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合気道八幡浜一当流道場のメールマガジン 第9号 2003/10/17

タイトル 合気道 故佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677)
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第9号目次
◆山口清吾師範の思い出その2

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No.10
◆山口清吾師範の思い出その2

「合気道は、吾れの本領を発揮することである」山口清吾師範の言であると先輩から
伝え聞いています。私はこの言が好きなんです。
私が、大学3年の夏合宿であったと思います。山口清吾師範から「犬は一度負け犬に
なるとずっと負け犬です。しかし人は負け犬にはなりません。奮起しましょう。」と
言う内容のお話をお聞きしました。
学生時代に山口清吾師範の手を握り稽古して頂く事は、大変うれしく光栄に感じまし
た。1回でも多く投げて頂きたいとお願いしたものです。当時学生であり知り得なかっ
た事も沢山ありますが、ヘビースモーカーであった事。低く響くお声を覚えています。
「何処からでも掛かって来なさい」と感じる武道家の空気を感じたものでした。

 私の合気道との出会いは、明治大学生田合気道部です。颯爽とした山口清吾師範
(九段)に憧れました。2003年明治大学生田合気道部は、創部40周年を迎えます。生
田合気道部は1963年に発足しました。その当時、山口清吾師範は39歳です。私の在学
中(1979〜1983)においては、55〜59歳の時、お教え頂いています。1996/01/24入神
(行年71歳)されました。道統は、安野正敏師範(本部指導部師範七段)・山口哲師
範(渋谷蔵修館道場)・三室淳師範(横浜国際合気道会)・武田義信師範(湘南合気
道連盟)・広島光輝会・品川区ふれあい塾・明治大学生田合気道部・名古屋大学・東
京大学・日本歯科大学等をはじめ多くの方々に引き継がれています。明治大学生田合
気道部の益々の発展と健闘を祈念します。

 卒業後、郷里で佐柳孝一師範(高知県支部長八段)に合気道を学ぶ機会を得ました。
山口清吾師範の技の「形」だけを真似していた私でした。佐柳孝一師範から合気道精
神をご教示頂きました。二人の素晴しい師範に師事出来ました事幸運です。大きな広
がりある方針や目標を持つ事が出来ました。使命感を持って稽古精進させて頂いてい
ます。

 何事においても、強いエネルギーの源は、深い思いとひたすらな愛から生ずるとい
う。また、何事によらず長期的に優秀な成績を上げている者は、何らかの強い信念を
持っており、家風あり、支えている伝統文化があるという。山口清吾師範しかり、佐
柳孝一師範しかり、人生を合気道普及に捧げた二人の師範には、開祖大先生と合気道
に対する深い思いとひたすらな愛そして強い信念があったのだと思います。開祖大先
生と二人の師範の大きな物語を感じます。

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◆ 編集後記
1993年合気道講習会in合気道八幡浜市合気会by佐柳孝一師範佐の講習会DVDが完成
しました。合気道錬成の良き指針として下さい。希望される方は、ここから
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/newpage30.htm
申込んで下さい。

私にはもう一つ、忘れられない山口清吾師範の思い出が有ります。合宿所の畳が天日
乾しが不十分であったのだと思います。私は運悪く手首の切り傷からブドウ球菌等の
ばい菌が入り高熱で緊急入院しました。3.4日の入院が必要との診断でした。毒素が
体に回る危険性があり、危ない状況でした。脇のリンパ球で毒素を喰い止めました。
高熱で朦朧とする意識の中、バンバンと山口清吾師範に投げて頂き受けを取っている
夢を見ました。長い長い夜でした。翌日には、担当医が驚くほど元気になり退院しま
した。
ばい菌と戦っていたのでしょう。うれしいほどたくさん山口清吾師範に投げて頂きま
した。心に秘めた私の思い出です。

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質問は大歓迎です。どうぞメールでお問い合わせ下さい。
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第10号目次予告
◆「誠は合気の本体」(伝山口清吾師範) 
◆ 稽古所感「胴周りいっぱいに呼吸する」

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○タイトル 合気道 佐柳孝一師範語録 (マガジンID:0000103677) 
(月1回 毎月17日発行)
○発行責任者:合気道八幡浜一当流道場
○Aikido-Yawatahama 小清水孝
〒796-8007愛媛県八幡浜市八代53-5  TEL.FAX0894-23-2803
○ホームページ http://www.dokidoki.ne.jp/home2/kosimizu/
○発行システム:『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除は http://www.mag2.com/m/0000103677.htmからできます。
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