はオススメランクだよ♪
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 天下人 


ソフトタイトル 天下人 ⇒ 公式HPはココ
対応機種 PS 2
ジャンル リアルタイムシミュレーションRPG
発売会社 (株)セガ ★★★☆☆+α
発売日 2006.3.2 天下人
誰がお好き?
ウリ?文句 戦国の覇者は、1人。


ちょこっとストーリー (^_-)…☆
それは乱世。力あるものは刃を振るって敵を打ち砕き、力弱気ものは謀をもって敵を闇へと葬り去る。群雄割拠の時代。すべてはたった一人の天下人となるために―。
(*^-'*) 楽しいところ♪ (*'-^*)
★天下人★世に言う天下人となるために必要なものを挙げていけば結果的にそうなる人って目に見えてきたりしますが、この作品ではいろんな天下人を垣間見ることができます。どうしても今まで脇役…裏方?って思えるような働きしか世に出ていない人のストーリーであったり、ココをこうしていたらもしかしたら天下人になれてたのかもなぁ〜なんて考えてみたりといろんな空想を楽しめます(笑)ストーリーとして楽しめるのは5人。織田信長に徳川家康といった当然よく耳にする2人と、天下人として名を連ねるにはちょっとイメージがない真田幸村、伊達政宗、島津義弘の3人。それぞれ信長編、家康編…などなどと分かれており、好きなストーリーから楽しめるようになっています。ただそれぞれ難易度が全然違い、簡単なチュートリアル兼ねたような簡単編からかなりシビアな戦闘を要求される難解編までそろってます。どうしても最初は好きな人を選んで始めるというより、その難易度表示を見て簡単なものから始めないとイタイ目見るのは目に見えてます。…というか最初からそんな難解に進めば前に進まなくて投げてしまうのがいいとこでしょう(笑)歴史上の人物としてはどこから手をつけてもおもしろい人が揃ってるので歴史モノが好きな人もそうでない人もわりと楽しめる一作になってると思います。ただ簡単なうちはいいですが、難しくなってくるとほんとになかなか手がつけられないほどのめんどくささになるのでそこらへんは了承の上プレイした方が最後まで楽しめると思いますヨ。難易度簡単な部類のストーリーでも最終ステージあたりになると結構大変だったり、プレイ状況によってはどうしてもレベル上げが必要になってきたりすると思うので腰を落ち着けてじっくり楽しめる人にも向いてると思いますね。★戦闘★リアルタイムシミュレーションRPG…あまり好きなジャンル以外をしない…という人にとってはなじみないジャンルかもしれないですが要は…リアルタイムな戦闘です…あまり説明になってないですが…♪(笑)リアルタイムで指示した行動をそれぞれの部隊が行い、その結果を待ちつつまた他の部隊に指示を送り…といった感じで進みます。よくあるシミュレーションRPG的なマスメをいくつ進んでハイ〜攻撃〜とかいうのとは違います。みんなでドドドドーッ〜あっちでドドドドーッ〜こっちでもドドドドーッ〜って感じに一気に行動して一気に片付けることも可能なくらい全部がリアルタイム。2方向に部隊を派遣し片方に気をとられてたら、いつのまにやら別方向からも来てた敵にもう一方の部隊は全滅してた〜なんてこともしょっちゅうです。両方気を遣わないといけないし、見に行く時はボタン1つで部隊の全表示をしてうまいこと時間を止めてやりくりしないとまた一方が同じハメに陥ったりします。そんな忙しいステージもあればみんなで1つの目標に向かって進むだけの簡単ステージもあれば…と多種多様。こっちのレベルが高いとたいていどんなステージでもそんな感じのみんなで〜な余裕ももて、一方で一部隊だけ別仕事に派遣して〜なんて便利な使い分けもできるので可能性は無限大…プレイヤー次第で楽しいと思います。レベルが低過ぎて歯が立たないステージってわりとこのゲームではありがちなのでそんな時はフリーバトル(鍛錬)でレベル上げ。このゲームではレベル以上に部隊の兵種も大切になってきます。攻撃力があっても防御力が低かったり、接近戦は強くても遠距離攻撃には弱かったりと。