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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第3部 第16号 2013/01/17

タイトル
○Aikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」2(マガジンID:0000179313)
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第16号 目次
◆ 福沢諭吉の「独立自尊是修身」
◆ 道文の研究Vol.15
◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか その3
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No.16
福沢諭吉の「独立自尊是修身」

 「独立自尊是修身」---心身の独立を全うし、自らがその身を尊重して 人た
るの品位を辱めざるもの、これを独立自尊の人という。
「世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つ事です」「一身独立
して一国独立す」「立国は私なり、公に非ざるなり」等は、 明治維新後に於け
る文明開化推進の最大の功労者として有名な福沢諭吉の名言です。特に「独立自
尊是修身」は福沢諭吉の思想を貫く真骨頂です。「文武両道」の修行過程におい
てこれらの福沢翁の語録に触れ、自らを鼓舞する“心の段位”に進めたことをう
れしく思います。
 この時において、私は幼き過ちから自分自身を見失い、自己回復に長き歳月を
労した大馬鹿者であること告白します。合気道の修練の賜物で私自身が成り、佐
柳孝一師範の導きにより今日があります。佐柳孝一師範は、武道功労賞に寄せて
(月刊武道1998年4月号掲載) 和の心に魅せられて の遺稿の中で「私とって
合気道は、植芝盛平先生から授けていただいた心の財産であるが、それは一時預
かっている財産に過ぎず、未来の人々のためのものであろう。私は、その精神を
損なわぬように努め、次ぎの世代に正しく伝えねばならない。そうすることが、
この度はからずも武道功労賞受賞という栄誉に浴した私の、これからの責務であ
ろう。有難うございました。」と結ばれています。私は、自らの武道人生を掛け
て、合気道は素晴しい武道であることを証明したいと決意しています。2013年 
年頭に祈念する。

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◆ 道文の研究Vol.15 合気道の修行によって得られるもの 合気道の素晴しさ
を整理します。

合気道の修行によって得られるもの 合気道の素晴しさを整理します。
(1)合気道精神 (2)△○□(引力の練磨) (3)「どうぞ」と導くこの心を作って
行く。この三つが代表的なものと思います。佐柳孝一師範から学んだものです。
この三つを武技にそして生活に活かして行こうと思います。佐柳孝一師範は、
1999/07/17に逝去されましたが、今でもこれからも私の師範です。私は佐柳孝一
師範とともにある。師弟愛は永遠なり。

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◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.1 一線を画して生きる 
2011/10/23
「合気道は、己の本領を発揮する事である。」(先輩から山口清吾師範の言と聞
いています) 私はこの言が好きなんです。
一線を画して生きる。これよりは、けじめをつけて生きる。他人に迷惑をかけな
い大人となる。このような意味だろうか。一線を画して、己の本領を発揮して生
きる。合気道人生これからである。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.2 「誠の修行」 
2011/10/23
自己を偽らぬこと、真に内面的必然に率ふことを「誠」と謂う。中庸にも「誠は
天の道なり。之を誠にするは人の道なり」とある。人間は常に自己を欺いてはな
らぬ誠」とは他に対して謂う意味では無い。自らを欺かぬ謂である。
(王陽明研究 安岡正篤著より)
「誠の修行」とは---「自己を偽らぬこと 自らを欺かぬ修行」といえる。勇気
を持って真剣に取組んでみようと思う。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.3 「自分を尊して生きる」 
2011/10/25
「自分を尊し、相手を尊する」 --- 尊する相手の中の尊される自分を喜び、
尊する自分≠尊する相手を尊する。 --- 喜ぶ相手の中の尊される尊する
自分≠見い出し喜びを感じる。相手を尊する事は、ひいては自分の喜びとな
って返ってくる。「自分を尊して生きる」 --- 喜びに生きる原点がここにある。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.4 「中今」 
2012/01/07
「今は、過去を照らし、未来を照らす」「過去を照らし、未来を照らす、今を生
きる」--- 「希望に燃える今を生きる。永遠なる今を生きる。」---「ただ今、
この今を懸命に生きる」

