++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン第2部 創刊号 2006/01/17
タイトル ○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
創刊にあたって
はじめまして。合気道八幡浜市合気会道場主 小清水孝です。
1990年に郷土 愛媛県八幡浜市で合気道八幡浜市合気会を発足しました。
現在○Aikido-Yawatahama八幡浜道場・宇和道場・吉田道場を主宰しています。
「合気道
佐柳孝一師範語録」をメールマガジンで2003年2月から2006年1月まで毎
月発行して参りました。佐柳孝一師範、山口清吾師範お二人の技は、全然違う様に
思っていましたが、お二人とも同じ合気道を目指しておられたと気付きました。お
二人の合気道を融合できました事を喜んでいます。私に合気道に対する情熱がある
からでしょうか。運も良く、良い出合いに恵まれています。益々の発展を期してま
いります。
2006年1月から第2部を発行します。
タイトルは○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」です。「行修はふだんであれ」
の日々から得たものを「ふだんの記」として発信したいと思います。『万有愛護の精神』
を「ふだんの心」に貫かれている如く練り上げたいものと意気込んでいます。「活人剣」
を不動のものとする為、『道文の研究』をまとめて行きたいと思います。ホームページ・
メールマガジンにいただいた質問に答えながら発信して行きます。合気道稽古の良き
指針として頂けましたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。年に2回1月と7月に発行
します。励まし、質問などお寄せ下さい。
**************************************************************************
創刊号目次
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahamaを称する
◆
シリーズ「生活の中の情味を味わう」Vol.1「情の人」
**************************************************************************
No.1
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahamaを称する
私には二つの大きな出会いが有ります。
一つは山口清吾師範(本部指導部師範 九段
1924〜1996)
一つは佐柳孝一師範(高知県支部長 八段
1925〜1999)です。開祖植芝盛平翁か
ら直伝の二人の素晴らしい師範に、師事できました事幸運です。
山口清吾師範は、母校の明治大学生田合気道部師範として稽古して頂きました。や
さしく、謙虚な方でした。日本だけでなくヨーロッパでも伝説的師範です。山口清
吾師範はやさしく柔らかいも かみそりの様な切れ味鋭い合気道でした。渋谷の蔵
修館道場での腰投げは忘れられません。1996年入神されました。
佐柳孝一師範は、人生の大恩人です。1999年入神されました。
「勝つんじゃない、負けないんだ」「倒すんじゃない倒れる様に導くんだ」
「合気道は戦わずして心をサイコロの如し」
と諭して頂いた合気道を私は、修行し伝え広めたいと心に誓っています。
現在、母校の先輩で本部指導部師範 安野正敏師範に師事しています。
「常々の技の稽古にこころせよ一を以て万に当たるぞ修行者の道」私は、この道歌
にある如く、「万有愛護の精神を以て万に当たるの道を進もう」とうれしい
感動と決意を持つに至りました。大きな目標を持てた事を喜んでいます。
「一を以て万に当たる道」 我が道場を合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama
と称するを宣言しました。御旗としたいと思います。
「一を以て万に当たる道」を修行方法とする道場 --- 我が道場を
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahamaと称するを宣言しました。御旗と致します。
佐柳孝一師範は、開祖植芝盛平翁直伝の合気道を長い修行と努力の末に、平易な言葉で大きな柱として
合気道
佐柳孝一師範伝「三つの教え」を伝えて下さいました。佐柳孝一師範の伝える合気道精神≠ニ
修行の方法≠ノ我が工夫を加えて、合気の道「武は愛なり」を進修したいと思います。
また、山口清吾師範、佐柳孝一師範がそうであった様に、私も万有愛護の精神≠精神的指導理念と
する(財)合気会の発展に寄与したいと決意いたします。2006/01/17
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 小清水孝
--------------------------------------------------------------------------
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama と称する所以
「道人のするどく光る御剣(御心)は、身魂の中にひそむ悪魔に」
「誠をば更に誠に練り上げて、顕幽一如の真諦を知れ」
「常々の技の稽古にこころせよ、一を以て万に当たるぞ修行者の道」(道歌)
修業は、神人合一を目標とするものなり、---修業方法を一言すれば、武は体の変化の極まりなき栄えの道
なれば、一をもって万に当たる道、一より方法を生み開く草薙の剣を練り、その責を完遂、達成せしむることに
ある。心は常に澄みきりし大空のごとく、大海のごとく、また大山のごとく、また何事も忍ぶべからず。しかるとき
は最大、最少のことも、すべて生かすべきものなり。(開祖大先生語録)
見性悟道によりやっと自霊を尊ぶことが出来るようになりました。根本を得た思いで喜んでいます。合気道の
稽古の賜物です。この道文から私は、心の対処法を発明する。開祖大先生語録を他の言葉に置き換える事は
できない。一とは --- 一なのである。多くを語らぬ事。
私は宝物を持っています。佐柳孝一師範から導いて頂いた合気の道「武は愛なり」です。合気道を八幡浜の地
