2020/10/19 STAGE017
ストリートファイターⅡ ROUND2どうも、1Pカワサキです。
どうも、2Pハセガワです。
この番組は、かつてゲーム少年だった1Pカワサキと2Pハセガワの2人が、ゲームにまつわる様々な話題で、故きを温ねて新しきを知る番組です。
ということで、ブライトビットブラザーズ、STAGE17。
はい。
ストリートファイター2 後編ということで。
うん。
急きょ2本録りとなりました今回ですけども、収録前に「なんとか1時間に収めたいな」という話をしてたんですが、やはりというか収まらず、全然半分ぐらいしか話せてないので、今回も引き続きストリートファイター2の話をしようと。
はい。
ということで、今回はね、ちょっと前回途中までとなってましたストリートファイター2シリーズのね、2とはいえ、2という名前でいっぱい出てるんですよ、これ。
www、うん。
www。
この辺ちょっと追いかけつつ、スト2の歴史というのと、その当時の時代背景とかね、その辺の話もできたらなと思ってるんで、よろしくお願いします。
よろしくお願いしまーす。
ではね、さっそくシリーズの話から行きましょうかね。
はい、行きましょう。
前回とちょっと繰り返しとなる部分もありますけど、まず1991年の3月にストリートファイター2が稼働開始と。
はい。
この1年後、1992年の4月にストリートファイター2ダッシュというのが出ました。
この辺は前回ね、ハセガワさんが当時の背景も合わせて説明してくれてはいたんですが、このストリートファイター2とダッシュの違いってね、ダッシュっていうのが、言ったら本来ならストリートファイター2の次は3なんですけど、2ダッシュとついてるというのはですね、2とちょっと変わったよという意味でね、つけたんだとは思うんですが、内容としましては、キャラクターおよびゲーム全般対戦バランスの調整と、四天王が使えるようになったと。
うん。
いうのが、このダッシュの追加要素です。
で、四天王っていうのは、スト2のときにね、プレイヤーキャラとしては使えないけれども、敵として出てくるキャラクターというのがいまして。
うん。
バルログ、バイソン、サガット、あと1人誰や。
ベガですよ、ベガwww。
あ、そっかそっか。
ラスボスのベガですwww。
www。
四天王って…そうか、ボスも入れて四天王なんや。
そうそうそうそう。
普通ボスがいて、その下に四天王かなと思ったら、自分入れて四天王なんやwww。
そうですねwww。
意外とあれですね、平等なボスですね。
そうそうそう。
奥ゆかしいとこがwww。
ね。
自分と並べてるんですもんね。
うん。
そうかそうか、はいはい。
で、その4キャラが使えるようになったということでね、けっこう盛り上がったりしたんですけども、この92年って何か、この話しました? 前回。
92年の実格闘技事情は、まだ話してないので、
あ、じゃあ、お願いします。
言いますと、東京体育館で格闘技オリンピックっていうのが開催されまして、これね、ちょっと知らない人も多いかなと思うんですけど、正道会館主催の格闘技大会で、
うん。
これを3回やった後、あるイベントに変わるんですが、
ああー。
なんだかわかりますか?
もうわかりました。
K-1ですね。
はい、そうです。
ね。
はい。
というのが、92年だったんですけど、
K-1の前身となる大会が行われたんですね。
はい、ありました。
ちなみに、K-1っていうのはね、テレビとかでもやってたんでご存知の方いると思いますけども、20年…30年以上前か、に流行った国内のね、異種格闘技イベントなんすよ、一応。
そうですね。
立ち技だけの…
そうそうそうそう。
はい。
だから空手とか、
キック、カンフーとかね。
そっかそっか、いろいろな格闘技の頭文字のKという意味で、その中の一番を決めるんでK-1というね、大会が行われてたと。
それが92年に、その前身となる大会が開かれてた。
はい。
ダッシュってあとあれですよね、同キャラ対戦ってこっからですよね。
2のときって、同キャラできました?
できないと…8キャラで、同キャラなかったらキツいんじゃないすか。
あれ、そうだっけ?
勘違いかな。
いや、ちょっと待ってください。
それちょっと、調べてみましょう。
はい。
あっ、ハセガワさんの言った通りですね。
ストリートファイター2は、同キャラ対戦できない仕様。
ですよね。
最初できなかったですよね。
そうか、できひんかったんや。
ていうことは、ダッシュになって初めて2Pカラーができたってことか。
そうそう、だからダッシュでリュウとケンが、ちょっと性能差がちょびっとだけあるみたいな。
そっかそっか。
なんか昇龍拳が、ケンは横に流れるみたいな話をしてた覚えがあって。
ああ、そうですね。
そうそうそう。
僕にとってダッシュは、けっこうな変化があって、何かっていうとカウンターダメージってわかります?
はいはい。
あれ、ダッシュで消えたんだと思うんですよ。
あ、消えたんですか?
はい…はず。
ターボかな、いやダッシュだと思う
うんうん。
なんでかっていうと、ブランカ使いだったんで、
あ、あれか。
ローリングでカウンター取られて減るやつか。
そう、めちゃくちゃ減るんすよ。
はいはいはい。
ローリングアタックって、ガードされた後の戻りもカウンター扱いになってるから、
あー、そうなんや。
ダルシムとかが大パンチとか打ってくるだけで、4分の1ぐらい食らうんすよ。
それってバグじゃなくて、システムとしてちゃんと、カウンターダメージってのがあったんですね、じゃあ。
そうです。
スト2はカウンターダメージがあって、
技の戻りに食らうとって?
いや、あのね、「カウンターダメージ状態です」っていうのが設定されてるんですよ。
なるほど。
それがブランカは長かったんや。
そうそうそうそう。
ブランカはやたらそれが多くて、あとね、リュウがピヨった最初だけ持ってるんですよ。
どういうことすか?
えっとね、ピヨるじゃないすか。
うんうん。
そうすると、一瞬体が前に倒れるんですよ。
うん。
その瞬間だけリュウってカウンターダメージ扱いだから、
え!?
そのとき昇龍拳大とかで叩き込まれると、めちゃくちゃ減るんですよ。
それもうバグじゃないすかwww。
wwwでもね、ケンはならないの。
へえー!
