びーねっとTOPページ ピュアシルバー工房TOPページ ソフト開発事業部TOPページ PC再生事業TOPページ 通販事業TOPページ 各種サポート・お問い合わせ他 法人概要
 

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

アコヤガイ 宝飾用 貝加工  さざえ


2009年7月19日 既にブログや他のページで更新しているので、増築工事が無事終わり、鋳造製品とソフト販売が中心になりかけている事はご存じの事と思います。もちろん貝加工をやめたわけではありません。こつこつと新商品を作っており、それにとどまらず、原料の貝自体の化学処理にも着手し、新しい貝素材作りも進行しています。いつの日にか新素材が日の目を見るでしょう(笑)。現在約70%位の化学処理が進んでいます。その素材を使用した商品がお目見えするのは目前か。


2009年3月7日 法人契約を交わした喜界島の法人から、夜光貝が届きません。違約行為です。
 この法人の言葉を信じて12月から待ち続け、もう3ヶ月が過ぎます。違約行為で、契約解除します。


2009年3月1日 工房の増築工事も順調に進み、来週中にはボード張りになります。この作業スペースでの利用者数上限は17名まで。一応20名まで利用可能なスペースにはしてみました。1階は研磨作業と、隣に鋳造専用小屋が建ち、2階は主に販売管理などパソコン業務と、ワックスパターン作成と商品検品を行う作業スペースとなります。
 1階は、職員2名が中心にずれて対面し、その周囲に「」字型にテーブルを配置し、職員が全員を見渡せるように配置予定。

増築 増築

隣の現在の作業スペースでは、利用者従業員が日々研磨の練習。

イルカ イルカ

上記は利用従業員の一人が作成した、夜光貝の立体イルカです。

イルカ イルカ

 毎日、片面のイルカを作らせ、だめ出しをしていたら、こういう者が作れるようになっていました。表情もなかなかのできです。
ただ、使用部位がもろい部分なので、ペンダントにするか、置物にするか、思案中。制作した本人は、次の作品(同じ物が出来ないので、製品ではなく、作品)に取りかかっています。


2009年2月23日 かなり以前から、特注で依頼されていた、極小のネジを、昨日の日曜にようやく鋳造し、本日仕上げました。

極小ネジ 極小ネジ

 この925SVネジのサイズ、直径が2ミリ、厚さがネジ部分まで含んで1.5ミリ程度。
極小のため、後の作業も考慮して、以前作成した鳴子用のねじ切りピン(約0.8ミリまで研磨)をスプール線の原型として使用。
 スプールから切り離す際の目印にもなるので、ねじ切り部分を湯道用のスプール線として使用しました。鋳造は10個ワックスを立てて、7個は正常に銀が流れましたが、3個は先端まで流れていませんでした。スプール線の長さも問題があったのと、湯道本体へのワックスツリーの取り付け不良が原因と思われます。
 幸い、7個はまともに流れていたので、今回は研磨過度を防止するため、鋳造後、磁気バレル機で荒磨きし、後の工程は全て手作業で行いました。1個ずつプラチナ並みに金属へらで磨き、研磨用特殊クロスで軽く表面を削り、仕上げクロスでつや出しするという繰り返しで、仕上げ直前でスプール線をカットし、カット部分のみを仕上げて完成という手順で7個磨くのに半日。ルーターを使えば数分ですが、何しろ小さいパーツで、老眼と近視の自分には、手作業で丁寧に仕上げる方が良いと判断。無事7個仕上がり、明日、依頼者に発送します。手作業で研磨したので、研磨剤によるバフ汚れもなく、そのまま仕上げる事が出来ました。このネジ、もちろん短くても先端はねじ切りしてあります。シリコン型を取る際に、ミックスした比較的柔らかく固まるシリコンを使用し、型取りしたので、ねじ山もほぼ原型通り。サイズも小さいので鋳造作業時の伸縮率も少なく済んだようです。厳密には0.数%の金属伸縮が発生しているものと思いますが、原型と見比べても肉眼では判別できません。多分依頼者は、時計などのフレームの装飾か、何かに使われるのでしょうね。ナイフとか、いろいろな装飾目的の留め具としてはおしゃれだと思います。

 以前モデルガンのパーツを作ってくれと言う依頼があり、装飾目的だというのですが、どう考えても内部構造のパーツなので、お断りした事がありますが、今回のような依頼なら喜んでお受けします。ちなみに今回は当工房の鋳造のついでに作ったので、破格の価格でご提供しました。単独で作るとなるとゴム型や鋳造コストで1万円は行くのですが、今回はなんと¥2,000円。ネジ1個の単価とすれば高いですが、オリジナルのものと思えばお安いです。まず、他店でこの価格では受けません。地金は押し湯も考え、15グラム使用。実際のネジに使用する量は1グラムあるかないか。ここまで出来るのも、福祉事業所ならではの究極の職員人件費のカットで、なし得る結果。まあ、こういう仕事ばかり受けていたら潰れてしまいますから、今回は特別と言う事で。

 このように、ご自分のアクセサリーや、日常品を、カスタマイズして、よりオリジナルで、豪華なものにして楽しむ余裕を、こういう時代だからこそ持ちたいものだと思います。もちろん金でも可能です。当然地金代金は飛び上がりますが(笑)。プラチナ以外の貴金属は鋳造可能ですので、ご相談下さい。今回は当工房オリジナル商品の鋳造に紛れ込ませたので経費を大きく削減できました。時間に余裕を頂ける際は、この方法がお安くご提供できる唯一の方法です。但し1ヶ月位の猶予を頂戴致します。でも4月以降は、鋳造専用スペースも整備されるので、鋳造しようと思えばいつでも営業日ならば出来る環境にはなります。ご期待下さい。


2009年2月21日 通販サイトも順次商品Upし、やっとらしくなってきました。
増築記念キャンペーンと同時並行して、坂本龍馬記念館で販売してもらう商品開発も始め、まずは坂本家の家紋シリーズ、土佐犬シリーズ、鳴子シリーズと順次作成していく予定です。

土佐犬シリーズ 坂本家家紋


2009年2月20日 やっと写真撮影しました。

夜光球 夜光球

 夜光球の製造は順調に進んでいろんなサイズのものが出来るようになってきました。小さいものは5ミリ。大きいものは30ミリ位まで出来るようになりましたが、身装具として使うには、15ミリ〜20ミリが妥当でしょうか。上記画像は、左が約10ミリ、右が約15ミリです。夜光球自体の色目が地味なので、金具は金を使用し、今回はK10を使用しました。それに合わせてチェーンもK10を使用しています。

夜光球 夜光球

 上記画像は、約20ミリの珠を使用しています。留め具は通常真珠などに用いられる4ミリ〜5ミリ用の取り外し可能なものを使用しました。ネックレス部分はアフリカ珊瑚を使用しています。

 最近は更なる高額商品も作成し始め、大粒の真珠製品も今回通販サイトに掲載します。宇和島真珠を使用したブローチや、南洋真珠を使用した多機能ブローチなど。

南洋真珠 宇和島真珠

 低価格商品も順次開発していますが、安かろう悪かろうでは意味をなしませんので、良いものをお手頃価格で提供できるよう、考えています。びーねっとピュアシルバー工房の売りは、就労支援A型ですから、職員給与の人件費と、光熱費などの経費を商品価格に反映させずに済みます。一般企業では赤字でとても出来ない事も当事業所では可能なわけです。とは言っても最低賃金保証はしなくてはなりませんから、プラスマイナスゼロだけでは厳しいですが。

 坂本龍馬記念館に商品を置いてもらえる事となりましたので、大河放送に合わせて春までに製品開発を行い、店頭に並ぶように準備も進めています。今後、順次お披露目していきます。


2009年2月14日 連絡は付きましたが、未だ夜光貝が届かず。げんなり。
 新しい利用従業員も入り、作業場も活気が出てきました。写真撮影をする暇が無く、画像掲載が遅れていますが、商品の幅も出てきました。来週から増築工事が着工し、3月末には新しい作業場と、鋳造専門の小屋が出来上がります。鋳造機も2種類になり、薄い物から厚手の物までキャスティングが可能となります。同時にスポット溶接機も導入するので、今まで蝋付けに苦労していた小さなパーツも楽に作業できそうです。

