四国ペンギンズ
四電ペンギンズ
名古屋ウィメンズマラソン2025


第14回 名古屋ウィメンズマラソン

〜 今年も女子部員が快走 〜



2025年3月9日(日)第14回名古屋ウィメンズマラソンが開催された。

この大会は参加者が女性限定の珍しい大会で、しかも2万人ものランナーが参加する世界的に見ても珍しい大規模女性マラソン大会だ。
フィニッシュ地点では、タキシード姿のイケメン男子ティファニーのペンダントを完走賞として手渡してくれるという嬉しいオマケがついていることも有名だった。

我がペンギンズの女子部員としては、2020年の第9回大会に厳しい競争を突破してゾウさんがみごと当選し、晴れて出場する事が決まっていた。
ところが、その年は新型コロナウイルスのバカ騒ぎのせいで一般ランナーの部が中止になってしまい、残念ながら参加する事ができなかった。
このようなマラソン大会中止騒ぎってのは、どう考えても、あまりにも非科学的で情緒的でヒステリックな対応だったが、その悔しさを胸に、ゾウさん2022年の第11回大会に初参加して、完走を果たした。

続く
2023年の第12回大会にはのらちゃんゾウさんに誘われて一緒に参加した。
この時、のらちゃんはフルマラソン2戦目という超初心者だったにもかかわらず、当初設定したペースを終盤まで維持し、さらに35km地点からは余力が残っていたのでペースアップするという理想的なペース配分で素晴らしい自己ベストタイムを叩き出した。まさに会心のレース展開だった。
一方、ゾウさんは股関節に故障を抱え、まともに走れない状態が続いていた。そのため痛み止めを飲みながらの出走となったが、それでも最後は驚異的な頑張りでペースアップしてゴールに駆け込んだ。
二人とも、我々
男子部員には真似のできない凄い根性を見せたのだ。

続く2024年の第13回大会ゾウさんのらちゃん一緒に参加した。
この時、
のらちゃんは間違って2時間20分なんていうトンでもない目標タイムを自己申告したため、招待選手のすぐ後ろの、一般ランナーの最前列からスタートする事になった

(幹事長)「2時間20分だなんて、日本記録レベルやんか!」
(のら)「おっかしいなあ」


そもそも事務局は、日本記録レベルのタイムで自己申告された目標タイムを真に受けてるんか?おかしいと思わないんか?面倒なので機械的にそのまま受け付けたんだろうけど。
一般ランナーの最前列に並んだ
のらちゃんのすぐ前には
安藤友香らオリンピックを目指すエリートランナー達が並んでいた
そして、周りにいた選手はアホみたいに速いトップランナーばかりなので、スタートの合図が鳴ると一斉にロケットのように飛び出していった。
周りのランナーだけでなく、後ろにいたランナー達にもどんどん追い抜かれていった。そりゃそうだ。最前列に並んでたんだから、かなり後ろの方まで高速ランナーのはずだ。
そのため、周囲のトンでもなく速いランナー達につられてしまい、
かなり速いペースで走り出してしまった
2023年は「絶対にレース序盤でむやみに飛ばしたりしないで、設定したペースを守って走り、もし終盤に余力が残っていたらペースアップする」という私のアドバイスを忠実に守り、素晴らしいタイムでゴールした。
ところが、2024年は序盤から設定したペースより1km平均30秒くらい速いペースで走り出したため、その後、どんどんペースダウンしていった。なので、レース展開としては褒められたものではなかった
ところーが!それにもかかわらず、ゴールのタイムは2023年より10分も速く、フルマラソン自己ベストを10分も更新する素晴らしい結果を残した。
私なら前半で無理して飛ばしたら、終盤はアホみたいにペースダウンして、最後は歩くようなスピードにまで落ちぶれるが、彼女は終盤でもそこまで遅くはならなかった。素晴らしい持久力と言うか粘りだ。

一方、ゾウさんは、最初からかなり抑えめのペースで走り、終盤までそれをキープした。
その結果、2023年より20分以上速い大会自己ベストでゴールした

実は2024年は同日に琵琶湖マラソンも開催され、我々男子部員はそちらに参加した。
その2つの大会でのタイムを比べてみると、

 1位 のらちゃん
 2位 D木谷さん
 3位 ゾウさん
 4位 幹事長
 5位 加藤選手
 6位 支部長


という事で、女子部員の圧勝だった。
なので、今年は男子部員は大人しく留守番となった。



名古屋ウィメンズマラソンは、都市型大規模マラソンの例に漏れず受付は前日なので、ゾウさんのらちゃんの二人も、はるばる名古屋まで前日に移動した。ゾウさんはジュニアも同伴だ。

当日は、朝早くからバンテリンドームに集合し、力強く健闘を誓った。

やる気みなぎる女子部員


20000人もの選手が参加する大規模マラソンなので、スタートブロックAブロックからNブロックまで14ものブロックに分かれている。ブロック分けは自己申告した目標タイムの順だ。
今年はのらちゃんも間違えずに去年の実績タイムで自己申告したので、適正な位置からのスタートとなった。
それにもかかわらず、のらちゃん去年と同じようなハイペースで飛び出した

(幹事長)「何を考えてるん?最初は抑えてスタートしろって言ったやろ」
(のら)「でも去年は結果的には良いタイムだったよ、てへぺろ」


スポロク(応援ナビみたいなもの)で見ていると、のらちゃんは20km地点までハイペースを維持して走っていた。
20km地点を過ぎてから、少しペースダウンしたが、それでも、まだまだ速いペースだった。
ところが、30km地点を過ぎると、一気に激しくペースダウンしてしまい、最後までどんどんペースは落ちていった。

(幹事長)「だから言ったやろ!?」
(のら)「30km過ぎて足が攣ったのよね」


両足の全ての筋肉が攣り始め、まともに走れなくなったそうだ。
その結果、ゴールタイムは去年よりは10分ちょっと遅かった
それでも、私のフルマラソン自己ベストよりは速い。

(幹事長)「両足攣りながら、そのタイムだなんて、大したもんやなあ」
(のら)「えっへん」


一方、ゾウさんは最初から少し抑えたペースで走り始め、なんと、そのまま最後までほとんどペースが変わらずにゴールした。驚異的な安定ぶりだ。
ゴールタイムは去年より少しだけ遅かったが、大したものだ。
やはり女子部員は凄い。おみそれしました。

ところで、ゴール後は、これまでタキシード姿のイケメン男子ティファニーのペンダントを完走賞として手渡してくれるという嬉しいオマケがついていた。
オマケと言うより、むしろそちらがメインだった。これが名古屋ウィメンズの売り物であり、これが目当てで参加するランナーも多かった。
ところが、今年からティファニーが撤退し、バカラのタンブラーがオマケになった。タキシード姿のイケメン男子が手渡してくれるってのは同じだが、ティファニーのペンダントがバカラのタンブラーになったら、だいぶ魅力が落ちる

(幹事長)「来年も出るの?」
(のら)「悩むなあ」


来年は参加者が減少するのではないかと思うんだけど、どうだろうなあ。


〜おしまい〜




戦績のメニューへ