だから、たぶんケンの方が強いんじゃないかって話を…
それ知らんかった。
そんな細かい事があったんですか。
うん。
当時してて、
へえー。
これちょっと、ガチ勢の人とかに「違うよ」って、もしかしたら言われるかも知れないすけど、ブランカは確実に柔らかかったです。
それはね、僕聞いたことあります。
ローリングのカウンターの話は、なんか覚えてるな。
だからダッシュは僕は嬉しかったですね。
持ちキャラの弱点がちょっとなくなったんですね。
そうそう。
で、この同じ年ね、92年の12月…8カ月後に、また次のシリーズストリートファイター2ダッシュターボっていうね。
はい。
これ、当時「え、また新しいの出るの?」っていう感じではあったんですが、
そうですね。
もうこの頃はね、ストリートファイター2がもう完全にブームになってましたので、ゲーメストとかね、そういう雑誌でも取り上げられるわけですよ。
うん、うん、うん。
で、この2ダッシュターボの変更点というのは、ダッシュと同じく対戦バランスのまた更なる調整と、技の追加ね、ここで。
うんうんうん。
あと「ターボ」という名前がついてる通りですね、ゲームスピードが全体的に高速化されてる。
うん。
あとは、全体的なダメージ軽減が行われているのが、ターボの特徴ですね。
ああ、そうなんだ。
ダメージも減ってたんですね。
スト2のダメージって、今見たらめちゃくちゃ減るんですよね。
確かに。
ザンギエフが強パンチで殴ったら、4発ぐらいでゼロになるんちゃうかな。
あー、そうそう。
であのね、飛び込み強キック→近距離強パンチ→昇龍拳みたいなんでピヨって、さらにそっから連続技で終了みたいなことを昔はできたんですけど、
そうですね。
その辺もね、ターボでかなりマイルドになってるはずです。
なるほど、そうか。
でも速度は上がってるから、
そうなんですよ。
これ正直ね、ストリートファイター2って今やっても、そこまで遅く感じないんですよ。
うん。
ゲームスピードとしては。
うん。
今やっても、ターボってめっちゃ速いです、やっぱり。
www、そうなんだ。
やっぱりちょっと、「ターボ早いな」っていう感じしますね、やっぱり。
うん。
この後たぶん、このターボスピードが基準になるはずなんすよね。
そう…ですかね。
でもなんかターボって、海賊版対策だったって話ありましたよね。
あー、有名なレインボーってやつですね。
レインボー。
これね、CPシステムって、ロムの部分を入れ換えれるみたいで、いくつか挿すんですって、新しいロムを。
だから基板そのままに、チップみたいなの挿すんですって。
ほうほうほう。
そうすっと、レインボーになるらしいんですよ。
だから、あの爆発的に広がったのって、ダッシュですごい広まってる基盤があるところに対して、基板買うより安価にバージョンアップができるよっていう
マジで!?
ロムソフトみたいのを売ったんで、すごい出回っちゃったんすよ。
そうなんや。
下地がみんな持ってるから。
じゃそうか、その改造基板丸々を売ってるんじゃないんや。
そうなんです。
なるほどな。
いくつかくっつけるパーツだけでできるっていう、これも何か都市伝説みたいなものだと思うんすよ。
へえー。
僕も聞いた話だから、どこまでホントかわからないすけど。
今、レインボー遊べるゲーセンありますよね、けっこうね。
あ、そうなんですか。
はい、大阪の有名なレトロゲーセンにも、レインボーのバージョン違いも揃ってますよ、確か今www。
www。
今となっては、懐かしいレアゲームとしてね、
そうですよね。
面白ネタとして扱われてますけど。
当時やりました? レインボー。
いや、私はやったことないと思いますね、たぶん。
僕、聞きつけて、「そういうのがあるよ」って聞いて、けっこう行ったことないゲーセンまでわざわざ行って、本当にそんなのあんのって、
確かにね。
聞いた話は、ザンギがダブルラリアットすると、上空に消えて下から出てくるとか。
はいはいはい。
あと…後で正式化されるけど、ダルシムがワープするとか。
あー、はいはいはいはい。
もうホンマ、嘘みたいな話いっぱいありましたもんね。
そうそう、ソニックブームが画面に5個ぐらい出るとか。
ああ、はいはいはい、そうそう。
「嘘やろ?」って思いますよね。
そうそう、思ったんすよ。
で、普段行かない本当に全然行かない方まで行って、けっこう時間かけて行って、ありましたね。
だからやりました。
全部本当だった。
全部本当だったけど、全然面白くなかったですね。
ですね、そうなんですよ。
結局レインボーって、ネタとしては面白いんすけど、ゲームとしては破綻してるんすよ、完全に。
そうなんですよ。
でも、ちょっと思い出ですね。
わかりますわかります。
うん。
だから、そういうものが出るぐらい、本当に人気があったということなんですけど。
そうなんです。
そのゲーセンもね、なんか変なゲーセンだったんですよ。
でしょうね。
怪しいゲーセン。
なんか、奥に長ーい建物で、
ありますね、細長い建物とこね、あるある。
外に「ゲーセン」みたいに書いてないんですよね。
怪しいなあ。
それじゃあれですね。
ゲームブームにあやかって、ゲーセンにしたんでしょうね、空いてるスペースをね。
たぶんそう、そうなんだと思いますね。
それもなんか、その当時のスト2のブームだからなった現象ですよねー。
わかりますね。
それが、92年の思い出なんですか。
そうですね。
www。
www。
で、さらに次の年ね、今度はちょっと間が空くんですが、約1年後の1993年10月に、スーパーストリートファイター2。
んー。
「まだ2かい!」っていうね。
www、うん。
www。
後ろに何かくっつけらんないから、今度前にくっつけてますからねwww。
そう、ね。
これね、この頃になると確かね、「次のスト2のタイトルなんやろ?」みたいなね、
ああ、言ってました。
ダッシュ、ターボ、次何来るやろうっつったらスーパー来たっつって。
www。
www。
まさかの頭にスーパーつきましたよ。
ただ、これタイトルは「もうなんやねん」って感じなんですけど、なんと新キャラクターが4人追加されました。
そうですよね。
衝撃の4キャラ追加。
うん。
ね。
ちなみに追加されたキャラクターが、サンダーフォーク、フェイロン、キャミィ、ディージェイ。
んー。
いやあ、すごい4人ですね、これ。
www。
いや、なかなかの4キャラですけども。
で、このときに、プレイヤーカラーも8色になりました。
んー、そうだそうだ。
一気に増えて。
じゃあハセガワさん、この93年は何があった年ですか?
