第3回 国営讃岐まんのう公園リレーマラソン大会
愛読者のみなさま、今年もペンギンズをよろしくお願いいたします。
2002年1月20日(日)に第3回国営讃岐まんのう公園リレーマラソン大会が国営讃岐まんのう公園で開催されました。このレースには毎年、ペンギンズは新年会を兼ねて出場しています。
(幹事長)「このレースも遂に3回目となったなあ」
(F川)「伝統ある大会と言えますね」
(幹事長)「今年は何か趣向を凝らそうか?」
(F川)「そうですねえ。動物チームなんてどうですか?」
(幹事長)「毎年おんなしやないかあ〜っ!」
てことで今年も相変わらず動物チームで出ましたペンギンズ。
今年の新兵器は、今年の干支にちなんで馬だあ〜っ!
↓馬
選手8匹と総監督1人
(合成しまくりのため、やや不自然)
馬のほか、今年のメンバーは、去年に引き続きゾウ、タイガー、ブタ、カッパ(写真左から)が出ている。また、去年のクマがサルに変身した一方、去年のサルは行方不明のため今年はゾウ2号となった。残念ながら去年の掘り出し物ウシは出場してくれなかった。
(カッパ)「なんで今年は出てくれないの?」
(ウシ)「最近、ちょっと狂牛病で疲れ気味なの。もぐもぐ」
その代わり、今年はペンギンズとはレベルの違うスーパー芝さんが参加となった。スーパーさんは去年はアトミックパワーズでの参加だったが、アトミックパワーズが核分裂を起こしたため、今年はペンギンズでの参加となった。何を隠そう、スーパーさんはトライアスロンの達人で、4km泳いで180km自転車で走った後にフルマラソンの42kmを走るという過酷なレースに出ているのだ。僕なんかフルマラソンだけでもなかなか完走できないのに。今回、スーパーさんは、ある時は馬になったり、ある時はタイガーになったりして走った。
それから一昨年の大会で、ペンギンズの部長職にありながらオロロンペンギンズカフェなんていうふざけたライバルチームから出場した隅田大先生は、昨年の春にアキレス腱を切断したため、大事を取ってまだリハビリ中だが、我々の事が心配で、総監督としてやってきた。
(ゾウ)「その割には、すぐどこかに消えていきましたねえ。やはり、どこか別チームのスパイでは?」
ちなみに、昨年、恐るべきアトミックパワーズを引き連れてレースを荒らしまくったシューさんは、去年のチームは核分裂させて崩壊させ、今年は、あろうことか伊方PS軍団を引き連れて参加していた。シューさんは身長を上回る腹周りを誇る恐怖のハンプティダンプティなので、昨年は伴走者3人を引き連れてようやく2周したのだが、今年はどうするんだろう。
マイナーな大会ではあるが、参加チームは少しずつ増えていて、去年は110チームくらいだったのが130チームに増えている。とは言え、まだまだマイナーなアットホームなレースだけど。
それにしても、もうそろそろライバル動物チームが現れてもいいと思うのだけど、今年も動物さんはうちだけで、他は真面目でシリアスな人間チームばかりでした。
(カッパ)「ブタくんは久しぶりやけど、見るたびに、どんどん肥え太っていくなあ。ハムにされるぞ」
(ブタ)「狂牛病の影響でブタ人気が高まってますからねえ。
今年は体型を誤魔化すために子豚を連れてきましたブウ」
(カッパ)「あれ?タイガー?去年の風呂敷包みは?あれがタスキ代わりやろ?」
(タイガー)「引っ越しの時に無くしたんですガオー。尻尾や眉毛も無くしたんですガオー。
新しいタスキ代わりは持ってきましたガオー」
今年のタスキもタイガー婦人の手作りであった。ほんと、ええ奥さんです。
さて、走る順番を決めねばならない。このレースは、なだらかな公園の丘陵地の1周2kmのコースを全部で21周してフルマラソンの42.195kmを走るという変わったレースで、各チームとも4人以上10人以内で何人走ってもよく、走る順序や各人の走る距離も好き勝手で構わない。 去年は21周を7人だったので平均すれば一人3周ということだったのだが、それでは面白くない、もっと緊張感を、という事で、誰か1周して帰ってくるたびにジャンケンして次の走者を決めるというサバイバルゲームを展開した。
(タイガー)「とか言いながら、最後はドサクサに紛れて適当に順番決めただろガオー?