そういうのも頭に入れながらの戦略がかなり大切になるゲームなので、それがうまくいかないとこれまたゲームオーバーはよくある出来事。さすがにこういうのを繰り返すと打たれ強くもなりますけどね(笑)戦闘の難易度は基本的に難しいので簡単なステージでも簡単にはクリアできないと思ってプレイした方がいいですね。その方が気分的にも楽だと思います♪難易度簡単なのになんで進めないんだ〜!これじゃ〜もっと難しいステージは無理だー!なんてことにもなりかねませんので〜精神的によくないです(笑)もともと難しいからどれもがんばらないと進めない〜なんて思っておけばなかなかクリアできないステージが出てきてもこりゃ〜レベル上げ必須なステージだな〜なんて気軽に思えるんで問題ないでしょう。この手の戦闘はわりとないと思うので初めてプレイする人はなんだこのざわざわ感は〜ってな感じで最初戸惑うかもしれないですが、慣れるとなぜか…そのおもしろさにハマルんですよね♪結構高い戦略性も求められますし、それを練ったところでそれに合う部隊を配置したり、レベルが合う部隊を用意したりといくつか絡み合う要素も必要だったりして一筋縄ではいかない分おもしろいのかもしれないですけどね。★ストーリー★…に関してはあまり目の引きどころはなかった気がします。予想以上に一番難易度としては高い島津家のやりとりがおもしろかったですけどね。普段あまり気にも留めない島津ですが(笑)この義弘はかわいかった〜頭ナデナデしたかった〜なんて思ったのは…私だけではないハズです…私だけか?(笑)歴史好きな人向けなのかそうでない人向けなのかはいまいちわかりづらい今作ですが、少なくともそこらへんの歴史ゲームの生ぬるい〜感じの戦闘とはまた一線を引いた難しい部類のゲームだと思うのでやりがいはたっぷりです。難しいですがせっかくなので最後までやりきる根気のある人に楽しんでほしいゲームですね。
Oo。.(_ _) 気になるところ (_ _).。oO
★難易度★やっぱり基本的に難しいゲームで難解ステージになると鬼ですわ。…っていうほど鬼ではないレベルさえ上げれば…な面もありますけど(笑)それでも最後までやりきろうとすると時間がかかります。難しいステージ前にしたらやっぱりレベル上げが必要になってきますからね。今までレベル上げした方が楽に進めるよ〜なゲームはたくさん見てきましたが、ココまでレベル上げしないと進めないよ〜なのがアリアリとわかるゲームもまた新鮮ですね。どう考えたって最初のステージなんだからレベル上がってないこと前提でのステージだろ〜なんて思っても容赦ないとこ見るとどうしてもレベル上げしてきてねーな意味にしかとれないですよねぇ。そんなシビアさにブツブツいいながらなんとかレベル上げて挑んでやっと先に進んで…次のステージでまた進めない〜なんてことになると…お前は鬼か!と言いたくなりますわ(笑)まぁ〜ほんとにココまでレベル上げする必要があるのは最後の2,3ステージ分くらいだったのでなんとか持ちましたが、それでもこのゲームの難易度の幅広さには驚かされましたね。ぬるいゲームを求めてる人には絶対的に向かないです。ただその中でも途中で投げ出してもいい、簡単なストーリーだけ解いてどんなゲームかさえわかれば最後までクリアする必要なんてないさ〜な人なら別です。システムや戦闘的には楽しいゲームなんでそれでもよければぜひ楽しんでほしいですけどね。★中断セーブ★…がほしかった(切実)難易度に比例してゲームオーバーも多々あるわけですよー。しかもそれでなくてもワンステージにかなり時間がかかります。広いステージだとザコ部隊と戦い戦い傷ついて傷ついてなんとか総大将のところにたどり着いてもその時にはすでにこっちもボロボロ…なんて状況もザラ。ココで死んだら泣くぞー!なんて自分でカツを入れながら挑むわけですが、運が悪いともちろんガードがキツイ本陣でやられてしまったり、兵数が少な過ぎてちょっとした攻撃にも耐えられなくなった自部隊全滅…ほぼ自滅よりだな…なんて淋しい結果になることも。そういうのを考えたら…いやどー考えても…中断セーブのやさしさはほしかったっすねー。