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障害者就労のための錬金術

 

 錬金術書曰く、錬金術とは、金を錬成することが主目的ではなく、人を高見へと錬成するものだと記されています。

「それ故、錬金術書は、錬金術を志す人々に、実際の作業手順を教えるという側面と、わざと難解な概念を使うことによって、知識を伝授するに値する者と、それに値しない者とを選別する側面を持っている。こうして、難解な記述に最後までついていった者だけが錬金術師になることが出来たのである」

 上記は、とある錬金術の書籍からの引用ですが、「錬金術」や、「錬金術師」という部分を「障害者就労」、若しくは「障害者在宅就労」と置き換えて読んでいただければ、私の言わんとすることは伝わるでしょうか。

 雇用対策改正法と共に、厚労省は「障害者在宅就労支援」を推進しようとしています。しかし、それはあくまでもデスクの上で描かれた、実際に在宅就労自体したことのない人たちが頭の中で作り上げた施策です。現実は厳しい。その厳しさは隠し、安易に見えるような表現を厚労省はしています。

 私たちは長年、障害者在宅就労支援を活動の中心に置いてきました。それがやっと国も今頃になって実施しようとしているわけですが、その施策の中身のなんと曖昧でいい加減なことか。

 あえて私たちは言いましょう。「在宅就労を目指す障害者よ、錬金術者であれ」と。安易に入り込むべきではない。様々な困難と努力を経て、一般と同じ在宅就労が出来るのだと言うことを忘れてはいけない。「障害者だから」という言い訳は通じない世界。それこそが在宅就労であると。

 高見へと望み挑み、自己を磨き、努力して技能を習得し、それが糧となる。そのいずれか一つでも欠如するならば、それは過去の障害者雇用策と何ら変わらない、見下された就労であるということを、絶対に忘れてはならない。

 あえて言う、障害者と呼ばれし者よ、1を聞いて10を知れ。10を聞いて100を知れ。そして高見へと共に上らん。

2005年9月5日

 彫金も一種の錬金術に通ずるものかもしれませんね。

 

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