93年はですね、さっきちょっと言ったK-1がですね、代々木第一体育館で第1回目の大会をやります。
おおー。
もう1個大事なことがありまして、91年にリングスとUインターは旗揚げしてるんですけれど、3つに分派したんで、もう1個残ってるんですよ。
はい。
その残りがパンクラスなんですけど、
懐かしい。
この年に、東京ベイNKホールで旗揚げしていますね。
パンクラスあったなぁ。
パンクラス、まだ残ってますからね。
本当に格闘技が細分化してたときですね、あんときね。
そうですねー。
かなり細かく分かれたもんな。
しかも、グラップリング系がグワッと増えたんすよね。
んー、そうですね。
今までって、オープンな部分での格闘技って打撃系がメインだったんですけど、ちょっと組み技系というかね。
そうですね。
そういうのが一気に増えた…
総合格闘技ですよね。
特に日本人は、組み技好きですからねwww。
あー、やっぱそうなんすかね。
好きだと思いますね。
K-1が受けたのって、やっぱルール簡単でわかりやすいから受けたんですよね。
うんうんうん、はい。
バーンと頭にキックが入って倒れてKOっていうね。
はい。
逆にパンクラスとかは、たぶん何やってるかわからない…
はいはいはい。
まあでもね、リングスとかパンクラスとか、Uインターもですけど、サブカル的なすごい熱が、
あった!
好きな人はもうめちゃくちゃ好きでしたからね。
うん。
もうそんなもん打撃なんて古いぜっつってね。
これからはグラウンドの時代だぜっていう、そういう人たちもいましたから。
で、次の年、1994年の3月に次のシリーズ、スーパーストリートファイター2X。
今度は後ろにX。
そうですね。
また後ろにwww。
はいwww。
で、スパ2から半年後。
あー、そんな短かったかー。
これも早いですね。
これ、半年しか経ってないとね、普通新台入れ換えとしたら早過ぎるわけですよ、スパンとして。
そうですよね。
ただ、これまで前作のスパ2を入れてたところはですね、全てをこのスパ2Xに入れ換えたわけです。
ふーん。
なぜかというと、このスパ2は今までとは全く違う進化というか、完全な新システムが追加されてるんすね。
うん。うん、うん。
今までって、キャラクターの追加と調整だったんですけども、ここにきてメインシステムであるところにですね、スーパーコンボという概念が。
www、はいはい。
なんと、体力ゲージの他に画面の下に1個ちっちゃいゲージが増えました。
増えましたね。
これです。
このゲージは攻撃していくと溜まって、溜まるとすごいダメージの必殺技が出せるということでですね、これは当時カプコンのライバルと言われてたSNKのシステムからちょっとね、インスパイアされたwww。
そうですね。
「ついにカプコンが!」って。
www。
「最初はハクられてたカプコンが」っていうね。
www、はい。
パクリ返したぞっていうのでね、ちょっと話題にはなったんですけど。
まあちょっとね、そういうなんていうか、奥義的なものがないとちょっと寂しい時代になってましたよね、94年はね。
そうですね。
逆転要素としてね、すごくダメージのある技が入ったということで、これSMK側では超必殺技と言われてたのが、カプコンではスーパーコンボという風に呼ぶ名前となって、ここでカプコン派とSNK派で、すごいダメージの必殺技の呼び方が分かれるという。
なるほど。
SNK派の人は超必殺技って言うんですよ。
僕、そっちだな。
カプコン派の人は、スーパーコンボって言ってました。
で、このとき…今回はスト2の話なんで他はなるべく取り上げてはないんですが、もうこのときにはですね、かなり他のメーカーからも格闘ゲーム出てます。
出てましたねー。
特にSNKが、もうすごい勢いでカプコンを追随していって。
してました。
この頃にもう龍虎の拳、餓狼伝説。
うん。
この年にサムライも出てんのかな、94年やから。
うんうんうん。
ということで、もう格闘ゲームのおそらくね、ほぼピークに近い。
そうですね。
この後まだピークあるんですけど。
うんうん。
本当にゲームセンターが格闘ゲーム一色になる時代がね、この頃もう見えていたというか。
んー、いやホントそうで、シューティングとか減りましたよね。
減ったというかね、これね、例えばゲームセンター…10台ゲーム機を置くゲームセンターがあったとして、10台のうち半分はストリートファイターもしくは格闘ゲーム、もう半分以上やな、たぶん。
うん、そうだと思う。
で、残ったところにパズルだの、アクションだの、シューティングだのが入ってくるというね、もう本当にね、他のジャンルの人たちどうしてたんだろうっていうぐらい厳しい時代だったんじゃないかなと、もう格闘ゲーム以外はゲームセンターが入れてくれないんじゃないかという感じがあるぐらいの時代でしたね。
そうですね。
で、ゲームセンターとしても、本当にもう利益率が違うんですよ、格闘ゲームってやっぱり。
そうなんですよね。
前半で言いましたけど、やっぱり…
これすごく大きくて、結局シューティングゲームって100円で、5分10分遊ばれるともうそれだけでね、ゲームセンターとしてはやっぱりちょっと厳しいわけですよ。
うん。
ワンコインクリアなんてされた日にはもう、どんだけコスパ悪いねんっていうね。
うん。
もうそんな中、その一方でもう、ワンコインクリアされてる横で、格闘ゲームではもうすごいお金稼いどるわけですよ。
そうですねー。
しかも、入れた数だけ人が来てくれるってなったら、それはもうお店としてはね、格闘ゲーム入れなしょうがないですよね。
そうですね。
商売ですからねー。
そうそうそうそうそう。
でもね、私は格闘ゲーム好きだったんで不満はなかったんですけど、やっぱりあの当時のシューターとかの人たちは寂しかったんでしょうね、たぶん。
んー、僕も格ゲーメインだったけど、でもやっぱりちょっと減ったなっていう、画面見かけないなっていう感じはありましたね。
だからあのとき、他のジャンルが好きだった人は、けっこう寂しい思いしてたのかなと今は思いますけど。
そうでしょうねー。
ただもうあのときは、格闘ゲームにバリバリハマってたときだったんで、もうほとんど気にしてなかったっすね、当時はね。
うん。
なんか、格闘ゲーム待ちの間に、違うゲームしてるぐらいの感じやった気がするwww。
www。
でね、このスーパーストリートファイター2X。
さっき言ったメインシステムのスーパーコンボに加えて、空中コンボの、いわゆる浮いた相手に追い打ちできる要素だったり、投げ受身とか…
あー!
