2012年6月6日
今年は、天文ショーの当たり年です。
5月21日の金環日食、6月4日の部分月食、そして6月6日に金星が太陽面を通過と、こんな出来事はもう無いと思います。
金環日食が見れる難易度は、金環日食のページでごらんいただきたいのですが、ものすごく難しいチャンスです。
金星の太陽面通過は、2004年以来8年ぶりとの事ですが、次に見れるのは105年後の2117年との事です。
どちらも難易度が高い天文現象です。
このようになかなか見れない自然現象が2つも起こり、それを天候に恵まれ見れた事に感謝・感謝です。
それにしても、いつ、この地域で、このような現象が起こるのか、予測できるコンピューターがあるからできることです。
何年前にこのような事が起こり、次は何年後の何月何日何時何分と実に正確に予測できます。
映画のアポカリプトの主人公のように、命拾いをしたような事はほんとに偶然だと思いますね。
金環日食は雲がうまくさえぎってくれ、ラッキーに観測が出来ました。
金星通過はちゃんと写真が撮れるように太陽観測用のフィルターをネットで注文していました。
ところが、全国で私と同じ思惑を持っていた人がいたのか、観測日までに間に合いませんでした。
当日は、天気が回復し、観測日和の晴天でした。
TVで金星が太陽にかかりだしたとの放送を見て、観測用眼鏡をかけて見ましたが、あまりにも太陽が小さく、金星ははっきりと見えませんでした。
これは、拡大してみないと分からないと思い、持っていた7倍の単眼望遠鏡を観測用眼鏡に当て見てみました。
感動です、実にはっきりと金星がシルエットになり見えました。
これを何とか写真に写せないかと考え、ごらんのように望遠レンズの前に観測用眼鏡をセロテープで止めてみました。
これで写した写真が下の画像です。
ちょっと鮮明度がいまいちでしたが、何とか金星を捉える事が出来ました。
フィルターが無かったので写真の方はあきらめていましたが、応急処置のこのような方法でも何とかなったので、自分ながら満足です。
次回の金星通過は105年後のようです。
その頃の日本はどのようになっているのでしょうか?
私の時代は、60年余りでものすごく技術革新があったと思います。
これから約100年後・・・・・? 全く想像がつきませーん。
子孫がいたらどのような思いで見ているのか、天国からそっと見てみたいですなぁ〜。
先祖がどのような思いで見ていたか分かってくれるでしょうか。
記録残しておきたいですな〜