                PUK
 PUKとは
精密な溶接を必要とする場所に最適な小型精密アルゴンスポット溶接機です。
ハンドピース式の為使いやすく繊細な加工も可能にします。
ハンドピースの先の電極が工作物に触れるとガスを吹き付けながらスパークします。
アークは接触点から発され、精密なスポット径0,3-3,0 mmで金属を溶かします 。

          EGX-20   MDX-15
Roland 3D立体彫刻機

 既にリースでRolandの彫刻機EGX-20は導入致しましたので、刻印や、様々な彫りをワックスに施し、新しい原型を作成していきます。以前から、RolandのMDX-15は導入しておりましたが、シリアル変換ケーブルとの不具合で、正常動作せず、現在面取り専用機になっています。パワーのある機種なので、何とか復活させたいのですが、当面は細かい彫刻はEGX-20に任せる事になります。

 現在、K10パーツを使用した商品も数点製造しており、お手頃価格で提供するように準備しています。珊瑚と夜光貝、白蝶貝、淡水パール、本真珠を使用した新商品も随時制作中。よりクオリティーの高い商品を作りたいと思います。


2009年1月31日 提携先から夜光貝が届きません。困ってしまいます。(..;)
 夜光球も各種サイズが一定数量産できるようになってきました。片麻痺の利用従業員の作業にちょうど良い作業となり、毎日数個ずつ仕上がってきます。専用に改造したボール盤と、職員と利用従業員全員で考えたオリジナル治具で、擦り傷などケガの無いように麻痺のある利用従業員が作業できるようになりました。
 SVパーツ類仕入れも、今月、市内の仕入れ先卸を紹介してもらえ、在庫を多く抱えずともコンスタントに製造販売できるようになりました。商品のバリエーションも広がりました。毎度の事ながら近日画像掲載致します。毎日の作業で心身の過労と眼精疲労も強くなり、以前ほど豆に更新作業が夜間出来ない状況で、業務時間が終わると、バタンキュー状態です。

 良い事もいくつかあり、近くに良い仕入れ先が見つかった事もそうですが、今月から聴覚障害の方が利用従業員として入った事で、作業場では手話の勉強が進行。活気も生まれ作業効率も今までの3倍位アップし「今までやってたのはいったい何だったんだろう?」と思う位、作業効率が上がりました。これぞ最賃保証の当たり前の姿。自分一人しかできなかった作業も、どんどん利用従業員に任せる事が出来はじめました。やっと就労継続A雇用型としての本領が発揮できそうです。


2009年1月11日 久々の更新作業。本年最初なので、まずは、今年も宜しくお願い申し上げます。

 年末年始は風邪や腰を痛めたりで、仕事始めまで作業は完全休業でしたが、5日から最復帰して頑張っています。
現在当事業所では夜光球を作るのがブームとなり(たきつけたのは自分ですが(笑))日々各種サイズの夜光球が仕上がってくるようになりました。まもなく販売しますが、模様は個体差があるので販売時、一点物になるので、掲載が面倒なのですが…。

夜光球 夜光球

 大きい者は22ミリ位。最小5ミリで制作しています。平均8〜1−ミリ程度が使いやすいかな。

夜光球 夜光球

 模様的にはおもしろいのですが、シックな色合いなので、金具はK18とK10を使用。チェーンは別販売とする事でコストを下げ、お買い求め頂きやすい設定にする予定です。
 もちろん他の商品も製造中。利用者従業員も、腕を上げてきたので、いろいろな物が出来てくるようになりました。しばしは夜光貝と真珠のバリエーション組み合わせ製品作りです。


2008年12月14日 当事業所の利用者さんに夜光球を研磨してもらいました。完全ハンドメイドです。

夜光球 夜光球

 機械加工で制作する予定で準備中ですが、機械を一切使わずここまで出来るとは。この利用者従業員ならではの根気。(..;)

端材

 端材が結構でsるので、有効に活かせないか新商品を検討中。しかも利用者従業員だけで仕上げられる物を!アイディア募集中!


2008年12月10日

うさぎシリーズ オープンハート3


  ↑うさぎシリーズの背面は、純銀箔張りです。見た目の美しさとと、貝の薄利防止も兼ねています。↑アレンジで、夜光貝のオープンハートに、花珠真珠をポイントに組み合わせてみました。

コンチョ コンチョ2

 コンチョシリーズ第1弾。高瀬貝のコンチョです。直径15ミリで作成。厚さ2ミリ。近日、貝への文字入れテストを行う予定。

モデラー

↑うちで使用しているローランドの3Dモデラー。文字入れも出来ますが、高さセンサーが付いてないので非常に不便。
騒音も相当です。(..;) これで貝への文字入れ実験を行う予定。


2008年12月7日  新商品を追加。中間価格のお手軽商品。同時に高級商品も作成中。

新作1 新作2

うさぎシリーズ 利用者

 ↑うさぎの裏面に、純銀箔を貼っているところ。 右は、利用者がステップアップしてくれ、作業能力がアップしている様子。

鯨のしっぽ ハート

 新規に貝を囲むフレームを銀板から制作組み立て。カーブを出すのは長年の修行の賜物と、リングメーカーというペンチのような物と丸かん作成用の丸ペンチ、ミニゲージ棒を使用。鋳造用原型のため、一回り大きく作るのがコツ。


2008年11月30日 喜界島の法人と夜光貝の定期仕入れ契約を締結致しました。これで安定仕入れが確保されました。

夜光貝 夜光貝

 毎月1キロサイズ以上の物を10個、確実に定期仕入れする契約です。先日送ってもらった第1弾は最大で1,350グラム。これくらいが色つやも厚さも加工用には上限かな。1,500グラム以上になると中心部が重いばかりで、加工したい部分の裏面がガラスのような透明な硬い膜で覆われて、あの独特の虹彩があまりありません。早速小さい物を5個カットしてみました。ついでに以前から貯め込んできた中心部を分解し、夜光玉を作る下準備を行いました。お陰で全身白ウサギのように真っ白。(..;)

うさぎシリーズ 夜光貝シリーズ

 ↑久しぶりに、うさぎシリーズの正面向きに挑戦。3センチ四方の白蝶貝で、8ミリ位の厚い部分を使用して削り出しました。雪兎みたいになってしまいましたが、これはこれで愛らしいかも(笑)。オープンハートと鯨のしっぽも低価格商品を追加するために銀の使用量を減らして、ペンダントトップとして中心に指し丸かんを付け、仕上げてみました。バチカンは専用に、愛らしい物を付ける予定。次週通販サイトに掲載します。今までなかった2,000円台で販売予定。うさぎシリーズはそういうわけには行きませんが、良いものがわかる人にだけ購入していただければと思って制作しています。事業所利用者が技巧をマスターしてくれたら廉価版を出したいですね。最近、うちの利用者メンバーも腕を上げ、今回のオープンハートや、鯨のしっぽは出来るようになってきたので、検品に目を光らせつつ彼らを鍛えていますが、磨きは彼らの方が上手いかも。(笑)


2008年11月23日 一昨日から風邪を引いてしまい、体調不良。それでも週末恒例のHP更新!(..;)
 先週から新作のSV950使用でオリジナル石座も自作。シリコン原型の元になる原型です。今回はカットする夜光貝と高瀬貝のカット仕上げに合わせて石座の高さを調節しました。かしめて貝を固定します。石座は、1ミリ銀板に、0.7ミリ厚、3ミリ幅の950を曲げ加工・鑞付けして作成。型どりして鋳造後の仕上げの段階で、上部を斜めにカット研磨して、かしめしやすいように仕上げます。久しぶりに銀板加工で原型を作りました。でもこれが原点。初心忘れずべからず!