僕だけ4周も走らされたんだガオー」
(カッパ)「そうやったかいなあ。じゃあ、誰が少なかったんゾウ?」
(タイガー)「ゾウだガオー。ゾウだけ2周しか走らなかったんだガオー」
(ゾウ)「そ、そうやったっけ?ぞうやったっけ?ぞぞっ」
(カッパ)「よう覚えてるなあ。よっぽど根に持っとんやなあ」
(タイガー)「あの恨みは忘れないガオー。食べちゃうぞ」
(サル)「おまけにゾウは、僕がペースを挽回して帰ってきてリレーしようと思ったら行方不明になってた、ウキッ」
去年はさんざんなゾウであった。
しかし、今年は8人いるから、2周でいい奴が出てくる。しかも初出場の馬は熱く燃えている。もう、やる気まんまん。 これを見て「自分だけは絶対に2周くらいでごまかそう!」と固く決意する。
(カッパ)「コホン。私は今年は控えめな対応をしようと思う」
(ゾウ)「僕もっ!」
タイガーは非難がましい目で睨んでいるが、馬は異常に燃えている。いきなりウォーミングアップとか言って軽く1周してくる。
(ゾウ)「そななエネルギーの無駄遣いは止めましょうよ。省エネセンターから怒られますよ」
(カッパ)「エネルギーが有り余っとるようやから、馬に15周くらい走ってもらうか?」
(馬)「みんな1周ずつ走るんだから、かなり速いペースで走れるでしょう。
トータルで2時間20分くらいを目標にしましょう!」
(カッパ)「おいおい、それって、高橋尚子ペースやぞ。それは無理ぞ」
(馬)「こないだテレビで世界記録保持者と素人集団が競争やってたけど、
素人集団の方は全力疾走して次々と交代していくから、結構、良い勝負してましたよ」
(カッパ)「そら420人で100mずつ走るんなら2時間で走れるかもしれんけど、動物8匹では無理ぞ」
とにかく馬がやる気まんまんなので、まずはトップを任せる。僕らなら普通、控え目に後ろの方からスタートするが、馬はスタート時から既に最前列あたりにポジションを取る。前の方にはシリアスなチームの選手ばかりなので、その中に馬がいるのは、かなり異様な光景。そして、スタートの合図と共に馬は圧倒的なスピードを見せ、少なくとも最初の競技場内の1周はトップ集団で駆け抜けていった。
(ゾウ)「すごいですねえ、馬さん。先頭集団ですよ、あの格好で」
(カッパ)「馬やから人間より速くても不思議ではないが、あのままトップで帰ってきたら、そのままもう1周走らせるか」
さすがに最初の無理がたたって、戻ってきたころはトップ集団から離されていた。しかし、それでも、かなり速い。タイムは8分40秒だったが、最初の1周目だけは距離が少し長く2.2kmあるので、2kmに換算すると8分を切るスピードだ。これはすごいっ。
(カッパ)「去年の最高はサルの8分半くらいだったよなあ。すごいなあ」
(馬)「ヒンヒン、ひひぃ〜んっ!」
雄叫びを上げる馬であった。
馬の次はタイガーの衣装を借りたスーパーさんだ。このスーパータイガーが、またまたすごい。なんとっ!7分40秒なんていうとんでもないタイムで帰ってきた。
(カッパ)「すごいっ!考えられないタイムっ!えらいっ!でも、まだビールは飲まないでっ!!」
油断するとすぐにビールを飲もうとするスーパータイガーであった。
次はいよいよ、ゾウF川だっ!
去年は一頭だけ2周しか走らなかったゾウF川だっ!
