2006年11月29日 北西の風やや強く晴れ 下り潮 水温21.6℃
久々、約20日ぶりの出船。前夜の天気図では「弱い冬型」模様だったので、ジギングの他に餌も準備している。少々の北西風ならアンカーを下ろして「飲ませ釣り」で青物を狙う。甲板員見習いも久々の釣行で気合が入っている。横目でチラリと奴のジグを見たら、「オバカジグ」が装着されていた。やる気や。
沖に出ると結構風が吹いている、まずは風の影になる陸よりのポイントを探ってみる。良い反応じゃ。↓
陸よりとはいえ、風が強いので補機を下ろしバックで引っ張りながら釣ることにする。「映っちゅうで、やってみて」ポチも奴もジグを落とす。シャカシャカシャカとシャクッていると、「おお〜〜きたきた〜」と背後から奴の声が・・・振り返ると竿がひん曲がっている。「糸が出て巻けません〜〜」ジージードラグが滑っている、これは大物じゃ。「慌てんとやりよ」 「あ〜〜」 悲鳴をあげながらやり取りをしているのだが、糸が出る方が多い気がする。格闘中の写真を撮ろうとしたその時、竿先が跳ね上がる。「切れた?」「違います、針外れみたいです」 奴の声がうわずっている、もしや泣いている??
最初〜のヒットは〜♪ 取らなきゃダメよ〜切なくなる〜から〜♪ (苦しいけどウタダヒカルのファーストラブ調で)
ポチの2投目にヒット、緩めに設定しているドラグから糸が出るでる・・・おっしゃ、きたど。ファーストヒットは大事に取る、これ基本中の基本よねぇ〜〜。何度か糸を出しては入れを繰り返し、慎重にとったのはネイリの53センチ。げへへへへ〜〜。↓ やっぱりタンポチは凄い!!
その後も何度かバイトがあるが針に乗らない。途中で寄ったコンビニでかかっていた曲を口ずさみながらしゃくる、「ハム ソーセージ美味しそう〜ハムソーセージ食べたいな〜♪」 おっしゃ、きたっ。今度はあんまり引かない、40センチぐらいのネイリ。これは干物にしよう。開いて塩して干す。
この後、奴のジグが根がかりする。ラインをペットボトルに巻き付けて外そうとしているので、ポチが曲をプレゼント「仰げば〜尊し〜わが師の〜恩〜♪」 別れの歌じゃ。 だがしかし「オバカジグ」は幸運にも戻ってきた。チッ。
ここは根が荒いので、ジグが着底したらすぐに巻かないと底にかかる。「あれ?また底です〜」仕方ないな、もう一曲歌ってやろう。「ほ〜た〜るの ひか〜り〜窓のゆ〜き〜♪」 せっかくのポチの歌も効果がなく、「やった、また外れました〜」やと。魚が外れるだけじゃなく、根がかりも外れるのじゃねぇ。ちょっと褒めてやりたい気分じゃよ。(実はポチ、今朝もタンポチを1個ロスしている)
この後、何度かアタリはあったけど針には乗らず、西へとポイント変更する。水深56メートル。ここもベイトの反応が凄い。ジグ入れて、シャクルシャクル・・・ブルブルっとあたり。おっしゃ、きたど〜、けんど引きが・・・↓
エソ、でかい。奴にプレゼント。
この後、ますます風が強くなり、バックでの釣りが危険となる。餌釣りに変更。でもポイントを狙ってアンカー降ろすの久しぶり、うまく行くのか??ええ〜〜いままよ。船が安定したのを確認し一投目、すぐにコアジらしいアタリがある。仕掛けはポチ自作の飲ませ釣り仕掛け、少し底から上げて大物のアタリを待つ・・・ギュオ〜〜ンと突然竿先が海面に突き刺さる!!!! きたきたきた〜〜。「船長、ブリですか?」 「そんなもの、上げるまで分かるか〜っ」
ハリス10号、慎重にやり取りの後浮かんできたのは・・・↓
94センチのブリ獲ったど〜〜〜っ!! げ〜へ〜へ〜へ〜。
聞くと今日は奴の息子の誕生日とのこと、縁起の良い出世魚プレゼントじゃ〜〜。で〜へ〜へ〜。早速奴は船上で解体を行う。(バラさないとクーラーに入らない)
「船長、変な物が出てきました〜」「ん?どれどれ? あ、寄生虫や。これが居るのは美味しい証拠じゃよ。(嘘)」
「やった〜〜わ〜いわ〜い」
コアジは入れ食いやけど、大きなアタリはこれが最後。風はどんどん強くなる、12時で納竿とした。
ネイリの干物も出来上がり。↓
↑寄生虫。
帰りに朝のポイントを覗いてみると、まだベイトが映っていた。本日、たいした魚を釣っていない甲板員見習いが可哀想になり「ちょっとやってみ。まだ居ると思う」。奴がジグを落としてシャクル「あ、また底です〜」。なんちゅう奴じゃ、仕方ないポチがまた歌ってやろう。「サヨナラ〜サヨナラ〜サヨナラ〜〜〜♪ (オフコース調)」 しかし、奴のオバカジグは三度奴の元に戻ってくるのであった・・・(((((((( ̄ー ̄;)クラ・・・
ブリを持たせてあげよう。