石座 石座

石座 石座

 坂本龍馬の家紋をダイレクトにモデリングマシンでカットしてみました。どう商品に反映させるか、今後検討。まずはコンチョとストラップを検討。サイズは直径15ミリ・厚さは2ミリ。近日商品化。

坂本家家紋 坂本家家紋


2008年11月16日 今日は2週間ぶりの鋳造作業。帯留め兼用ブローチ金具と、コンチョ用を鋳造。鋳造用石膏「貴婦人」が製造販売終了になったので、「GIFT」に変更。作業性や、混水量、仕上がり具合はほぼ「貴婦人」と同じ感じ。脱泡時間に余裕があるので、とてもスムーズに作業が出来ました。今日はSilverを200グラムほど鋳造。

 夜光貝は、最近知り合った喜界島の方に連絡を取り、安定確保できる事になりました。先方も法人化したそうなので、法人同士の契約で、固定仕入れを行う事にしました。うちでもお世話になっていた沖縄のOさんが、突然作業を休業するとの事で、偶然とは恐ろしい物。危なく夜光貝の仕入れ先をなくすところでした。
 明日から新しい利用者が1名増え、週末にも1名、そして先日から来ていた実習生も、定員予約に入れて欲しいとの要望があり、来年も継続して実習を受け入れ、卒業後は利用者として受け入れる予定で、製造規模拡大の為の原材料の確保が重要となってきました。夜光貝はこれで確保できたので、後は白蝶貝と黒蝶貝の安く安定仕入れです。夜光貝も沖縄南方方面では漁業権関係でかなり安定入手が厳しくなっているようで、タイミングがちょうど良かった。こういう時は不思議とシックスセンスが働きます。

うさぎシリーズ うさぎシリーズ

 黒蝶貝で制作していたウサギも何とか仕上がりました。眼はメレダイアにしようと思います。赤サンゴは黒と今ひとつ。サイズが小さいので銀金具はピンブローチかな。

家紋

 今日は鋳造の合間にSV950の板に直接マシン加工していました。左は今高知で話題の「スーパーバンド」。職員が知り合いとの事で、先日からサンプル作成をしているのですが、3Dマシンの動作が不安定で、ハードワックスを何個も無駄にしたので、鋳造をあきらめてダイレクトに彫り込んでみました。右は坂本家の家紋。坂本龍馬の家紋を使ったデザイン商品を考えるように周囲から煽られ、試行錯誤中。取り敢えずコンチョサイズの家紋を彫り込んでみました。「ちがいマス桔梗紋」。16ミリ径で作ったので、20ミリに合うように縁は罫書きで書いてからカットします。2個位なら動作も安定しているのですが、3個以上にして同時制作させるとマシントラブルが…。まだマシンの音がうなりを上げていますが、取り敢えず、今日の所は上出来か。


2008年11月9日 オリジナル帯留め兼用ブローチの新作を制作中。

帯留めブローチ 帯留めブローチ2

 夜光貝の少し大きめの楕円(オーバルカボション)で、帯留め兼用ブローチを作成中。銀台から自作。同時並行で、お手頃価格のペンダントトップも制作中。

ペンダントシリーズ2 ペンダントシリーズ

 オリジナルロゴ入りの銀プレートを付けて仕上げます。事業所利用者だけで仕上げられる物を考え、取り敢えずこれに決定。銀プレートは鋳造で作り置きしていくので、利用者達だけで仕上げる事が可能。

うさぎシリーズ うさぎシリーズ

 先日、うさぎシリーズを制作中、白蝶貝の厚いものを彫り込んでいて、偶然出てきたピンク色。染めではない天然の鮮やかなオパールのようなピンク色。仕上がりが楽しみです。同時に小振りの黒ウサギ(黒蝶貝使用)シリーズも制作を始めました。下線が見えにくいというので、ダートマーカーで線書き。どう仕上がるかお楽しみ。

 現在、地元の特別支援学校の実習生を受け入れ中。周囲がかなり影響され始めました。障害があっても現役の高校生ですから、覚えが早くて、先輩達は嫉妬気味(笑)です。まあ、まだ遊び感覚ですから、仕事となるとこれから先が勝負ですが、器用な子です。30代から50代が苦戦した傷取り研磨を1日目に軽くクリアしてしまいました。(..;)明日からもう1週間で何処まで覚えられるか、先輩達と競い合いです。負けるな中年達よ!

のぼり 帯留め兼用ブローチ
新しいのぼりを印刷。山本貴金属地金株式会社様のお名前を協賛として入れさせて頂きました。
現在、土曜日PMの、お菓子の浜幸 土佐道路店でのイベント展示で使用中。
地元企業のご支援・ご協力で更に頑張っております。感謝。


2008年10月28日 コンチョ(兼用)の作成を始めました。

コンチョ コンチョ

 20ミリサイズのコンチョを作成。高瀬貝をはめ込んでみました。もちろん他の貝も可能。男性のベルトの余り穴や、ペットの首輪用に作り出したのですが、貝にモデリングマシンで文字入れもしようと検討中。家紋も同様にコンチョ仕上げで制作中。
 帯留め金具もいくつか作り、画像を昨夜の書き込み部分に張り込みました。パイプ付きの帯留め金具は、ブローチ兼用。

帯留め用銀パーツ 帯留め用銀

帯留め&ブローチ用金具

帯留め

 このリバーシブル金具は、市販品で銀製を捜してもなく、結局自作。パイプ部分はSilver950。帯通し部分はSilver925を鋳造して鑞付け。帯留めとしてだけ使用するものは925銀プレートを鑞付けして、うちのロゴと品位を刻印。掲載画像は磁気バレル研磨機で粗研摩後の状態。当然これを仕上げ研磨作業して商品金具となります。
 左上のうさぎと月の物は、どう仕上げようかまだ考え中。更に1ミリと2ミリのCZ(キュービックジルコン)を埋め込もうかと画策中。大きさからするとブローチとペンダントかなと思うけれど、帯留めとしても使えなくはないなと、どう目立たないように帯留め金具を付けるか思案中。ピンブローチを斜めに鑞付けし、斜めにパイプを鑞付けした帯留め金具を付ければ使えるかな。

 最近は中高齢者と、和装の顧客を対象に商品開発中。株暴落の不況で、若い主婦の財布のひもが締まってきているので、他で作らないマニアックな物を作るように苦心しています。


2008年10月27日 先週の金曜にうさぎシリーズの最初の1羽がめでたく嫁入りしました(笑)。後ろ向きの子です。
他の子たちも売り出さねばなりませんが、留め金具にこり出して、今日も帯留め金具の制作に没頭。2種類の金具を数個作って日が暮れました。
 銀相場も最近落ち着いてきたので、山本貴金属地金株式会社様にお願いして3キロ仕入れ。埋没用石膏も在庫が少なくなってきたのでシーフォースに20キロ仕入れ発注。シーフォースとも法人登録を交わしました。今まで個人仕入れだったので、今後はかなり楽になります。特に山本貴金属地金株式会社様のご協力で、925加工済み銀地金も安定して仕入れる事が出来るようになったので、今まで以上に、各種オリジナルパーツの製造が出来るようになりました。さすがにパイプのような物と組み合わせるには鋳造だけでは無理があるので、小型アーク溶接機が入るまでパーツ分解して鑞付け組み立てする事に。今日は950の銀パイプと、925の帯留め用自家鋳造銀パーツを組み立てました。この金具を使用すると、帯留めとブローチの兼用が出来るようになります。作る物により幅も違うので、規格サイズのパーツは鋳造して先に作り、作品に合わせて幅を決めて組み立てる事にしました。銀鑞は5分鑞か7分鑞を使用。自分は5分鑞が使いやすいのですが、慣れないとパーツ自体を溶かしてしまうので、結構神経使います。

