+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第2部 第12号 2011/01/17
タイトル○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
*************************************************************************
第12号 目次
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 修行の目的
◆ 道文の研究Vol.10
◆ 合気道ワンポイントアドバイス
*************************************************************************
No.12
◆ 合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 修行の目的
(1) 「合気求道」をつうじて己れの気・心・体を鍛錬し、同時に宇宙万有と気
の流れを一つにして自由自在の境を楽しみ、生きとし生けるものと和しつ真如
愛護の実をあげることを目的とする。(開祖大先生の信条) / 栄えの道 / 喜
びの道 / 和合の技
合気道とは、宇宙万世一系の理であります。合気道とは、天授の真理にして、
武産の合気の妙用であります。合気道とは、天地人、和合の道とこうなるのです。
また、合気道とは、万有の処理の道であります。合気道とは、言霊の妙用であり、
宇宙のみそぎの大道であります。(武産合気より)
1993年に恩師佐柳孝一師範に教えを受け、これこそ真の合気道と直感し、直向
きなまでに佐柳孝一師範の導いて下さった合気道を修行稽古してまいりました。
佐柳孝一師範は、「合気道を勉強して下さい。」と励まして下さいました。1999
年に佐柳孝一師範が逝去されてからも合気道神髄 植芝盛平伝 武産合気の本
などを読み勉強し、「合気道精神」を攻究してまいりました。私も至らぬもの
が沢山あると自覚しておりましたので、人格完成の道として合気道に取り組ん
でまいりました。2010年の4月に大きな転機を得ました。同根の意義を究める事
が合気道と確信しました。自霊を尊び、心平らかに、手足を大いに伸ばす佳き
境地を得ることが出来ました。佐柳孝一師範の導きに感謝です。稽古照今の法
果をうれしく思います。
この道文から私は、心の対処法を発明する。今(濁流の中)を、いかに生きるか。
--- いかに処理するか。合気道もいかに処理するか---であると思います。力づ
くで負かす方法もあるでしょう。事がおこらないようにする方法もあるでしょう。
叱って導く方法もあるでしょう。私は、「和合の技」を選びます。愛に導く「和
合の技」をふだんの行修としたいものと思い、稽古に生活に励んでいます。また、
気をもって広く大きく、柔らかくも光と熱のある「和合の技」を愛究したいと思って
います。私の修行の目的は、「和合の技」で対処する日々を積み重ねて、栄えの
道、喜びの道を手にしたいと願うものであります。天地人、和しつ真如愛護の実
をあげる喜びを得たいと願うものであります。
======================================================================
◆ 道文の研究Vol.10 合気の道「武は愛なり」(開祖大先生語録)その3
一、合気道の精神は「和合」である。
我々は、常に「争わざるの理」に徹し世界の人々と仲良くしよう。
(信条より 伝佐柳孝一師範)
佐柳孝一師範は、開祖植芝盛平翁直伝の合気道を長い修行と努力の末に、平易な
言葉で合気道精神を口伝(佐柳孝一師範語録)して下さいました。佐柳孝一師範
は、生涯を賭けて合気道精神を攻究し、佐柳孝一師範らしい武道的表現を伝えて
下さいました。佐柳孝一師範の洒落た小気味の良い技を懐かしく思います。合気
道精神を技とするのが、合気の道「武は愛なり」であると思います。技には、精
神性があるはずです。精神ありて技となると思います。また、気を大きく出すこ
とが出来て初めて技となると思います。気持ちの良い合気道をしましょう。
----------------------------------------------------------------------
2009/06/10
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.30 稽古をしましょう
合気の稽古はその主となるものは、気形の稽古と鍛錬法である。(開祖大先生語録)
稽古し合っている者同志で一つの技をつくり上げ、ともに正しさを求め合い、正
しさゆえの強さを修得するように心掛けることが合気道の稽古における要諦であ
ります。(伝佐柳孝一師範)稽古をしましょう。稽古とは、ただ反復練習するの
ではありません。稽古だから互いに鍛え合うことが出来ます。稽古だから互いに
高め合うことが出来るんです。真友と共に気持ちの良い稽古をしましょう。
----------------------------------------------------------------------
2009/06/21
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.31 稽古をしましょう その2
私は、稽古の仕方を指導しています。より良く稽古する為の方法を指導していま
す。技を教えているのではありません。技は実技で示すものだと思っています。
「この技を通してこの様な稽古をしましょう。例えば一教という技を通してこの
様に稽古しましょう。」と指導しているんです。「この様に気形の稽古をするん
です。このように鍛錬すんです。」と指導しているんです。決して技を教えてい
る訳ではありません。現時点での私の技は、実技で示しています。
合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水祥孝
----------------------------------------------------------------------
2009/08/28
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.32 稽古をしましょう その3
まず、武道的常識が前提です。残念なことに、武道的常識の無い者に合気道精神
に基づく技を施しても意味が分からない。合気道の稽古もやはり武道的常識が必
要です。武道、武術ですから。合気道は、純然たる武道です。そこのところを間
違えてはいけません。手を握っては、相手を制する。---相手が自由に動ける様じ