投げ受身ってここか、ここですか。
うん、そうそうそうそう、うん。
…が入った。
だから、だいぶゲームとして進化してるんです、ここで。
んー、確かに。
なので、前のスパ2と入れ換えないと、ついていけなくなるから入れ換えられてるんですね。
で、あともう1個ね、新キャラ1人いるんですよ。
www、はい。
www。
いますね。
このゲームで。
隠しキャラだったんすよね、厳密に言うと。
はい。
豪鬼ですね。
んー。
これは作り手側からいうと、リュウの頭換えという状態なんですけど、リュウの師匠のライバルみたいな感じで、もうめちゃくちゃ強いキャラクターっていうね、ところで豪鬼っていうキャラが出てきて、最終的には隠しコマンドを入れると使えるということで。
うんうんうん、そうですよね。
豪鬼も隠しコマンドで出ましたね。
で、使えるくせに、性能がほぼボスと一緒なので強いということで、大会とかではもう…対戦台でも一部禁止台が出てたはずで、これがね、ハイスコアガールとかでもよくネタにされてますけど、隠しコマンドが失敗すると茶色リュウになるっていう。
www、そうなんだ。
はあはあはあ、確かにリュウで止めて…
そうそう、誰かに合わせて何秒、誰かに合わせて何秒、で最後にリュウに合わせて選択ボタンを押したときの選択カラーが茶色やから、失敗すると茶色リュウが出るから、茶色リュウを選んでるやつは弱いやつっていうね。
www。
www。
豪鬼ミスなんですねwww。
そうそうそう。
そういうネタができたと。
なるほどなるほど。
そういう逸話ができたぐらい、当時は流行ってたんですよ。
でね、このときですね、スパ2Xでゲームスピードが変更できるそうです。
うーん。
このゲームスピードを選べるようにするかどうかを、ゲームセンター側が設定できるみたいで。
ああ、そうなんだ。
だからもう固定にするか、プレイヤーが選ぶようにするかは、お店の人でやってくれと。
ふーん。
だからやっぱりターボが速いと感じる人もいたからなんかな、やっぱ…変えれるようにした。
あ、ここで残念ながらね、ボーナスステージがなくなったんですね。
ここでなくなるんでしたっけ。
はい。
もう正直、格闘ゲームに点数が要らなくなってきたと。
まあ確かにねwww。
元々ストリートファイター2って、点数が一応あったんですよね。
はい。
弱パンチ当てたら何百点みたいなね。
昔のゲームってのは、競い合うものが点数だったので、どんなゲームにも点数があったんですけど、それに倣ってね、ストリートファイター2も点数というものがあったんですけど、ほぼ意味がなくてね。
うん。
一応スコアアタック的な感じで、ベガ倒すまでに何点稼げるかっていう遊びはあったんですけど、結局理論値が存在するというか、あんまり意味がなかったんですよ。
で、ついにこのスパ2Xで…ボーナスステージ削除ってこれ個人的な寂しかったんすけどね。
あの有名な、車壊すとこと、樽壊すとこね。
車ね、樽ね、はいはい。
今の格闘ゲームって、ボーナスステージなんて一切ないから、新鮮ですよ逆に。
www。
なんじゃこりゃって、急にね。
車は、あそこでさっさと車壊すんで、アッパー昇龍とか見つかったって話を聞いたことがあるんですけどね。
ああー、なるほどね。
わかる気するわ、確かに。
いわゆるキャンセルってやつ。
同時押しキャンセルね。
うん。
えー、この94年は、何があった年ですか。
94年はですね、東京ベイNKホールで、VTJ第1回大会なんですけど、
VTJ?
はい。
そういう反応かなと思うんですが、VALE TUDO JAPANっていう大会でして、
ああー!
VTJっていうんですか。
はい。
これがですね、そんなん何?って感じなんですけど、これすごいことで、何がすごいかっていうと、ヒクソン・グレイシー日本初来日。
いや、あのね、VALE TUDOは知ってました。
はい。
VTJっていうんすね。
VALE TUDO JAPANっていうイベントは、修斗がやってたんですよ。
あー、そういうことか。
修斗の大会とは別のものとしてやって、ここでヒクソンが初めて来て、バド・スミスっていう選手に、39秒で勝って帰っちゃうんですけどwww。
www、それってあれでしたっけ?
もう既に、ヒクソンっていうめっちゃ強いやつがいるっていうのがあった上で来てたんでしたっけ?
そうです。
UFCは前の年にやってるはずなので、93年からだったはずなので、
せやせや、UFCでめちゃくちゃ強い柔術のやつがいるっつって。
そうです。
弟がね、出てきて、ホイス・グレイシーが出てきて、ひょろっこいのに、自分以外マッチョみたいのを全部倒して、
ねー、マンガみたいな話ですよね。
そうそう、「兄は私の10倍強い」って言ったもんだから、
かっこよすぎるwww。
「どんだけ強いの?」っていうのがヒクソンですよ。
ほんで強かったんですよね、ホントにね。
強かったんですね。
っていうのが、94年。
www。
激震が、黒船がwww。
アツいですね。
いやすげえなあ。
格闘ゲームと格闘技の歴史、リンクしてますね。
ちょっとしてるんすよね。
すごいな。
しかもヒクソンって、グレイシーだから、元々ね柔術って言ってるから、元々日本から出てったものが、
そうですよね。
残ってて強くて戻ってくるわけだから、
そうですよね。
僕は正直、当時そこまで格闘技見てなかったんですけど、周りの友達は非常に好きで、
あー。なるほど。
もうヒクソンはもうすごいっていうのはwww、
わかる。
黙ってても情報入ってきましたよ。
わかるわかる。
いや私もあのときに、格闘マンガとか好きだったんで、マンガみたいなやつ出てきたと思って。
うん、そうですね。
柔術ってそんな強いんかってやっぱ思いましたよ。
ね。
うん。
幻想の塊みたいなね。
そうそうそう。
やっぱりそれまでってどうしても打撃系のね、格闘技がやっぱ強いんじゃないかって思ってたんで。
はい。
ねー。
そういう大事件が、94年にありましたね。
完全に番組趣旨を離れそうになってますけどもねwww。
www。
94年がスパ2Xでガラッとシステムが変わったんですが、これがですね、言うたらストリートファイター2としては、厳密に言うとこれ最後なんですよ。
うんうんうん、でも完成系ですね。
そうですね。
