エフシーの仕事について紹介します。
業務内容は、間伐による素材生産・森林の保全に関する業務が中心です。
主力である素材生産においては、高性能林業機械の導入や作業方法の見直しなどを行い搬出コストの低減に努めています。
今後は、平成23年度より始まった木質ペレット製造施設の運営に伴い効率的なペレット用木材(林地残材)供給システム作りを行うとともに、それ以外の用材にも波及することによって、さらなる山主への利益還元を図っていきます。
成長とともに混み合ってきた木々の一部を伐採し、残存木の成長を促進する作業を間伐といいます。
伐採した木は用途に応じて切断(玉切り)し、木造住宅や家具の素材として活用されます。
木材の搬出や間伐等の森林作業を行う際、林道などの既設道から施業地域までを結ぶ支線(=作業道)が必要です。
作業道の開設は、その後の森林作業の効率性・コスト低減に大きく関わってくるため、大型の林業機械の規格に合った安全かつ作業効率の良い作業道の開設は森林づくりの上でも非常に重要です。
植栽した苗木の生育を妨げる雑草、木、つるの除去をします。
育成対象となる木々の生育を妨げる低木を除去したり、若い木の不要な枝を落としたりする作業を除伐といいます。
除伐は、下刈とともに重要な保育作業です。
当社では、「緑の担い手研修生」を対象に行われる集合研修を積極的に受け入れることで、担い手の育成に力を入れています。
保安林を守り育てることによって、山崩れなどの山地災害から住民の生命・財産を守り、森林が持つ水源のかん養機能を高め、コンクリートのダムではなく緑のダムを作る。それが治山事業です。
当社においても平成29年度までに641haを整備しました。
当社では高性能林業機械による作業システムを積極的に導入しています。現在ハーベスタ、フォワーダ、バックホーを保有し、集材、造材、運材、積込等の各工程での機械化を推進しています。
高性能機械による作業システムにより、経費の低コスト化とともに労働生産性の向上・労働強度の軽減といった効果も期待できます。
スイングヤーダによる集材
ハーベスタによる造材
フォワーダによる運材
平成15年度は2.3m3/人日(間伐)でしたが、平成16年度以降高性能林業機械積極的にを導入した結果、3.7m3/人日(平成20年3月現在)に向上し、平成29年度には4.2m3/人日となりました。