーズの第3弾です♪今回もシステムとしては今まで通りで変わりありませんがいつもと違って舞台が月面ということもあってちょっと変わった雰囲気がいっぱいでした。まず最初っから驚かされるのはグラフィックの美しさ。近未来的な雰囲気も手伝ってかすごく洗練されたキレイさがありました。逆にいうとゴミゴミチックな現実らしさがないのでリアリティにかけるのか?なんて思いがちですが、そこもまさしく宇宙空間という特殊な空間のため不思議とすべてがイメージ通りって感じなんです。きっと月面施設っていったらこんな感じなんだろうなぁ〜みたいに(笑)このシリーズの楽しいところといったらちょっと変わったシステムだと思います。ただのホラーゲームとは違って恐さより切なさが優っているゲーム♪こんな感じでしょうか。だからグロテスクなシーンもなくほんとに精神に訴えかけるような物語。目で驚かすようなホラーではなくじわじわと心の中に入ってくる恐怖や不思議な感情といった他にはないおもしろさがあるのは事実です。始まるとずっと主人公の一人称視点で動くことになります。行く先々で亡霊となってその場にとどまっている人たちを見つけては話を聞き、その願いを叶えてあげることで昇天させることができます。今回いつもと違っていたのはまず対処方法。今までは明かりさえつけば一安心みたく電気がキーになってました。今回は霧の存在です。霧がとても深く前が見えないような場所ではそこにいる亡霊がほぼすべて悪霊と化するのです。だから今までは特定の悪霊がいてそれ以外は亡霊で電気がついてなくても亡霊は襲ってこなかったんだけど今回は霧が発生していれば亡霊もたいてい悪霊になってしまいこっちを襲ってきます。これがなかなかどうしてクセモンでした。特定の悪霊がいてその場所に行けば襲ってくるのとは違って亡霊すべてが襲ってくる可能性があるのでどこに行っても気をぬけません。初めての場所に行く場合は必ずといっていいほど霧が発生しているのでまずは霧をはらしてやらないと亡霊と話せないんです。霧をはらしてしまえば悪霊も亡霊と化し話せるようになります。でも難しいように思えてこれが簡単なんです。行く先々に監視モニターがありマップごとの一番近い部屋に設置してあるのでまずはそこで落ちついてモニターをチェックします。これで霧をはらす換気装置や亡霊がどこにいるか、その部屋には何が設置されているのかなどいろんなことをあらかじめ知ることができるのでそれさえできればあとは実行あるのみ。先のことがすべてわかってるのでここでかなりの安心感を生み出してくれてます。悪霊と化した亡霊がいるのもわかるのでそれの避け方をあらかじめ考えておいたりできますし♪そういう点では今回かなり楽でした♪それからこのシリーズでいつも思うのはアイテムを駆使した謎解きがとても親切なこと。というかわかりやすいです。とはいっても簡単じゃ〜んって感じの軽すぎなノリなわけではなくアイテムを見つけて「はて?何に使うのだろう?」って考えた時「そいえばあの亡霊がこれをほしがってたな」とかすぐにピンとくるつながりばかりなんです。アイテムも普通に歩いていればだいたい目に付くようなものばかりでヒネリはないのですが時にすんごい無造作におかれててどう見てもアイテムだとは思えなかったようなものもありました。見落とすとあとがつらいですがどうしてもいるものは自然と見つかるようになってるし、ヒントがないなぁ〜と思ったら監視モニターをのぞいてみるとカコの映像とか出てきて実はヒントになってたりします。そういうさりげないちっちゃなヒントが難しすぎるわけでもなく簡単すぎるわけでもなく・・・といった適度な難易度のおもしろさを出してるなぁ〜と思いました。相変わらず亡霊の願いを聞き届けて喜んでもらえたときがほんとに一番落ちつく瞬間ですね。「ありがとう」の一言の重みと言ってもらった側の喜びがこれほど感じられることってそうはないですヨ〜♪(笑)これがホラーといえども怖さばかりではないこのゲームの醍醐味でしょう♪怖さのあとの切なさってね。この微妙〜なバランスがとても心地よいんです。ちなみにセーブは監視モニター室でできるので楽。マップごとに監視モニターがあるってことはセーブもコマメにできるってことで好きなだけセーブしながら進めるのがうれしいですね♪今回は心拍数の表示があるのはおもしろいですが異様に上昇も早いです(笑)振動をオンにしてるとそのドキドキが伝わってくるのですが場所を移動すると落ちついてきます。そうすると今度は自分の心拍数の方が上がってるのが余計わかってきたりしておもしろいです(笑)ゲームでは落ちつきも早いのに自分の方がドキドキしてるぞ〜みたいな。そういう意味でのリアル感はいいですね。ドキドキがまさにゲームに反映されててゲームの中の心拍数を見てドキドキしてる自分がいます(え?)
