ネコちゃんから飼い主へ宛てたお手紙です。

おひっこし
突然こんなことを言ってごめんなさい。

私は今日、かみさまのところへおひっこしします。

ずっとあなたと一緒にいたかったのだけど…

もういかなければならないんです


あなたは悲しんでしまうでしょうか?

あなたは泣いてしまうでしょうか?

本当はずっとずっと一緒にいたかったけど…


あなたと離れるのが、とても寂しいです。

あなたが撫でてくれた指のぬくもり

あなたが分けてくれて一緒に食べた夕食

私は決して忘れません。

冬の寒い日は、あなたは私を布団にいれてくれて一緒に眠りましたね

私はあなたのまくらであなたの鼓動を聞きながら、とても安心していたのを覚えています。

あなたと一緒に食べたケーキ

ちょっとだけあなたに意地悪をされて追いかけられたこと

どれも素的な思い出ばかりです。

ねぇ知っていますか?

私があなたと初めて会ったときのこと

あの時私はこう思ったんです。


あなたと一生一緒にいたいって!

今それが叶ったことをとても嬉しく思っています!

だからどうか泣かないでください。

私はとても幸せだったのだから。

私はとても嬉しかったのだから!

あなたは短い間だったって思うかもしれないけれど、私にとっては十分な時間。一生懸命生きたんですよ。

あなたと一秒でも長く一緒にいたくて!

すごいでしょう?

頑張ったんです。

ほめてください!

そしてどうか、笑ってください。

私との楽しかった思い出を思い出してください。

私はかみさまのところに行くんですから。

苦しみからも悲しみからも解き放たれて

私は幸せになるのですから。

私の旅立ちを笑って見送ってください。


そしていつかあなたが、こちらに引っ越してきたとき−

あなたの楽しいお話をたくさん聞かせてください。

私はあなたが悲しいのも、苦しいのも、痛いのも、見たくありません。

だから、どうか。

私が引越しした後も、自分を責めたりせずに、傷つけたりせずに、楽しい毎日を送ってください。


さぁ、もうそろそろお引越ししなければ…

私はここであなたの幸せを見守っています。

私はここで、いつもあなたをおもっています。

いつかあなたとまた会える日まで

そのときまで、私はあなたのことをずっとずっと思っています。

私をたくさん可愛がってくれてありがとう。

私はあなたが大好きです!


2010.07.06