去年はアメリカ帰りの成果を存分に見せてペンギンズを奈落の底へ突き落としてくれたゾウF川だっ!
ブタくんと並び、見るたびに腹回りが充実し続けているゾウF川だっ!
(カッパ)「今年は10分切れよっ!」
(ゾウ)「やりますっ!」
しかしゾウはやれなかった。ものすごく遅い。見るに見かねた総監督が伴走してくれるが、アキレス腱を切った総監督よりも遅い。なんと10分35秒だ。常識では考えられないペースだ。これは一体どういう事だ。雨が降ってるから、とかいった軟弱な理由でレースをサボりまくっているツケが出たのか。
ゾウの次はブタくんだ。お腹の増殖度合いではゾウと並ぶブタくんだが、さすがにゾウとはランクが違う。背中に子豚を背負いながらも、きっちりと9分半ばのタイムで帰ってきた。
(カッパ)「当然やわな。10分は切らんとな」
(ゾウ)「幹事長は切れるんですねっ?」
(カッパ)「何を言うか。わしは去年、一度だけ10分を切ったぞ!」
で、いよいよ僕の番だ。
本当の事を言おう。このレースは、マイナーでアットホームな大会だし、動物チームのみんなでお遊びで走るので、基本的にはお気楽レースのはずだ。しかし、実は結構、苦しいのだ。いつも出ているハーフマラソンは21kmも走るのだけど、ペースがゆっくりしているので、心臓とかは全然苦しくない。練習不足気味の場合は、足が痛くなって走れなくなることはあっても、呼吸が苦しいとか心臓が苦しいってことはない。でもこのレースは1周わずか2kmのコースを交代で走っていく駅伝なので、全力疾走せざるを得ない。
とは言え、去年は僕は、一番早い周でも10分を少し切ったくらいのペースで走った。僕としてはこの辺りが適度なスピード。それでも去年はメンバーの中で平均的な許容範囲だった。ところが今年は馬やスーパーさんが8分を切るスピードで帰ってきたので、自分なりにプレッシャーを感じてしまい、僕も最初からかなり強引にとばしてしまった。
当然の事ながら、途中で呼吸が苦しくなってきてしまった。鼻の穴が大きい馬と違ってカッパは呼吸が苦しい。「もっと息がしたいのに十分に空気を取り入れられない」って感じ。最近よく鼻に鼻孔を広げるプラスチックテープを貼っている選手を見かけるけど、いつも「あななもん貼ったって関係ないぞ。貼らなくても息ぐらい十分にできるぞ」って思っていたけど、それは僕が普段はちんたら走っているからであって、全力で走ると息が苦しくなるって言うことが分かりました。「もっと酸素が欲しい、もっといっぱい息をしたい」って感じながら、それでもスピードを緩める訳にもいかず、必死で走っていると、心臓がバコバコに苦しくなってきた。
それでもなんとか必死に帰ってくると、なんとギリギリで9分を切るタイムだった。これはびっくり。みんなもびっくり。信じられないタイム。
(ブタ)「すごいっ!9分切りましたよっ!」
(ゾウ)「どどど、どしたんですかっ!?」
(カッパ)「ふっ。こんなもんさ」
なんて余裕は無い。もうしんどくてしんどくて、横にひっくり返ったが最後、立てなくなってしまった。普段のレースと違って足はまだまだ大丈夫だけど、気分が悪くなってしまった。吐きそうな気もするし、ものすごく空腹な感じもある。頭の皿は乾ききっている。30分くらい苦しみながらゴロゴロ転がっているうちに、なんとか少し回復してきて、甘いお菓子を熱いお茶と一緒に食べていると、ようやく生き返った。
次は去年のクマから変身したサルだ。他の動物が生地の厚いパジャマ系で、若干走りにくいのに対し、今年のサルは超薄目でピチピチで、高速ランナー向きと言えよう。
(サル)「その代わり、薄くて寒いですぅ。ぶるぶる」
(カッパ)「それに、ちょっとセクシーすぎるなあ」