Oo。.(_ _) 気になるところ (_ _).。oO
いくら監視モニターをのぞいても、アイテムを探しまくっても、施設を歩き回っても・・・次何するんだ?なんてところがいくつかありほんとに自分が亡霊になったかのようにグルグル歩き回ってたときもありました(笑)それほどに今回のヒントはとてつもなくさりげないので一瞬でも見落としがあるとドツボにはまることがあります。まぁ〜それさえなければ大丈夫なんですが(汗)パスワードとかも変な方向に頭が一瞬ずれてしまうと、答えはすぐそこにあるのにドンドン離れていってしまったりするようなそんな不思議な仕掛けばかり。だから単純にパッと頭がひらめいた人にはむちゃくちゃこれって謎なの?っていうくらいに簡単なキーワードなんだけど、その一瞬がひらめかず勝手に奥深いとこにドンドン入って難しい謎解きなんだと思いこんでしまった人にはかなりな労力を費やすものになると思います。そういう人はたぶん自力で解けなくなるような場所もあるのではないかなぁ〜って感じ。そこがこのゲームの難易度の分かれ目にもなると思いました。普通のゲームと違ってアイテム自体がかなり少ないのでだいたい必要なアイテムくらいしか目に付くものがないです。でもいまいち今回は目に付きにくいものが多いなぁ〜と思いました。宇宙服のせいで視界が少しせまいことや霧のせいで視界が悪かったり歩くスピードがかなりのろかったりするのでそっちに気をとられていると見逃すことも多くなると思います。電気も宇宙服についてる携帯用のライトだけなので霧がはれたと思ったら今度は真っ暗で余計見にくくなったりして困ったりしました。ライトのバッテリーはかなり親切に近場にいくつもおかれているのであまりつけっぱなしでも心配はいりませんがライトがいらないところも多いのでコマメに消しておかないと霧がはれた場所の方が余計に暗かったりしてあとあと困ることにもなりかねません。アイテム探しのためにもそういう細かな気遣いがいったのは今回の特徴でした♪その分セーブロードやマップ切り替えなどのストレスが全くなかったのはとてもよかったです。結局は↑に書いたことも人それぞれな感じ方なので誰もが感じるような気になる点はあまりなかった気がしますよ!あ。心拍数の上昇が異様に早いのは・・・病気ですか?(笑)あっというまに300到達して死亡に至ることもありますがその分下がるのも早いです。ただ上がるにつれて視界がまっくらになるので結局移動もままならなくなり死亡にいたることが多い分上昇しすぎたら諦めざるを得ないところがありました。せめてドアにくらいライトあててくれ。逃げたくても逃げれないよ・・・(汗)そうそう。もう1つ。月面やとある場所では屋外で重力が6分の1になり動きにくい上に穴に落ちると一発死です。ダッシュ操作がジャンプに切り替わってますますのろまになるんですがそのジャンプもクセモノ。ヘタにぴょンぴょンしてると空中浮遊みたいなもんなのでなかなか着地してくれません。そのまま穴に一直線なんてこともあるのでうかつにジャンプもできんしかといって歩けば超ウスノロだしとなかなか進みませんでした。今回は移動に関しては屋内でも遅めなので覚悟しとくといいと思います♪おまけにも1つ(汗)クリア後に何もないのが残念ですね〜。集め要素もまったくなくほんとに本編を解くだけなのが全体のボリュームに影響しちゃったのかもしれません。
全体的な感想 ヽ(^o^)ノ
ちょっとボリュームがどうかな?って思ったのは確かですがとてもまとまったよい作品になってたと思います。マップごとの亡霊がもう少し多くてもいいのではないかなぁ〜って欲をいうと思いました。確かに数が多いところもあるのですがその時はたいてい数人ワンセットで昇天させられる人が多く関連しあってるので結局やることは一人分になってしまって物足りなさが残ってしまいます。楽しいからこその文句なんでしょうかね〜(笑)ゲームは主人公の一人称視点で進むので3D酔いする人にも要注意ですがちゃんとムーブエフェクトのオプションで縦揺れとかなくすこともできるので親切設計です。これでかなり楽になると酔いやすい人に聞いたことがあります。・・・のわりには結構それを知らない人が多く酔いながらガマンしてやってる人がよくいるのでそういう人は覚えておくといいですよ〜。私は酔わない方ですがちょっと試してみたところ確かに歩いたときの揺れがないだけでかなり気分的に楽ですね。