ところがですね、この後10年後、2004年にハイパーストリートファイター2。
そうか、10年かwww。
www。
www。
10年のときを経て、スーパーからハイパーに。
ほおー。
さっき言ったみたいに、厳密なストリートファイター2シリーズは、スーパーストリートファイター2Xが最新。
うん。
ハイパーは何が違うかというと、スト2からスーパースト2Xまでの、全システムのキャラが使える。
うんうんうんうん、なるほど。
わかります? これ。
総集編みたいな感じかな。
今まで出てきたキャラクターが使えるというだけではなく、今まで出てきたキャラクターの、各タイトルごとのキャラクターが使える。
ああー、×5だ。
だからリュウだと、スト2のときのリュウ、スト2ダッシュのときのリュウ、うスト2ダッシュターボのときのリュウ、スーパーストリートファイター2のときのリュウ、スーパーストリートファイター2Xのときのリュウというのが使えるのが、ハイパーストリートファイター2です。
なるほどね。
ああ、そうだったんだ。
なので、まず最初にキャラクター選択画面ではタイトルを選びます。
うん。
ノーマル、ダッシュ、ターボ、スーパー、スーパーXのを選びます。
うん。
で、選ぶと、そのタイトルで選べるキャラクターが出てくるんで、スト2を選ぶと8キャラしか選べません。
うんうんうん。
ていう風になってるんですけども、同じリュウを選んだとしても、スト2のときのリュウとスパ2のときのリュウは全く違う。
そうですね。
ダメージも違うwww。
うんwww。
スパ2のリュウの昇龍拳を当てても転ばないっていうね。
あー、そうだそうだ。
そういう性能までも再現されているということで、もうスト2で育った世代としては、このハイパースト2が1本あれば、一生遊べるっていうゲーム。
www。
実際10年経って出た後に、もうめちゃくちゃ遊んでました、これ、友達と。
ほー。
いろんな格ゲーやって最終的にスト2やって、やっぱスト2やなっつって。
まあ、遊びやすいですよね。
そうなんす。
で、スト2でいろんなキャラ使って最後に「やっぱリュウやな」って言ってリュウになるんすよ。
www。
www。
いろんなキャラ使って遊ぶけど、最後はやっぱリュウやなっつって。
うん
「波動昇龍やな」ってなるんですけど。
で、これ2004年なんで、もう正直この2004年って、だいぶ最近なんですよね。
うん。
格闘ゲームブームとしてもかなり後半というか、だいぶ落ち着いた後なんですよね。
うん。
じゃ、この10年の間に、何があったかというとですね、最初にもちょっと言いましたけど、「ストリートファイター3は出えへんのかい」っちゅうことですよね。
www、うん。
いつまで2出しとんねんと。
うん。
これもうみんな言ってたわけです。
うん。
スーパーストリートファイター2Xが出たときに、これ次出たら何出るんやっていうことで、この後にね、ストリートファイターZEROっていうねwww
www、ゼロ…戻っちゃったwww、
3じゃなくて…今も映画とかでもよくありますけど、1・2・3まで行ったと思ったら0とかね。
うん。
ついにですね、実はハイパーストリートファイター2の前に、3が出ました。
出ましたねー。
やっとね。
はい。
これが、ストリートファイター3 ニュージェネレーションっていうのが、97年に出てます。
うん。
だから、スーパーストリートファイター2Xの3年後。
うん、うん。
やっと、ちゃんとストリートファイター2のやっと続編が出たということで、これね、ストリートファイター2の初代が91年なんで、6年越しにナンバリングとして3が出たと。
うん。
で、このストリートファイター3…今回は2の話なんであんまり詳しくは追っかけませんけど、ハセガワさんスト3はどうですか?
スト3は、スト3の頃って、ちょっとゲーセンに行かなくなり始めてたんすよ。
3Dになっちゃったじゃないすか。
ああー、そうか。
もうプレイステーションとかサターンが出てる頃ですね。
で、格ゲーもバーチャが出て、そこで一つ次の時代にシフトして、まあ僕は鉄拳派でしたけど、そんな中で3が出て、やっぱすごい楽しみで、確かね、稼働する前からゲーメストのムックが出たんですよ。
ああ、出た出た。
記憶違いじゃなければ、稼働前にもうあって、薄かったんだけど、一通り見て、こんなキャラいるんだとか思って。
うん。
とにかく一新したじゃないすか、キャラをね。
言ったらね、このストリートファイター3出るまでに、カプコンに限らずいろんなメーカーが、たくさんの格闘ゲームを作ったんすよね。
うんうんうん。
で、そんな中、パイオニアであるカプコンが、満を持してこの3Dゲームが流行る中、2Dの格闘ゲームを新たに作るぞと。
うん。
いやすごかったです、当時、注目度としては。
うん。
で、実際動いてるのを見たんですよね、ゲームセンターで。
はい、やりに行きましたね。
ただ正直キャラは、なんていうか「地味だなー」って思いましたね。
はいはいはい、そうですね。
当のカプコンが、ヴァンパイアとか、X-MENとかで、もう突飛なキャラいっぱい作っちゃったじゃないですか。
そうですね、うん。
他のメーカーも当然そういうこといっぱいしてたし、そういう中で「地味だなー」っていう。
よく言えば、渋いというか。
そうですね。
本当にそうでしたね。
めちゃくちゃ渋いとこついてきたなと思いましたね。
ただ、動いてんの見たら、もうグラフィックはすごいなと思いましたね。
そうですね。
ヴァンパイアとかの流れをちゃんと組んでるというか、
アニメーションパターンがすごい多い。
うん、やっぱりヴァンパイア以降に格闘ゲームをカプコンが作れば、ストリートファイターはこうなるという進化系が、ちゃんとできてましたよね、やっぱ。
で、パイオニアとして、意地というかね、そこはすごく感じましたよ、やっぱ。
「半端なもんは作らんぞ」という気概というか。
僕はけっこう。原点回帰感を感じましたね。
それはそうだと思いますよ。
いろいろ複雑になってたシステムが、一旦もっとシンプルに削って絞られた感じがしましたね、やっぱ。
ただ、絞ったんだけど、すごくいいシステムが積んであったじゃないすか。
そうです。
あのね、これが毎回新しい格ゲーブームが来る度に言われるんですけど、初めて格闘ゲームをやる人も、できるものを目指すみたいなね。
