C-4 PIC16F88を使った3色フルカラーLEDの調光(色調の調整) PWM制御(3点プリセット可能)リモコン・コントロール


●概要
 近年、高輝度化が進む白色LED、フルカラーLEDですが、このフルカラーLEDを使った リモコン照明を作ることを目標に作成したセットです。フルカラーLEDの3原色をPWM (パルス幅を変化させるスイッチング)によって高効率に調光します。
また、各原色について細かく設定ができるため、 抵抗を使ったものに比べ容易に、様々な色を再現することができます。 これらの操作は全てリモコンから行うことができます。 リモコンは家電機器等に良く使用されているものと同様に赤外線を利用したもので、 信号のフォーマットは他と混信しないように独自のものを使っています。
 天井照明等への応用が容易です。 また、発光色は、3つまでプリセットすることができます。白色、電球色、睡眠時の常夜灯といった様にあらかじめ登録しておくと、リモコンボタンのワンプッシュでその色へ変化します。


●お送りする部品リスト
部品名 型式等 数量
PIC 送信側PIC16F88(赤)1個
PIC 受信側PIC16F88(緑)1個
タクトスイッチ(色は不定)不明 13個
抵抗4.7、1k、10kΩ各1個
コンデンサ100μF程度 2個
トランジスタ2sc1213等 1個
赤外線受光モジュールPL-IRM0101-3※1個
赤外線LED不明 1個
セラロック20MHz1個
ブザー不明1個
※PL-IRM1261-C438または互換品の場合があります。


●仕様
・各色について256ステップ(約0.4%刻み、消灯を含む)の細かい調整が可能です(平均電流と目で感じる輝度は比例しません)。
・色合いを保ったまま256ステップで輝度の変化が可能です(各色256ステップの中から近似パターンを得るため、厳密には色合いが変化する場合があります)。
・PWMの周波数は約180Hzです。
・電源電圧はPICの仕様により5.5Vが必要ですが、実際は送信部は3Vでも動くようです。
・PWMの出力はPICの仕様により最大25mAです。それ以上の電流が必要な場合は、トランジスタを使ったドライブ回路を形成してください。N型MOS-FETの場合はゲートを直接ドライブすれば良いと思います。


●操作方法について
・「電源」を押すたびにON、OFFを繰り返します。
・各色の調整は、「R明るく」「R暗く」「G明るく」「G暗く」「B明るく」「B暗く」を使用します。
・色合いを保ったままの調光は「明るく」「暗く」を使用します。
・上記の明るさの調整はそれぞれは長押しに対応し、長押し時間が経過することによって変化量が増えます。
・発光色の調整が終わり、登録したい場合は、「シフト」を押しながら、「セット1」「セット2」「セット3」を押します。
・登録した発光色を呼び出す場合は、「セット1」「セット2」「セット3」を押します。


●応用例
 ・照明のLED の調光など

★仕様変更対応の範囲
 ・ありません

★関連部品の追加お取り引き
ココに一覧表があります。必要な部品がございましたらご連絡ください。



テスト回路(送信部の製作例)



テスト回路(受信部の製作例、5Vレギュレータ、3色LED等を実装)



即席で作ったプチプチを使った卓上灯(左は単3×4本ケースにリモコンを組み込んだもの、LEDは秋月電子通商様の5連LEDのうち2つを外して使っている)


テスト回路の回路図(2009年4月28日一部追加)

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