しかし、寒さなど吹き飛ばしてサルも圧倒的なスピードを見せた。確か去年のベストタイムは8分半ば程度だったと思うが、なんと8分12秒という記録だった。これで十分すぎる速さなんだけど、今年は馬とスーパーさんがいるため、サルは納得していない。
(サル)「次の周はもっと速く走ります!」
次はゾウ2号だ。ゾウ2号は去年の夏、ペンギンズ初の海外遠征としてオーストラリアで走ってきて以来、もう怖い物知らずになっている。リレーする時も、タイムのロスなんか気にもせず愛嬌を振りまいている。そのため、タイム的にはゾウに匹敵する結果だった。しかし、ゾウとサル2号の年齢差を考えると、ゾウの惨敗と言えるだろう。
そして最後は待ちに待ったタイガーだ。
(カッパ)「タイガーよ。なんだか髪の毛の色も黄色になってない?」
(タイガー)「気のせい気のせい」
(カッパ)「気のせい、ったって、どう見ても金髪やぞ。茶髪ってもんじゃないぞ」
肉体がどんどんトラ化していくタイガーであったが、タイムは9分半ばであった。去年なら十分速いタイムだが、今年は強敵が多く、上位には食い込めない。
(タイガー)「でも、ゾウよりは速い。ガオーっ!」
(カッパ)「これこれ、ゾウと比較するようではおしまいだぞ」
全員が1周したので、次はジャンケンで順番を決める。またまた馬が先頭となった。馬は1週目の疲れが十分に取れず、2週目は9分をオーバーしてしまった。
(ゾウ)「やっぱ1週目に無理しすぎですね」
(カッパ)「それでも、お前よりは遙かに速いんぞ」
そのゾウが次のランナーだ。これが、もうめちゃめちゃ遅い。信じられないくらい遅い。
(タイガー)「ゾウさん、いつまで経っても帰ってきませんねえ」
(カッパ)「もっと休ませた方が良かったかなあ」
やっと戻ってきたゾウのタイムは、なんと11分をオーバーしている。
(カッパ)「信じられないタイムを叩き出してくれたのう。不滅の記録やぞ!」
しかし、疲れ果てたゾウはしゃべる力もなく、そのまま死に絶えてしまった。
その後、ブタくん、スーパーさん、タイガー、ゾウ2号と、みんなコンスタントにタイムを落としていった。やっぱり2週目は疲れが残ったのか。て言うより、みんな1周目を頑張りすぎ。ペースが速すぎたか。
いよいよ次は僕の2周目。1周目から1時間以上の休憩があり、体力もすっかり回復したけど、さすがに1周目のように苦しいのはもう嫌なので、だいぶペースを落として走った。今年も沿道の子供達から声援がかかるが、それに応える余裕も見せる。
(子供)「カッパちゃーん、頑張ってぇ!」
(カッパ)「はあ〜い」
(子供)「きゃははっ。かっぱが手を振ったよう!」
(カッパ)「カッパが手ぇ振ったらいかんのかいっ!このクソガキがっ!」
余裕を見せながらも意外にタイムは落ちなかった。去年のベストよりも早い。なんだか嬉しくなり、もう1周走ろうか、なんてよこしまな考えも出てきたが、やはりここは初志貫徹して2周でサボることにした。
スーパータイガーからスーパー馬に変身していたスーパーさんも動物を脱ぎ捨てて、すっかりくつろいでビールを飲んでいる。ゾウ2号もバテている。
さらに、驚異的な遅さでチームの足を引っ張り続けるゾウにも退場を願う。
(ゾウ)「隊長!私に名誉挽回のチャンスを下さいっ!」
(カッパ)「辛いだろうが、ここはチームのために潔く身を引いてくれ」
(ゾウ)「くくくっ・・・。申し訳ありませんでした、船長・・・」
(カッパ)「この汚名は丸亀マラソンで晴らしてくれ。出るんやろ?」
(ゾウ)「サボりますっ!」
て事で、走る気まんまんの馬に4周走ってもらうことにする。さらにサル、タイガー、ブタくんに3周ずつ走って貰うことに。
もう走らなくていいと思うと、とっても気分が楽になり、のんびりとくつろぐ。すると色んな人が話しかけてくる。