相当切実なイタミでした(笑)ひどいステージになると2時間うろちょろとかザラになってきます。そんな時いくら順調に進んでいても、途中一歩でも進軍を間違えるととんでもない結果にズルズルいくこともありがちで困りました。うまくいけばいくほど…せっかくここまできて失敗したらどうしよーって今度は変な緊張感で墓穴掘ったりするんですよねぇ。そんなんがどうしても多いゲームなのでせめて一度くらい中断セーブができるような機能はほしかったですね。時間のない人にとってはちょっとこの隙間時間で〜なんてことができない世界です。じっくり時間をとれる人ぢゃないととてもやろうという気になりません。ヘタに時間かかって2時間後まだクリアできなくて…でも時間なくって仕方なくリセット…なんてことになったら立ち直るのに時間かかりますからね(笑)そういう意味でもあまり万人向けぢゃ〜ないのがもったいないところです。そこまでゲームゲームしてないとことか難易度にシビアなところとかは大人向けでもあると思うんですが、時間的な制約を考えると忙しい人には無理な気がするのがこのデメリットのすべてって感じがしますね。★分岐★主人公1人のストーリーで分岐があるんですが…分岐だけ極めようと直前のステージを繰り返すことはできません。要するに…分岐したところのもう一方をプレイしたいと思えば自ずと最初からもう1度やるハメになるわけですねー。キッツイこといいますねー(笑)もちろん2周目はステータスとかは引き継がれるので楽勝なことは間違いないのですが…それでもどうせ簡単にするなら2周目はどこからでもプレイできるようにすればいいぢゃないかーと叫びたくなります。簡単なのでポンポンサクサク進み一周目とは比べ物にならんくらいに早く終わるんですが、それだけになんともいえないシステムであることは…間違いないようです(笑)自分的には2周目の楽勝感はわりと味わい深い…一周目で苦労したあの疲労感がサーッと落ち着くのでむしろ楽しんだ口ですが(笑)それでもいくら分岐で見てないステージがあるとはいえ2周目をやる自分ではない!とポリシーがある人は(汗)その分ちょっと完全クリアにはならないとこがあるのも覚えておいた方がいいかもしれないですね〜。
全体的な感想 ヽ(^o^)ノ
★全体的に★とてもおもしろかったんですが、難易度が基本的に高いことと中断セーブがなく苦労するっていう気になるところの2大デメリットがこのゲームの好き嫌いを決定する要素になっちゃってる気がしてもったいないですね。それを乗り越えてもやってみよーと思える人がどんだけいるのやら(笑)仲間になるキャラも多いし、有名どころはかなり網羅されてるし、こういう戦記ものとしてはよく作られてる部類だと思うんですけどね。難しい上に時間食ってワンステージ終わるまでやめられないとあっちゃーそれだけで半分以上やる気が失せるでしょう(苦笑)ストーリーが5つに分かれてる上にそれぞれで1つのゲームが作れてしまうくらいに分岐とかあってしっかり作られてます。分岐を極めようとすると最低2周はプレイしないといけなくなるわけですが、そう考えると膨大なプレイ時間になるんですよね。ただストーリーごとのプレイ時間を見てたりするとあんまり長くやってる気がしないのも事実。まぁ〜実際その半分くらいゲームオーバーでおぢゃんにしてる時間があるとして〜プレイ時間に含まれてないことを考えるとほんとのプレイ時間を知るのがコワい気もしますが(悲)おもしろい上にボリュームもあるし、戦闘システムとかストーリーの内容とか…結構どことっても丁寧に作られてるとは思います。だからこそ私は最後までちゃんとプレイしたいと思えたんだと思いますしね。アクションゲームとかの進めない…っていうのは自分のスキルが届かなくて前に進まない…とにかくやってやって慣れるしかないってバージョンだと思いますが、このゲームの進めないっていうのはただ単にレベルに関わってくるだけっていう感じでもあるのでレベル上げすればするほどなんとかなる…っていうのは唯一ありがたい点ではありますよね。時間も労力も使いますが、それで前に進めるのなら本望。