うんうんうん。
やっぱ格闘ゲームって、どんどん複雑化してプレイヤースキル上がりすぎて、新規参入できないから、一旦それをフラットにして、同じスタートラインからみんなが始められるものが作りたいというすごい開発者の願いがやっぱあるみたいで。
うん。
で、スト3もおそらくそこを目指したんだと思うんですけど、
うん。
すごくシンプルになった中に1個、この1個のシステム。
うん。
これですよね。
これ私、未だに格闘ゲームの中でも至高のシステムの一つだと思ってますけど。
ブロッキングですね。
そうですね。
これは、ちょっと革命ですよ。
これはもう革命であり、発明であり、もうすごいシステムだと思いました、ホントに。
うん。
で、この1作目は、正直その地味さとか、そういうシステムのちょっと甘さで、微妙な反応はされてたんですが、
そうですね。
このスト3もね、立て続けに新作出しよるんすよ。
www、そうですね。
はい。
スト3の一作目が出た2月。
この8ヶ月後の10月に、2nd IMPACT GIANT ATTACKっていうね。
www。
www。
はい。
2nd IMPACTはいいとして、GIANT ATTACK?っつって。
www。
で、追加されたのがヒューゴーっていうめっちゃでかいキャラが追加されてて「これかい!」つってね。
www。
ホンマにGIANT ATTACKやがなっていう。
ユリアンも出てくるんでしたよね。
そうそうそう。
だから、2人ともでかいんですよねwww。
そうですそうです。
で、この2ndが出て、ちょっとバランスが調整されたんですね。
うん。
で、この2年後か、1999年。
だからけっこう間空いてるんすよね。
なんかもっと立て続けに出てたイメージやったんですけど、1999年5月にストリートファイター3 3rdストライク Fight for the Future。
これが未だに、2D格闘ゲームとして稼働し続ける名作タイトル、傑作タイトルです。
そうですよね。
キャラも増えて、バランスも取れたってことですよね。
で、ここでブロッキングがもう極まったんですよ。
そうですね。
その、前に入れるシステムじゃないすか。
あ、そうですね。
それを説明してなかったな。
www。
ブロッキングっていうのはね、どういうもんかっていうと、前回話したんかな、ガードっていうシステムがあると。
うん。
敵の攻撃を受けるのに、相手と逆方向のレバーを入れるとガードする。
うん。
で、ブロッキングってのは、その逆に、攻撃する相手側の方にレバーを入れることで、相手の攻撃をさばくというか、受け流すというかね、感覚的に。
自分のガードの隙をなくしてしまうという行動なんですけど、
インパクトの瞬間にね、前を入れるんですよね。
そうですね。
当たる瞬間にレバーを前にちょんと入れると、カーンつってね、エフェクトが出て、一瞬だけ受けポーズをして、その後は受けた自分の方が先に動けるから、技を出して反撃できると。
うんうんうんうん。
ちゃんと、リスクとリターンがすごく成り立ってるんですよ、この思想ね。
そうなんですよね。
ここが素晴らしい。
ミスると食らう。
そうです。
言うたらガードを解くリスクはあるけども、リターンとしてはすごくでかいというね。
うん。
こんなシンプルな、レバー…
そう。
ね。
うん。
なんでここまで発明されなかったんだっていう。
いや、本当そうすよね。
このスト3までに、たくさんの格闘ゲーム出てるんですよ。
うんうん。
で、いわゆるガードキャンセルとか、なんか反撃する技とかね、逆転要素とかいろんなシステムが追加されてはいるんですけど、ここにきて老舗のカプコンが、こんなシンプルで、こんな操作で、こんな気持ち良くて、こんな駆け引きのあるシステム作れんのかと、本当衝撃的でしたよ、これは。
ですねー。
びっくりしました、マジでね。
うん。
本当に発明というかね、言われれば、本当に見たら誰でもマネできるけど、誰もやらなかったっていうね、今まで。
で、リュウが、あれなんていうんだ…スーパーアーツでしたっけ?
そうですね、スーパーアーツ。
超必殺技ね、はい。
で、真昇龍と真空波動と、あと電刃持ってるじゃないすか。
はいはい、そうですね。
電刃の必要性がわかんなかったんですよ。
なるほど。
だけど、電刃ってガード不可だから、
そうですね。
飛んできたらどうさばくかって、ブロッキングなんですよね。
そうですね、うん。
だから、それが理解できたときに、すごくいい仕組みだなと思ったんですよね。
ほおー。
リュウに電刃を積むことがね。
うんうんうん。
やっぱり「ブロッキング」っていう新しいものが、使わせるというか、避けりゃいいんですけど。
確かにね、うんうんうん。
そうじゃない選択肢としては、じゃガードかっていうと、電気なんでね、食らっちゃうんで。
ただブロッキングだと受けれるっていうね。
これね、やったことない人にはいまいちピンとこないと思うんですけど、このブロッキングってホントにすごいシステムで、
すごいですねー。
やった側のね、気持ちよさハンパないんですよ。
読み勝った感と、読み勝った後のリターンの大きさというか。
そうそうそうそう。
動作としては、もうめちゃくちゃ簡単なんすよね。
複雑な操作がいらない。
うん。
だから、複雑じゃないからこそ、ギャラリーとして見てても、読み勝ったことがわかりますよね。
そうですね。
相手はこれを出してくるだろうと読んでのブロッキングっていうのがわかるから、「あの人うめぇなー」っていうのが、すごくわかる。
だから、前回のとこで話したコマンド技のコマンドが、技の動作に倣った動きをしてると。
うん。
それと同じでブロッキングもまさにね、相手が攻撃出す瞬間に相手側にレバーを入れることで、それをさばいているという感覚…で、ブロッキングって連続でもできるんですよね。
うんうんうん、そうっすねー。
相手が単発の技じゃなくて、連続技を出してきた場合とかに、連続でカンカンカンってやると、連続でブロッキングできたりとか。
そう、あれがかっこいいですねー。
そうそうそう。
そのシステムから生まれたのが、一部の人には有名な名勝負と言われるね、ウメハラさんのスト3の背水の陣の戦いってご存知ですか?
