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2002年12月16日分
香月が空を見上げた時はもう、夜は明けようとしていた。この夜を徹した大激論を持って、第3編を終了する。若い2人にとって、競翔家として互いの歩む道への自覚がの芽生えが出来始めた所である。いよいよ本編は凄まじい闘いと、この夜に生まれた1羽の鳩によって急激に運命の糸に翻弄されながら、物語の序章に突入する＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊この春、香月は600キロ優勝、2位、3位、4位、5位と完全に上位を独占。続く７００ＧＰは全体総合で、川上氏が総合3位(のちに白輝号）、8位（のちの白翔号）に初めて連合会で、総合一桁入賞した。叉、８００キロＫＣ、９００キロＱＣでは高橋会長、郡上鳩舎が共に総合優勝（高峰キング号）（郡上クイーン号）を飾った。３大レースも、まずＣＨを川上氏が、連合会優勝。ＧＰ７００キロを捨てた磯川が２位（のちのパイロンエース号）に。ＧＣＨでは、郡上氏は圧倒的な強さで、連合会の上位を独占。最終レースのＧＮでも、郡上氏は連合会最多の３２羽を記録し、ピン太とグランプリ号も仲良く帰還、連合会の３位、５位に入賞した。そして、そのＧＮは川上氏が連合会優勝、総合１９位（のちの川上稚内キング号）に入賞し、日本全国にこの人ありと、知られるようになった。お陰で、取材は川上氏がメインとなって、例の子鳩がそれほど話題にならなかったのは香月に取って、吉運であった。競翔界に一大センセーションを起こす奇跡の鳩・・香月の脳裏には、確かな感覚として刻まれていた。人生、香織、そして・・産声を上げた、奇跡の仔鳩・・翻弄される大きなものが、ひしひしと迫っていた。今までの話は、これから起こる出来事のほんの序章に過ぎなかった・・。

お願いです。高峰キング号のモデルになるDCの♂ の写真を探しています。ご提供下さると嬉しいです お願いです。郡上クイーン/ 川上稚内キング号のモデルになる灰胡麻の♂ の写真を探しています。ご提供下さると嬉しいです お願いです。白輝号・白翔号のモデルになる二引きの♂の写真を探しています。ご提供下さると嬉しいです お願いです。パイロンエース号のモデルになる濃胡麻の♂の写真を探しています。ご提供下さると嬉しいです