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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第30号 2005/07/17

タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677)
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第30号目次
◆「佐柳孝一師範語録その10」
「プラスの気」「マイナスの気」の組み合わせ
◆ 合気の道「肉体は黄金の釜」
◆ 合気道ワンポイントアドバイス
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No.31
◆「佐柳孝一師範語録その10」
「プラスの気」「マイナスの気」の組み合わせ

「気の御わざ 赤白魂やますみ玉 合気の道は小戸の神業」
「日の御親七十五を生み出して合気の道を教えたまえり」
「主の御親至愛の心大みそら世の営みの元となりぬる」(道歌) 

1997/04/19  aikido-yawatahama八幡浜道場にて
○「プラスの気」「マイナスの気」の組み合わせ
・年寄りと若者です、力でやったら敵いません。
・合気道をやると力は全然要りません---おかしいですね。
・合気道でやると簡単に押さえる事が出来ます。
・「合気道は気なんです」
・押さえもただ力で押さえようとしてもダメですね。
・「プラスの気」「マイナスの気」を組み合せます。
・「パッ、プラス」そして「マイナス、指1本で良いんです」
・「プラスとマイナスを作れば、相手は完全に同調してきます」
・「合気道をやらないとね」
○気の誘導
・「気で相手の気を導きます」---こかしていませんね。
・「相手の気を手の平に乗せます」「心を乗せるから軽いんです」
・---だからついて来ます。「どうぞ」と導きます。
・「いらっしゃい」「どうぞ」と手を差し出してやります。
○相半身片手持ち
・体を使う、伸び伸びとやる、180度の転換をすれば良い。
○座り呼吸投げ
・気を出した後はリラックス、「和合」します。
○「お互い人間対人間として味を出さないとね」「これが合気道です」
・「心の入っていない技、踊りをやってもそうですが、もう見ておれない」「気持
ちの伝わってこない技は嫌なんです」
・「どうぞ、こちらへ」と導きます。「合気道は相手の心を導きます」
・手と足を使って倒したり、投げたり、押さえたりする技は、あくまでも人形を動
かしている様なものです。
・人形が動いているのと同じです。「精神がないんです」
・合気道の理念をしっかりと覚えてもらいますと本当に愉快です。
・今の世の中、ただ倒したら良いというものではない。自分だけ良い目をすれば良
いというのではなくて---
・「お互い人間対人間として味を出さないとね」「これが合気道です」
・格闘技の技で倒されると、イヤな思いが心に残ります。
・合気道でこかされますと、全然腹が立たない。
・「合気道で倒されると気持ちが良いんです」「疲れが治されています」
・稽古が終わると、スカッとした気持ちで帰ります。

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合気道とは大自然の絶対愛を基として、体を△に象り、〇を中心に、気により△□
の変化と気結び、生結びを身体に表わし、生み出しつつ気魂力を養成し、皆空の心
と体を造り出す精妙なる道である。皆空とは正しき身魂の和合統一のことなり。ま
た、合気道とは真空と空と人の上に、愛の結びをもって大気の中心の大運化に同化
練成するをいう。(開祖大先生語録) 

「合気道は△○□の法則を使う」「△は形で表すとこれです、腹から入る事です」
「+(陽)と−(陰)を作る」「人は皆呼吸しています。技にも自然な呼吸があります」
「気で受けて後は普段の行い。自分がふだんの気持ちになると相手も力が抜か
されている」---佐柳孝一師範は「プラスの気」「マイナスの気」という独特の表現
で『陰陽合致の業』を導いて下さいました。
まさに「合気にては気を両刃の剣と称し、心ともなす」(開祖大先生語録)業であ
りました。

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◆ 合気の道Vol.17「肉体は黄金の釜」

この合気道において禊をし、精神の立て直しをするのです。この肉体は黄金の釜で
あります。霊魂をつくり直すことができるのです。言葉は魄、言霊はひびきです。
満天にひびき渡る天の御柱です。合気道は形のない世界で和合しなければだめで
す。形を出してからではおそいのです。吐く息の中に自分自身がいるのです。しか
し合気道は実行しなければいけません。真に実行しなければなりません。(開祖大
先生語録)「人の一生は、修行である」我々は、常に不撓不屈の精神をもって技を
磨き、正しい心と丈夫な身体を鍛えて斯道の発展に努めよう。(信条より)
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage6.htm
大いにこの黄金の釜を使いましょう。武道って良いですね。

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◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.8「気を出す」

◎気を出す
・「五指を開く」「五指を柔らかく張る。四指(人差し指、中指、薬指、小指)を
束ねて開き、親指を立てる」
・「滔滔と流れる川の如し」「体全体から柔らかい気を出します」
・「気が指先から松山まで出ているつもりでやって下さい」「大宇宙になったつも
りで腹から入りましょう」(佐柳孝一師範語録)
・両手を活かす(剣・槍・杖を両手で持つ感覚で)
・指先を活かす(気力 気の流れ 魂力)
◎稽古と伝播
・“力を入れる”(マッスルの力)と“力を出す”(気の力)のとは違う。
“力を出す”(気の力)のは訓練と伝播が必要だと思います。
・「合気道は気を出します、気の御業です」

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◆ 編集後記

「合気道の精神は『和合』である」と佐柳孝一師範の教えは、ずっと一貫していま
す。『和合の業』を「勝つんじゃない、負けないんだ」「倒すんじゃない、倒れる
様に導くんだ」「合気道は戦かわずして心をサイコロの如し」と佐柳孝一師範伝
「三つの教え」を伝えています。
『和合の業』は一朝一夕に出来るものではありません。成果を上げても実になって
いない仕事振りがありました。『和合の業』になってなかったんだなと反省します。

「万有愛護の精神の鍛錬」と「誠の修行」に努めます。

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第31号目次予告
◆「合気道は戦わずして心をサイコロの如し」Vol.2
◆ 合気の道「技の真髄」Vol.18
◆ 合気道ワンポイントアドバイスVol.9「姿勢癖その1」

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○タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677) 
(月1回 毎月17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場 ○Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000103677.htmからできます。
○無断転用・複製を禁じます。
○ご意見ご質問は、info@aikido-yawatahama.jpまでお寄せ下さい。