(通行人A)「これって手作りなんですか?」
(カッパ)「イエイエ、買ったんですよ。(誰が作るかっ!」
(通行人B)「こんなん、どこで売ってるんですか?」
(カッパ)「パジャマ屋さんです。これパジャマなんですよう」
(通行人C)「走りにくくないですか?」
(カッパ)「メチャメチャ走りにくいですよ」
まるで動物園の動物状態で見物される。
のんびりと草をはんでいると馬が帰ってきた。2周目はかなりタイムを落とした馬だが、体力を回復した3周目は、再びかなり速いペースだ。
対抗心を燃やしたサルは「僕も8分の壁を破るぞーっ!うききーっ!」と気合いを入れたが、さすがに体力がどんどん落ちていき、8分半ばであった。これでも、かなり速いんだけどね。でも、サルはバテバテ。
一方、ハンプティダンプティシューさんが率いる伊方PS軍団はどうなったんやろ、と偵察に出かける。
(カッパ)「調子はどうでっか?」
(シュー)「わしのタイムか?17分や」
(カッパ)「えっ?2周で17分言うたらメチャメチャ速いやんか!」
(シュー)「違うがな。わしは今年は1周しか走らんかったきんね」
(カッパ)「い、いっしゅうで、じゅうななふんですかっ!?」
さすがはハンプティダンプティ。ゾウなど比べ物にならない驚異のペースである。シューさんは第一走者で走った(ほとんど歩きか?)ため、群を抜いて圧倒的にビリだった。しかしこのチーム、残りは強力選手で固められているため、それをどんどん盛り返していくのだ。
(シュー)「最初がビリやから、もう抜かれる心配は無い。追い抜く一方だから、気持ちええぞ!」
(カッパ)「あんたが偉そうに言える立場では無いと思いますが」
どんどん順位を上げた伊方軍団は、残り2〜3周でついにペンギンズをも抜いてしまい、昨年に引き続き、ペンギンズはシューさんチームに敗れ去ったのであった。
(シュー)「今晩は道後温泉で打ち上げや」
(カッパ)「ええですなあ。明日は休暇でっか?」
(シュー)「それが、明日は朝から出勤せんといかんから、早朝に戻るんや」
(カッパ)「かなり強引なスケジュールですなあ」
で、表彰式も待たずに早々に引き上げていった。ま、表彰とは縁が無いけど。
ペンギンズの最終ランナーは、第一走者でもあり、唯一4周走った馬だ。もう馬しかいない。今年のレースは馬のデビュー戦だ。馬のための大会だ!ムチが入るぞっ!
(ゾウ)「馬のおかげで僕ら2周だけで済んで良かったですね」
(カッパ)「毎年、こういう奴がおったら、わしら楽できるなあ」
馬は最後までスピードを落とさす、快調な足取りで帰ってきた。
最後はいつものように、みんな揃ってウィニングランだ!(何がウィニングなんか知らんけど)
みんな揃ってウィニングラン
(アメリカ軍に捕まった動物ゲリラが降伏しているのではない)
トータルタイムは3時間16分13秒だった。
(馬)「やっぱり2時間半は無理でしたか」
しかし、動物着ぐるみというハンディを負ってこのタイムはなかなか満足できる。
ここでタイムを整理してみよう。
スーパー = 1周目 : 7分40秒
2周目 : 8分36秒
平 均 : 8分08秒
馬 = 1周目 : 7分53秒(距離補正後)
2周目 : 9分10秒
3周目 : 8分22秒
4周目 : 8分25秒(距離補正後)
平 均 : 8分28秒
サル = 1周目 : 8分12秒
2周目 : 8分39秒
3周目 : 8分42秒
平 均 : 8分31秒
カッパ = 1周目 : 8分56秒
2周目 : 9分21秒
平 均 : 9分09秒
タイガー = 1周目 : 9分29秒
2周目 : 9分43秒
3周目 : 9分31秒
平 均 : 9分34秒
ブタ = 1周目 : 9分23秒