帯留め金具 自作帯留め金具

 昨日の日曜は鋳造で明け暮れ、土曜は1日中、ローランド社製3Dモデリングマシンの騒音で睡眠不足の週末でした。ハードワックスを面取りし、特注のキャラクタープレートを制作していたのですが、このモデリングマシンも5年目となり、動作が怪しくなってきて、想定外の動きをする事があり(..;)、数十時間が水の泡になる事が多くなりました。元々購入時の動作OSはWindows98でしたから、年々OSもバージョンアップ、機種変更し、今やWindowsXP ProfessionalVersion3ですからね。Vistaも使用していますがさすがにモデリングマシンの専用機にするのはもったいないので(それでもDellのXPS-M1710ノート)、使用しています。ドライバーも他のソフトも最新版にしているのに、変な動きをして台無しになる事が。このマシンは、最近まで眠って(仮眠(笑))いたのですが、ハードワックスに家紋を彫り込むために復活し、キャラクター刻印しようとしたところ削除終了後に刃が上がらずに原点移動し無残にせっかく彫り上がった物が…。さすがにこれを3回やると疲れます。3センチ四方位なら問題無いのですが原因不明。
この機械で貝に刻印入れようと考えていたのですが、やめた方がいいかな…。
 バチカン金具も最近は市販品を仕入れる事がなくなり、自家鋳造で仕上げていますが、まだ利用者の研磨レベルが追いつかず、せっかく鋳造した物が見るも無惨に…。かといって練習させなくては上手くはならないし、このところ商品用というよりは、利用者の研磨練習用に鋳造しているという感じです。「俺の日曜を返してくれ〜」と叫びたくなる時もありますが、これでも福祉事業所の長ですから、じっと我慢の日々ですが、約5ヶ月経った利用者はほぼ満足のいく物に仕上げてくれるので、やはり彼らが作業になれるまで堪え忍ぶしかないですね(笑)。それでも日々成長しているので、良しとしましょう。でも、入って1ヶ月の人でもきれいに磨ける人も居るので、やはり人には向き不向きがあるのか作業配置を見直す時期かも。頼むからおいらの仕事をこれ以上増やさないで〜と、心の奥底で叫びつつ、貝と、銀と、利用者に向き合う日々です。


2008年10月19日 やっと、ウサギシリーズの公開が出来るようになりました。

うさぎシリーズ うさぎシリーズ

 お月見には少し遅れましたが、何とかウサギシリーズが出来上がり始めました。左の画像は今後、銀と組み合わせて帯留めやブローチになり、右の画像のウサギ達は、主に帯留めになります。

うさぎシリーズ
サイズはごらんの通り。

 大きい方は約2センチ×3センチ。跳ねウサギは約2センチ×1センチ5ミリ。帯留め金具は、市販品を使用せず、Silver925と950で受注制ハンドメイドで制作します。帯ひもの幅にきちんと合わせるため、ご要望に合わせて制作納品します。一応、2サイズの帯締めに対応できるように金具制作も始めました。ご要望により、ブローチとしても使える金具も制作しています。

うさぎシリーズ

 うさぎシリーズは、現在、白蝶貝と夜光貝の2種類を作成しています。眼は土佐沖赤サンゴを研磨して使用。一部のウサギは天然エメラルドを使用。黄色みの強い白蝶貝は、赤サンゴよりもエメラルドの方が見栄えが良いようです。自分としては、海の物は海の物で仕上げたかったのですが、上品さや見栄えを考えて使い分けています。
 白蝶貝も、完全に白い物よりは、裏面になる方(貝自体からすれば表ですが)に、黄色みが出る方が立体感が強調され、より良く見えます。厚みは5ミリ位。

うさぎシリーズ

 上記のウサギは、まだ目を入れていませんが、貝の厚みは10ミリ位の物から彫り上げたので、先の物より立体度が高いのですが、色のグラデーションがないので、今ひとつパッとしません。でも品質は最高の白蝶貝を使用。艶も大変良いのですが、赤サンゴの目を入れたら又雰囲気も違ってくるかな。明日以降に通販サイトに掲載致します。全て手彫りですので、微妙に違ってきますが、貝の色合いと、ウサギの表情を生かした制作を続けていますので、大事に使って頂ける方にお分けしたいと思っています。その為にも、長く使って頂ける飽きの来ない物を作るよう努力致します。


2008年10月11日

うさぎシリーズ ルース

 左は研磨終わりのうさぎシリーズ現在同じサイズのものが5羽になりました。うち2羽は夜光貝で制作し、他は白蝶貝で制作。目の部分は赤サンゴ。夜光貝の1羽は天然エメラルド1ミリサイズをはめ込みました。現在もう一回り大きいサイズで、帯留めを制作中。文様も違うものを作っています。右はカボションカット処理前と、研磨後。

うさぎシリーズ2

 上の画像は、今日現在制作中の帯留め用うさぎシリーズ。縦サイズ約3センチ×横約2センチ。左右対称の物を取り敢えず作ってみました。左は白蝶貝。右は白蝶貝の表側から削りだした物。少し飴色しています。両方とも色つやは良く、鼈甲のような艶です。
 左の右向きウサギ(ややこしいな〜(笑))は、いつも作っている跳ねウサギと同じく目に赤サンゴを埋め込みました。眼の赤サンゴも少し大きめにしています。右の、左向きウサギはエメラルドにしようかと思いましたが、やはり赤サンゴにしようかな。この2羽は約4ミリ厚の白蝶貝を削りだした物です。手のひらサイズの母貝から採れるのは1個のみ。現在、別に研磨している物は更に大きな母貝から切り出し、研磨していますが、それだと5ミリ厚位に仕上げられるのですが、1枚から3個取れるかどうかという貴重な素材。母貝の仕入れ原価だけでもかなりの額です。販売価格が悩ましい。研磨していても薄い物と手応えが違うので、かなり良い物が出来そうです。
 取り敢えず上記の2羽は、帯留め用に銀線を加工して、固定が終了したら通販サイトに掲載します。跳ねウサギの方は、大きいと制作中に耳や手足が折れやすくなるので、現在制作しているサイズ止まりにして、銀でバックを作り、それに固定し、帯留めやブローチ&ペンダント兼用に仕上げる予定。それぞれ貝の種類毎などに、月ウサギ、虹ウサギ、星ウサギと命名して銀パーツのデザインを考えています。帯留めの方が早くお披露目できるかな。左上に見えている細長いオーバルカットの夜光貝も帯留めに仕上げる予定。当面、帯留め金具部分はシルバー950でハンドメイドで作成しないといけないですね。925で鋳造できると効率よいのですが。
 週明けには満月ウサギのお披露目です。銀枠に白蝶貝の黄色い部分を月に見立てて、エナメルでウサギ文様を入れたシリーズを出します。本当は銀盤をくり抜いて象嵌したかったのですが、老眼で…。(..;)そういえば、黒蝶貝で黒ウサギも作らないと。黒ウサギの眼はダイヤにしようかな。付加価値を更に付けないと。


2008年10月5日 この2週間ほど、イベント用に追われ、創作活動が出来ず、先週中頃からまじめに(笑)創作活動をしています。オリジナルのウサギも少し在庫が出来たので、ぼちぼち通販サイトに掲載しようと思います。
どうもやりくさして直ぐ他のものに気が移り、一向に仕上がらないのが常なのですが、事業所利用者も8名になり、職員込みで11名の雇用責任者となったので、売り上げを上げなくては。(..;)
彼らが追い立ててくれるように、次々と素材を仕上げてくるので、彫り込みしないわけにも行かず、ウサギなら2時間程度でレリーフ仕上げしなくてはならなくなりました。同時並行で、コンチョも作っています。画像は後から貼りますね。

夜光貝オーバルカボションカットネックレス ルース

 左はMOPのビーズをコートステンレスワイヤーで仕上げたネックレスに、自家鋳造した銀枠へオーバルカボションカットで仕上げたものをふくりん留めした比較的大きめのネックレス。このサイズのMOPのビーズが、入手不可能となったので、限定生産。
 ついでにルースも提供しようと思い、オーバルカボションカットのものを中心に製造開始。夜光貝の独自のオパールのような虹彩がきれいに出るように丁寧に研磨しています。
 ウサギ文様の帯留めも制作に取りかかりました。3種類。まずは白蝶貝(MOP)で制作し始めました。作業場も今まで以上に手狭になり、早急に増築が必要な状況となってきています。量産体制が整うのは来年6月位になるでしょうか。4ヶ月前に勤めだした利用者もそれなりの研磨が出来るようになってきたので、来年は大幅増収が期待できそうです(笑)。まあ、増収になっても利用者工賃が上がるだけで、職員給与は変わりませんが(..;)。利用者にとって良き職場となってくれればと願うのみです。


