佐柳孝一師範語録その1      English    メールマガジン合気道 佐柳孝一師範語録

平成5年10月から平成11年7月17日までの6年間ですが、故柳孝一師範よりおりにふれ合気道の心構えをやさしく教えて頂きました。合気道を50数年修行され噛み砕いた分かり易い平易な言葉で諭して頂きました。お話を聞かせて頂く時は“金の雨”が降り注ぐ思いでした。
私は大切にしています。斯道の発展に努めてまいります。合気道を修行される皆さんに良き指針にして頂きたいと思います。 拝
平成14年5月吉日 
合気道八幡浜一当流道場 Aikido-Yawatahama (財)合気会 小清水孝

平成5年10月合気道八幡浜市合気会での錬成会

・ 合気道を修行する者は皆兄弟です。
・ 合気道が普及すると町が明るく平和になります。
・ 菜食は人をやさしくします。
・ 段位は人間の度量、器の大きさである。
・ 第六感の養成。
・ 技を可愛がれ。
・ 伸び伸びと手の平に相手の心を乗せて導くように。
・ +(陽)と−(陰)を作る。
・ まず気で受ける。気で受けて後はふだんの行い。
・ △○□を技に施す。


平成6年9月合気道八幡浜市合気会での錬成会

・ 入り身転換が大切。
・ 気で受ける 頭をなでてやる 体を動かす。
・  「手を持ちたい。」・・・ほらと差し出してやる(気の導き) 握らせて満足させてやる。
・ 大人の心で子供を扱うごとし。
・ 上で持たせて表技、下で持たせて裏技。
・ 21世紀は合気道の時代となる(植芝盛平談)
・ 親孝行は病気をしない事。
・ リラックスは受けにも応用。
・ 手の平に相手の心を乗せてやる。心を乗せるから軽い。
・ 合気道は気を出します。合気道は目に見える勝ち方ではありません。
・ どうぞ 腹から出る 相手は気を受ける。(戦わずして勝っている)
・ 反発を誘い合ってはいけない。
・ 心が入っていない舞は見られないのと同じく合気道も心の入っていない技は効かない。


平成8年4月合気道八幡浜市合気会での錬成会

・ 半歩出る。(相手は気で押されて後方へのけぞる)腹で歩く。腰を切る。180度の転換。
・ 大物の養成。(社長になったつもりで仕事をしなさい)
・ 体が根。体を使う、手は使わない。
・ 合気道は純然たる武道である。(試合がない)
・ 相手の心を導く。(気の導き)
・ 目に見えない心を磨く。
・ 相手を良いようにを良いように導く。
・ 相手に愛を持って接する。どんな者が来ても相手の頭をなでてやる。
・ 自然の流れに遵う動き(健康)
・ こかそうとするから互いにに無理がいく。
・ 有難う御座いました。私が悪う御座いました。と畳に手を付いて謝る。
・ 心のゴミ、垢を取ってもらう。落としてもらう。スカッとします。
・ 相手に逆らわない。自分は争わないから誰にも負けない。
・ 世の中を明るくして行くのが合気道の目的です。21世紀は合気道の時代となる。
・ 相手を痛める、痛めつける技はない。
・ 力でこかそうとしてはいけない。(反発を誘わない)相手の心をこかす。
・ 相手が来たからこける。私は何もしていない。


平成8年9月ドイツでの講習会

・ 大人は子供と喧嘩しない。大人になりなさい。
・ 気を与えてやる。
・ 勝つんじゃない、負けないんだ。
・ 倒すんじゃない、倒れるように導くんだ。
・ 勝とうと思ってはいけない。
・ 相手を倒そうとする心をなくして行く事が修行です。
・ やわらかい物の中に芯(気)がある。
・ 座れば倒れる。歩けばこける。
・ どうぞ、どうぞ、こちらへ。(こっちに来いではない)
・ 入り身転換です。そこに技があるんです。
・ 俺が俺がでは誰もついて来ない。
・ いかに今後合気道に根をはり枝をはり花を咲かせ実をならすかが大切。