ちょびちょび時間をかける苦労はいつか報われるゲームです。ただそのレベル上げする鍛錬ですが…結構これまたキツイんですよね。レベルに応じて3種類のステージしか用意されてなく、最初のうちは一番低いレベルの鍛錬でさえこなすのに時間かかったりしてやりきれないとこあります(笑)しかもだんだんこっちもレベルが上がってきて一番レベルの高いステージで鍛錬しようとするともうそれは本編の1つのステージをクリアするのに必要なくらいの時間と労力を使うのでなんか無茶苦茶理不尽な気がするんですわ。鍛錬なのになんでこんなに時間かかんねーん!しかもひどいとレベル上げどころかボッコボコやねーん!状態(笑)本気で落ち込む事態が発生するのでそのステージで鍛錬するのはかなり避けてました。かといって低い方ではなかなかレベルが上がらなかったりするし〜わりとジレンマなとこもいっぱいあるのでちょいとバランス悪いかな〜なんてとこもありました。きっと細かいデメリットを探すともっともっと出てきそうな感じがするんですが、全体的に重厚な感じのするゲームなのでそこまで軽く叩きたくなるようなイヤなところが目に見えないのがいいのか悪いのか〜なんて思うとこですね。★オススメ★まぁ〜難しさとか以前に歴史系のゲームが好きだとか嫌いだとか、史実に忠実でなきゃイヤだとか、いろいろ好き嫌いはもともと分かれるゲームだと思うんですけど、特にパロディって感じでもないし、重過ぎもしないし、それなりに楽しめるゲームだとは思います。残すは何度も言ってるデメリットな点がガマンできるかできないかの問題ですかね〜。時間が極端に限られる中でのゲームプレイを余儀なくされる人にはまず向かないです。やりたくてもできないジレンマにも襲われますしね〜♪最初のうちは簡単なんでサクサク進むんですが、全部ストーリーコンプしようとすると結構ラストキツクなるのでそこらへんも覚悟の上プレイしてくださいね〜。ゆっくり気長にできる人にオススメです。すぐストレスたまる人は…やめた方がいいかもしれないですよ。ゲームオーバーもやりようによっては多いですし、レベル上げが必須になってくる場面もありますので。それでも長く遊べるゲームを求めている人にはオススメします♪ぜひキツクても最後まで楽しんでください〜。終わった後、想像以上の爽快感…解放感?がありますよ(^。^;)

ビジュアルメン 特に気になるほどのよさも悪さもなかったですね〜。普通ですか♪ ★★★☆☆
操作性メン 一部隊ずつ全部の操作をしないといけないのでちょっと大変ですが、慣れると全く苦戦する操作はありませ〜ん。 ★★★☆☆
ロードメン 中断セーブがないのはとーってもイタイ。長くなる戦闘だからこそせめて一度だけでも可能にしてほしかったですわー。 ★★☆☆☆
バトルメン 基本的に難易度高し。すべては自分の力量、戦略次第なとこもありますが、レベル上げ必須なステージも多々。やりがいあるのが好きな人には★4つくらいあげたいですね〜。 ★★★☆☆
ストーリーメン 特に目立ったとこはないです。普通に歴史モノに抵抗がない人なら問題はなく、クセもなさすぎ?なストーリー展開かも。逆になさすぎてこだわりがある人にはツライのかも?(笑) ★★★☆☆
総合メン なかなかの良作です。際立つデメリットがあるので他にあまり目がいきませんでしたが、粗探しをするともうちょっとひどいことになるかも(笑)ただそのくらいに表立つめんどくささやいやらしさはないので普通に楽しめます。気長にゆっくりと遊べる方にオススメします。間違っても時間のない人がやらないよ〜に〜ストレスばかりたまる可能性が高いですよ〜。どっちかゆ〜と地味目なゲームですが、だからこそドッシリとした硬派な感じは好感がもてますね。楽しかったで〜す。 ★★★☆☆
+α







 どろろ 


ソフトタイトル どろろ ⇒ 公式HPはココ
対応機種 PS 2
ジャンル アクションアドベンチャー
発売会社 (株)セガ ★★★★☆
発売日 2004.9.9 自分探し♪
ウリ?文句 俺を 返せ !


読んでも大丈夫な人はストーリーの白文字の上で3回クリックしてね!