2008年09月02日 通販の更新をする暇もなく、イベント販売用の商品を作っている今日この頃。

銀ウサギ 制作途中

 左上は1センチ四方のタグにウサギを彫り込んだもの。色を入れようか、いぶそうか考えましたが、そのままで仕上げます。10個限定。右の画像は月シリーズの制作途上。白ウサギも出来たので、今度は月ウサギと銀色ウサギ、虹色ウサギが荒削りから生まれようとしています。

製作過程2

 上の画像は、オープンハートと、組み立て前の各作成パーツ。この後鑞付けしたり、エポキシ系の接着剤で接合します。これらの商品が通販サイトに載るのはいつの事になるか(..;)。急なイベントが今月27,28の2日間に入ったので、まずはそちらにの商品をカバーして、通販サイトは高級志向で象牙加工商品も入れようと思っています。象牙ウサギも作りますよ。


2008年8月26日 やっと月シリーズの片鱗が出来はじめました。9月の月見に間に合いました(笑)。

月シリーズ1 三日月

 左は白蝶貝の黄色い部分を使用して、1.5ミリの銀枠に収め、うさぎの下絵を彫り込んだ上に、エナメルを盛りつけました。今回は黒。明日は白で違うデザインのうさぎを入れてみようと思います。右は銀枠で白蝶貝を包み込み、かしめ留めしたもので、バチカン金具も全て自家鋳造。販売予定価格はチェーン込みで¥4,000。右は¥4,500円程度。
 同時進行で複数の商品を製作しているので、いつ、どれが仕上がるか…というのが難点。メンバーたちが貝のカットと、ワックスパターンは作ってくれるので、土日に鋳造して、組み立てていくのですが、サイズが合わないと困るので、専用の定規を3Dモデリングマシンでカット作成して、サイズを揃えています。現在制作中の貝のタブレットは1.5ミリ枠と2ミリ枠があり(もちろん自家鋳造)、それにぴったりと合わせる作業を行い、枠と貝を同時に磨いてしまいます。その後エポキシ系の接着剤で固定し、模様入れを行います。

 現在同時並行で、家紋タブレットに貝をはめ込んだものも作成中で、近日公開します。色的に高瀬貝の白さが良い具合なので、メンバーにカットしてもらいます。

 月には思い出があり、昔、送迎をしていた脳性麻痺の少年を自宅に送る時に、ちょうど9月頃に大きな満月が見えるのです。「大きいねぇ…」と、しみじみとその子が言うのですよ。母親を癌でなくし、その母親の希望で学校と自宅とうちを毎日往復した約2年半。
上の月が出来たそんなときに、その子から電話が。今は高知のはしの方に引っ越しており、暫く会っていないのですが、月を作っている時に彼から電話があった時に、なにやら因縁めいたものを感じました。当時中学生だった彼も今は22歳になったそうです。もう7年も過ぎたのだな〜と、暫し感傷にふけっておりました。良いのが出来たら彼に送って上げたいなと思います。


2008年8月21日 山本貴金属地金株式会社様より、銀地金の寄贈を頂きました。高知市元気いきがい課と、高知県社会福祉協議会高知県ボランティア・NPOセンターからもコメントを頂戴し、マスコミもNHK高知放送・高知さんさんテレビ・高知新聞社各社が来て頂けました。

yamamoto-zigane
山本貴金属地金株式会社様より、銀地金の寄贈を頂きました。
NHK高知放送・さんさんテレビの夕方の各ニュースで放送されました。


2008年8月16日

tuki

 お盆も過ぎ、秋の気配が。月とうさぎのモチーフデザイン画、いつになったら商品として掲載で切るやら。(..;)
昨日はゆっくりと休みました、と書きたいところですが、月末のイベント販売用ののぼり作りと、来週の寄贈式のバナーの作成をして、今日こそはゆっくりと休もうと思っていたら、誰が書いても同じように下書きが出来るデザイン用のテンプレート定規の3Dプロッタを使用しての作成と、家紋彫刻用のハードワックスの表面処理、等で1日終わりました。明日の日曜はオリジナルバチカン金具の鋳造を少しして、三連休は終わります。

 先日来からトラブル続きだった集塵機ですが、今使用している東芝の業務用掃除機で何とか対応。既に販売中止の自分の集塵機も最近吸い込みが悪く、よく調べたら内部のフィルターが目詰まりを起こしていました。購入して6年近くなるのですが1度も交換不要でしたが、さすがに貝殻の粉塵でとどめを刺されたようです。オプションの交換フィルターも入手困難の可能性が高いので、屋外で貝を大まかにカットしているときに使用している防塵マスクのフィルターを代用しようと思っています。「うさぎはまだ?」と通販でも問い合わせがあるので、早く仕上げたいのですが、指導しながらの創作活動はさすがにきついです。いつも夜に考えてデザインし、形にしようと思うのですが、日々の過労と夏ばてで、思うようにはかどりませんでした。昨日今日とゆっくり寝たので、体調は良くなったので、明日は虹色うさぎの作成も電気炉の温度上昇を待つ間、研磨したいと思います。お待ちの方々、今暫しお待ち下され!


2008年8月13日 粉塵対応のため、業務用大型掃除機を取り敢えず導入。約2万円。布フィルターとマイクロフィルターの二重構造。現在使用して約一週間が過ぎますが今のところ順調。吸塵力も落ちません。いっそ全てこれに変えるか。彫金用の高額集塵機も最近性能低下で・・・。もう暫し使用して、大丈夫そうなら、買い換えよう。珊瑚加工の方々も同じ苦労をしているそうです。銀研磨だけなら問題にならないのですが・・・。
 当事業所も明後日から三連休のお盆休みを取ります。でも山本は15日のみ休みで、残り2日間は鋳造や雑務で休日返上。過労死するぞ〜と、みんなに言われています。しかし、新商品を作る暇が無く、在庫の補充に追われる日々の方が苦痛。取り敢えず2日間の合間に、新商品を仕上げたいです。うさぎシリーズも早く出したいし。アイディアは幾らでも出てくるのですが…。日暮れも段々と早くなってきました。作業できる時間も短くなるので、早く秋モードの商品を作り始めなくては。月シリーズで、うさぎの餅つきでも作ろうかな。沖縄のOさんから黒蝶貝を分けてもらいましたが、薄いので、これでうさぎの部分を作ろうかといったら、職員と利用者からブーイング。手間かかりますから…。結局鋳造で銀で作るしか無いようです。盆休みは原型作りと鋳造で終わりですね(..;)。
Oさんから牙のイメージの研磨済みトップをもらったので、少し凝った銀金具を作ろうと思います。思いますばかりで、結局雑務に追われていますが。昨日は暫定支給の書類作成で1日つぶれました。サービス管理責任者兼務は、きつい。作る事だけに専念したいです。うちに来て4ヶ月経つ利用者も研磨はきれいに出来るようになりましたが、度合いがまだ理解できず、感というか、まだ経験不足です。みんな研磨でおおざっぱに削る事は直ぐに出来るのですが…。早く職人に育て上げなくては。最近自分が作業しているので、撮影する暇が無く画像がない!自分を映してもらわねば。来週は寄贈式やイベントの用意で又忙しい日々です。と書いている今も既に日付が変わっています。(..;)もう寝なくては。


2008年8月8日 粉塵発生。今まで異常なかった集塵機がいきなり貝研磨粉を逆噴射。掃除機2台が天国行きとなりました。その為、粉塵に強い集塵機を急遽導入しましたが、粉塵が細かいため、こまめにフィルターの掃除が必要になりました。手痛い出費です。
 先日来より、地金寄贈のありがたいお話を頂きました山本貴金属地金株式会社からの寄贈式を今月21日午後に執り行う事となりました。ありがたい事です。社長様が地元出身だそうで、思わぬご縁です。

