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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第23号 2004/12/17

タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677)
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第23号目次
◆「佐柳孝一師範語録その3」『第六感の養成』
◆ 合気の道「和合の道 愛の道」

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No.24
◆「佐柳孝一師範語録その3」『第六感の養成』

「向上は秘事も稽古もあらばこそ極意のぞむな前ぞ見えたり」
「技は熱心になればかくなるものと信じて練磨すべし」
「まよいなば悪しき道にも入りぬべし心の駒に手綱ゆるすな」(道歌)

○正面打ちの稽古
・第六感の働きを養成しましょう。(心が先にあって体がついてくる)
・手を掴みに行きたいという心を先に読みとります。
・来るなと思ったら先に入る。
・手を上げたら入りなさい。胸ぐらをつかみに来たら入りなさい。
・手を下ろしたら転換しなさい。
・この六感を養なう事が大切です。
・第六感の養成の修養が正面打ちです。

○一教
・先に入る。半歩入る。△法です。
・人は呼吸をするから生きています。
・技も生きています。技に+−をつけます。
・一方の手で和して 一方の手で導きます
・導きの手を使います
・押さえも和して+ 導いて−(同じ力で押えてもダメ)
 
○入り身転換
・気で受ける △に入る(△法です) 腰を切る(手は動かさない) 
・大宇宙になったつもりで腹から入る
・合気道は△○□の法則を使う

○入り身投げ 
・「いらっしゃい」「どうぞ」と導く。
・玄関に訪ねる客に「どうぞ」と導く様に、この手で導きます。
・「田辺に開祖大先生の銅像が出来ています。こう両手を差し出しています。」
・「手の平で大気を受けています。宇宙を受けいています。」
・「合気道は伸び伸びやります。」
・手の平に心を乗せてやる、そしてひっくり返してやる。
・そうすると相手の体は落ちるんです。
・力を取り込んではいけない。
・力を与えんようにするから、技が利かない。
・力を与えてやる、心を与えてやる、気を与えてやる。

○四方投げ
・上で受けて表技 下で受けて裏技

○天地投げ
・両手で天と地を作ります。
・一方の手で和して 一方で手で導きます。
・手の平にちゃんと受けています。
・力を与えてやるんです---力を抜きなさい。
・相手は力を入れると自分でこける。
・手投げはダメです、体で投げる。

○気の誘導
・気でもって相手の気を導く。
・手の平に心を受けています。

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佐柳孝一師範が入神される直前の1993年〜1999年の6年間、佐柳孝一師範に合気道を
ご教示頂きました。幸運であります。佐柳孝一師範は「私にとって合気道は、植芝盛
平先生から授けていただいた心の財産である」と遺稿を残されています。
http://www.aikido-yawatahama.jp/newpage3.htm
『業が合気の道になっているから心の財産なんだろう』と思います。私も合気道を稽
古精進して合気の道を歩みたいと思います。

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◆ 合気の道「和合の道 愛の道」Vol.10

真の武道には相手もない、敵もない。真の武道とは宇宙そのものと一つになることだ、
宇宙の中心に帰一することだ。合気道では強くなろう、相手を倒してやろうと練磨す
るのではなく、世界人類平和のため、少しでもお役に立とうと、自己を宇宙の中心に
帰一すること、帰一しようとする心が必要なのである。合気道とは、各人に与えられ
た天命を完成させてあげる羅針盤であり、和合の道であり、愛の道なのである。(開
祖大先生語録)佐柳孝一師範は、「相手を倒そうとする心を無くして行く事が修業で
す」と導いて下さいました。 

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◆ 編集後記

通勤の道に愛染堂があります。大法寺まで歩いて約15分、新川沿いのお四国山の麓で
す。約100年前、戒光老師が秀戒老師らと寝食を共にされ、このお堂から西山禾山老
師に参禅修業(1902〜1906年)されています。

西山禾山老師は『金鞭指街』の中で、仏法究極の真髄を「南無甚深般若波羅蜜多」の
一句にしぼり、この一句において三昧発得すること(般若三昧)こそ仏道の要諦であ
るとして、般若の法門を高唱されています。
般若の法門は、禾山より戒光を経て法孫の定光に至り、より端的に挙揚せられ、般若
を法幢とする教禅一致の新教団「釈迦牟尼会」の創立となる。
http://www1.ocn.ne.jp/~zenmi/index.html

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第24号目次予告
◆「佐柳孝一師範語録その4」
◆ 合気の道「真の合気道は、相手に喜びや幸福を与えるものである」

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○タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677) 
(月1回 毎月17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場
○Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000103677.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
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