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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン第2部 第2号 2006/02/17
タイトル ○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
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第2号 目次
◆ 「一当流」を以って合気の道「武は愛なり」を進修する
◆
合気道ワンポイントアドバイスVol.15「稽古のルール」
◆
シリーズ「生活の中の情味を味わう」Vol.2
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No.2
◆ 「一当流」を以って合気の道「武は愛なり」を進修する
「緒結びの七十五つの御姿は合気となりて世をば清めつ」
「合気とは筆や口にはつくされず言ぶれせずに悟り行へ」
「日地月合気になりし橋の上大海原は山彦の道」(道歌)
「合気道を修練せんとする者は、もし相手になろうとする者がいたとしても、相対
立せずして反抗の心をなくさせ、自己と一体の境地に吸収同化してしまう」
「自己が動く処、相手が喜び勇んでついて来るようになるのである」
「合気とは「愛」であり、天地の大愛を心として、あらゆるものを愛護することを
自己の使命としなければならない。その使命を完遂するのが真の武の道でなければ
ならない。真の武は自己に打克ち、敵の戦う心をなくす---いや、敵そのものをな
くしてしまう絶対的な自己完成への道なのです。そして合気の武技は天の理法を体
得して、霊肉一体の至上境にまで到達するまでの業であり道程なのです。」
(開祖大先生語録)
「一なる万有愛護の精神を以って万に当たるの道を進む」
我が流儀を「一当流」と称するを宣言しました。 2007/01/17
この「一当流」は、開祖大先生---佐柳孝一師範---aikido-yawatahama 小清水祥孝
に伝わる合気道です。佐柳孝一師範は、開祖植芝盛平翁直伝の合気道を長い修行と
努力の末に、平易な言葉で大きな柱として「三つの教え」を伝えて下さいました。
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
佐柳孝一師範の伝える“合気道精神”と“修行の方法”が「一当流」であります。
この「一当流」に我が工夫を加えて、合気の道「武は愛なり」を進修したいと思い
ます。
私の師、山口清吾・佐柳孝一両師範は、実に良いお顔でありました。武道家のお顔
であったと思います。両師範を偲びます。「山口清吾師範の手を握った途端に力が
抜けたものでした」---やっつけてやろうとする気持ちが無くなってしまうんです。
スパッと気持ち良く投げられます。「佐柳孝一師範には投げられて感謝しておりま
した」---喜び勇んで手を取りに行ったものでした。両師範の合気道は共に素晴ら
しく、懐かしく思います。私の財産です。「悪を悪として切らず、悪を祓い清めて、
和合してゆくのが合気道じゃからのう」(開祖大先生語録)の合気道を求道されて
いたと思います。
悪を悪として切らず“万有愛護の精神”を以って和する。
--- 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama はこんな“活人剣”を目指します。
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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.15「稽古のルール」
・稽古をしましょう。“受け”の次ぎは“取り”、右左右左と4本づつで交代しま
しょう。
・稽古をしているんです。試合をしているのでありません。1回1回試合をしている
人は、上達しません。腹を練る稽古をしましょう。
・“受け”は攻め続ける事がルールです。攻め続けるんですから足は止まらないは
ずです。足が止まる時は、自分を守っています。攻めて下さい。
・自分を守る者を倒しに掛かると、その瞬間に“取り”は柔術となります。合気道
の稽古でなくなります。攻め続ける事が合気道の“受け”のルールです。
・相手に稽古をさせて上げましょう。途中で受けと取りが逆になっては稽古が進み
ません。
・取りが腕力で倒しに掛かると“返し技”となる隙が出来ます。上級者は、隙があ
る事を諭し、位に応じて臨機応変に受けを取って上げる事も必要です。
合気道八幡浜一当流道場○Aikido-Yawatahama 小清水孝
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◆ シリーズ「生活の中の情味を味わう」Vol.2
「生活の情味を味わわずに生きている人は、本当の人生生活はないといえる。もっ
と極言すれば、人間の幸いとか、不幸とかいうものは、結果からいえば、生活の情
味を味わって生きるか否かに所因するといえる。」(中村天風語録)
西山禾山老子も山岡鉄舟も西郷隆盛も情に厚い人でありました。慕う人々で知る事
が出来ます。真・善・美なる『甚深般若』を味わい愛でる誠実な姿勢を感じます。
「真如愛護の実を上げる」生活の賜物と思います。私も、もっともっと情味を味わっ
て生きたいものと思っています。
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◆
編集後記
佐柳孝一師範は人生の大恩人です。佐柳孝一師範が逝去されて6年(七回忌)が経
過します。師を亡くした悲しみは大きく、深いものがあります。悲しみを乗り越え
て行かねばなりません。2006年を奮起のスタートとして進みます。佐柳孝一師範は
「武道について考えるとき、その美しい魂を幾代にも亘って受け継ぎ、我々に手渡
してくれた先人達の苦労を思う」と遺稿を残されています。
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage3.htm
合気求道を通じて私は、「人は皆、等しく美しい魂を授かっているんだな」と思う
様になりました。我が『一当流』は、「自分と自分の回りの美しい魂を思い、他の
生命を思いやる業」へと発展しています。人間性にとけ込んだ真の合気道を目指し
て進みます。
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第3号目次予告
◆
西山禾山老子の禅---「般若の法門」
◆ 『道文の研究』Vol.1
◆
シリーズ「生活の中の情味を味わう」Vol.3
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○タイトルAikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5 TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、kosimizu@dokidoki.ne.jpまでお寄せ下さい。