 近日沖縄のOさんより、夜光貝と黒蝶貝が届くので、月末のイベントに間に合うように製作しなくては。イベント以前に新商品を早く仕上げねばなりませんが、施設長兼、サービス管理責任者兼、管理者としての業務もあり、昼間は利用者と共に作業製作し、夜間事務作業を行う日々が続いています。

 貝製品をどう銀とき見合わせるかで悩んでおりましたが、銀鋳造でタグを作り、それに丸かんとバチカンを付けて仕上げようかと試作中です。利用者から、もっと銀の鳴子を作って欲しいとの要望もあり、その鳴子の留め具も同時に開発中。体がもう一つ欲しいです。


2008年8月2日 この1週間対応に追われる日々でした。在庫増産作業に追われ、手の込んだ製品の製作が全て止まってしまいました。次週にはもう少し高額な細工物を仕上げたいと思っています。先月、カッティングプロッタを導入しました。同じ商品を作成する際に、サイズや形状が大きく違う事の無いように、アウトライン出力で印字し、利用者にカットしてもらうためです。ばらつきがあるのが天然物ですが、最低基準は設置し、原型デザインの形が崩れないよう、制作担当する利用者に正しく伝えるため。
 しかし、貝自体湾曲しているのと、表面研磨が荒いため、中々思うようには進みません。同じ商品が10個来ても10個が極力同じように仕上がるよう、指導していますが、自分でも2個目には多少変わってしまうのがハンドメイドでもあり、難しいところです。機械的な製造になってしまっては個性も特徴も失せてしまうので、その商品の特徴があせない範囲での基準として考えています。

 貝加工をし始めて、いろんな輪が広がり、いろいろな発想も生まれました。微妙なのは、知られ、注文が来れば来るほど、最終仕上げ担当の自分の手元に仕上げを待つ山が出来る点です。明日の日曜も休日返上で、銀の鳴子の鋳造作業です。虹色うさぎはいつ出来上がるのやら。

 新聞に取り上げて頂いた効果もあり、地元に工場を持つ地金製造業者様から銀地金の寄贈の申し出を頂きました。銀価格高騰の折、感謝感激の思いです。生産必要経費が少なくなれば、その分、雇用利用者工賃に多く回せます。このところ何もかも値上がりして、悪戦苦闘している真っ最中なので、こうしたご寄付は大歓迎。
 ちなみに研磨した貝や銀の粉塵を吸い込む集塵機が壊れ、苦戦中です。どなたか、是非寄贈して下さいませんか。新法移行助成金で揃えようとしましたが、50万円以下の物は対象にならないと県に却下されました。雇用利用者の健康に一番関係する防塵装置なのに。金策に苦労しています。彼らの健康と、雇用作業効率を上げるために必要不可欠な機材なのです。彫金関係機材は全体的に高額なので、貧乏NPOでは手が回らず、今までは山本個人の持ち出しで何とか対応してきましたが、雇用利用者が増えるにつれ、それも無理が出て、山本家も火の車です。障害者の最低賃金雇用するために是非各位のご協力をお願い申し上げます。


008年7月25日 高知新聞朝刊に大きく取り上げていただきました。感謝。問い合わせもあったり、銀粘土の指導を受けた北先生にもお久しぶりに連絡する機会にもなり、うれしい忙しい1日でした。

高知新聞朝刊記事080725

夜光貝


2008年7月6日 今日も1週間ぶりに鋳造作業。6時間のハ−ドな1日でした。

鋳造1 鋳造2

鋳造3

 

 電気炉との戦い5時間。

 磁気バレル機で2時間研磨。

 明日は研磨してサンプルの作成です。火曜には通販サイトに掲載予定。

 

 

 


2008年6月30日 先週までに仕上げた低価格サンプル商品画像です。

サンプル1 サンプル2

 ストラップと真ん中のペンダントトップは高瀬貝を使用。左端のホエールテールは夜光貝を彫り上げ、銀で裏打ちをして少し高級に見えるように仕上げました。これらは1,000円〜3,500円(サービス925チェーンセット)程度で販売予定。現在利用者がオープンハートと共に増産中。現在なるのボーナス販売活動実施中のため、増産を急いでいるのと、8月末のイベントでの販売用に在庫を増やしています。通販サイト用の撮影もしなくては。

 高額商品は現在裏打ち用の銀を整形中で、それが終われば、シリーズ物で出す予定です。まずは月ウサギですね。その次が虹ウサギシリーズ。そしてシーズン間近なサーフボードとイルカなど、増産していきます。

 今回の制作からスーパーファインダブルカット刃4種類を使用し、銀をざくざくカット。この先端ポイントは、セラミックも対応なので貝もOK。先日棒同業者から、貝加工の依頼を受けたので、この先端ポイントで挑戦する事に。


2008年6月28日 最初の鋳造も無事終わり、現在研磨と、貝とを組み合わせる段階に入りました。お手頃価格商品は次週火曜あたりに公開できます。高額商品はまだ少し手を入れて、仕上げる予定です。次週もう2度ほど鋳造して、一段落付くという感じです。


2008年6月22日 今日はやっと鋳造作業が出来ました。一度の3つのリングを焼成したので、5時間ほどかかりました。

鋳造品 ワックス原型1

 全部で50点ほどですが、商品数にすれば6点分の銀フレームです。明日磁気バレル機で研磨後、仕上げ研磨と、貝を会わせて仕上げます。右はサーフボード(中に白蝶貝を埋め込みます)

作業移動

 1階が利用者であふれ出したので、2階に又機材を移動し、自分の作業場所変更。右は黒蝶貝で作成途中のウミツバメ。


2008年5月29日 やっと白蝶貝のウサギと、夜光貝のオープンハート、鯨のしっぽ、イルカの見本が出来ました。

貝加工1 貝加工2

 左上はストロボ発光で、右は発光無しです。色目が大きく変わりますね。夜光貝の虹彩はどちらもきれいに出ています。
ウサギの目は赤サンゴのさざれを1ミリに研磨して、埋め込みました。これに半日かかりました。(..;)ウサギの立体感を出すのに1日半(笑)。お仕事が色々あって、中々集中して作成できません。次週、組み合わせる銀パーツを鋳造し、仕上げます。

貝加工3 珊瑚
 ステンレスパッドの上で撮影。銀色のものは銀粘土で作成した縮小原型。右はウサギの目に使用する赤サンゴ。白珊瑚も使ってみる予定。この赤サンゴを探し出すまでに手間がかかりました。最初に購入したところは珊瑚という名称で、赤目脳を売っていましたし、硬くて割れるとガラスのようでした。この画像の珊瑚は多分染めはあるとは思いますが、紛れない珊瑚。試す為に有名卸から購入している3ミリの赤サンゴを割り、切断面をチェック。割れ方も色目も同じ。貝殻と同じく炭酸カルシュウム系の研磨粉でした。これをルーターにセットし、1ミリ径になるまでダイアヤスリで研磨。やっと赤い目のできあがり。

家紋アクセサリー1 家紋アクセサリー2
 家紋アクセサリーの土台となるワックス原型。左は3D切除マシンで切り出したもの。模擬は周囲をカットしたもの。原寸大。バチカンを作る為、1箇所切り残すことを忘れてしまいました。(..;)まあ、テスト作品なので。実際の作品は25ミリ位の径にする予定。鋳造後、いぶして研ぎ出し仕上げます。さすがに専用マシンなので、きれいにカットしてくれます。このマシン、4年前にリースで入れてから起動したのは数回というもの。ようやく出番が来たわけです。(..;)
 貝も同様にカットできると楽なんですが…平面じゃないと固定するのが難しい。


