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 プリセット・ボリューム
大塚 明さんの『ハンドメイドプロジェクト』に掲載の3段階切り替えのものを、FULLとMUTEの2段階 にしたもの。
 左のMUTEボリュームを使って好きな音量に設定、フットスイッチONでMUTEで設定した音量になり、OFFでMUTEボリューム100%の音量になります。右のGAINボリュームで全体の音量の増減が出来ます。
 歪みを効かせたままのソロとバッキングの切替に最適です。
 回路図(schematic diagram)


製作のポイントなど

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 MUTE/FULLの切替に使っているICはアナログスイッチ、74HC4066です。 C−MOSの4000シリーズで、下4桁が4066であれば互換性があります。
 アナログスイッチ回路は4回路ありますが、使わない2回路の入力と制御端子はグランドか電源に接続しておきます。
今回は、配線の簡易化のため、電源に接続しました。




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←左の波形はいわゆる「トゥルーバイパス」で切替えた場合のものです。
約5msに渡って無信号があり、その後切替えノイズが発生しています。

さて、ここで登場するのがアナログスイッチ4066です。
切替え時のあの「ブチッ」といういやな音を軽減してくれます。




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←左はアナログスイッチ4066で切替えた波形です。きれいですねぇ。
無信号時間もなくノイズ発生もほとんど無く、「ブチッ」から「チッ」レベルになります。

 無信号時間を無くすには、切替え時に信号をラップさせます。
4066の制御端子はHiでON、LowでOFFです。
フットスイッチが切れた時に47kΩのプルアップ抵抗にてHiになります。
制御端子が開放された状態では不安定となるので、プルアップ、プルダウンは必須です。 プルアップにしておけば、フットスイッチの切替り時に接点がどちらにも接触していない状態で、アナログスイッチ2回路ともがONとなります。いわゆるMAKE before BREAK(又はラップ)接点と同じ働きとなり、切替時の音の空白が避けられます。

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