第34回 阿波吉野川マラソン大会

〜 阿南支部長新規開拓マイナーレース第3弾 〜



2012年10月21日(日)、徳島県徳島市の吉野川河川敷ラグビーグラウンドを会場に、第34回阿波吉野川マラソン大会が開催された。毎年、徳島マラソンが開催される徳島市にあって、誰がこんなマイナーなレースに参加するのかと言えば、もちろんマイナーレース発掘班隊長のピッグ増田軍曹だ。

(幹事長)「相変わらずマイナーなレースに出ておるな」
(ピッグ)「そんなにマイナーでもないんですよ」


なんと、今年のレースでは1925名の選手が参加し、1887名もが完走したんだそうだ。しかも、そのうち1354人がハーフマラソンの部で、10kmの部は433人、5kmの部は100人しかいないから、ハーフマラソンがメインの大会だ。

(幹事長)「1350人も出るなんて、結構、メジャーなレースじゃない。意外!」
(ピッグ)「だから幹事長も出ましょうって誘ったんですよ」


確かに、ピッグから誘いは受けていた。しかし、このレースは、コースがトンデモナイのだ。何がトンデモナイかと言えば、臨海工業地帯の工場や倉庫が建ち並ぶ地区を、延々と折返しながら走るという、迷路のような一筆書きのような発狂コースなのだ。

今治シティマラソン以上に発狂しそうなコース

(幹事長)「発狂しない?」
(ピッグ)「かなりキツイっすね」


これは4年前に出た今治シティマラソンに匹敵する発狂コースだ。今治シティマラソンも同じように臨海工場地区の同じ道路を3回も行ったり来たりする発狂コースで、精神的に耐えられなかった私は、完走者253人中、最後から15番目という信じられない惨敗を喫したのだ。

(幹事長)「あの悪夢の再現は、絶対に嫌っ!」
(ピッグ)「仕方ないっすね。じゃあ僕が一人で戦ってきましょう」


て事で、ピッグから参戦記が届いたので掲載します。



第34回 阿波吉野川マラソン大会

阿南支部ピッグです。

今回、徳島赴任以降、新規開拓レースの3本目として(1本目は阿南健康マラソン大会、2本目は徳島航空基地マラソン大会)、ハーフの大会に参加しました。

当日、雲ひとつない好天に恵まれ、微風でしたが気温は10月なのに24度まで上昇したとのことでした。あらためて、暑い中でのレースは嫌いです。

本大会は、募集定員2,000人のこじんまり大会かと思いきや、意外に地元ランナー中心に混み合っていました

さてスタートは、スタートレーンが狭く、スタート地点にたどり着いたのも遅かったため、2時間30分クラスのランナーの位置からの群集にまぎれてのボチボチ歩きでのスタートとなりました。(結果的には、そこからのスタートが実力相応でした。)

はじめの2kmは吉野川下流の最河口部沿いで徳島マラソンでのおなじみのランニングコースを走り、まあ、出だしは快調で余裕がありました。

さらに進んで4kmあたりでもスタート混雑のロスを入れてキロ6分ペースのゆったりペースでした。暑いのでエナジーセーブを心がけ自重したつもりでした。

その後、埋立地の直線道路を行き来するも、面白みのない単調コースが出現!倉庫、事務所、工場ばかりであり、休日なので応援は皆無で、街路樹などの日陰もまばらでした。初めの1往復目から往復を重ねる毎に学生の部活で足腰を鍛えるためと称してイヤイヤ走らされているような過去のトラウマイメージが湧いてきました。海が見える訳でもなく、川が見える訳でもなく、道幅が広くて路面もきれいだったのが、せめてもの救いでしたが、しんどかったです。(徳島弁ではセコかった!)

天気も澄み渡り、ギンギンの直射日光で、僅かな日陰を選びながらも走りましたが、かなりバテました。ここさえ切り抜けられたら完走ができると思い、なんとか埋立地帯を走りきりました。

今回のコースは、高低差5メートル?以内のスーパーフラットコースで、あまり苦しい思いもしないだろうと高をくくり、悪くても2時間切はできるなと簡単に考えていました。
しかし、爽やか過ぎる好天が仇になり、終盤は、2時間15分のペースランナーに引っ張ってもらいつつも、残り4キロあたりで、ついに「歩き」が入ってしまいました。

結果、2時間12分で完走完歩で、やれやれの「お疲れさまゴール」となりました。



(幹事長)「惨敗の原因は、暑さもあったろうけど、やっぱり単調なコースのせいじゃない?」
(ピッグ)「いや、ほんと、走る楽しさが無かったですねえ」


と、ここで終わると、今治シティマラソンでの私の惨敗の二の舞に過ぎないように思えるけど、実は、なんと、彼のタイムは、惨敗という事実は争う余地も無いのだけど、なんと完走者1354人中663位だ。つまり、ちょうど真ん中あたりだ。後ろから数えて15番目だった僕の惨敗とは、ちと違う。

(幹事長)「ご立派です」

てなことで、素晴らしく積極的に新しいレースを開拓し続ける阿南支部である。
一方、我々本部は、長い長い夏休みが終わって、来週の日曜日に、ようやく庵治マラソンで久々のレースを迎えることとなる。

(幹事長)「あれ、じゃピッグは2週連続のレース?」
(ピッグ)「軽いもんですね」
(幹事長)「どひゃーっ!」


〜おしまい〜




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