ホンコン弐号とは、スーパーファミコンのゲームソフトのデータをパソコンで使えるように吸い取る電子器具です。
作り方や作った器具でデータを吸い出す方法が、インターネットに載っているのを息子が発見、作ってみようという事になりました。
昔、トランジスターラジオや簡単なキットの電子部品は組み立てた事がありますが、このような本格的なものは初めてでした。
2003年1月28日
出張で東京に行ったついでに、秋葉原でホンコン弐号に必要な電子部品を購入しました。
制限時間の中で、また、数多く置いている部品の中から必要な型番の部品を探し、買いました。
ICチップや抵抗、発光ダイオード、プリンターポート、コンデンサー、基盤など買い慣れないものを買いました。
作り出しましたが、楽しみながらまあ何とかなると、気楽に考えていたのが、大きな間違いでした。
2003年2月9日
まだ部品が全部揃っていないのですが、ぼちぼちとハンダ付けをしています。
線をだいぶん接続しなければならず、間違わないように配線するのが大変です。
ホームページに付いている回路図をプリントし、どの部分を作ったのか赤線を入れ、間違わないようにしました。
まー時間がかかると思いますが、何とか動くまでにしたいと思っています。
まーここまではなんとも無かったのですが・・・・・・
2003年2月16日
こないだから作っていたホンコン弐号だいぶん出来てきました。
が、配線をしていくにつれ、線がごちゃ混ぜになってきて、何がなんだかわからなくなってきています。
まー一応は、図面どおり作っているつもりなんですが、うまく動けばホンにいいんですが。
2003年3月1日
線をあっちにやりこっちにやりしながらしていたら、ハンダ付けしていた線が外れて、どこが外れたのか分からなくなり、気が狂いそうになり、作るのをあきらめました。
まーこんな状態だからお察し願えると思います。
最初から、大きな基盤でしたら良かったのですが。でもハンダ付けの練習にはなりました。
大阪で、サイズの大きい基盤を買ってきたので、今度はそれで作っています。
ICなどの配置も、分かり易い場所に変えて再挑戦です。
今度は、スペースが広いのでやりやすいです。
また、配線図は、見やすいように、フォトショップで反転した配線図にし、それを見て作ろうと思っています。
何とか最後までやり遂げようと思っております。
2003年3月9日
今度は、配線がコンパクトに収まるように考えて作っています。
また、線をできるだけ後で動かさないようにしています。
以前に比べると、すっきりと出来ていると思いませんか。
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これからが大変ですが、でも、作っているときは楽しい時間です。
2003年3月15日
毎晩、こつこつとハンダ付けをし、ついに、一応の完成にたどり着きました。
3月1日の配線に比べると格段にすっきりしてると思いませんか。
表面です。 裏面です。
ところがパソコンにつなぎ、電源を入れ、スーパーファミコンのカセットを入れてもウンともスンとも反応しません。
回路図と実際の配線を再度チェックしてみると、DC電源の電解コンデンサーの配置が違ってました。
それを直し、今度は動くかなと思ったけどだめでした。
再度調べていたら、配線が接触してショートしていた箇所とカードエッジコレクターの取り付けミスを発見。
修正して、今度は、絶対に大丈夫かと思い接続したが、またもや動かない。
最終チェックとしてテスターで接続状態をチェックしてたら、根本的な間違いを発見。
大阪の日本橋で部品を買って、それを使って製作してたのですが、部品が違っていました。
8ピンの1kΩの集合抵抗でなければならないのが、間違って10kΩのを使ってました。
一番最初に取り付けた部分なので、修正に時間がかかります。
後日、部品を購入し、修正し、起動してみました。
インジケーターの発光ダイオードが輝き、今度はいけるかなーと思いましたが、結局、うまく接続できませんでした。
もうこれでお手上げです。
目標は達成できませんでしたが、でも、いろいろと勉強になりました。
2003年5月18日
ホンコン弐号のキットがネット販売になったのを息子が発見、購入しました。
2003年6月22日
キットのホンコン2号やっと完成しました。
でも、つないでみたら正常に作動しませんでした。
虫眼鏡でよく回路を調べてみたら、ジャンパーピンの1箇所のハンダがきれい着いてなくて、外れていました。
それを着けて試してみたら、今度は正常に動き、データーの吸い取りが出来ました。
苦労して、やっとの事で出来たので、喜びもひとしおです。
前に作ったものとの比較です。
裏面を見ると専用プリント基板は、超簡単に組み立てが出来ると思いませんか。
これが実際に使っているところです。
吸出しが始まると、発光ダイオードが輝いて、取り出しているのが実感できます。
スーパーマリオやファイナルファンタジー、ロマンシングサ・ガ、ドラクエなど今、いろんなソフトを取り込んでいますが、エラーもなく取り込みが出来ています。
色や文字がTVに比べはっきりと表示され、以前にやっていたゲームがパソコンで、また再開できると喜んでいます。
画面のサイズも解像度の大きさで変えられ、TVでは出来ないことが出来ます。
まーいろいろとお金はかかりましたが、電子器具を作る勉強が出来、良かったと思っています。
2003年6月29日
ホンコン2号の専用ケースを作りました。
このような工作は御手の物です。
キット品で仕舞になったとはいえ、まー何とか出来てよかったです。
でも、このような器具を考える人ってどんな頭の構造しているのでしょうか?
到底私らには理解できませんわ・・・・・