第35回 小豆島オリーブマラソン大会

〜 中山選手の復活 〜



2012年5月27日(日)、第35回小豆島オリーブマラソン全国大会が開催された。

私は申し込みはしてたんだけど、親族の法要のため参加できなかった。残念。
なので、今回はレースに出たメンバーの様子を簡単に紹介しよう。



今回、参加したのは支部長、ゾウ坂出、國宗選手、そして、なんと中山選手(元ダイエー、前ジュビロ、現コンサドーレ))が5年振りに現役復帰した

(幹事長)「大丈夫なん?体調は、まだ完治してないんやろ?」
(中山)「出ろ出ろって、しつこく攻めたんは幹事長やないですか!」


中山選手は、ピッグや支部長と並ぶ私の好ライバルなんだけど、ここ数年、体調不良でランニングを中止していたのだ。最近、ようやく復調してきた、って訳では、実は、全然ないのだけど、むしろ走って治した方が良いんじゃないかって思って、しつこく勧誘したのだ。

(幹事長)「僕やって、徳島マラソンで足を痛めてたけど、ジョギングを再開したら治ったよ」
(中山)「そんな子供の怪我と一緒にせんとって下さい!」


何はともあれ、このレースに中山選手が参加するのは実に5年振りなのだ。

(幹事長)「あの時は女子部員が5人も参加したから喜んで参加したけど、最近は女子部員の参加が低調だからサボってたんじゃないの?」
(中山)「だから真剣に体調が悪いんですってば!」


このレースは毎年5月末に開催され、天気が良いときは本当に気持ちの良い季節となる。ただ、天気が良いと、走り始めると暑くなる。ところが一昨年と去年は、あいにくの悪天候で、特に一昨年は結構、激しい雨が降っていて、サボろうかどうしようか迷ったくらいの悪天候だった。ところがエースランナー城武選手に触発されて走ってみると、なんと全員、好記録を出してしまった。この坂の多いレースでは想像もしてなかったようなタイムだったので、みんな自分で驚いた。つまり、それまでタイムが悪かったのは、坂のせいじゃなくて、単に暑かったからなのだ。雨で気温が下がったため、みんな好記録が出たのだ。
そして去年も雨だった。ただし去年の雨は一昨年よりは小降りで、気温も中途半端だったためか、一昨年よりは悪かったけど、それでも過去の記録に比べれば結構、良いタイムだった。一方、支部長は、一昨年は僕と同じように好記録だったのに、なぜか去年は以前のように惨敗してしまった。

で、今年は朝から爽やかな快晴だった。湿度も低く、風もなく、この上なく気持ちの良い五月晴れだ。ただ、行楽するには絶好の天候でも、走るとなると、さすがに暑いはずだ。参加したメンバーに聞くと、やはりかなり暑かったようだ。
その中で、支部長は、まあまあのタイムだった。

(支部長)「大きな自信が着いたよ」

支部長のタイムは、去年の惨敗からは立ち直ったけど、一昨年ほどの好記録ではなかった。しかし、総合タイムはまあまあだけど、レース展開が良かったらしい。前半はゾウさんと一緒にちんたら走り、10kmを過ぎた辺りからペースを上げ、最後までペースダウンせずにゴールしたらしい。前半より後半の方がタイムが良いってのは好調の証だし、特にこのレースでは支部長は終盤の坂道で必ず死んでいたのに、今回はラスト数kmは絶好調に飛ばしたということだ。

(幹事長)「前半をもっと速いペースで走っていたら、かなりの好記録が期待できた?」
(支部長)「前半抑えたから終盤まで走れたんやろとは思うけどな」


ゾウさんと國宗選手も、暑さにめげず、まあまあのタイムでゴールした。

で、注目の中山選手だが、タイム的には目を覆うような結果だった。

(幹事長)「何しよったん!?」
(中山)「だから、まだリハビリ中、と言うか、ほんとはまだレースに出られるような状態じゃないってば!」


暑さのせいか、それとも体調が完全には回復してないからか、途中で気分が悪くなり、10分ほど休んでアイスクリームを食べたらしい。

(幹事長)「お金、持ってたん?」
(中山)「お金はいつもシューズの中に入れてますよ」


シューズの中にお金なんか入れたら足にマメが出来そうだけど、とりあえずアイスクリームを食べて頭を冷やして再開したとのことだ。そういう状態だった事を考えれば、タイムが悪いのは仕方ないだろう。

(幹事長)「て言うか、最後まで完走できたん?」
(中山)「ほんと、ここ数年、全然ランニングもしてなかったのに、いきなり出場して、休みながらも最後まで走ってゴールできたのが
       自分でも不思議ですねえ」


ほんと不思議というか、凄い事だ。僕なんか、1ヵ月も練習をサボると、21kmなんて走れなくなるけど、中山選手は何年も走ってなかったのに、いきなり21km走れるなんて、結構すごいような気がする。もともと中山選手はオリーブマラソンが得意で、過去には素晴らしいタイムを出したこともあるが、それにしても大したものだ。

てことで、支部長も中山選手もそれぞれ、大いに自信を付けたレースとなった。



(中山)「次はどうするんですか?」
(幹事長)「それなのよ。青森勤務の時は、東北地方はこれから秋にかけてがマラソンシーズンだったから、いっぱいレースがあったんだけど、こっちは秋までほとんどレースが無いから、困ってるんよ」


色々探してるんだけど、四国だけじゃなく中国地方も近畿地方も、どこも秋までほとんどレースが無い。7月に開催される数少ないレースである汗見川清流マラソンは、こないだ事務局に電話したら、定員に達したから募集は打ち切りました、って言われた。あの過酷でマイナーな汗見川マラソンが定員いっぱいだなんて、マラソンブームも来るところまで来たのかも。
それから同じく7月に開催される貴重なレースだった四国カルスト高原マラソン大会は開催時期が10月に変わってしまったし。
あとは、超マイナーなレースを発掘する超能力を持ったピッグが新しいレースを発見するのに期待するしかないか。


〜おしまい〜




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