バナー写真は、佐柳孝一師範(1925〜1999)1960年四国で初めて合気道の道場(高知県支部)を開く。
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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン第2部 第10号 2010/01/17

タイトル 
○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
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第10号 目次
◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  その1
◆ 道文の研究Vol.8 合気の道「武は愛なり」
◆ 合気道ワンポイントアドバイス
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No.10
◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.1

今だ完成していないのは、人の心だけ---。
世の創めより天地は生成発展を重ね、天運循環、照徹弥益々に栄光を放つ。
宇内創成の精神にのっとり、世の為め国の為めに万有の上を憂う---。
濁流を清め、共に喜びを讃えん。(開祖大先生語録)

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.2

人の世は、今も濁流の中にある。今(濁流の中)を、いかに生きるか。
「迷いなば悪しき道にも入りぬべし、心の駒に手綱ゆるすな」
「道人のするどく光る御剣(御心)は、身魂の中にひそむ悪魔に」
「すみきりし鋭く光る御心は、悪魔の巣くふすきとてもなし」
「須佐之男の玉のつるぎは世に出でて東の空に光り放てり」(道歌)
己の良心を信じ、生き抜いた先人に見習う。
心の駒を引き結び“良心”と共に歩みたいものと思う。(私の誓い)

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.3

今(濁流の中)を、いかに生きるか。
この覚悟を今も固めきれないでいる。
一人一人の命の重さを受けとめ、共に“人なり”を大切に生きよう。
「我執を捨てる」「愛(宇宙)に生きる」この覚悟を持ちたい。
「雄大な技」への求道心 「雄大な志」を持ち続けたいものと思う。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.4

「美しきこの天地の御姿は主のつくりし一家なりけり」(道歌)
道根の意義を究める---。
されど、人の世は、一部の心得違いの者の言動により調和は乱され、今だ心弱き者、
心やさしき者を悲しませ、傷つける。
断固として正義を守らねばならぬ。善因善果、悪因悪果の理を悟るべし。
今(濁流の中)を、いかに生きるか --- の決意と覚悟と志を持ちたい。
いかなる覚悟を持つか。これが重要である。

合気道八幡浜一当流道場 「一当流」の所以に私の覚悟を定める
修行の目標 神人合一 /“魂の技”/ 自己の完成
修行の目的 「合気求道」をつうじて己れの気・心・体を鍛錬し、同時に宇宙万有と
気の流れを一つにして自由自在の境を楽しみ、生きとし生けるものと和しつつ真如愛
護の実をあげることを目的とする。(開祖大先生の信条)
修行の方法 「一を以て万に当る道」

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.5

今(濁流の中)を、“魂の技”を以て生きる。
開祖大先生語録は誠に有り難い。開祖大先生語録に、はたと気づく事がある。人生の
指針となっています。貫かれている万有愛護の精神は、どこまでも温かく、柔らかく、
強い心です。人は温かいものです。心得違いの者はおりますが、真実は、人の世は温
かいものです。これをを貫かなければならない。善因善果、悪因悪果の理を悟るべし。
温かく柔らかく強くありたい。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.6

今(濁流の中)を、“魂の技”を以て生きる。そして---これからの人生を、いかに生
きるか。「無双懺悔」により“心の踏ん張り”を得る。“心の踏ん張り”を得た今、
「志」を持つ。創造、開墾、開発の道。みそぎの道を行く。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.7

今(濁流の中)にあっても、本質は変わらず。
今(濁流の中)にあって、本質を見失わず。
今(濁流の中)にあっても、“一”を見失わず。
今(濁流の中)にあって、本質を見失わず進む。
これを「一当流」と云う。
「一当流」とは、「一を以て万に当たる道」なり。
今(濁流の中)にあって、「一を以て万に当たる道」なり。
2009/06/14 父の1周忌に思う。大事了得。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.8

「一当流」とは、「一を以て万に当たる道」なり。
「一当流」は、「宇宙万有を一として解する」ことから始まる。
「宇宙万有を一として解する」(開祖大先生語録)この“合気の道”を私も歩きたい
と思う。今から間違っていた考え、対処法を改める。無双懺悔を以て今から新しく生
きる。今(濁流の中)にあって、「一を以て万に当たる道」を行く。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.9

