第26回 坂出天狗マラソン大会
2020年2月9日(日)、第26回坂出天狗マラソンが開催された。
坂出天狗マラソンは今年で26回目になる由緒正しいマラソン大会だ。1週間前の丸亀マラソンは、今年が第74回だなんて言ってるけど、もちろんこれは大嘘で、本当は今年が第24回目だ。第1回目から出場している私が言うのだから間違いない。丸亀マラソンの記事にも書いてるように、第1回大会は1997年に丸亀城築城400年記念大会として開催されたんだけど、2001年の第5回大会のとき、突然50回も上げ底されて第55回になったものだ。1997年の第1回大会の前年まで50年間にわたり開催されていた香川ロードレースの回数を突然、足したからだ。なので、坂出天狗マラソンの方が丸亀マラソンより2年だけ古い。
そういう由緒ある大会だが、毎年、丸亀マラソンの翌週に開催されるもんだから、私としては2週連続のレースは避けたいので、ずうっと出場してこなかった。
(ピッグ)「タートルマラソンと那覇マラソンは2週間連続ですけど、毎年、出てますよね」
(幹事長)「どちらも出ない訳にはいかない重要な大会だからな」
私にとって坂出天狗マラソンは、タートルマラソンや那覇マラソンほどの重要性は無い。
また、3年前に丸亀マラソンの翌々週の京都マラソンに出て以降、一昨年と去年は同じく丸亀マラソンの翌々週に海部川マラソンに出て、今年は高知龍馬マラソンに出るので、その間の坂出天狗マラソンにも出るとなると、3週連続ってのはいくらなんでも無茶なので、今後も出ないと思う。
(D木谷)「無茶してます」
D木谷さんは、100kmウルトラマラソンやトライアスロンにも出るほど強靭な体を持っているので、毎年、丸亀マラソンと坂出天狗マラソンと海部川マラソンや高知龍馬マラソンを3週連続でこなしているが、テレビの前の良い子は決して真似をしてはいけない。
(D木谷)「幹事長も高知龍馬マラソンの翌週には善通寺五岳山空海トレイルにも出るんですよね」
(幹事長)「もっと開催日の間隔をあけて欲しいんですけどね」
去年から出ている善通寺五岳山空海トレイルも事情があって出ざるを得ないんだけど、開催日が高知龍馬マラソンの翌週だから、丸亀マラソンと合わせて4週間で3レースになり、日程が立て込んで困っているのだ。
ま、それは良いとして、坂出のゾウさんは、地元の大会ということで、以前はミス坂出としてお世話係として参加していたが、最近は選手として参加している。
坂出天狗マラソンの種目には5kmの部と15kmの部がある。5kmはいいとして、なぜ15kmという中途半端な距離になっているのかは知らない。10kmとか、あるいはどうせなら21kmのハーフマラソンにすればいいと思うのだが、何かいきさつがあるのだろう。そして、ゾウさんは最近、5kmの部に出ている。なぜ15kmの部でなくて5kmの部に出ているかと言えば、5kmの部の方がペースが速いからだ。
(幹事長)「どゆこと?」
(支部長)「意味わからん」
15kmの部になると、ハーフマラソンに近い距離だから、ペースもハーフマラソンに近いペースになる。我々なら、せいぜい1km5分程度というペースだ。しかし、距離が短くなればペースは上がる。
距離は短いから、そういう意味では15kmの部より5kmの部の方が楽そうに思えるが、それは素人の考えであり、ペースが速い5kmの部の方がはるかにしんどい。15kmになるとペース配分とか考えて無茶に飛ばしたりはしないが、たった5kmになるとペース配分なんて考える余地は無く、最初から最後まで全力でぶっ飛ばさなければならない。なので、非常にしんどい。
ゾウさんは何でも限界に挑戦するのが好きなので、スピードの限界に挑戦するために5kmの部に出ているのだ。オリーブマラソンでも我々のようにハーフマラソンの部じゃなくて、あえて10kmの部に出ているし。
そして、なんと今年も5km40歳代女子の部で優勝してしまった。一昨年も去年も5km40歳代女子の部で優勝したから、なんと5km40歳代女子の部で3連覇を達成したのだ。しかも、一昨年や去年のタイムを大幅に上回る大会自己ベストを達成した。
(幹事長)「めちゃめちゃすごいやん!3連覇もすごいし、去年より30秒以上速いやん!」
(ゾウ)「今年はレース前にアップをしっかりやりましたから」
(幹事長)「いや、そういう問題ではないやろ」
(支部長)「私らは絶対にアップなんかしないぞ!」
驚異の3連覇を達成したゾウさん
優勝どころか上位入賞なんてまるっきり無縁の私らからすれば想像できない世界だ。しかも平均で1km4分40秒を切るペースだなんて、素晴らし過ぎる!
(ピッグ)「会則に、あんまり速い人は除名されるって書いてますけど」
(幹事長)「もちろん女子部員には適用しません」
(支部長)「去年は血の味がした、って言ってたけど、今年も?」
(ゾウ)「血の味もしたし、最後は吐きそうになりました」
私らは、どんなに頑張っているつもりでも、血の味もしなければ、吐き気も無い。そこまで頑張れないからだ。
しかも、何を隠そう、何も隠しはしない、ゾウさんは実は去年の夏ごろから足に故障を抱えており、痛み止めを飲まないと走れない状態なのだ。
(幹事長)「痛み止め飲みながら3連覇って、どゆこと?」
(ゾウ)「てへっ」
ゾウさんの根性には、ただひれ伏するしかないよ。
〜おしまい〜
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