2008年5月23日 やっと数点、貝部分のみ仕上がりました。まだシルバーの縁を鋳造して付けて始めて商品ですが、貝加工を開始して、ようやくらしいものが出来た感じです。サイズは平均2センチ位の小型のもの中心。加工途中のものはサーフボードや、オリジナルペンダントトップ。夏らしいデザインに挑戦!
現在制作中の新作は、利用者に図面を見せて、ハードワックスを削って仕上げまで行ってもらっています。ポイントに高瀬貝をはめ込む予定。1度教えただけで飲み込んでくれる人なので、2日間で2種類のハードワックス原型が出来ました。十分彼ら彼女らで事業が成り立つと実感した瞬間です。結局、ここまで出来ると思わず工具も最小限しか用意していなかったのですが、急遽シーフォースに追加発注。糸鋸など合計6万の追加出費ですが、うれしい出費となりました。

加工過程進行中1 加工過程進行中2

 ↑オープンハートと、イルカ、鯨のテールは夜光貝、右の方のまだした絵のイルカはMOP(白蝶貝)サーフボードは白蝶貝のゴールドリップ(黄蝶貝)。上部に垣間見えるウサギがこの数週間悩んでいるウサギ。MOPで作成していますが、元のデザインが刺繍のデザインなので、それをレリーフにしようと試行錯誤。これに黄蝶貝・黒蝶貝を組み合わせて月ウサギを完成させます。いつ商品として出来るやら…。なお、夜光貝のイルカのレリーフは、模様が合わず、テストサンプルとして、商品にはしないことにしました。夜光貝独自の模様は、削ってみないとわからないので、モチーフとそぐわない場合もあり、大きいものになるほど色目を合わせるのが難しいと実感。白樺の上で研磨しただけで十分な艶が出るので、当面貝の仕上げはこれで行こうと思います。しかし、夜光貝は動くモチーフの方が独特の虹色光彩を放つので、制作するモチーフも固定するのではなく動くもの(揺れるペンダントトップなど)をデザインしたいなと思います。今週は2名の新しい利用者の対応でかなり疲労もしましたが、見学者も多いので、制作が進まない2週間でした。明日はうちの公休日ですが、見学に1名親子が来る予定。日曜は理事総会。休みをくれ〜。(笑)しかし、忙しいのがうれしい毎日です。


2008年5月20日 障害者福祉サービス事業利用予定者も通勤し始め、指導しつつの制作を続けています。今週中に2点は仕上げたいのですが、細かい細工をしているので、雑用の合間では作業が進まず、今日、やっとレリーフ彫りに入りました。画像を撮るのを忘れたので、後日別作品で途中経過を掲載することにします。利用者さんには、現在は定型に切り抜いた貝磨きと、真珠の糸通しをしてもらっています。毎日が追われるように過ぎていきます。明日も新しい人が見学面接に来所するので、作業が中断しそうです。
 夜光貝と高瀬貝は沖縄のOさんから安定供給していただけるようになったのですが、白蝶貝が入手先が無くなり、先日新しいところに取引依頼を出し、早速取引開始となりました。これで取り敢えずは原材料は全て安定確保できることになりました。後は作るだけなのですが…。創作する自由な時間が欲しい…。明日は夕方から高知市の新法移行説明会です。作業が…。取り敢えずデザイン下絵は50種類位用意しました。が、ほとんどが手のかかる細工が必要なので、店頭に並べられる日はいつか…。


2008年5月4日  今日は夕方からデザイン画を描いていました。午前中は事務仕事。どちらも仕事なんですが、やはり、物作りの方が楽しい。画像もこまめに撮ろうとしているのですが、大概そういう時は貝加工の研磨粉で粉まみれでカメラに触れず。

 現在している作業は、Silverにはめ込む為の原型となる形状(現在はドロップと、マーキュリー、オーバル、独自カットの4つ)を高瀬貝中心でテスト作成しています。

高瀬貝カットテスト1 カットテスト2

カットテスト3 カットテスト4

 上の2枚の写真は現在制作途中のテストカット。高瀬貝と夜光貝、それと昔購入したサメの歯です。銀色の貝殻は、組み合わせ用の自作Silverパーツ。小さな鮎も2匹。(笑)
 下の画像は、各種貝殻をカットして、これから加工を待っているもの。他にバケツに一つ位カットした夜光貝のパーツが眠っています。在庫はあるのだからどんどん使えばよいのですが、貧乏性で、良い素材は使いにくく、つい逆に使いにくいパーツをどう生かそうかと気になってしまい、売れる商品開発が進みません。(..;)
バフモーター サメの歯

 せっかくのバフモーターも、お休み中。かなり以前に購入したサメの歯もやっと出番か。
夜光貝の研磨は、想像以上に大仕事になるので、沖縄の師匠に粗研摩と大まかにカットしてもらえるようお願いすることにしました。大まかでも大きな貝ですから、そこから何を生み出すのかが自分の腕の見せ所?デザイン能力の乏しい自分一人では心許ないので、事業所が落ち着いたら臨時職員で造形の得意な人に職業指導員としてきてもらおうと考えています。やはり手に職を持つ人じゃないと、趣味レベルでは商売になりません。リタイアした珊瑚加工職人さんでも、来てもらうか、立体デザインの得意な人を募集中!!
 ぼちぼち明日あたりから、白蝶貝や黒蝶貝も組み合わせるデザインテストピースを作成しようかな。早く作りだめておかないと、利用者さんにしてもらう仕事が無くなってしまう。通販サイトはどんどん構築が進み、現在コンビニ払いとオンライン決済まで可能となりました。後はクレジットカード決済が出来るようになれば本格稼働です。但しその前に商品登録をしなくては。現在まだ2種類しか登録してないので。神様〜時間をくれ〜。体力をくれ〜。金をくれ〜。(笑)
 最近やはり50歳を目前になると、体力気力が続かず、昔の自分なら全部一人で飯抜きでも作業できたのですが、今や、リゲインとピップ内服液で生きているような…。それでもすぐに疲れて視力が低下し、見えにくくなりました。自分自身も障害者手帳が取れる直前の視力となってきました。今のうちに、後の職員や法人役員に技術を継承させたいのですが…。

 さて話は明るく、近日特殊塗料が届きます。以前から使いたかった塗料ですが、国産本漆を使うかこれを使うか迷っていたのですが、先日来機材投資をしたお陰で、購入先店舗のポイントが貯まり、15,000円ほど使えたので、この塗料のセットとブラックを発注しました。ポイントって貯まると大きいですね。そう感じたので通販サイトでもポイント発行することに決めました。
 次回更新時には、新商品を掲載できるよう頑張ります。盆も正月もゴールデンウイークも関係ない日々です。


 2008年4月20日  久々にこのページも更新。
今年3月に沖縄の海族(うみんちゅ)と知り合い、夜光貝や高瀬貝の仕入れや研磨の提携を組みました。材料に困ることはなくなりそうです。貝の研磨方法も色々と教えてもらい、実践。
高瀬貝1 今日は分けてもらった高瀬貝を次亜塩素酸溶液に浸けておいたものを取り出し、洗浄して天日干しを行いました。

 沖縄から送ってもらった時に、一応中身は処理したものを分けて下さったのですが、小さい虫(その虫が中身を処理してくれたようです)がたくさんいたので、付加すると困るので、業務用のハイターを購入し、45リットルのポリ容器に3本投入。約1週間ほったらかしにしてありました。

 周りに付いていた海草っぽいものや、虫は全て白く溶かされていました。約75個くらい有るでしょうか。漬け込む前に、表面のフジツボなどを砕石ハンマーでつぶしてから浸けたので、汚れもほぼ取れていました。

高瀬貝2

高瀬貝3

 溶液から出して、水洗いした後、天日乾燥しているところ。

 70個以上が並ぶと壮観。

 結構大きいものが揃っているので、いろいろな加工が出来そうです。

 高瀬貝は以前は衣料のボタンなどに使用されていたのですが、最近は数が減り、高級なものにしか使われなくなってきているとか。特に国産の大きい高瀬貝は取れる数も少ないそうです。

 夕方まで乾燥させ、盗難防止のため、一端室内へ。数日これを繰り返す予定。

 

