FPIC16F88を使った赤外線学習リモコン(7種類記憶)セレクタ用

●概要
 PIC(ワンチップマイコン)を使って家電製品等の赤外線リモコンの信号を記憶し、それと一致した信号を受信したらH,Lの信号を送信するものです。  送信部(リモコン)は、テレビなどの既製のものを利用できるので、その分製作の手間が省くことができ、また、新たにリモコンを用意する必要も有りません。 PICの出力はSSR程度なら直接駆動が可能です。  別で作成した逆学習リモコンを変更して、オーディオ・セレクターなどの使用を想定したもので、リモコン操作に加え、手元での操作用入力も備えています。

●お送りする部品リスト
部品名 型式等 数量
PIC 16F88 1個
受光モジュール PL-IRM0101-3※ 1個
抵抗 数kΩ 1個
コンデンサ 100μF程度 1個
タクトスイッチ 型式不明 8個
※PL-IRM1261-C438または互換品の場合があります。


●基本仕様
 ・一般的に使えるものを目指して作成しましたが、流通している全てのリモコンが記憶できる保証はできません。
 ・赤外線信号の一部(先頭48ビット)を使って記憶、判別を行っているため、赤外線信号を完全に区別しているわけでは有りません。従って、誤動作の許されないような機器への応用はご遠慮下さい。
 ・信号はFlash ROMに記憶されるので電源を切っても消去されません。
 ・記憶のための電源電圧は約5Vが必要です。この制限は赤外線受光モジュールの電源の規定とコード記憶するためのフラッシュメモリの書き込みのためのものです(PICの仕様上5.5Vは必要です)。

●記憶操作について
 ・記憶SWを押しながら、アドレス指定SWを押します。
 ・ONしているLEDが一瞬、OFF、ONします。
 ・お手持ちのリモコンのボタンを押します。
 ・ONしているLEDが一瞬、OFF、ONします。これで記憶操作が完了です。

●動作について
 ・セレクターを想定していますので、7つの出力の1つは、必ずONとなります。
 ・リモコン信号を受けて、信号の種類に応じて、出力が切り替わります
 ・電源消去直前の出力を記憶し、電源の再投入時に、消去前の出力をONします。
 ・また、(記憶SWを押さず、)アドレス指定SWを押すと、対応するピンへ、出力が切り替わります。




製作例

製作例

回路図


●オークション関係トップページへ(他にもいろいろと出品しています)
●PIC関連の出品物の入札を考えている方に(必ずお読み下さい)