2周目 : 9分41秒
3周目 : 9分43秒
平 均 : 9分36秒
ゾウ2号 = 1周目 :10分40秒
2周目 :11分05秒
平 均 :10分53秒
ゾウ = 1周目 :10分35秒
2周目 :11分10秒
平 均 :10分53秒
(カッパ)「スーパーさんはすごいなあ。馬もすごく速いけど9分台が一度あったのが痛かったなあ。
サルは7分台が無かったから馬に負けたけど、それでも随分速いなあ」
(ブタ)「カッパさんも今年がんばりましたねえ」
(カッパ)「そういうブタくんとタイガーは、今年はさっぱりやったなあ。二匹ともコンスタントに9分台半ばかあ」
(タイガー)「僕ら、徳島県南部から早朝に出発して、おまけに高速道路の降り口を間違えて
大回りして苦労してたどり着いたので、疲労がたまってたんですよ」
(カッパ)「なるほど。うまい言い訳だ。さて、A級戦犯のゾウはどういう言い訳をするのかな?」
(ゾウ)「タイム的にはゾウ2号と同じですよ」
(カッパ)「一回り以上年上の大先輩とおんなしではいかんやろがーっ!しかも最長不倒距離はお前やぞ」
しかし、ゾウの不調はあったものの、チームのタイムは良かったし、レースが終わるまで良い天気で暖かく、とても楽しいレースとなりました。
[後記]
世間一般では、1月20日に開催された駅伝と言えば、広島で開催された全国都道府県男子駅伝だ。だ、なんて言いながら、翌日の新聞を見て初めて知ったんだけどね。ふうん、そななんもあったんか。ま、しかし、これに比べれば、僕らが出た国営讃岐まんのう公園リレーマラソン大会は少しマイナーな大会かもしれない。って言うか、もろマイナーな大会だけど、それでも地元紙である四国新聞くらいには掲載されているんじゃないかと思って、翌日に会社で調べてみた。ペンギンズがいつも出ている小豆島オリーブマラソンや塩江山岳マラソンや陸連公認の丸亀マラソンなんかだと必ず出ているし。
四国新聞にも、やはりデカデカと出ているのは全国都道府県男子駅伝だった。しかし香川県チームは30位とさえない成績。そんなにデカデカ書くようなことでもないぞ。と思いつつ、国営讃岐まんのう公園リレーマラソン大会の記事を探す。すると、全国都道府県男子駅伝と同じくらいにデカデカと書かれているレースがある。何じゃらほい?と思って見ると、なんと坂出市瀬戸大橋駅伝なんちゅう極端にマイナーなレースだった。これは、もう滅茶苦茶にマイナーやぞ。だって出場チームは坂出市内の小学校区別に編成された地区チーム。はっきり言って、ただの運動会やないの。高知支部長が出場した高知市新春駅伝大会並みのマイナーさだ。それなのに四国新聞が後援しているためにデカデカと出ている。こななんに比べれば国営讃岐まんのう公園リレーマラソン大会は、はるかに広がりのある大会だ。全国各地の国営公園で毎年展開されている国営公園リレーマラソンサーキットを構成する大会なんだから。でも、なかなか記事が見つからない。紙面の片隅には小豆島へんろ道健康マラソン大会なんていう、これまたものすごくマイナーなレースの記事がある。これはマラソン大会なんて言いながら距離は僅か3km、5km、10kmの3コースがあるだけの取るに足りないレース。マラソン大会なんておこがましいぞ。他県からも来ているとは言え、参加者はわずか277人。こななん、ものの数ではないぞーっ!
それなのに、ああ、それなのに、四国新聞には国営讃岐まんのう公園リレーマラソン大会の記事は全然載ってなかった。なんでやーっ!?くすん。悲しいなあ。主催者が嫌われ者の国土交通省だったからかなあ。
〜おしまい〜
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