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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン第2部 第9号 2009/07/17

タイトル 
○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
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第9号 目次
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)その3
◆ 道文の研究Vol.7
◆ 「みそぎの技」
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No.9
合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 稽古の主眼(技法)その3
(1) 佐柳孝一師範伝「三つの教え」 / △○□(引力の練磨)/ みそぎの技
(2) 伸び伸び稽古して、気を大いに使う / 合気呼吸鍛錬
(3) 身体を柔らかく使う / 合気自然体の練成

修行の過程こそ大事です。稽古の主眼(技法)を改めて確認します。

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◆ 道文の研究Vol.7 
佐柳孝一師範伝「三つの教え」/ △○□(引力の練磨)/ みそぎの技

「三元とは、気、流、柔、剛のことです。またイクムスビ(△)、タルムスビ(○)、タマ
ツメムスビ(□)であります。」「これが合気道の武産であります。武産とは引力の錬磨
であります。」「△○□とはイクムスビ、タルムスビ、タマツメムスビのことで正勝吾勝
勝速日のことであります。」(武産合気 高橋英雄著(白光出版)より)

当会HPのトップに、佐柳孝一師範69歳時の胴着姿の写真を掲げさせて頂いています。
力強い眼差しに強い信念を感じます。軽く差し出された左手は私達へのメッセージです。
---「合気道精神」---「争わざるの理」に徹した姿です。--- 柔らかい気を感じます。

佐柳孝一師範は、決して多くを語りませんでした。そこに真摯な求道の姿がありました。
開祖大先生直伝の「合気の道」を修行する武道家の姿勢でありました。佐柳孝一師範
の伝える合気道を、佐柳孝一師範伝「三つの教え」として紹介させて頂きました。
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
「みそぎの技」であります。「△○□(引力の練磨)の技」であります。「正勝吾勝勝速日
の技」であります。改めて佐柳孝一師範から導いて頂いた精神を稽古修行し、次ぎの
世代に正しく伝える様努力する事を誓います。 拝

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.21 △(しっかり立つ)

何事もしっかり立つ事が大切です。しっかり立つことで踏ん張れる。踏ん張るからジャ
ンプ出来る。踏ん張るから力が出る。踏ん張るから敗れざる体勢を整えることが出来
る。心も精神も体もしっかり立つ。しっかり立つ事は大切です。スタートに立つ。ジャン
プしよう。ダッシュしよう。再スタートです。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.22 「中心軸」の確立

「中心軸」の確立は大切です。腕力も絶対ではありません。太い幹である胴体を充分
に使う。手は使わない。「立ち力」「座り力」「胴体力」の充実が「中心軸」を産みます。
電信柱は真っ直ぐ立っているから用となす。背骨と頭の線は、真っ直ぐ立てる。この
姿勢から「中心軸」が産まれる。中心軸を拠り所として力を伝達するんです。全てのス
ポーツ・武道に共通しています。達人は確かに「中心軸」を活かしています。水泳・ゴ
ルフ・野球・ハンマー投げ・アスリート達。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.24 「真剣勝負」

合気道は常に真剣勝負です。(引土道雄師範語録)
合気道は、純然たる武道です。(佐柳孝一師範語録)
正しさゆえの強さを示せ。邪悪を蹴散らせ。魔を太刀斬れ。

真剣勝負なんですから---。
持たれた瞬間に隙がある相手に、わざわざ技で制する必要はない。隙のない相手に
対して、技を以て制するのである。其処のところを間違えてはならない。「結びの技」
を以って制するんです。
取り---「しっかり攻撃して下さい --- こちらから攻撃しますよ」
「しっかり持って下さいよ --- 持たれている手を切り放して攻撃しますよ」
「手を離してごらんなさい --- 私の手刀が先に貴方の首元に飛びますよ」
受け---持っている手をいつ離してもいいんですけど、離す事が出来ないんです。
合気道は常に真剣勝負です。?結びの技?を以って制するんです。
「結びの技」は△○□

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.29 「切り結び」

剣法に「切り結び」なる技術がある。パシッと剣を切り結ぶんです。取りも受けも切
り結ぶんです。強弱あれども隙なく結ぶ。結んで隙なし。この状態を維持するんです。
結んで結んで進むんです。結んでいるから技を外すことが出来るんです。結んでいる
から技が続くんです。結んで進みましょう。

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◆「みそぎの技」その17  「合気道が普及すると、町が明るく平和になります。」
(佐柳孝一師範語録)2007/12/01

「合気道が普及すると、町が明るく平和になります。」「世の中を明るくして行くのが、
合気道の目的です。」「21世紀は、合気道の時代となる。」(佐柳孝一師範語録)「絶
えずこの祈りによって、争いをさせんようにする。だから合気道は試合を厳禁している。
がその実は大いなる愛の攻撃精神、和合、平和への精神です。」(開祖大先生語録)
「大いなる愛の攻撃精神」を以って「みそぎの道」を行く。「妙法剣」を以って「合気の
道」を進まん。ふだんの行修も「合気の道」でありたい。六段は六段らしく。

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◆「みそぎの技」その18  「合気道で倒されると、気持ちが良いんです。」
(佐柳孝一師範語録)2007/12/07