でもいざやってみるとそういう揺れのないゲームの方があぁ〜なんだ♪っていつもの感覚だったので揺れがある方が少ないんですかね。酔わない人は揺れつけてやった方がリアル感があっていいかも〜。私ももとに戻して揺れながらやりました(笑)話を聞くとやっぱりこのシリーズ。やってる人にとってはエコーナイトシリーズでファンが多いんだけどそのやってる人自体がかなり少ないらしいですね。一度やるとおもしろさをわかってもらえるんだけどなかなか出荷本数自体が少ないそうで余計に売れ行きがのびないんでしょうね〜。初めてとっつく人にとっては定価で買うのはギャンブルかもしれないけど一度やっておもしろさを知ってしまった人にはそうでもないと思います。そのくらいの感覚でシステム的には異色でおもしろい!悪霊と化してしまってる亡霊たちももとはとってもいい人たちだったり、何かそれだけの悲しい思いを秘めてる人たちだったりと思うことはいろいろで昇天させてあげるたびにスッキリとした感覚が残るなんてこんなスッキリ感覚のホラーはめったにない(笑)と思います。もうホラーというよりすでにただのアドベンチャーって感じですが♪今回のエンディングもいくつかありますがちょっとこれまた今までとは違ってかなり異色。理解しづらさは2といい勝負って感じでしたが(笑)ラストクライマックスで物語の真実がだんだん見え隠れしてくるところから自分の頭でいろんな謎を解きつつも驚きの最後が待ってる!なんて今回もやってくれる終わり方でした(笑)ちょっと最後にも物足りなさ感が残りましたがこのゲームはその過程でいろんな人を昇天させるたびにまた違ったそれぞれのエンディングがあると思えるんであまり気にならなかったのも事実なんです。興味をもった人はぜひ一度やってみることをオススメします。とても静かなゲームなので、あまり凝った謎解きや展開を期待しない人へやってほしいなぁ〜と思います。落ちついてゆっくりと楽しみたい人にはいいと思いますヨ♪人によっては10時間もあれば十分クリアできるようですが私はもう少し遊べました。今日はこの人を昇天させよう〜なんて少しずつ区切ってやるとより長く楽しめるかもしれませんね!最後に楽しいところでも言ったように宇宙空間なことに対してはあまり違和感はありませんでした。でも考えてみるとそれは中身を知ってるからっていうのもあるのかなぁ〜と思います。いくら舞台がリアリティに欠けてもどんなことをするのかどんな展開が待っているのかを多少なりとも知ってるからこそ期待がもてる!みたいな。初めてやる人にとってはその近未来な空間がわりととっつきにくそうな感じがしなくもないんでそういう場合はエコーナイトのシリーズ1か2を最初にやってみるといいと思います。最近はかなり安値で出回ってるのでお得ですよ〜。まだ船や屋敷が舞台なので入りやすいかもしれませんね!霧か明かりかの違いでやることはほぼ同じですから♪興味をもった人は公式HPへ飛んでみると時間は食いますが耳に残る切ない音楽とマッチしたキレイなムービーが見られますヨン♪

ビジュアルメン とてもキレイ。モニターごしとかになると余計に実写か?って思わせるようなリアルな感じで驚きでした♪ ★★★★★
操作性メン 慣れないうちは大変ですがもうひたすら慣れるのみ。歩き、走りのスピードがかなり遅いのでストレス注意。 ★★★☆☆
ロードメン 快適です♪ ★★★★★
バトルメン 戦う手段はありませんよ〜逃げるのみ。あとは霧をはらしてくださいまし♪ ★★★★☆
ストーリーメン 一人一人の亡霊たちとのやりとりがメインなストーリーのような気がします。オオモトのストーリーもありますが私はどちらかというとそっちがサブって感じですね。だから過程で十分楽しんで最後やっと自分のストーリーが出てくるって感じです。わりと今回は自分のストーリーの方が大雑把に作られてる感がしてなりませんでした(汗) ★★★★☆
総合メン 切ない感じは健在です。謎解きが難しくなくアイテムさえ見つかればテンポよく進むのでストレスがありません。その分ボリューム不足感は否めなくなるけどその分ヘタに追加して内容が薄くなってもイヤだしなぁ〜って感じなのでちょうどよいのかもしれませんね。どうも月面ってこともあってウソっぽいわけじゃないけど変にリアル感がなかったような気もしました。これが少しホラー度を下げてる理由でもあるかも。霧より暗闇の方がやっぱり怖いのかもしれませんね〜。 ★★★★☆