はいはい、見たことありますね。
ありますか。
春麗とケンかな…が戦ってた。
ウメハラさんがケンで、相手が春麗で、最後もうウメハラさんが体力1ドット、もう何食らっても死ぬという状態で、相手の春麗がスーパーアーツで削りに来るというかね、
うん。
もうガードしても負けるし、食らっても負けるしっていう技を出してくるわけですよ。
それをブロッキングで全て受け切って、最後に大逆転するっていうもうホントにね、マンガか映画かっていう、仕込みでもあんなことできへんわっていうぐらいのね、劇的な格闘ゲーム大会史上伝説のシーンっていうのがあって、これぜひね見てほしいんですけど、何がすごいかわかんないかも知んないすけど。
いやあー、すごいですよね、あれはもう。
あれはね、もう鳥肌もんですよあれ、マジで。
僕は正直ブロッキング、自分じゃ全然うまくできないし、スト3もそんなにやらなかったんですよね。
はい。
やっぱり、当時うまい人で一杯だったし、
そうっすね。
ちょっと差が出てきたら、やっぱ厳しいですよね。
昔からどうも僕、使いたくなるキャラって、なんか癖があるんすよ。
www、わかるわかる。
ちなみにオロを使ってたんでwww。
あー、はいはいはい。
決して弱くはないんですけどね、オロも。
いやめっちゃテクニカルだから、オロは。
そうそう、難しいですよ使うのが。
そうそうそう。
で、もうオロ諦めていったのがヒューゴーとかねwww。
あ、ヒューゴーいいじゃないすか。
ヒューゴーかっこいい。
そんな僕でも、その動画はもう凄まじいなと思います。
鳥肌立ちますね、あれは。
やっぱり使ってるキャラは違えども、スト3のシステムを知ってれば、あれがいかにすごいことやってるかっていうのはわかると思うんで。
わかるし、格闘ゲームやったことあって、ブロッキングっていうシステムが、食らう瞬間にだけ一瞬前入れるんだよっていう頭で見るだけでも、やばいって思うと思うんすね。
本当に、ギャラリー付きのね、動画見てほしい、ぜひ。
うん。
確かあれ、大会なんすよね。
だったと思いますね。
確か海外の大会やったかな。
まあ、なんかしらスト3の大会をやってるから、ギャラリーも周りにめちゃくちゃいて、その中であれを決めて、もうギャラリーが「うわぁー!!」ってなってwww。
なるなあ。
いやあ、そのすごい。
人間としてすごい。
度胸が凄まじいwww。
ですよね。
あの局面であんなことできるんやって。
できないwww。
生まれ変わってもできないと思う。
本当にそのね、映画だったらもうあそこでエンディングテーマ流れて、スタッフロール出てくるでっていうぐらいの…
そうですね、ホントに。
そういう、ゲームとはいえ、今ね、eスポーツの代表として格闘ゲームっていうのが、一つのジャンルとして確立されてますけど、そういうやっぱドラマチックなことが起こりやすいゲームではあるんですよね、格闘ゲーム自体は。
そうですね。
積み重ねていくことで強くなれるし、諦めなければ逆転できることもあるというところがすごくドラマチックで、やっぱね、一方的にもうある程度いったらもう絶対勝てないってなったら、途中で面白くないですからね。
うん。
本当の格闘技でもね、もうどんだけボロボロになってても、一発打ったパンチ…ラッキーパンチで当たればKOして勝ったりしますからね。
そうですね。
ないとは言えないですよねー。
そうそうそう。
だから、そういうことが起こり得るというのが、ゲームシステムでも再現されている格闘ゲームっていうのは、すごくやっぱり盛り上がるし、
うん。
で、スト2はね、最初の段階でそういうことができてたゲームだと思うんですよ。
うん、うん。
ストリートファイター2の時点で。
うん、そうですね。
なんかもうザンギエフとか、なんか全然近寄れなくて手数ないけど、2発3発殴ったら相手がピヨって、そのまま逆転勝ちってことができたりするとね、もう本当にね、もうそれでハマりますよね。
うん。
その辺のやっぱ…遊んだゲーム単体の思い出もあるけど、遊んだときの状況とか、シーン覚えてますよね、格闘ゲームって。
覚えてますね。
うん。
だから、2で始まったものが、6年かけて3に引き継がれて、まあ出だしはね、ちょっと地味だったりとかで、なかなかカプコンのやりたかったことが伝わらなかったのかも知れないですけど、最終的には本当にね、2を超えた部分はちゃんとあってっていう。
そうですね。
だから、これもね言ったら、ストリートファイター3って、本当に2の延長だなとは思うんですよ、やっぱ。
うん。
2があってこそ3があって、ここでもう昇華されたなという感じはしました。
そうですね。
で、嬉しいのは、この3rdストライク以降は、もう出てないんすよね、2Dの。
そうですね、うん。
すごくね、綺麗な幕切れだと思います。
うん。
この後、なんかどんどん駄作出して、面白くなくなっていって終わるんではなく、めちゃめちゃ強かった格闘家がね、一番強いピークのときに引退したぐらいの綺麗さは感じるんですよ。
魔裟斗的な。
そうね、そうそうそうそう。
www。
だから、これがねストリートファイター3が受けたからつって、この後なんかどんどんまた派手な技足して、なんか派手なキャラ足して、だんだん人気なくなっていって終了っていうよりは、ここで終わってて、しかもこのゲーム今でも全然遊べるんで、もうたぶんこの後ずっと遊び続けられる2D格闘ゲームだなと思うんですけど。
うん。
今回ね、スト2の話ではあるんですけど、この3は流れとしては、もう2の延長上に確実にあるものだなと。
その3が97年で、ずっと実格闘技も追ってきたわけですけど、97年はですね、実格闘技界も次の時代にシフトしてるんですね。
うん。
97年はね、東京ドームでPRIDEの第1回大会が行われてるんです。
そうか、PRIDEか。
はい。
こっからPRIDEなんですよ。
そうか、PRIDEも流行ったなあ。
面白かったなPRIDEも。
僕、見に行った覚えありますよ。
大阪ドームとか行ったんちゃうかったかな。
かなりね、多くの人に認知されたのはやっぱりPRIDEだったと思って。
それまでにね、パンクラスとかの名前も出しましたけど、やっぱりサブカル的なものだったけれども、
そうですね。
もうちょっとマスまで広がったのが、やっぱりPRIDEで、
そうですね、うん。
PRIDEっていうのは、Uインターの高田選手と、VALE TUDO JAPANで初めて日本に来たヒクソンが戦うためのイベントだったんです。
そうか!