ゃダメです。頭突きや蹴りやもう片方の手が飛んでくる様じゃダメです。受けと
は、最善手の受けをとるんです。致命傷を負わない様に、二つ目三つ目の攻撃に
あわないように先んじて受けをとるんです。これらは、武道的常識です。常に安
全な位置にあって技を施すんです。常に安全な位置にあって稽古するんです。
----------------------------------------------------------------------
2009/08/14
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.33 武道的常識 その1 ---「最善手の受け」
「受け」の良い方は、「取り」の技量も優れています。「受け」の良い方は、先
んじて「取り」の方の気を読み、心を読み、体を読んでいます。そして「最善手
の受け」を取っています。「取り」の方の気・心・体を一所懸命感じています。
そして稽古としています。兄弟子、師の気心体に触れてより一層の高みへと進み
ます。「受け」の良い方はきっと将来、「取り」の方と負けない程の技量を身に
つける事でしょう。
----------------------------------------------------------------------
2009/11/21
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.34 武道的常識 その2 --- 「半歩の利」
踏み込み過ぎて、顔を突き出している方がいます。まるで殴って欲しいと顔を出
しているみたいです。何事も?過ぎる?はダメです。隙が生じます。「半歩の利」
を体感すべし。体重が乗っています。攻撃に良し、防御に良し。優れた体制です。
「半歩前に」腹から入る。--- 武道的常識です。
----------------------------------------------------------------------
2009/09/20
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.35 武道的常識 その3 ---
「頭を動かすな」「目線を変えるな」
頭を動かすな(目線を変えるな)--- 頭を動かさない事。頭は重いんです、頭を
振るとエネルギーを消耗します。疲労が大きくなります。また、頭を動かすと目
線が変わります。目線を変えては、瞬時の変化に対応が出来ません。
「目線を変えない」--- 武道的常識です。
----------------------------------------------------------------------
2009/10/17
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.36 武道的常識 その4 --- 「線上を歩く」
線上を歩く。「正眼の構え」で進むんです。剣・槍を突ける体勢で進みます。線
上に力を集める事が肝要です。無駄な動きのないのが自然体です。日常の動作(
合気自然体)で対処します。自分の歩幅で充分です。ことさら歩幅を広げぬ事。
----------------------------------------------------------------------
2009/11/01
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.37 武道的常識 その5
「武道は、体当たりが基本です」
「武道は、体当たりが基本です」--- 決してショルダーアタックではありません。
小兵でもまず体当たりです。まずは、受け留める。受け留めるから技が産まれる。
何よりも胴体の充実が大切です。ぶつからずして技なし。体当たりあってこそ、
技の充実がある。「武道は、体当たりが基本です」
----------------------------------------------------------------------
2010/03/10
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.38
○合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama の「鍛錬としての稽古」
(1) 気の自由を知る / 呼吸法の養成(伝佐柳孝一師範) / 六感の養成
(2) 「どうぞ」と導くこの心を作って行く(伝佐柳孝一師範) / 魂の気の養成
(3) 「立ち力」「座り力」「胴体力」 (全身力の養成) / 呼吸力の養成
互いに気・心・体を鍛錬し合い、和して技を産み出す稽古をしよう。
----------------------------------------------------------------------
◆ 編集後記
お陰様をもちまして、合気道八幡浜市合気会(代表 小清水祥孝
http://www.aikido-yawatahama.jp/)は、発足20周年を迎えました。
発展を期して、道場名を統一しました。
新道場名 ○Aikido-Yawatahama八幡浜道場 (財団法人 合気会 登録)
旧道場名 合気道八幡浜市合気会
2011/07/17(日)佐柳孝一師範13回忌・○Aikido-Yawatahama八幡浜道場発足20
周年記念演武会を予定しています。今後とも宜しくお願いします。
○Aikido-Yawatahama八幡浜道場・吉田道場 主宰小清水祥孝
==========================================================================
第13号目次予告
◆ ○ 合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 「気形の稽古」と「鍛錬法」
◆ 道文の研究Vol.11
◆ 「みそぎの技」
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
○タイトル○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:○合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5 TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000179313.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、kosimizu@dokidoki.ne.jpまでお寄せ下さい。