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.5「泥に塗れて生きる」
2012/03/24
「泥に塗れて生きる」--- この覚悟を持って生きようと思う。この覚悟を持って
生きてこそ道が開けると思う。--- 泥に塗れても自分を見失わない自分がある。
泥に塗れてもみそぎして光るもとの自分はいつも在る。2012年は、覚悟の年、
決意の年となる。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.6 長の気が大きく左右する
2012/04/30
「すべては気だなと思う。」家長が家族を治める気持ち、課長の課を纏める気持
ち、社長の会社の経営に努力する気持ち、首長の市民を思う気持ち、国民が日本
を思う気持ちがある。家庭を治めるのも、職場を纏めるのも、会社を発展させる
のもすべては、長の気が大きく左右する。元気な会社は、社長さんは気を会社一
杯に広げていると思う。皆の元気が広がっていると思う。何を目的に働くのか。
何を目標に生きているのか。清清しいと感じる時間を沢山持ちたいと願う。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.7 「誠の己を見つけたり」 
2012/08/17
合気道精神の攻究は、求道の道となり、合気の道「武は愛なり」へと続いていま
す。合気道の素晴しさが分かってきました。「合気道の理念が分かると本当に愉
快です。」と諭して頂いた佐柳孝一師範の境地に、そして開祖大先生の境地に近
づきたいものと思います。「誠は合気の本体」---「誠は己の本体」---「誠の己
を見つけたり」---「一とは誠と見つけたり」---これよりは「誠の修行」(開祖
大先生語録)に進む。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.8「誠は合気の本体」
2012/08/17
「誠は合気の本体」「誠は己の本体」「誠の己を見つけたり」「一とは誠と見つ
けたり」---愛に敵は無く、愛は命の源なり。後半生を「誠の修行」とする。「
誠は合気の本体」この山口清吾師範の遺稿を見出し確信を得る。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.9 「誠は己の本体」 
2012/08/17
常々の稽古において、ふだんの行いおいて誠の修行≠ニすることが出来るよう
になる。誠の自分を練り上げていきたいと思う。すべては、誠の足らざるにあり
---。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.10 「一とは誠と見つけたり」 
2012/08/17
「誠は合気の本体」「誠は己の本体」「一とは誠と見つけたり」--- 長い間さが
し求めていたものをやっと掴んだ思いがする。心の中の苦しみが晴れ、自分が追
い求めていたものが見えてきたように思う。--- 総ての疑問は溶解し、救われる。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.11 自らの「幸福なる完成」に努力
する 2012/08/17
武道人生において大きな節目に立つ。--- 益々誠の修行≠進めて、「どうぞ
」と導く(佐柳孝一師範語録)この心を作って行く合気道を実践したいと思う。
--- 自らの「幸福なる完成」に努力したいと欲する。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.12 「誠の道」「正直の道」を歩む
2012/08/17
この合気道において禊をし、精神の立て直しをするのです。この肉体は黄金の釜
であります。霊魂をつくり直すことができるのです。言葉は魄、言霊はひびきで
す。満天にひびき渡る天の御柱です。合気道は形のない世界で和合しなければだ
めです。形を出してからではおそいのです。吐く息の中に自分自身がいるのです。
しかし合気道は実行しなければいけません。真に実行しなければなりません。
(開祖大先生語録)「一を以て万に当たる道」とは---すなわち「誠の道」「正直
の道」を歩むこと。わが誠を練り直したいものよと思う。

◆ 今(濁流の中)を、いかに生きるか Vol.13 「誠で導く」「愛に導く」
2012/08/17
世の中はすべて根本は経済であります。経済が安定してはじめて、そこに道が拓
けるのであります。我が国の経済は精神と物質と一如であります。日本では「売
る」方が先であり、日本のすべて「誠」を売り込む、「愛」を売り込むのであり
ます。武道におきましても、まず愛を売りこみ、人の心を呼び出すのであります。
(開祖大先生語録)「合気道は、体を倒すのではない。」「心を倒す。心を体で
倒す。」(佐柳孝一師範語録) 「誠で受ける」---「誠で導く」---「愛に導く」

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◆ 編集後記

2013年は伊勢神宮において20年に1度の大祭 式年遷宮の年である。愛媛県にあっ
ては、お椿さん(伊豫豆比古命神社)御鎮座2300年祭の年です。輝かしいこの年に、
私は第2の人生をスタートする事を決意しました。
清浄と正直を守り 合気道精神を以て 稽古に励み 輝かしい一年となるよう共
に頑張りましょう。本年も宜しくお願い申し上げます。2013/01/01

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第17号目次予告
◆ 求道の先人達
◆ 道文の研究Vol.16
◆ 合気道ワンポイントアドバイス

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○タイトルAikido-Yawatahama「一当流」「ふだんの記」2(マガジンID:0000179313)
(年2回1月と7月 17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場
○Aikido-Yawatahama小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ:http://www.aikido-yawatahama.jp/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
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