ちょこっとストーリー (^_-)…☆
戦乱の世。憎しみと争いが続く乱世の中で、人々は悲しみ、新たな憎しみを重ねていた。そしてその負の感情を糧にする魔神。それを見かねた天の神々は魔神をうち滅ぼす力を持った光の子を誕生させようとする。しかしそれを知った魔神たちはそれを阻止しようと一計を企てる。光の子の父親となる男に近づき、夢の中でお告げを与える−乱世を治める力を与える−それを聞き乱世を治める決心をした男の前に現れたのは天の神々ではなくおぞましい魔神たちだった。魔神は力の代償に生まれてくる子を捧げるよう告げる。その恐ろしさに我を忘れた男は契約を結んでしまう。そして光の子は生まれた。しかし無事に生まれてきたことを喜んだのもつかの間、男の前で光の子はどす黒い影に包まれた。「この子の体、我ら48の魔人がしかと受け取った」黒い影が消えた後の子の体からは48の部位が奪い取られていた。男は泣きわめき、光の子を川へ流してしまう。そしてある日。とある医術師によって光の子は川で流れているところを救われる。その医術師によって精巧な体を作られた光の子は成長し、自分の体を取り戻すべく旅立つことを決意する。
(*^-'*) 楽しいところ♪ (*'-^*)
★演出★最初から最後までプレイし終わっておもしろくびっくりしたのがいろんな演出。体の48の部位を奪われた百鬼丸という男の冒険物語ですが、この「体を取り戻す」という何とも言えない奇妙奇天烈な演出が(笑)むしろ最後まで飽きさせない要素としてこの作品を盛り上げてると思います。これだけで最後まで楽しめる〜って思ったくらいですから(笑)私は基本的にプレイ前に説明書を読むのが好きなので、あらかじめ白黒画面の注意書きを目にして「そうなのか〜」ってさほど気にせず始めましたが…やっぱりこういうのって不安になる人がいるんですかね。やっぱりまずプレイし始めて目に付いたのは色のない世界。知らなくても思わず「回想かなんか?」って思ってしまいそうなくらいで違和感はさほどありませんでした。たぶんそこが一番プレイヤーとして今からの旅を実感できるところで、最後までいいテンションが続いたのはこの演出のおかげだと言っても過言ではないくらいだと思いますネ。たとえばココから色を取り戻したり、感覚を取り戻したり、感情を取り戻したり…。ほんとに次々とテンポよく爽快な展開が待ち受けているので飽きるヒマなく進めてしまうのがとても気持ちいいところでした。その取り戻す演出もそうですが、取り戻した部位が…かなりマニアック(笑)これって実際に体にある部位なんでしょーか??と無知な私の方が聞いてしまいたくなるくらいにマニアックです。正直私の知らないとこいっぱいありました。なので実在する部位なのかすらわかっていません(笑)よく知ってる部位が出てきたかと思うとなんぢゃそりぇ♪な部分を取り戻したりして妙に苦笑いしてました。それでも1つ1つ取り戻すことでいろんなパラメーターもアップしていくのでそれも見て楽しめるのがおもしろいですね。とにかくこのゲームの肝になる部分だと思いますが、その基本となるこの部分がとても楽しめるので、ここらへんがこの作品を最後まで楽しませてくれるまず一番のいいところだと思いますね。★主人公★…どろろ…ではないのね?…とプレイを始めてまだ間もない頃ふと疑問に思いました(笑)いや、最初は何も考えてなかったので疑問に思うこともなかったんですが「あれ?そいえばタイトルどろろだけど主人公って百鬼丸?」なんてどろろが出てきた時に思いました。ココから主人公が入れ替わるのかと思ったけど、やっぱりどろろはどろろだったし(意味不明)まぁ〜ある意味ストーリーに重要な関わりがあるってことを暗示するのかもしれないですけど…いまいち明確な意図はつかめませんでしたね。確かに百鬼丸…っていうタイトルだったとしたらもっと親しみはわかなかった気もしますが(笑)まぁ〜とりあえず私にとってはプレイヤーの分身となる百鬼丸がかな〜り好きだったので文句なしでしたね。キャラにするにはもったいないくらい(笑)とても心根がキレイな男性だし、そんな人間ともよべないような状態で生きてるっていうのに、やさぐれることなくむしろやさしくて前向きで強くて…。