2021年3月
知り合いの木工所で、バナナ吊りの木工製品を見ました。
その中の一つに、ミカンの木の枝を支柱にしているものがありました。
曲がった形と言い、木の表面の文様と言い、何とも言えぬ味わいがありました。
そのようなことから、我が家の果樹園の剪定をした折、ミカンの木の枝を木工材料として、置いています。
墨入り柿の木で、花台を以前作っていましたが、ミカンの木とコラボしたら何かいいものが出来ないかと思い、オブジェを作ってみました。
ミカンの木の枝を見ていて、人のような面白い格好にこのオブジェを思いつきました。
なんかいい感じの置物になったと思いませんか。
2021年8月
木の伐採に行った折、切り口におかしな文様がありました。
エイリアンか動物か、なにかに見えます。
これは面白いと思い、もらって帰りました。
2か月後に輪切りにし、磨いてみました。
こちら側が、伐採時に出ていた文様です。
こちらは、輪切りにした時新しく出てきた文様です。
切る位置によって、このように文様が変化します。
この木、直径12cmほどのグミの木です。
グミの木を加工するのは、初めてでしたが、結構固い木で、ずしりとした重さがあります。
最初からひびがあり、文様の部分もひびが入ってます。
ひびの周りに色がついて、このような文様になっているのかなと思います。
2021年5月
剪定の仕事をしている時、木を根元から伐採してほしいとの要望が、最近よくある。
その理由であるが、
①高齢化し、自分で剪定が出来なくなった。
②年金暮らしになり、維持費にお金をかけられない。
③後を任せられる子供たちが家に残らない。
④後の者に負担をかけたくない。
このようなことが考えられる。
ずーっと前に、モッコクの木を床柱用にもらって帰ったことがある。
それ以降は、伐採があっても、木をもらって帰ったことはなかった。
墨が入っている柿の木には、それで、小物を作ったりしており、関心はあった。
しかし他の木は、あまり気に留めてなかった。
先日、カイズカの伐採があり、切り口の模様と色合いに心が動いた。
模様がきれいな木を1本持ち帰った。
これがその木である。
直径が20センチ余りある。
この丸太を3㎝ぐらいの厚さにチェーンソーで切る。
このくらいの厚さが無いと、乾燥してひずんでくるからである。
ある程度乾燥してから輪切りにするが、さらに乾燥が進むとひびが出たり、反ってくる。
出来るだけ乾燥させた方がいいが、そこまで待てない性格である。
チェーンソーで輪切りにし、皮をはぎ取ったところである。
この後、ディスクグラインダーで研磨する。
ひび割れは、木くずを木工ボンドと混ぜ、割れ目に詰める。
花台の見栄えを高めるため、ひび割れ止飾りを作った。
ひび割れ止飾りは、プラバンなどで埋め込む大きさの型を作っておく。
その型を使って、埋め込む板と埋め込まれる板に線を引き、一方は型に沿って穴を掘り、一方は埋め込む板を切り出す。
これが、埋め込む前のひび割れ止飾りと掘った穴である。
木工ボンドを塗り、止飾りを打ち込む。
乾いたら、ディスクグラインダーで研磨して完成です。
塗装は、ニスより荏油が木の素材を引き出せ、ベターだと思った。
2021年7月
残っていた材料で足付き花台を作ってみました。
足付き花台、各足を水平にするのが一番の難点です。
ここをきちんとしておかないと、ガタつきが出ます。
また、いい工具を持ってないので、足の間部分を取り除くのが大変でした。
ドリルでたくさん穴をあけ、のみで削って取り除きました。
磨きをかけて完成です。
手間がかかった分、グレードアップという感じです。
輪切りにした時、斜めに残った木で何か作れないか考え、ペン立てを作ってみました。
6角形に端をカットし、ディスクグラインダーで研磨して、適当な位置に穴をあけます。
ペン立ての完成です。
実用的な小物です。
ユーチューブでスウェーデントーチというものがあるのを知りました。
作り方の動画を見て、よく乾燥したケヤキの丸太を使い、作ってみました。
チェーンソーで丸太を切る時、丸太を固定させる板をビスで止め、動かないようにします。
こうしないと、危険です。
また、チェーンソーは、刃がよく切れるものでないと、切るのに時間がかかります。
切れ目の中心に着火用ジェルを入れ、火をつけます。
数日後に試運転でジェルを買ってきて、火をつけてみました。
ジェルが少なかったのか、火着きが悪い木なのか、途中で火が消えてしまいました。
再度挑戦になりました。
2021.515
手軽に作れて、長く使えるものが無いか、夜昼なく考えてました。
そこで、思いついたのが、スマホスタンドです。
孫たちが、ユーチューブをいつも見ており、置く台を作ってやったら、どうかなと思ったものです。
まず、イメージパースを書いて、サイズ決めをしました。
チェーンソーで、材料を切り出し、鋸で形を作り、ディスクグラインダーで研磨します。
真ん中で切り、対のスマホスタンドにしました。
正面です。
側面です。
ストッパーと転倒防止に使っているのは、ミカンの木です。
剪定した木を使っています。
裏面です。
味わいのある支えになるよう、木の枝の形の良い部分を取り付けます。
スマホを縦置きにしたところです。
横置きにしたところです。
1個でもいいのですが、2つで使うとこのようになります。
早速、使っています。
手で持たなくて楽ちんなのか、お気に入りになりました。
たくさん作ると、売り物になる木工製品だと思いましたが、作る材料と道具がそろってないので、難しいです。
以前、紙粘土を使って、写真立てを作ったことがありました。
それを思い出し、カイズカで作ったら、どんなものが出来るか作ってみました。
まずは、チェーンソーで材料を切り出し、ディスクグラインダーで研磨しました。
写真の額縁となる枠をミカンの木の枝を使って作りました。
ミカンの木の枝は、半分に切り、写真とアクリル板が入る溝を薄い板を取り付けて作ります。
それを枠になるよう取り付けたところです。
アクリル板と写真を差し込めるよう、上の枠には、隙間をあけて取り付けます。
ミカンの枝の模様がいい雰囲気となり、写真が引き立つと思いませんか。
入れる写真サイズは、L版です。
フォトスタンドですが、カイズカイブキの綺麗な年輪模様が見えなくなるのが、残念です。
また、ミカンの枝からはみ出た木の部分が重たすぎて、このフォトスタンドは、改良しなければと思っています。
年輪が見えなくなるなら、見えないところはくりぬこうとして作ったのが、このフォトスタンドです。 (2021年6月作成)
ま~言わば、通常の額縁と同じスタイルです。
木をくりぬき、曲線の飾り額に仕上げ、年輪模様がきれいに見えるようにしました。
入れる写真サイズは、L版です。
これも、夜中に思いつきました。
二等辺三角形をした紙製のカレンダーがありますが、それと似たような形です。
カレンダーは、ネットでダウンロードし、プリンターで印刷して作ります。
カレンダーサイズは、はがきサイズです。
これも、肝心の年輪部分が見えないのが残念ですが、使い物になる木工作品です。
2022年3月
孫がタブレットでYouTubeを見てた時、お茶の急須を支えにして見ていました。
あー、これ作ったらいいかもという事で、タブレットスタンド作りました。
材料は、カイズカの木です。
正面から
側面から。
受けや支柱はカイズカの細枝です。
タブレットを立てたところです。
スマホスタンドを大きくしたようなものです。
これで、取られていた急須が戻ってきました。 (* ´艸`)クスクス