「合気道でこかされますと、全然腹が立たない。」「合気道で倒されると、気持ちが良
いんです。」(佐柳孝一師範語録)身変る聖者の如く、又顕幽神三界を万古より守護
なし来れる木花姫の神(観世音)の御神業、和合達成に神習い引添いて世を守るのが
真の日本の道であらねばなりません。この日本の道を産み顕すを武産合気と申しま
す。さて此の世の生命であり此の経営の根元たる至愛の上に愛を守る愛の働きは、
言霊の妙用となりみそぎの道となります。(開祖大先生語録)至愛の上に愛を守る愛
の働きを「大いなる愛の攻撃精神」と思う。「大いなる愛の攻撃精神」を以って「合気
の道」をを行く。

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◆「みそぎの技」その19  「気で相手の気を導きます」
(佐柳孝一師範語録)2008/01/25

「合気道は相手の心を導く」「倒れる様に導くんです」「気で相手の気を導きます」---
こかしていませんね。(佐柳孝一師範語録)自己の身をそこなわぬようにして相手を制
せねばならぬ、すなわち心で導けば肉体を傷つけずして相手を制することができる。
導即剣という具合いに、斯道を練りあげねばならぬ。(開祖大先生語録)気の導きで、
倒れる様に導く。私の今の一番の課題です。

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◆「みそぎの技」その20  「気で受けて後は普段の行い」
(佐柳孝一師範語録)2008/02/01

「気で受けて後は普段の行い」(佐柳孝一師範語録)天地の和合を素直に受けたたと
え、これが天の浮橋であります。人は地球修理固成するときに、天の浮き橋に立たさ
れるのでありますが、それがすべての発兆です。(開祖大先生語録)無欲、無心---
結びある切れ味の良い技でありたい。

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◆「みそぎの技」その21  「四季があるように、太陽が東から西に沈むように、技にも
+−をつけてやる。」(佐柳孝一師範語録)2008/02/09

「四季があるように、太陽が東から西に沈むように、技にも+−をつけてやる。」(佐柳
孝一師範語録)武は全知全能をもって自然美を生み出す。すなわち春夏秋冬の四季
の差別、けじめの変化を妙技によって現わし、その現われたものは、いかなる仕組み
のものにも技を与える。(開祖大先生語録)背筋を伸ばし、妙法剣をもって息の妙用を
技に顕す。天地と共に在る喜びを分かち合いたい。

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◆「みそぎの技」その22  「相手に存分に力を出させてやる。---」「満足させてやる。」
(佐柳孝一師範語録)2008/02/24

「相手に存分に力を出させてやる。---」「満足させてやる。」(佐柳孝一師範語録)活
人刀とは敵の一命を奪わずに勝つ刀法ではない。敵に存分の動きをあらわさせ、そ
の拍子を見てとって死命を制する太刀を打ちだすことである。敵の技を殺し、無二無
三に打ちつけて勝つ殺人刀よりも完全な勝利を得ようとする、おそるべき太刀技であ
った。(柳生兵庫助 二巻 津本陽作より)

「△法で進みます。」「相手に存分に力を出させてやるんです。」「不敗の体勢で進む
んです。自ずから倒れて行きます。」「倒れる様に導くんです。」
Aikido-Yawatahama「一当流」

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◆「みそぎの技」その23  「大先生は神の命によって、合気道をなさしめられた。」
(佐柳孝一師範語録)2008/03/11

「大先生は神の命によって、合気道をなさしめられた。」(佐柳孝一師範語録)「橘の小
戸の神業、禊の技、これが合気道です。」「合気と申しますと小戸の神業である。こう
立ったなれば、空の気と真空の気を通じてくるところの、宇宙のひびきをことごとく自
分の鏡に写しとる。そしてそれを実践する。」(開祖大先生語録)神技の鍛錬です。気
持ちが良いはずです。気持ちの良い稽古をしましょう。

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◆「みそぎの技」その24  「合気道は、おのずから格好良くも何もない」「あるがまま、
自然のままに歩けば良いんです。」(佐柳孝一師範語録)2008/03/24

「合気道は、自然の流れに遵った動きをします。」「合気道は、おのずから格好良くも
何もない」「あるがまま、自然のままに歩けば良いんです。」「簡単に倒れてしまいま
す。」(佐柳孝一師範語録)合気をするとき気育、知育、徳育、常識の涵養、体育を兼
ね備えてなければならない。それはどうすればよいかというと、すべて気である。合気
は充分気を知らねばならない。武の気はことごとく渦巻きの中に入ったら無限の力が
湧いてくる。(開祖大先生語録)肩の力も抜けた自然体でありました。求道の結実であ
りました。あの熱い求道の心は何処から来ていたのだろう---師弟があって道が受け
継がれる。

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◆ 編集後記

植芝盛平先生口述 武産合気 高橋英雄著(白光出版)を読み解いています。「この
理がわからなければ、宇宙万有を一として解することは出来ないでしょう」の一文を見
出した。「宇宙万有を一として解する」これは、合気道のみならず、剣や禅や陽明学の
根本精神でもあります。真理であろうと思います。この視点を持ちたものと思います。
そのためにこそ武道はある。しっかり稽古をしてまいりましょう。

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第10号目次予告
◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか
◆ 道文の研究Vol.8
◆「みそぎの技」

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○タイトルAikido-Yawatahama
「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、kosimizu@dokidoki.ne.jpまでお寄せ下さい。