高瀬貝3

 上記のものは、フィリピン産の高瀬貝を研磨したもの。独特の白い虹色の色合いがあります。夜光貝と比べるとおしとやかな感じ。

高瀬貝5

 乾燥させたものを試しに先端だけ鉄鋼ヤスリで磨いてみました。先端は外皮も薄いのですぐに光る真珠層が出てきました。出来るだけ無駄なく素材を取りたいので、全体を研磨する前に、縦半分にグラインダーでカットして、出来る限り真珠層を削らないようにパーツ取りをしようと思います。その方が室内でも集塵機付けてルーターで磨けるし。
 今回、貝加工専用に、研磨用ツールを導入。ホビー用に毛が生えたレベルのものなので、定格30分。つまり30分以内で使って、休ませないと故障の原因になるもの。普段使用している彫金研磨用のルーターは、消耗を減らすために貴金属専用。ルーターの軸径も固定なので、大きいサイズの砥石を使うためにも追加。

 今日は作りだめ邸多真珠製品の撮影も行いました。

淡水パール1

↑これは淡水パールの大粒10ミリ珠。

真珠2

↑あこや真珠のグラデーション。上下は花珠クラス。中心は数が少ないと言われるブルーに近いライトブルーグレイ。

アンモナイト1

 ↑これは極小のアンモナイト。直径5ミリくらいのものもあります。昔仕入れたサメの歯と組み合わせようかなと思っています。びーねっと・ピュアシルバー工房の行く先は、海系か?ナチュラル志向で行きたいですね。

 高瀬貝や夜光貝は、今後象嵌や、帯留め、髪留め、ペンダントトップ、リングなど加工して高級品に仕上げます。単なる開講芸ではなく、宝飾用として、生かした使い方をしたいです。そういえば白蝶貝と黒蝶貝を最近触っていなかった。(..;)
 こちらも高級品に仕上げねば。

 今後これらの加工技術を利用者に教え込み、自分の作業を減らさないと。でも、あくまで高級志向で!利用者工賃も高くして上げないと!!

作業室1

 ↑法人概要でも紹介している1階作業室。次回フラッシュたいて撮影します(..;)。右半分はほぼ貝加工専用設備。奥は兼用の下村バフモーター&集塵機セット。結構騒音が…。事務長ごめんなさい。中央に盛り上がって積んであるのは夜光貝をばらしたパーツ。2個分でこれ以上有ります。今や入手困難なパウアシェルも一部混ざっています。大事に使わねば。
 フィリピン産のサザエも使用します。白く光るラインがとてもきれいです。


 2005年12月月より宝飾用貝加工を開始しました。最終的にシルバーと組み合わせて販売いたします。
このページでは宝飾用貝加工工程を紹介していきます。

 使用する貝は、夜光貝、黒蝶貝、白蝶貝、レッドアバロン、南洋アワビ(アバロン)などを使用。一部、螺鈿用青貝も使用予定。

 行程としては、

1.貝を大まかにカット。夜光貝は沖永良部島から仕入れ。フジツボ等が付いているので、水中でそうした表皮を研磨して除去。夜光貝は世界一の光沢を持つ宝飾加工用貝として有名。その光沢は真珠にも引けを取りません。貝自体の厚さも大きく、加工には向いていますが、巻き貝なので平面のパーツを取るのは苦労。黒蝶貝などは平面が多いので、平面モチーフには使用しやすい。

2.平板として使用する物は平らな砥石で面だし。その後中研磨で模様を確認。仕上げ研磨前に使用サイズにカット。
   カットしたらシリコンポイントやセラミックポイントで傷取りをして、フェルトバフに特殊研磨材を含ませつや出し研磨。

3他の形状に加工する物は、石加工と同様、ドロップワックスで固定して必要形状に研磨。後の行程は同様。

4.カメオや彫刻は、形状を生かし、ルーターにダイヤポイントを付け研磨していく。後工程は同様。

白蝶貝母貝

. 05/12/23  今日は簡単な平面研磨をしました。 普通の量販店日曜大工点などで入手可能な荒砥石を使用して、白蝶貝の表面のフジツボなどを除去。又、縁の茶色になっている部分のカット除去。思っていたより表面化硬く、真珠層は研磨しやすいのに、そこにたどり着くまでがルータでも使わないときつい。結局、ルーターに水に濡れても良い延長アジャスターを付けて伸ばし、水中で研磨。これなら早いけれど、周辺をカバーしていなかったので、研磨した水が飛び散り、翌日仰天。その時点ではわからなかったのに水分が乾燥すると白く飛び散った後がくっきり。これを拭き取るのに半日かかりました。(..;)。

 白蝶貝2続いてレッドアバロンと黒蝶貝の荒研磨に挑戦。こちらは比較的研磨しやすく、思った以上に綺麗な貝の断層というか、成長過程の真珠層が研磨角度で違って出てきます。厚みも使用可能部分だけで5ミリ近くあるので、加工は色々と広がりそう。今回入手した奄美大島産の白蝶貝も、海外物と比べると小さいと言われますが、大人の手のひらより一回り大きく、使用可能な厚みも2ミリ〜3ミリくらい有り、良い品を入手できました。黒蝶貝は、黒曜石のようなガラス質に見える、黒真珠の母貝ですが、これは又他の貝とはひと味違う神秘的な黒と銀白色。
  続いて夜光貝の研磨テスト。この貝は正倉院宝物殿にもある螺鈿細工に使われたという巻き貝ですが、改善対が真珠層のように虹色の真珠光沢を持つ貝で、表面は大変硬く、その下に独特のミドリの層があり、更にその下に厚めの白い層があり、それを磨くと真珠層が現れます。裏面はガラス質のような半透明な層で硬く守られています。でも裏面から磨くとさほど硬すぎると言うほどでもありません。夜光貝は、カメオの代用にも使えそうです。最近のカメオは、本場のカブトガイを使っていない、黒蝶貝と白蝶貝を貼り合わせたものが多く見られます。これならうちでも作れそう。それでも結構市販販売価格は高価です。
  今回の研磨テストで、ほぼ加工に関しての問題はありませんでしたが、銀と組み合わせる際に注意しなくてはいけないこととして、やはりお手入れに酸が使えなくなると言うこと。ロジウムコートしておく必要がありそうです。黒変しても、銀の味が出て逆によい感じにもなるのですが、白蝶貝と併用すると、お手入れの際に貝に汚れが移ってしまいそうで、皮チョーカーなどと同様、こうした手入れの際の汚れ移りを防止するため、925にロジウムコートしておく方が良いようです。

 実際の仕上げ研磨では、ドロップワックス(宝飾研磨用固定やに)をアルコールランプで暖め溶かして、木の棒に付け、そこに研磨したい石や貝を付けて固定します。後は使用したい形状に研磨仕上げ。最終仕上げはダイヤモンドパウダーで磨き、つや出し剤入りの研磨剤で最終仕上げをします。油脂を含んでいるので、貝の保護にもなり、つやも良くなります。

 さて何をモチーフにして、どのくらいの大きさの製品にするか悩むところです。取り敢えずハードワックスを3Dモデラーで削り、見本原型を作ってみようと思います。実際の彫刻は手作業になりますが、イメージ作りには再利用可能なワックスが便利です。パソコンと、ルーターを持ち替えての作業になります。モデラー用のダイヤモンドポイントが有ればよいのに。ローランドさん、作ってくださ〜い!後、上下センサーもオプションででも作ってくれ〜。いちいち製品にぶつかる直前で止めるのに毎回ひと苦労させられる。何度完成品をだめにしたことか。
  さて、次回はいよいよ成型です。


 BPS(びーねっと・ピュアシルバー工房)で使用している純銀地金は全て山本貴金属地金株式会社、石福貴金属、三菱マテリアル等、信頼のおける地金卸店より仕入れております。 安心してお買い求めご使用下さい。(銀相場により価格変動する場合があります)。

 

 
山本貴金属地金株式会社
協賛 山本貴金属地金株式会社

 アイコン 銀と室内インテリア

 アイコン  鋳造工房事業 作家さんの
オーダーメイドも承ります!

 アイコン 製作過程 特注コンチョ

 アイコン 制作工程 通常コンチョ


 アイコン びーねっと うさぎ本舗
     うさぎに纏わるお話
         お茶


 アイコンブログ new
   不定期に書いてます。


のぼり