与治山に登る    
                                                                   2017年9月2日


例年、9月の初めに東かがわ市松原の新川地区で清少納言まつりがある。
言い伝えでは、鎌倉末期に都から引田に流され、白鳥でなくなったお姫様がおり、住民がお姫様の古里の京都が見えるように、与治山山頂に祠を作ったと言われている。
婦人病に御利益があるということで、昔から、地域の方だけでなく、近県からも多くの参拝者が与治山山頂の清少納言宮に訪れている。
と、まあ、由緒あるお宮の行事である。

調べてみると、祭りには毎年行っているが、山頂の清少納言宮に訪れたのは、2009年である。
それ以降は、与治山に登っていない。
8年ぶりの参拝である。

2009年の参拝は、散々な参拝であった。
その一つは、登っていて、道を間違えた。
ここだろうと、どんどん登っていたら、道が無くなり、これはどうやらおかしいと引き返して登った。
なんか狐に騙されたような、思いであった。
二つ目は、参拝が終わり、下山していた時であった。
速足で道を下っていて、突然、片足が穴に落ち込み、バタと前に倒れた。
血は出なかったが、顔面を強打した。
登る時に、その穴があるのは気が付いていたのに、降りる時には、全く気が付かなかった。
その時は、何か悪いことして、罰が当たったのかと思った。


いつもは、ここにお参りし、祭り会場に戻っていた。

                  



今回、山頂まで登る予定でなかったが、珍しく、涼しかったのと、写真を写していたら、も一度行ってみるかという気持ちになり、登った。

                  



暗くなり、LEDライトが参道沿いにちらちら見える情景が、なんともいい。


                  


涼しかったのが、中腹ぐらいから汗をかきだし、山頂では、汗びっしょりであった。
でも、ひんやりとした風で、すぐに汗が引っ込んだ。

         

清少納言宮には、担当の神職?の方が、おられた。
誰もいなかったので、少しお話をした。
参拝する人が少なくなってきたこと、参道の整備が出来てないこと、展望台を作ったら360度の見晴らしになること等、話が弾んだ。
伝統ある「東かがわ市遺産」をもっと整備し、PRしたらいいのになーという思いで、下山した。

登ってみて感じたことは、以前に比べ、体力が無くなってきたということである。
これは当然のことであるが、山頂までの距離が、思っていたより遠く感じた。
前は、草をきれいに刈っていたが、草をかき分けなければ通れない箇所が、何か所かあった。
通りやすいよう、草ぐらいは刈っておくべきである。
また、山頂近くの海側の参道が、滑り落ちやすい傾斜になっている。
まだ若い?私なら何とか通れたが、足腰が弱っている方なら危険である。
明るい時に登るならまだしも、真っ暗闇の中を、わずかな灯りで通って行くのである、問題である。

下山して、阿波踊りが済んで、豪華景品が当たる抽選会になった。
これまでに当たったことが無く、これを待たずに、帰ったりしていた。
今年の運勢を占う意味もあり、抽選を見守った。
参拝して御利益があったのか、末尾の方ではあったが、当たった。
いい景品でなくとも当たれば、気持ちがいい。

清少納言様、ありがとうございました。 m(--)m