自分の体を取り戻すたびに今度は純粋な目で喜ぶのでもう〜かわいいったらないわ♪(アポ)一緒についてくるどろろもちっちゃいながらにしっかりしてて元気なので見てるだけでコッチまでパワーをもらえる気分になります。そんな2人が旅をしていくのでお互いを信じて信じて…こんないい関係が作れるのか…って思ってしまうほどにいい関係が出来上がります。純粋すぎて見てられないほどに。この物語はほんと暗い、悲しい部分が多いのが特徴ですが、だから余計にその純粋さややさしさが際立つのか、それとも暗いものが多いからこそ、その中にせめて純粋でキレイなものを残しておきたかったのか…と言わんばかりのオアシス状態でしたね。この2人だからこそこの物語は楽しめるんだとも思えました。そのくらい好きでしたね〜。やっぱキャラにハマレルかハマレナイかでその作品の好き度も大きく変わってきますしね。ドツボでした(笑)★ストーリー★私はこのゲーム以外の「どろろ」を知らないのでストーリーとかラストもこれだけしか知りません。最初あらすじを読んだ時、そんなんで生きていけるわけないぢゃ〜ん♪…という思いはもちろん、一体どうやって物語を進めていくんだろう…っていうことの方が興味津々でした。だんだん部位を取り戻していくと今度は逆に「え?これまでなかったの?作り物?」なんて思ってしまうし、なんだか不思議な物語でしたね。でもいろんな人の思いが交錯していたり、百鬼丸とどろろのやさしさが報われなかったりと…ほんと惹きこまれる話も多く、先が先がと気になる内容でした。思ったより早い段階で父親と再会するも想像とはちょいと違う展開があったり、ますます気になることが出てきたりとほんと最後まで飽きさせないテンポと新鮮さが維持されるのはスゴイことだと思いましたね〜。納得のおもしろさでした。難易度も最初難しくなりそうな雰囲気にちょっと心配していましたが、そこまで人を突き放すような難しさでもなく、かといってボスによってはとても歯ごたえのある敵だったりと…まぁ〜いい感じの適度さで満足でした。難し過ぎたらクリアまでがんばるのもイヤになるし、それが飽きの口実にもなり得ますからね。とても程よかったのがよかったです。
Oo。.(_ _) 気になるところ (_ _).。oO
★問題点★特にコレだけは言っとかないと!…ってな感じの大きな気になる点はあまりなかったような気がします。とても暗い話だという声をよく聞きますが、ソレはソレでうまくゲームになってるので楽しめますし。変に悲哀ばかりかもし出すゲームになってるわけでもないので、安心して楽しめるようになってると思います。武器の装備は自分で好きに考える余地がありますが、アイテムとかは取っておくこともできず、取ったらその場で使用状態なのであまり集め要素とかやりこみとか長く楽しめる部分が少ないのはちょっと気になりますね。でもアクションメインでズパズパテンポよく進むことを考えるとあまり余計な寄り道がないのは案外気持ちよさを引き立てるのかもしれないですけどね♪★スライス★もちろん説明書を読んで知ってはいましたが…基本百聞は一見にしかず…なので(笑)やってみないとわからない〜つまりは説明書はとりあえず読むけど流し読みで内容的にはあまりわかってないってことですね(笑)ってことで改めてスライスという存在に気付いたのは…全部終わった後でした♪( ̄m ̄)プッでも隠れ魔神の残りを探す途中だったのでそこからはいろいろ試してみましたけどね。こういうのってやり始めると結構やりこみ要素にもなるし、回復アイテムとか狙うと案外使えるシステムなのでやっぱり積極的に使うか使わないかでかなり進み方も難易度も変わってくると思うんですよね。きっと序盤からバシバシ使ってたら私ももっと楽に進めたろうな〜としみじみ思いました(笑)そういう意味ではこういう他にはないめずらしいシステムについてはもっと積極的に序盤の段階で使えるくらいまで説明を盛り込んだり、展開に入れていってほしかったですね。結局使わなくてもいけるってことなので、ちょっともったいないですよね。★アイテム★アイテムを少しでもいいから持っておけるようにしてほしかったですねぇ。