今(濁流の中)にあるから、修行です。人の一生は修行である。
今(濁流の中)にあるから、道場が必要です。
我が道場を、「合気道八幡浜一当流道場  Aikido-Yawatahama」と定める。
生涯の目標は、自己の完成です。道場で共に鍛え合いましょう。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  Vol.10

 心は、本来純粋至善なり。これを見性して万事に当たる。---「信為万事本」---
「致良知・明明徳」---「一を以て万に当たる道」(開祖大先生語録)を進みたい。
心を掴んで仕事をしよう。多くの人の心を掴んで良い仕事をしよう。
皆の心が寄ってこそ大きい仕事が出来る。心を掴んでいるからこそ実となる。
皆が納得の出来る、賛同出来る、進修したいものなら気持ち良く成就する。
心は生物である。心は生きている。技もまた生きている。
心を掴んでいるからこそ“活人の技”となる。
心を掴んで仕事出来れば、生きた仕事となる。
生きた仕事は、生きて幸せを広げる。
心を掴むにはどうすれば良いのか。そこに工夫と勇気がある。
--- 見性悟道なるのみ。

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◆ 道文の研究Vol.8 合気の道「武は愛なり」(開祖大先生語録)

佐柳孝一師範の合気道は、真似が出来ませんでした。境涯を開けば技も開ける。境涯
を開かないと佐柳孝一師範の技を真似る事も出来ないと思いました。その佐柳孝一師
範をして、「先生の足元にも及ばない」と謂わしめる開祖大先生の境涯と技はどのよ
うなものだったのだろうか。
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage11.htm
開祖大先生の御心に少しでも近づきたいものと思いました。佐柳孝一師範の側にいた
いものよと思いました。

合気の道「武は愛なり」(開祖大先生語録)
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage12.htm(伝佐柳孝一師範)
合気の道「武は愛なり」なんと素晴しい響きだろう。
合気の道「武は愛なり」への求道には、当然のこととして一つは、禅的アプローチが
あると思います。また、一つは、神道的アプローチがあると思います。日本武道の神
髄と思います。大和魂の求道です。活人剣の求道です。真剣にそして謙虚に稽古です。
この道を求道する幸せを思う。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.25 “浮き”の動きの如く

“浮き”が水面を滑る様に“浮き”が沈む様に
取り=受け なんですね。取りも受けも“浮き”が水面を滑る様に“浮き”が沈む
様に動きましょう。隙がない動きですね。相手が良く見えるでしょう。
最善手の受けをとりましょう。致命傷を貰わないように受けを取ってかわしましょう。
阿吽の呼吸の稽古をしましょう。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.26 気を出す稽古

「座り技の稽古は立ち技の3倍の効果がある」と言われています。相手も自分も動き
に制限されますので、その分稽古の効果が大きくなるんです。座り技の稽古において、
しっかり座る稽古、しっかり気を出す稽古を十分にしたいものです。正面打ちを打つ
時は、大きく振りかぶってしっかり気を出しましょう。正面打ち1〜4教の稽古は、気
持ちがスカッとするくらいの稽古をしたいものです。

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◆ 編集後記

2008年は、日本の陽明学の祖として有名な中江藤樹先生の生誕400年記念に当ります。
代表的な教えは「致良知・明明徳」です。10歳から隣町の大洲藩で学び15歳から27歳
まで郡奉行を勤めています。親近感もありましたが、その教えは「合気の道」に大き
く符号するものがあります。また、尊敬する森信三先生 安岡正篤先生も深く研究
されたという事を知り、「一を以て万に当たる道」(開祖大先生語録)に確信を深め
ました。機会がありましたらご紹介させて頂きます。

2010年合気道八幡浜市合気会発足20周年という大きな節目を迎えます。得意の時 
不遇の時  苦難の時 あり。人の一生に似ています。節目の行事を計画しています。
初志貫徹 2010年頭に誓う。

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第11号目次予告
◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか  その2
◆ 道文の研究Vol.9 合気の道「武は愛なり」その2
◆ 合気道ワンポイントアドバイス

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○タイトルAikido-Yawatahama
「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、kosimizu@dokidoki.ne.jpまでお寄せ下さい。