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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第2部 第7号 2008/07/17

タイトル 
○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
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第7号 目次
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)
◆ 道文の研究Vol.5
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.19
◆ 「みそぎの技」その1〜8
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No.7
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)
(1) 佐柳孝一師範伝「三つの教え」 / △○□(引力の練磨) / みそぎの技
(2) 伸び伸び稽古して、気を大いに使う / 合気呼吸鍛錬
(3) 身体を柔らかく使う / 合気自然体の練成

修行の過程こそ大事です。稽古の主眼(技法)を改めて確認します。

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◆ 道文の研究Vol.5「合気呼吸鍛錬」

この肉体は黄金の釜であります。霊魂をつくり直すことができるのです。言葉は魄、言
霊はひびきです。満天にひびき渡る天の御柱です。合気道は形のない世界で和合しなけ
ればだめです。形を出してからではおそいのです。吐く息の中に自分自身がいるので
す。合気道は赤玉、白玉、真澄の玉であり、真澄の玉とは空気の素みたいなものです。
しかし合気道は実行しなければいけません。真に実行しなければなりません。(開祖大
先生語録)

佐柳孝一師範は、「気を出しながら呼吸するわけです」「気を大いに取り入れて、大い
に出して下さい」「身体を柔らかく使って下さい」と合気の道「武は愛なり」を導いて
下さいました。また、同じく山口清吾師範は、これを「合気呼吸鍛錬」「合気自然体の練成」
と伝えています。
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage27.htm

「合気呼吸」これを私の信条とし、日常生活にそして稽古に、常に身近に備えて戒めと
しています。両師範の導きに感謝です。2008/07/17

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.19 受けの上達=取りの上達

受けを摂れば摂るほど、上手くなる受けを摂りましょう。受けを摂れば摂るほど、腹を
練ることが出来る受けを摂りましょう。ただ相手の稽古の為だけに受けをとるのではな
く、互いに腹を練る事が出来る受けを摂りましょう。手を握れば、相手はもう片方の
手、または、足で攻撃できない様に制する。腹で腹を制するんです。座ればしっかり座
り、打てばしっかり気を出しましょう。受けの上達=取りの上達 なんですね。上達す
る人は受けも上手い。上達する人は受けにも取りの技法を応用しています。いっぱい気
が出ています。こうあらねばならぬ受けがある。
Aikido-Yawatahama「一当流」小清水孝

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◆ 「みそぎの技」その1 まず禊をやる精神の禊/精神の立て直し2007/08/31

・立て直しの神技は、まず禊をやる精神の禊である。魂の造り直しである。筑紫の日向
の橘の小戸の阿波岐原の小戸の神業である。p151
・禊は、はじめに述べたように立て直しの神技の始めに行ずるのであるが、禊をして精
神の立て直しをすることは特に合気道を学んでいる各自にお願いしたい。日々必ず修業
してほしいと思う。p152
・橘の小戸の神業、禊の技、これが合気道です。p155
「みそぎの道」も三つの段階があると思う。
まずは、第1段階 まず禊をやる精神の禊/精神の立て直し
第1段階 まず禊をやる精神の禊/精神の立て直し
第2段階 魂の気の養成/「どうぞ」と導くこの心を作って行く
第3段階 武産合気/言霊の妙用/息の妙用
Aikido-Yawatahama「一当流」小清水孝

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◆ 「みそぎの技」その2  「どうぞ」と導くこの心を作って行く(佐柳孝一師範語録)
2007/09/08

「どうぞ」と導くこの心を作って行く(佐柳孝一師範語録)
佐柳孝一師範は、決して多くを語りませんでした。多くを語らない謙虚な姿勢から多く
のものを学びました。(道標は、開祖大先生語録にあり)「どうぞ」と導くその手に、
道場一杯に広がっている気の姿の師範を感じ、自らころがって感謝している自分であり
ました。当道場では、「どうぞ」と導くこの心を作って行く ことを目標とします。
「どうぞ」と導くこの心とは?「合気道の段位は、心の段位である」と諭して頂いた
師範の教えが今も心に響く。

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◆ 「みそぎの技」その3  まず相手の心を倒し、身体が自然についていったのですね。
(佐柳孝一師範語録)2007/09/16

昭和三十五年、高知市に合気道の道場を四国で初めて開設。その後、繁華街で暴漢を取
り押さえた出来事を契機に四十八歳で仕事を辞め、合気道の指導を本職にした。「暴れ
る相手を押さえた時『自分は何もしていない』と不思議だった。まず相手の心を倒し、
身体が自然についていったのですね。合気道は奥が深いなあ、本格的に広めよう
と………」佐柳孝一師範は、1998/01/18(やいろ鳥)高知新聞のインタビュー
佐柳孝一師範は、この体験に基づく求道であったと推察します。「まず相手の心を倒
す」「身体が自然についていく」私も師範の目標に続きます。