それだけでかなり安心感が違うんですけど。アイテムは基本その場ですぐ使用なので回復アイテムとかをあてにすることはできません。その分ボス戦とかでは回復が見込めないので緊張感が出ます。ただわりと親切だな〜と思ったのは、敵によってはボス戦中におにぎりがコロコロッと転がってきたりすること(笑)ザコ敵が出てきてそれを倒したら出るとか、壊せるものに敵の攻撃を誘導するとそこからおにぎりだとか♪まぁ〜アイテムを持てないから…っていう仕様なんでしょうけど、いつでもどこでも使えるおにぎり常備っていうのもあれば快適だったなぁ〜と思ったのも正直なところでした。★サブイベント★的な本編以外に楽しめる要素は確かに少ないので、寄り道好きな人にはちょっと物足りなさも残るかもしれません。レールに乗って進むような感覚は否めないので。もちろん一度クリアしたステージに再び入ることは可能ですが、結構広いわりに集め要素もないし、魔神さえ倒してしまえばもう1度入る楽しみは皆無ですね。めんどくさいだけです(笑)そういうところはかなり残念ですね。アクションアドベンチャーなのでRPGとかと違って冒険要素は少ない気がしますが、まぁ〜それでも本編追うだけでわりとボリュームがあるのが唯一の救いでしょうか。★カメラワーク★久しぶりに出ました(笑)時々突然カメラ視点が変わったりするのはちょっとヤメテほしかったですね。特に他のゲームでもよくある後ろからの視点と前からの視点が切り替わるヤツ。上下逆になるので入り口とかの出入り結構それだけで難しくなります。敵が強いとかでストレスたまるのはゲームらしいですが…ドアの出入りでストレスたまるってやめましょうヨ(笑)エレベーターとかだったら最悪で何度も上行ったり下行ったり。もちろんそれも慣れで体で覚えていけますが、走ってる最中にいきなり視点変わって逆走になったりするのもイヤですね。あまり意味のない複雑なカメラワークはヤメテほしかった〜。
全体的な感想 ヽ(^o^)ノ
★自分探しの旅★…って感じのストーリー展開がすごくおもしろかったですね。いわゆる自分探しではなく、ほんとに自分の「体」探し♪ですが(笑)途中で出会うどろろとのやりとりがとても微笑ましく、暗いストーリーとは正反対に見ていて安心できる部分があるのでプレイ自体最後まで楽しめた気がします。ちょっと特異なストーリーで、ヘタにどんな話か知ってるととっつきにくいところもあると思いますが、あまり先入観にとらわれず気軽な感じで遊んでみるのがちょうどいい感じがします。★魔神★このゲームの肝である魔神。自分の体を見つけるために片っ端から魔神を倒していくわけですが、確かに使いまわしは多かった気もします(笑)この魔神どこかで見たよ〜な気が…っていうのの多いこと♪でもそのおかげで「この魔神タイプはこんな攻撃がきいたよな〜」とか「この魔神ならココを叩けば楽勝だよな〜」とかわかりやすくてよりやりやすくなってたのは事実だと思いますケドね。時々えらく強い敵が出てきたりもしましたが、基本的にそこまで心配するような突き放した難易度ではないのでなんとか刀のレベルを上げたりしてがんばろ〜なんて気力になるのもいいところです。ザコ敵がワラワラしてる場所ももちろんありますが、自分が近づいて始めて戦闘に切り替わる場合も多いので、体力がなくなれば回復アイテムを探して逃げ回ったりする余裕がいつもあるのも安心です。もちろん使い果たして何もなければさてどうしよう♪の世界ですが(笑)なのでやっぱりどうしても戦闘に関してはアクションも強いですが、それ以外のところでわりとアドベンチャー的な要素も強いのでコッチも十分に楽しめます。ステージごとに違った村が出てきたり、違った話の展開が楽しめるのでキレもよくストーリーごとに新鮮味もあるわけですね。隠れ魔神も最初はどうせ探すのが大変な…最後までやり切れるかわかんないよ〜な隠し要素なのかなぁ〜なんて思ってました。でも全くそんなことはなく進め方によっては一度ステージをクリアするだけですべての隠れ魔神まで倒せることもあります。一度クリアしたステージは何度でも入りなおすことが可能なので後でゆっくり探すこともでき、しかもマップに残った魔神のいる場所が表示までされる親切さなのでほんとうれしい機能ですね。