藤の1年間
農事暦ならぬ「藤暦」をまとめてみました。2011年2月から始めて、2012年1月までの記録をアップしました。毎年同じようなことの繰り返しです。管理の作業自体はプロの方が行っています。
花が終わってから枝は伸び放題にしておきます。2月頃適度な長さに切りそろえます。写真は切った直後のものです。
7月
撤収開始。まずは盆栽の展示台の解体です。工事のときに使われる足場を利用して作られています。
2月
夏は繁り放題の状態です。切ってさっぱりしたい気分になりますが、この段階で切ってしまうと、次の年の花のつきに影響するそうです。
桜の花が咲く頃、切った枝を棚に結わえ付けていきます。芽も少し大きくなり、花の咲き具合もある程度予想ができます。
12月
プチ花見もできます。夏には時々狂い咲きの花が見られます。
たった1日で何もなくなりました。いつもなら、花も切ってしまうのですが、今年は花の持ちがよいためしばらく残すことにしました。
3月
資材や鉢を搬入して、藤まつりの準備開始です。
2023年より鉢の展示はしていません。
花が枯れかけると花房の根元を1cmほど残して切り落とします。(根元に新芽の元があります。そのままにしておくと、さやえんどうのような実がついて、樹の勢いがとられてしまうからだそうです。
両手を頭の上にあげて、鋏で全ての花房を切り落としていくのは、なかなか大変な作業です。来年の花づくりがもう始まっています。
4月
藤の樹は水を好みます。雨が少なく、乾燥気味の今年は、簡易スプリンクラーが大活躍しました。
5か月間更新をさぼっていたのではありません。特に変化がなかったからです。11月ごろから落ち葉が目立つようになり、12月中にだいたい散ってしまします。
花芽も大きくなり、満開が待ち遠しくなります。今年は少し遅れ気味のようです。写真がボケ気味なのは、撮影者の腕によるものです。
散った落ち葉は樹の根元に集めておきます。季節風で飛び散るため、柵の周りにすのこを取り付けています。
今年も2月に枝を切りました。このページのトップをご覧ください。
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2011年は4月22日から5月5日まで藤まつりが開かれました。写真は5月5日に撮影したものです。花がらが地面にたくさん落ちるようになると、盛りも終わりになります。
5月
5月7日、8日とまつり期間は終わっても、知らずに訪れる方があります。今年は棚の藤だけでも見ることができました。