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◆ 「みそぎの技」その4  「気持ちが良いから倒れるんです」
(佐柳孝一師範語録)2007/09/19

「気持ちが良いから倒れるんです」「相手が“気持ち良い”---と倒れてくれると楽しい
ですね」(佐柳孝一師範語録)
合気道は一般の既成概念とは反対の事が多い。佐柳孝一師範の導きがあったから「合気
の道」に進む自分がある。一緒に稽古出来る皆と共に前進です。

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◆ 「みそぎの技」その5  悪をも善に変えてしまう。---結局『神の業』なんですね。
(佐柳孝一師範語録)2007/09/21

「人を愛してやりなさい。愛の心で接しなさい」と教えています。だからどんな悪人も
善人に変えてしまいます。悪をも善に変えてしまう。---結局『神の業』なんですね。
「どんな人でも愛してやる、可愛がってやるんです」「業も同じく人を可愛がってやる
んです、倒れる様に導くんです」(佐柳孝一師範語録)また何事も忍ぶべからず。しか
るときは最大、最少のことも、すべて生かすべきものなり。(開祖大先生語録)
「可愛がってやるんです」---なかなか出来ませんね。大きな技ですね。

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◆ 「みそぎの技」その6  「争わない心」で業を施します。
(佐柳孝一師範語録)2007/09/23

「争わない心」で業を施します。(佐柳孝一師範語録)大きな宇宙の中において、人の
営みを闘争の世界とみることなく、〈和合〉と〈生成〉の世界として捉える合気道の理
念は、天地の気(呼吸)に合わせる道であり、「合」は「愛」に通じる教えでもありま
した。(合気道一路より)まさに開祖大先生語録は、「人の営みを闘争の世界とみるの
ではなく、すでに一家なんだよ---」」と合気の道「武は愛なり」を導いて下さっている
と思います。Aikido-Yawatahama「一当流」小清水孝

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◆ 「みそぎの技」その7  この出来事を機に、私は改めて武道に深々と頭を垂れたのであ
る。(佐柳孝一師範語録)2007/09/30

しかし、私は何もしていなかった。あの凶漢を恐れさせたのは、私ではない。私の身を
借りて現れた、もっと大いなる力である。この時まで、私には武道の何たるかがわかっ
ていなかった。この出来事を機に、私は改めて武道に深々と頭を垂れたのである。(佐
柳孝一師範語録)http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage11.htm 
佐柳孝一師範のこの武勇伝は、大変有名な話です。開祖大先生の大きな期待と絆を感じ
ます。開祖大先生直伝の合気の道「武は愛なり」の伝承に努力されました。

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◆ 「みそぎの技」その8  お互いに和・合気というものを本当に心から競って行く。(佐
柳孝一師範語録)2007/10/04

お互いに和・合気というものを本当に心から競って行く。(佐柳孝一師範語録)稽古し
合っている者同志で一つの技をつくり上げ、ともに正しさを求め合い、正しさゆえの強
さを修得するように心掛けることが合気道の稽古における要諦であります。(稽古要諦
伝佐柳孝一師範)「稽古し合っている者同志で一つの技をつくる」---稽古仲間で練磨し
合うんです。お互いに和・合気というものを本当に心から競って行きましょう。みそぎ
の道です。

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◆ 編集後記

第46回全日本合気道演武大会に出場しました。(愛媛県合気道連盟として3回目)赤と
青の畳が手前、緑と黄が後方、白が真中の5面での演武です。それぞれの道場ごとの演武
です。2階北の来賓席後ろの席で見学しました。私が注目する道場をよーく見ることが
出来ました。稽古年数を重ねた方の演武は、気持ち良いですね。また1年間稽古を積み、
皆と共に出場したいと思いました。

私の父が2008/06/28 逝去しました。享年79歳でした。ご会葬、電報、心遣いありがとう
ございました。故人の深い厚情と徳を思い出され、ありがたく思います。魂は永遠と思
いますが、臨終に際し立派な尊い魂を感じています。家族、親族みんなで睦まじく人生
を修して行こうと決意しています。
母を2才で亡くし、祖母に育てられたとの事。努力の苦労人(一等航海士)でありました。
父の戒名は、「直心軒青山義節居士」です。父の戒名を呼ぶ度に、直心に生きる。 節義
を以て生きる。大切な生き方を示して下さいます。守って参ります。拝

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第8号目次予告
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)その2
◆ 道文の研究Vol.6
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.20
◆ 「みそぎの技」その9〜18

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○タイトルAikido-Yawatahama
「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、kosimizu@dokidoki.ne.jpまでお寄せ下さい。