 平成8年11月高知県支部35周年合気道演武会

・ 合気道は体を倒すのではない。心を倒す。心を体で倒す。
・ 宇宙の法則に遵った流れをつける。(カツカツした様な物でない)そこに円が加わる。
・ 気の力を使う、腕力ではない。力で倒さない。
・ △○□の法則を使う。心と体が一致した姿です。
・ 半歩出る。腰を切る。三角法です。
・ 人間は必ず呼吸をしています。呼吸で相手を制する。そして気力を使う。
・ 合気道は戦わずして心をサイコロの如し。(開祖談)
・ 動けば技が生まれる。流れと体力気力を使って変化を組み合わせる。


平成9年4月合気道八幡浜市合気会での錬成会

・ 合気道は指一本あったらこける。
・ 四季があるように、太陽が東から西に沈むように、技にも+−をつけてやる。
・ 気で受けて後は普段の行い。自分がふだんの気持ちになると相手も力が抜かされている。こかされても腹が立たない、気   持   ち良く倒れる。
・ 相手の持っている手が離れてはいけない。はずれない。
・ 手を使うとイヤなんです。手を動かしてはいけない。手を置いといて半歩出る。腹が出る。腰を切る。(入り身転換)
・ 大先生は神の命によって合気道をさせられた。(神人合一)
・ 悪人を善人に変える。悪を善に変える。 (神の技)
・ けんかする必要がない。(和の精神 愛の精神)
・ 相手を痛めない。傷つけない。愛の気持ちで接する。
・ 勝つのと負けないのは全然違う。
・ 人間の気は宇宙と直結している。宇宙と人間が一体となる。
・ 人間は宇宙を壊す事は出来ない。


・ 心が先に行動して体がついて来る。掴みに来た心を導く(どうぞいらっしゃい) 導きが有るのは合気道だけです。
・ 手の平に心を乗せてやる。そしてもて遊んでやる。サイコロの如し。
・ 合気道は伸び伸びやる。田辺市の大先生の像は大宇宙を両手の上に持ち上げています。支えています。
・ 気持ちは自分が大宇宙になったつもりで。
・ 相手の心がこちらに乗っか掛って来ている。
・ 人は呼吸していれから生きている。技も生きている。技も呼吸しています。技に呼吸があり、生命がある。
・ 呼吸しているのが生木。していないのが枯れ木です。生木は折れないが枯れ木は折れる。技を殺してはいけない。
・ 心が入ってないとダメだ。手足を使って投げよう押さえようとすると人形が動いているのと同じ。人間対人間として味を出さな    い   といけない。
・ 四角い枡に納める。平和に行きましょう。楽しく生きましょう。
・ 腹で歩く。腹が出るから足が出る。腹から出られると怖ろしい。
・ 手投げはダメ。体で倒す。
・ 体を柔らかくする事、こけても怪我をしない。硬いと怪我をします。
・ 自分だけ良い目をしようとするのはダメ。
・ 合気道で倒されるとスカッとします。
・ 合気道の理念を覚えると愉快です。


平成9年練成会 佐柳孝一師範を囲んで

平成9年11月中村市合気会20周年演武会

・ ハア−と息を出す時+ スウと息をする時−とすると良い。


平成9年12月合気道八幡浜市合気会での錬成会

・ 手の平から気を出す。グーではダメ、パー(手を開く)です。
・ 勉強出来るのも気を出す事です。
・ 君はやれば出来るんだよ。 これも半歩出る事です。
・ 清らかな気を与えてやる。
・ 合気 愛気の愛を取り違えている。口先だけの付き合いではダメ。腹と腹でぶつかりあってこそ友情も生まれる。
・ 入り身転換が重要。腰を切る、手は使わない。
・ 船漕ぎも手だけではくるくる船は回るだけです。
・ 人は皆呼吸しています。技にも自然な呼吸があります。


平成10年4月合気道八幡浜市合気会での錬成会

・ 腹と腹を割って話し合いたいもの。腹を割って来る者は憎めないもの。
・ 技に+−をつける事で心を手の平に。
・ 剣の下に進む。剣の下に入られると打てないものです。
・ 手は使わない。太い幹である体を使う。
・ 情を持って対峙する。