から一当流を以て修練する道場即ち ○Aikido-Yawatahama を開き以て有志に授く。
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahamaの修行の目標と目的を下記に置いて、合気の道
「武は愛なり」の発展と普及に努めます。合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 小清水孝
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 修行の目標
(1) 神人合一 / 魂の技/ 合気道の士
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 修行の目的
(1) 「合気求道」をつうじて己れの気・心・体を鍛錬し、同時に宇宙万有と気の流れを一つにして
自由自在の境を楽しみ、生きとし生けるものと和しつ真如愛護の実をあげることを目的とする。
(開祖大先生の信条) / 栄えの道 / 喜びの道 / 和合の技
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 修行方法
(1) 「一を以て万に当たる道」
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 修行の方針
● 開祖大先生の代表的教え
(1) 合気の道 「武は愛なり」
(2) 「正勝 吾勝 勝速日」
(3) 「万有愛護の精神の鍛錬」「誠の修行」「三つの鍛錬」の実行
● 佐柳孝一師範の代表的教え
一、「勝つんじゃない、負けないんだ」
一、「倒すんじゃない、倒れる様に導くんだ」
一、「合気道は戦わずして、心をサイコロの如し」(開祖大先生口伝)
(1) 佐柳孝一師範伝「三つの教え」 / 「心を体で倒す」「心で導く」魂の技
(2) 『信条』の実行(伝佐柳孝一師範)
(3) 合気の道「武は愛なり」(伝佐柳孝一師範)
● 西山禾山老子の禅---「般若の法門」
(1) 「南無甚深般若波羅蜜多」を信行する● 開祖大先生の代表的教え
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古要諦
(1)勝敗という相対的なものを求めるのではなく、絶対的なものを求める姿がその在り方であります。
むろん相手を制することを無視することなく、しかも超越的な強さへの求道でなくてはなりません。
(2)稽古し合っている者同志で一つの技をつくり上げ、ともに正しさを求め合い、正しさゆえの強さ
を修得するように心掛けることが合気道の稽古における要諦であります。(伝佐柳孝一師範)
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)
(1)佐柳孝一師範伝「三つの教え」 / △○□(引力の練磨) / みそぎの技
(2)伸び伸び稽古して、気を大いに使う / 合気呼吸鍛錬
(3)身体を柔らかく使う / 合気自然体の練成
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 「気形の稽古」と「鍛錬法」
(1) 気の自由を知る / 呼吸法の養成(伝佐柳孝一師範)
(2) 「どうぞ」と導くこの心を作って行く(伝佐柳孝一師範) / 魂の気の養成
(3) 「立ち力」「座り力」「胴体力」 (全身力の養成) / 呼吸力の養成
互いに気・心・体を鍛錬し合い、和して技を産み出す稽古をしよう
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の指針
(1) 合気道ワンポイントアドバイス
--------------------------------------------------------------------------
◆
シリーズ「生活の中の情味を味わう」Vol.1「情の人」
2005年NHK大河ドラマ義経を観て思う事。作者は義経を「情の人」、頼朝を「理
の人」に喩えている様に思いました。義経の求める“新しき国”とは一つは「情の
人の集う国」なのだろうと思いました。確かに情に厚い人達の集う町は心良いと思
います。心の通う友を持てる事はうれしいですね。何物にも代え難いと思います。
義経主従は、武士の時代にあって心の通う時を大切に過ごされたと思いました。悲
しいかな頼朝との連携叶わず短い生涯を終える。
--------------------------------------------------------------------------
◆
編集後記
2006/01/08(財)合気会鏡開き式にて合気道六段位に列せられる。武道人生の大き
な節目の年の昇段をうれしく思います。合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama
稽古目標と目的を以って益々の稽古精進を誓います。
昭和60年第23回全日本合気道連盟演武会での佐柳孝一師範(当時60歳)の演武のビ
デオを文京区合気道連盟K・U氏の計らいで手に入れる事が出来ました。「『道文
の研究』で第一人者であり、その名も高き佐柳孝一師範の見事な演武をどうぞご覧
下さい」との佐々木将人師範の名司会で紹介されています。私も『道文の研究』を
一歩一歩進め技に顕わしたいものと思います。
--------------------------------------------------------------------------
第2号目次予告2006/02/17
◆ 『一当流』を以って合気の道「武は愛なり」を進修する
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.15「稽古のルール」
◆ シリーズ「生活の中の情味を味わう」Vol.2
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
○タイトルAikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5 TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、kosimizu@dokidoki.ne.jpまでお寄せ下さい。