そうか、そのためにルールを作ったんや。
そうです。
PRIDEっていう、だからイベントだったんですね。
ここもけっこう大事なところで、団体じゃないんですよ、イベントなんですね。
ああ、そうですね、確かにそうかそうか。
そうなんす。
運営会社とかあるんすけど、団体で…要は所属選手を抱えてないっていうのが大きいとこなんですけど、結局ね、勝てなかったんで高田選手が、でまあ「もういっちょ」っていうことを言ったもんだから、2回3回って続いてくうちに、桜庭選手が頭角を現して、イベントとして長く続くようになっていくんですけど、選手を抱えてないもんだから、強い外人が来て、今回誰が来て、今回誰が来てっていう、けっこう入れ替えられたんですよね。
うんうんうんうん。
そこもすごい時代が変わったというか、そういう新しいカタチになってて、
なるほどね。
だいぶ盛り上がったなっていうのが、97年っていうことでwww。
www。
割とね、こじつけてんのかって言われりゃ、そういう部分もあるんですけど、でも調べてみたら偶然にもけっこうね、リンクしてるとこあるなーっていう。
そうか、なるほどね。
スト2のときは打撃系のK-1があり、その後スト3になったときには、総合系のPRIDEがあると。
そうですね。
確かに被ってますね。
格闘ゲームブームと、直接の関係はないかも知れないですけど、何かあったんですかね、時代的にね。
んー。
日本人ってそんなに格闘技好きかっていう感じぐらいね、なんか盛り上がってましたもんね、確かに。
そうですね、あの頃はね。
はい、というわけで、エンディングなんですけど、ちょっと本編でね、紹介できなかったんでこれだけ言いたかったのがあるんで、いいですかね、言っても。
はいはいはい。
ストリートファイター2ってね、今回アーケードだけの話が多かったんですが、スーパーファミコンも格闘ゲームブームの火付け役の一つなんです、やっぱり。
はいはいはい、うん。
アーケードだけであそこまで出たんじゃなくて、やっぱスーパーファミコンに移植されたものが、めちゃくちゃよくできてたんで、そこで練習して、またゲームセンターで対戦するっていう人もけっこういたと思うんですけど、このスト2のスーパーファミコン版、1992年6月に出てるんですけど、これの販売本数がね、国内で288万本、世界で630万本売れてる。
へえー。
www、これがストリートファイター2初代のものね。
はいはいはい。
この後、ストリートファイター2ターボっていうのが、またスーファミで出るんですよね。
そうですよね。
これ93年7月11日。
で、これが国内210万本、世界410万本。
ほおー。
こっち、ターボの方がめっちゃ売れたんかなと思ったら、ノーマルの方が売れてるんですね。
あ、そうなんですね。
でも、足したら1000万…
もう余裕でいってますね、はい。
驚きなのは、国内本数と世界本数がそこまで離れてないというか、世界の半分の数が日本で売れてると考えると、
うんうん、すごいな。
日本に格闘ゲームのプロゲーマーの人が多いのも頷けるなという。
やっぱり土台としては、この辺のことが大きいんだろうなとは思うんすね、やっぱ。
なるほどね。
発祥の国ですし。
あと、あれかも知れないですね。
海外とかより、ゲーセン文化が強かったのかも知れないですね。
あー、それもあるかも知んないですしね。
だから、そこと相まって家庭用機で対戦格闘ゲームが遊べるようになって、やっぱりプレイヤースキルの底上げがされてたんじゃないですかね、やっぱ。
うんうんうん、そうですよね。
Jリーグでも野球でもそうですけど、やっぱりプレイヤー人口が増えないと、トップが生まれにくいですから。
うまくなったら、ゲーセンでそれを確かめられるっていうサイクルもあったんじゃないすかね。
もう当然そうだと思います。
やっぱ、ゲームセンターで武者修行して、そこでコミュニティができて、その中でさらに強いやつが他のゲームセンターで対戦してっていう、なんか不良マンガみたいなね。
www。
「お前どこのモンだよ」みたいな。
どこどこで一番強いやつ来たみたいなところで戦って、それの一番決めたりするのが、当時のストリートファイターの大会とかでしたから。
うん。
そういうとこからね、ウメハラさんとかも出てきたりしてますし、いや本当に一時代築いたジャンルとしては、未だに残ってはいますけど、あの当時ほどの熱はないとはいえ、未だに十分ね、第一線のコンテンツとして、プロがお金を稼いでるわけですから。
そうですね。
そうですよね。
よく「格闘ゲームは廃れた」って言われたりするんですけど、全くそんなことなくて、あの頃のブームが異常だっただけで、むしろ今、一つのちゃんとしたコンテンツとしても残ってますから、全く廃れたとかではなく、今後もたぶん残っていくジャンルの一つだろうなと思いますけど。
うん。
いやあこれ、やっぱあれですね。
スト3は、またちょっと別で話さないとダメですね、これ。
いやあ、スト2ってことで、スト2の頃を思い出すと、なんかやっぱり楽しかったなっていうwww
しかもあれですよ、ハセガワさん。
今回、キャラの話までできてないっすからね。
できてないですねー。
キャラの話、ほぼしてないっすからね、これ。
してないですね。
キャラだけで1本やらんとダメでしょ、これ。
確かに。
リュウだけで1本やるとか、そういう。
www、狭い。
www。
でも本当ね、今回キャラクターの話も本当はしたかったんですけどね。
そうですね。
やっぱり、当時の思い出とかもあるでしょう。
友達たちと、トーナメントとかやりませんでした?
トーナメントっていうか、もうずっと対戦してた気がするなあ。
僕は、トーナメントやりましたね。
スーパーファミコンで?
いや、ゲーセンでやりました。
あ、ああー!
ゲーセンでやってたんすか?
部活の連中とトーナメント表を作って。
え-でも、そんな余裕ありました?
台自体、並ばんと遊べへんとかじゃないの?
ああ、そこまでじゃなかったかな…いや、台数がもうやっぱ多かったんすよ。
そうかwww、そういうことか。
並ばなくてもできるぐらいあったんですね。
だって、高校の近くにゲーセンが4軒あったんすけど、どこ行っても3、4台はあった。
wwwでしょうね。
ありました、本当ありました、その位は。
だから、やりましたね、友達と。
まあ機会があれば、そのときの話とかもしたいですね。
ちょっと、このままいくと、3本立てになってしまう。
www。
www。
はい、じゃあ今回はね、前回ハセガワさんの進捗の方は一旦終了ということで、ありませんけども、告知の方お願いします。
はい。
ブライトビットブラザーズでは、番組に対するご意見ご感想、あなたのゲームの思い出や、ゲームにまつわるエピソードなど、お便りお待ちしています。
ホームページ右側のメールフォームや、番組のTwitterアカウントへのDMなどで、お送りください。
Tweetの場合は「#BBブロス」。
BBがアルファベットで、ブロスがカタカナをつけていただけると、見つけやすくて、大変助かります。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、今回はSTAGE17…ね。
16と続いて、ストリートファイター2 前編 後編ということでお送りしましたけど、2本分でも話しきれなかったということでね、また機会があれば話しましょう。
はい。
この辺の話やっぱ楽しいですね。
他にもね、格ゲーいっぱいありますしね。
そこ行きだすとな、広いな。
今回久しぶりのね、再開ということでちょっと2人のやる気が上がる話をしようと思ったら、上がりすぎて2本録りになってしまいましたが、またこんな感じで続けていこうと思ってますんで、これからも聴いていただけたらなと思います。
はい。
というわけで、今回も最後まで聴いていただいて、ありがとうございました。
ありがとうございました。