魔神を倒すことで体の部位が戻ってくるので野放しにして終わりたくないやりこみ部分でもあるのでこういうやさしさはほんとありがたかったです。体を全部取り戻すまではやっぱり終わりたくないですもんね〜♪かといってほとんど倒せる見込みがないような強さだとやる気は完全に失せますし。アクション苦手な人もゆっくりまったり時間をかけて遊ぶつもりならわりと楽しめると思いますヨ。★オススメ★ストーリーがしっかりある話が好きな人は結構楽しめると思いますね。とはいっても深くのめり込めるような話ではなく、どちらかというとサラッと聞き流せるような簡単な話ではありますが(笑)でも話の性質上あまり掘り下げてしまうとそれこそつじつまが合わなくなったり、マスマスどんよりしそうなので(汗)それはそれでこのくらい軽めでよかった気がします。最初48の部位が1つずつ集まっていくのを見て結構長い道のりだなぁ〜と思ったりもしましたが、すごく飽きのこない展開だったので最後の方はむしろ集まってきた部位を見て、もう終わるのか〜と終わるのがもったいないくらいでしたね。慣れるとどんどん集まるのが早くなって、喜ぶ百鬼丸を見るのもますます楽しみでがんばってみたり(笑)特に際立ってテンションが上がったり、盛り下がったり、クライマックスがあったり…というような起伏はものすごく少なく、むしろ単調な感じで最初から最後まで進むのでアクション自体に楽しみを見出せる人でないとしんどいかもしれないですが、十分楽しめる要素はそろってると思います。コレはやるべき!という場面も見つかりづらいのが難点ですがね♪いや、百鬼丸とどろろのやりとりを見るだけでも私は満足しましたが(笑)ストーリー的にはそこまで斬って斬って〜というような男性向けってわけでもないので女性でも十分楽しめる範囲だと思います。でもどちらかというとライトゲーマーでたまにアクションも♪なんて人よりはやはり女性でもゲーム好きでアクションも結構好きでバリバリやるよ〜なんて人の方が向いてる気がします。ストーリーの重さといい時々どうしたの?って言いたくなるくらいシビアな敵がフッと現れることを考えるとそれなりにゲーム好きさんの方が好むタイプだと思います。+サブイベントとかいらないからストーリーだけ追って楽しめれば十分♪な人向けですかね。ストーリー的におもしろい設定と展開で好きだったのでちょこっとヒイキメ4つ★で〜っす♪

ビジュアルメン 普通です。古いゲームなわりに古さはほとんど感じられずスゴイなぁ〜と思いました。 ★★★☆☆
操作性メン 特に難しい操作はなかったかと。そいえば刀システムはほとんど使わなかったです。なんかもったいないシステムでした。やっぱり成長できる方がいいですもん♪ ★★★☆☆
ロードメン 時々あるロードはちょっとかかりますが、とりあえずストレスになるほどのものではなかったです。セーブも必要なところにちゃんとあるので問題なし。 ★★★☆☆
バトルメン ザコ敵でもいやらしい攻撃してきたり、時々勝てるか?って思うようなボスがいたりしますが、そこまで難易度自体は高くないと思います。 ★★★☆☆
ストーリーメン 百鬼丸の生い立ちを考えると重く暗い話ですが、しっかり自分で歩き始めてからの話なのでそこまで暗さは感じないですね。百鬼丸の性格ゆえでしょうか。 ★★★★☆
総合メン とても楽しませてもらいました。わりと良作だと思います。細かくつつくと好き嫌い分かれそうですが、そこまでひどいものは特にありませんでした。ゆっくりのんびり自分のペースで進んでいけるアクションで進みはまさにアドベンチャーなのでRPGのようにあまり遊び要素がないのが残念ですね。かといってアドベンチャーが入る分アクションに特化してるって感じでもないですし。時々どろろの操作で探索もできるんですが、それがとてもいいスパイスになってて好きでした。気が抜けるというか(笑)舞台は時代劇のようなイメージがありますが、和風全開っぽくもなく適度な感じがいいです。見ていて安心感のもてる世界観で落ち着いてプレイができました。気になってる方はぜひど〜ぞな一作ですね。 ★★★★☆