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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第2部 第8号 2009/01/17

タイトル 
○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
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第8号 目次
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)その2
◆ 道文の研究Vol.6「合気自然体の練成」
◆ 「みそぎの技」
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No.8
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)その2
(1) 佐柳孝一師範伝「三つの教え」 / △○□(引力の練磨) / みそぎの技
(2) 伸び伸び稽古して、気を大いに使う / 合気呼吸鍛錬
(3) 身体を柔らかく使う / 合気自然体の練成

修行の過程こそ大事です。稽古の主眼(技法)を改めて確認します。

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◆ 道文の研究Vol.6「合気自然体の練成」

「対応自在の態勢、即ち合気自然体である」(山口清吾師範語録)
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage11.htm
山口清吾師範は、「全身の力を使って---」とよく指導されました。当時(明治大学
生田合気道部時代)は意味が分かりませんでした。「呼吸力」(漲る力)をつける稽古
を「全身の力を使って---」と表現されたと思います。---「呼吸力」を以て軽く相手
を制する。--- 全身力≠ナ稽古しましょう。隙の無い体勢もここから産まれる。
2009/01/17 Aikido−Yawatahama「一当流」小清水孝

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.20 「基本に始まり、基本に終わる」

基本の稽古は大切です。基本の稽古に技の深みがあり、基本の稽古に応用が産まれる。
演武や昇段級審査では、この基本力を示すのである。応用を研究しても蓄積するもの
はなく、応用の応用に力なし。臨機にあって基本をいかにきっちり出来るかが実力な
のである。基本力を蓄積する稽古をしたいものです。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.23   風船の理論(漲る力)

「呼吸力」を手に伝える。気力が均等に全身に漲っています。だから両手は5対5 
足も頭も均等に力が漲っています。均等に気力が漲る様に稽古します。均等に漲る力
で対処します。私は、この様に「呼吸力」を風船の理論(漲る力)で表現します。
「呼吸力」(漲る力)即全身力と思います。
「呼吸力」=風船の理論(漲る力)=「全身力」

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◆ 「みそぎの技」その9  「清らかな気を与えてやる」(佐柳孝一師範語録)
2007/10/11

「気を与えてやる」「心を与えてやる」「力を与えてやる」(佐柳孝一師範語録)佐柳
孝一師範の言葉を借りて言うと「気を与えてやる」「清らかな気を与えてやる」と話さ
れました。---「後はふだんの行い」--- なかなか出来ませんね。誠実な気持ちを以っ
て稽古です。--- 稽古が進むと呼吸と共に自然に出来る様になっています。信じて反復
稽古あるのみ。

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◆ 「みそぎの技」その10  「気の導きで、良い様に良い様に導きます」(佐柳孝一師範
語録)2007/10/14

「合気道は相手の心を導くんだから無理をしません」「力でこかしません」「合気道は
気を出します」「気の導きで、良い様に良い様に導きます」(佐柳孝一師範語録)合気
道の精神は和合である。我々は常に「争わざるの理」に徹し、世界の人々と仲良くしよ
う。(信条より) 「争わざるの理」に徹し、気の導きで良い様に良い様に導きたいも
のです。

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◆ 「みそぎの技」その11  「倒されて感謝しています」「畳に手をついて謝っていす」
(佐柳孝一師範語録)2007/10/19

「倒されて感謝しています」「畳に手をついて謝っています」(佐柳孝一師範語録)佐
柳孝一師範に投げられて、不思議に腹が立たないんです。倒されて気持ち良いんです。
痛くないんです。--- 佐柳孝一師範の伝える合気道は、「万有愛護の精神」「万有帰一
の大精神」そのものです。師に導き伝えて頂いた合気の道「武は愛なり」を私は、何処
までも稽古精進の覚悟です。

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◆ 「みそぎの技」その12  「本物の合気道に掛かったら、人は指一本で倒れる」
(佐柳孝一師範語録)2007/10/29

「本物の合気道に掛かったら、人は指一本で倒れる」「また、指一本で動けなくする事
が出来る」(佐柳孝一師範語録)佐柳孝一師範の合気道は真似が出来ませんでした。師
範独特の思い出の技がいくつかあります。力まないでふだんの行いの如く、軽く気で制
したい。

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◆ 「みそぎの技」その13  「呼吸で相手を制する」(佐柳孝一師範語録)2007/11/02

「人間は必ず呼吸をしています。呼吸で相手を制する。そして気力を使う」(佐柳孝一
師範語録)呼吸で相手を制する。ピシッと呼吸---結構腹筋が要ります。気心体の充実
で軽く相手を制したい。

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◆ 「みそぎの技」その14  「修行の目標は---無≠ナすね」(佐柳孝一師範語録)
2007/11/10

「修行の目標をお聞かせ下さい?」「無---ですね」」(佐柳孝一師範語録)
1996/9/21.22 第2回高知県支部ドイツ講習会(KAISERSLAUTERN・カイザースラウテル
ン)での質問に答えられました。  「修行は、神人合一を目標とするものなり」(開祖
大先生語録)   自己の中に無≠見出し、無≠ニ共に在る事を確認す。無≠ニ
共に進まん。 一龍

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◆ 「みそぎの技」その15  「合気道は、お互い人間として尊重し合っておる訳です」
(佐柳孝一師範語録)2007/11/16

お客さんが来て「どうぞ」と導く様に、「どうぞ」と導きます。「合気道は、お互い人
間として尊重し合っておる訳です」(佐柳孝一師範語録)心地の良い家庭、心地の良い
職場、心地の良い環境、良いですね。「みそぎの技」で開かん。

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◆ 「みそぎの技」その16  「技は生きている」(佐柳孝一師範語録)2007/11/24

「人は皆呼吸しています。技にも自然な呼吸があります」「技は生きています。」(佐
柳孝一師範語録)「技は生き物である」---人間の活動そのものでありながら、その人
間の予想出来ない部分がある。---この様にも理解します。自分の呼吸と共に自然な呼
吸ある技を目指したい。

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◆ 編集後記

合気道に出会ってから30年、佐柳孝一師範が逝去されて10年となる。大きな節目の年で
あり正念の年と決意します。「技には、心がある。精神がある」(佐柳孝一師範語録)
--- 生活や仕事から技の心を思い、合気道の精神を生活に実践する。稽古の技を、生
活の技としましょう。幸福は一人では味わえない。二人で、家族でそして仲間で味わえ
るものですよね。互いを尊重し合える技≠稽古しよう。2009年頭に誓う。

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第9号目次予告
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)その3
◆ 道文の研究Vol.7
◆ 「みそぎの技」

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○タイトルAikido-Yawatahama
「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
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